藍染の乱から十七ヶ月の月日が経った。その間、
瀞霊廷に住む死神は日々の仕事や修行をこなしつつ休日を謳歌し、流魂街に住む霊体は住む地域ごとに変わる治安に振り回されつつも日々を過ごし、
そんな、
「……黒崎一護」
クアルソが
どうしてクアルソが
死神としての力を失った一護がどうして空中で戦う等という、超常的な力を揮えているのか。それは一護が死神の力を取り戻したからに他ならなかった。
一護は銀城空吾という男が率いるとある集団の協力の下、死神の力を取り戻す修行を行っていた。それは途中まで上手く進んでいた。死神とは違う力だが、一護は超常的な力を、戦い護る力を手に入れた。
その集団が一護に死神の力を取り戻す為の手伝いをしていた理由。それは彼らの力を一護に託す為だった。彼らは全員が産まれる前に
彼らはその力を
その集団は
その理由を彼らは一護に説明し、一護はその理由に納得して彼らの協力の下に死神の力を取り戻す修行を行っていたのだ。正確には死神の力を取り戻す一環として、
だが、彼らの説明は全て偽りであった。彼らの真の目的は力の放棄ではない。力の奪取にあった。そう、死神と
その為に彼らは一護に近付き、一護の仲間となり、裏では彼らの真の仲間が一護を精神的に揺さぶり追い詰め、そして力を取り戻した一護を騙し討ち……その力を奪い取った。
全ての力を奪われた一護は再び普通の人間に戻ってしまった。騙された事に、護る力を奪われた事に、仲間を奪われた事に、一護が慟哭する。
だが、話はこれで終わりではなかった。浦原喜助が一護に死神としての力を取り戻させる為、瀞霊廷で画策していたのだ。死神の力を人間に譲渡する事は瀞霊廷の法で禁止されている。意図せずとはいえかつて一護に死神の力を奪われた――奪われた場合も譲渡と見做される――朽木ルキアは、それが切っ掛けとなって重罪人にされたのだ。
しかし、一護が今まで行ってきた戦いが
それにより、一護は以前と同じ力を取り戻した。いや、皮肉にも銀城達が一護を鍛えた為に一護の基本性能は以前よりも上がっていた程だ。そして死神の力を取り戻した一護が、自分を騙し仲間を傷付けた銀城を倒す為に戦っていた。
その光景を眺めながら、クアルソが安心したように呟いた。
「どうやら大丈夫そうだな……」
「そうですね北島サン。安心しましたよ」
クアルソは地上では北島晶の名前を使っていた。クアルソ・ソーンブラという名前が僅かにも地上で広まらないよう、浦原との間で地上用の名前を決めておいたのだ。まあ、この名前もクアルソの名前に違いはないので、当人に違和感はなかった。
クアルソは浦原にある頼み事をしていた。その頼みとは、黒崎一護が困難に窮した時、その困難が一護の手に負えない場合、自分に連絡してほしいというものだ。かつて一護に何かあった時に護るという自分で自分にした約束を果たす為の頼みだった。
そうしてクアルソは浦原から連絡を受けた。一護の周囲を銀城とその仲間が嗅ぎ回っていた事は浦原も察知していた。浦原も何かあった時の為に行動していたが、念には念を入れてクアルソに連絡をしていたのだ。
浦原から連絡を受けたクアルソは自分とは似ても似つかない地上満喫用の義骸に入り、一護や一護の加勢に来た死神達に見つからないよう隠れ潜んでいた。本当に一護がどうしようもない状況に追い込まれた時、加勢する為に見守っているのだ。
だが、そうする必要はなかったなとクアルソは安堵していた。というか、敵を若干憐れんですらいた。
彼らのした事は非常に度し難い事だ。一護を騙し、その力を奪う。その結果もそうだが、その過程もそうとう非道であった。
銀城の仲間であり、今回の事件の鍵とも言える力を持つ男、月島秀九郎。
例えば、月島の事を何一つ知らない者を斬り、月島が幼い頃からの無二の親友だったという過去を挟みこむ。そうすればその者は月島の事を誰よりも信頼する親友だと思い込むのだ。いや、思い込むのではない。それがその者にとっての真実となるのだ。
その力を使い、月島は一護の周りにいる人々の過去を改変した。一護の妹達からは最も親しい従兄弟と思われ、一護の友達からは一護と同じかそれ以上に親しい友と思われ、一護の仲間からは辛く厳しい戦いで誰よりも頼りになる仲間と思われるよう、記憶を改変したのだ。
自分以外の誰もが月島を慕う様を見せられ、一護は絶望し怒りに呑まれただろう。当然と言える反応だ。誰であれ、クアルソであれ同じ事をされれば月島に怒りを抱くだろう。
だがまあ、クアルソが今までの経験で見て来た外道からすればまだ彼らは大人しいとは言える。一護の力を奪った時も、用済みと見てその命までは奪わなかった。一護と親しい者達を一護を追い詰める為に利用はしたが、それ以上の何かをする事はなかった。世界には、口にするのも憚られる程の存在が少なからず居るのだ。
故にクアルソは彼らの行いに怒りはすれど、その怒りのままに行動を起こす事はしなかった。まだ一護がどうにか出来る状況である限り、見守ろうとしていたのだ。何もかもをクアルソが解決していては一護の為にならないし、出来るならクアルソに死神の目に留まってほしくないという浦原の願いもあったからだ。もちろん、一護がどうしようもない状況ならば直に手を出すつもりだが。
さて、そんな非道を行っていた彼らに対し、どうしてクアルソが憐れんでいたのか。その理由は……木っ端微塵の肉片になった敵の一人にあった。
銀城は一護の力を奪った後、その力を仲間達に分け与えた。一人の少女以外は与えられた力に歓喜し、より強くなった
そう、一護には死神達の加勢があった。一護に死神の力を譲渡するだけでなく、一護の戦いに加勢する為に幾人かの隊長・副隊長・席官が現世まで赴いていたのだ。そしてその中に……更木剣八がいた。
剣八と戦った男の
そして剣八と対峙した彼は、自身に三分間の力の強化を行った。三分という短い時間、力の強化というこの上なく単純な条件。一護の力を分け与えられた事で強化された彼の
これは剣八が敵が粉微塵になる程の回数、剣を振るったからではない。剣に籠められた霊圧が強大過ぎた為に、斬り裂かれた瞬間にその霊圧で敵の肉体が粉微塵になってしまったのだ。強敵ばかりと戦い続けていた為に、手加減というものをどこかに忘れて来てしまったようだ。
戦闘の過程は敵の能力により見る事は出来なかったが、戦闘終了後にその能力が解除されその結果だけを見たクアルソは敵を憐れみ合掌した。そして次は敵と自身の力の差を理解出来るようになっていればいいなと祈った。そう、木っ端微塵になってしまった彼には一応次がある。人間だった彼は死んで
「強くなってるな剣八……」
「ええ。恐ろしい程ですよ……。嬉しそうですね北島サン。死神が強くなる事がそんなに良い事っスか?」
剣八の強さを確認し、嬉しそうに呟くクアルソに浦原が問い掛ける。その答えは聞くまでもなく知っていたが。浦原とクアルソの付き合いも中々に長くなっているのだ。
「ああ。好敵手が強くなる事は嬉しい事だろう? 長次郎も強くなっているといいな。あいつは本当に強かった。接近戦の技術を磨き上げれば、どれ程厄介になる事か……」
厄介だと言いながらも、それを想像しているクアルソの表情はやはり嬉しそうだった。圧倒的強者故に強者を求めるその気質はいつまでも変わらないようだ。
「……さて、オレは帰るとしよう」
そう言って、クアルソは踵を返して浦原商店の方角に向いた。
既に勝敗は付いた。銀城の仲間は悉くが死神によって敗れた。対象の過去を改変する恐るべき力の持ち主である月島も、朽木白哉によって敗北した。
そして銀城もまた、一護によって敗北した。もはやここに自身がいる必要はないだろう。そう思ったクアルソは、
「ありがとうございました北島サン」
「オレは何もしていないさ。頑張ったのは黒崎一護と、彼を助ける為に動いた浦原さん達だ」
そう言ってクアルソは徐々に浦原から離れて行く。
「北島サンもお手数をお掛けしました」
「いいよこれくらい。オレが望んだ事でもあるしね」
そう、無駄な労力に終わったが、全てクアルソが望んだ事だ。その結果が徒労に終わろうとも、クアルソに文句などある訳もない。
そう言いながら戦場から離れて行くクアルソは、最後に一つだけ浦原に告げる。
「ああそれと……気付いているかもしれないけど、この戦場を監視している者がいる。それも、多分死神じゃない」
「!?」
クアルソの言葉は浦原も聞き捨てならない内容だった。死神がこの戦場を監視しているなら分かる。というか、隊長格がこうして派遣されているのだ。確実に監視されているだろう。だから浦原はクアルソの名前を呼ばないし、その力を揮わないように願っていたし、この場にも監視に対応した仕掛けを用意していた。瀞霊廷の技術すら誤魔化せる程の仕掛けを用意出来るのは流石は浦原喜助というべきだろう。
だが、クアルソは死神以外の監視者がいると告げた。死神以外で一体誰がこの戦場を監視するというのか。
「オレを見ていないから、オレが目的じゃないな。多分、黒崎一護……もしくは死神そのものだ」
クアルソは自分に向けられた視線や気配に非常に敏感だ。監視カメラなどの機械越しにも視線に気付く事が出来る程だ。故に、自身に対して監視がない事は気付いていた。クアルソの感知を抜ける程の実力者ならば話は別だが。
そしてクアルソは自身に向いていない視線や気配を読む事も得意だ。そのクアルソが、戦場にある監視者の気配に気付いたのだ。どこからかこの戦場を覗き見している者が居る、と。
「……どうして監視者が死神ではないと?」
そう、浦原の疑問の通り、クアルソの言葉なら瀞霊廷の死神が監視している線が最も濃厚だろう。だが、それはないとクアルソは踏んでいた。
「死神の霊圧とは異なる霊圧の質を僅かだが感じた。この霊圧は……そうだな。どこか雨竜に似ていたな」
「!? まさか……!」
クアルソの言葉に思い当たる何かがあったのか、浦原は感情を顕わにして声を荒げる。それを見て余程の事態になりそうな予感を感じたクアルソは、最後に浦原に声を掛けた。
「一応注意はしておいた方がいい。何かあれば手を貸すよ。見返りはちゃんと貰うけどな」
「……手助けの内容に応じて割引きしますよ」
浦原の返事に笑みを浮かべ、クアルソは片手を上げてその場から離れて行った。そして、その場には難しい顔で思案している浦原だけが残された。
◆
「以上が、
「うむ」
そこは、現世でも
その
ユーハバッハはかつて、千年もの昔に
死神が
彼らが力を蓄える理由。それは当然再び死神達に戦争を仕掛け、勝利する為だ。それが
彼らは千年前の敗北から徐々に徐々に力を蓄えた。元々は現世で生きる人間だった彼らだが、今は全員が魂魄の姿となっている。
そして、魂魄となった彼らの寿命は人間のそれとは比べるまでもないほど延びた。死神と同じように、千年程度の年月ならば然程の変化もなく生きる事が可能なのだ。千年の間で彼らの間に子どもが生まれ、その数は更に増えた。そうやって、徐々に徐々に戦力を整えていたのだ。
彼らが為した事はそれだけではない。
敵を知り、己を知れば百戦危うからず。これは非常に有名な言葉だろう。彼らはそれを実践しているまでだった。そしてその逆に、死神達は今の彼らの実力を何一つ知らない。どちらが有利かなど言うまでもないだろう。
「
『はっ!』
王の言葉に臣下が一斉に声を上げる。
彼らは26の
幽閉された者も含め、誰もが一騎当千の強者揃いだ。隊長格と同じように個々人でその実力に差はあるが、最低でも並の隊長格と同等かそれ以上の実力を有しているだろう。それが二十六人だ。護廷十三隊の隊長の倍に値する数である。当然だが、幹部である彼らの下には更に雑兵扱いの
有している戦力、事前の情報収集、相手の懐に潜り込んでいるという戦術。戦争における重大な要素の多くで瀞霊廷は
そうして圧倒的有利な状況を予め作り出しておきながらも、ユーハバッハは一切手を弛める事なく配下の
「敵戦力の
『はっ!』
「それとは別に、私が警戒する敵対戦力に関しては私自らが説明しておこう」
『……!』
王の言葉に配下全てに緊張が走る。彼らにとってユーハバッハとは王であり始祖であり、そして神でもある。その絶対の力に逆らう事が出来る者は
その絶対の王が、警戒すると口にする程の者が敵対勢力に存在しているのだ。敵を軽んじるつもりはなくとも、それは驚愕に値する出来事だった。
「私が警戒する者は六人。それぞれが私ですら未知数の何かを有している者達だ。その者達を特記戦力と呼称する」
そう言いながら、ユーハバッハは特記戦力の六人を説明する。
未知数の潜在能力。黒崎一護。元死神にして元隊長である父と、純血の
未知数の戦闘力。更木剣八。
未知数の叡智。兵主部一兵衛。零番隊と呼ばれる、霊王を守護する僅か五人で構成された、五人全員が隊長という特殊な隊の一人にしてその纏め役。
未知数の手段。浦原喜助。元護廷十三隊十二番隊隊長にして、現在の瀞霊廷を支える重要な組織である技術開発局の創始者にして初代局長。こちらがどれだけの策を弄しても、その裏をかいてくる円転滑脱にして権謀術数の存在。浦原喜助ほど、万策尽きたという言葉が似合わない者もいないだろう。
未知数の霊圧。藍染惣右介。その霊圧は隊長格を遥かに上回り、崩玉と融合した事で死神も
そして最後の一人――
「未知数の存在。クアルソ・ソーンブラ」
未知数の存在。クアルソ・ソーンブラ。藍染惣右介をも上回る力を持つ
強大であれば強大であるほど長く存在しているのが当たり前の
『……』
クアルソの名前が出た瞬間、全員の表情が強張った。その理由は、クアルソが
それを再三に渡って死神は
そんな彼らが
「この者を特記戦力の筆頭とする」
『……!』
そして、その反応はユーハバッハのその言葉で最大限に膨れ上がった。特記戦力の筆頭。その言葉が示すのは唯一つ。ユーハバッハが死神の誰よりも、
「計画の一部を変更する。
『なっ!?』
続け様に放たれたユーハバッハの言葉に、今まで沈黙を保っていた
「待ってくれよ陛下!?」
ユーハバッハの弱腰とも言える発言に異論を挟む者がいた。Hの
バズビーはユーハバッハに復讐心を抱く
そんなバズビーだからこそ、ユーハバッハの発言は余計に気に食わなかった。自分の一族をいとも容易く滅ぼし、復讐を誓ってから長い年月努力しても足元にすら届かない化物の如き存在が、たった一体の
「私の決定が不服か?」
「――ッ!?」
だが、バズビーの怒りはそれ以上表に出る事はなかった。ユーハバッハの言葉は最初にして最後の通告だ。この言葉を聞いてなお不平を口にしていれば、例え役に立つ配下と言えどユーハバッハは容易く切り捨てただろう。
それを理解しているバズビーは、己の怒りを内に秘めた。そうしなければ、ユーハバッハの命を奪う前に自身の命が奪われていただろう。それ程までにユーハバッハは強く、そして情けも容赦もなかった。
「ハッシュヴァルト」
「はっ」
動きを止めたバズビーを見て、ユーハバッハは自身の側近にして、自身の半身とも言えるユーグラム・ハッシュヴァルトに声を掛ける。それだけで、ユーグラムはユーハバッハの意図を理解し即座に行動に移した。
「各自、これを」
ユーグラムの言葉と共に、空中に映像が映し出される。それは十七ヶ月前、藍染の乱において最後に起こった戦い、藍染惣右介とクアルソ・ソーンブラの戦いの映像であった。
『……ッ!』
その戦いは強者揃いの
『!?』
――突如としてその映像が途切れた。まだ戦いは序盤と言ったところだ。藍染惣右介も、クアルソ・ソーンブラも、その力の一端しか見せていない。
こうして映像を見せるならば敵の力を少しでも理解出来るよう、全て流し切るべきだ。そう思った
「二人を監視していた機器は両者の攻撃の余波によって消し飛んだ為、これ以上の映像はない」
「……こっちの空間にまで影響が出てたってのかよ!」
だが、二人の放っていた力は空間をも斬り裂いていた。その影響により影の空間にまでその力が及び、監視機器を消滅させていたのだ。
「そうだ。そして、それ程の力を発揮していながらクアルソ・ソーンブラは全力ではなかった。陛下が奴を警戒なされる理由が理解出来ただろう」
『……』
この情報を知って、クアルソを軽んじる者は流石にいなかった。そして、ユーハバッハの決定に異論を挟む者も。
「クアルソ・ソーンブラ及び、
幾人かはクアルソの強さに苛立ち自分が倒したいと思う者もいたが、ユーハバッハの言葉は絶対だ。この決定はユーハバッハ自身が撤回しない限り覆らない。
「そして――死神達に宣戦布告する必要もない」
そして、その言葉にも異を唱える者はいなかった。宣戦布告をせずに戦争を仕掛ける。それは、多くの者が聞けば眉を顰める行為かもしれない。
だが、ユーハバッハはそれだけクアルソの力を脅威に思っていた。クアルソ・ソーンブラにいかに介入させずに戦争を終わらせるか。それが戦争の勝敗を左右するだろうと予測していたのだ。
そして、クアルソ・ソーンブラが浦原喜助と交友を持っている可能性を、ユーハバッハは危惧していた。クアルソと浦原は瀞霊廷に互いの接触が気付かれないようにしていたし、それは
だが、ユーハバッハは藍染の乱においてクアルソと浦原が僅かだが一時的に行動を共にしていたのを見て、そこから浦原喜助ならばクアルソという鬼札を手に入れていてもおかしくはないと予測したのだ。
瀞霊廷に侵攻した際、浦原喜助からクアルソ・ソーンブラに連絡が届き、この規格外が乱入して来ては面倒極まりない事になるだろう。
ならば、連絡する手段を潰し、そして連絡手段を回復させる暇すらない程に迅速に瀞霊廷を滅ぼす。それがユーハバッハの判断であった。
「血戦の時は近い。各々力を蓄え備えよ。以上だ」
『はっ!』
近々、死神と
絶対の王であるユーハバッハは、まだその力を完全に取り戻してはいなかった。
封じられし
今は力を取り戻す9年の最中だ。そして、その9年ももう直に終わる。それが終わった時こそ――
「私が力を取り戻した時、それが
――血戦の始まりとなるだろう。
死神代行消失篇? そんなものはなかった! いやあったけど、クアルソが介入する必要がなかった! なのでほぼすっ飛ばしました。期待されていた方がいたら申し訳ない。
陛下のクアルソへの対処法。初めから相手にしない。これに尽きる。相手をするのは力を取り戻し、そして部下の力すら取り込んでからで良いのです。