八咫烏は勘違う (新装版)   作:マスクドライダー

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第80話 エレガントにいこう

「どうかなさいましたか黒乃さん、遠慮せずに食べて下さいな」

(いやいやいやいや……)

 

 とある休日、約束通りに授業料としてカフェに連れて来てもらったのだけれど……。いやいやいやいや……。本当に、語録力が死んだ感想しか浮かばない。いやいやいやいや……。だっておかしいもん、店の内装とか諸々がさぁ。というか、なによりメニュー表に書かれてる値段が私の知ってるケーキじゃない。

 

 現に実物が運ばれてきて驚くしかないもん。とんだ素人である私ですら見た目だけで高級感に気づけるほどだ。……あまりに身近で時々忘れかけてしまうが、セシリーがガチなセレブだという事実を思い知らされた。わ、私はあまりにも場違い過ぎやしないだろうか……。

 

「……セイロンティーのようですね。この芳しい香りと渋みの少ない飲みやすさ……茶葉はキャンディかしら?日本ではかなりポピュラーな茶葉ですわね」

「お目が高い……。……おっと失礼しました。ここまで言い当ててくるお客様も少ないのでつい……」

「いえ、構いませんわ。わたくし、紅茶の本場が出身ですの。やはりこの季節は甘めのテイストのお菓子が増えますから、ストレートティーでも飲みやすいキャンディを選ぶのは良いチョイスだと思います」

「紳士淑女の国からやって来た方にそこまで言われるのは光栄です。では、ごゆるりとお楽しみくださいませ」

 

 良し、出よう。絶対に場違いだコレ。……んだよ今のやり取りはよぉ!紅茶の種類とか茶葉とか解るわけないでしょーよ!つーかそんなの生きてて気にした事ないわ!私の対面の席に座るセシリーに対し、失礼だろうが内心そう叫ばずにはいられなかった。

 

 優雅にティーカップを傾ける姿を眺めていたら、ポッとセシリーが私への解説のつもりなのか小さく呟くように言ったのだ。それをたまたま通りかかった店員さんが耳にしてお目が高いと……。完全に、完全に置いて行かれた気分だったよ。なんだかセシリーの席が遥か彼方へ感じられたぜ……。

 

 と、とりあえず落ち着こう。紅茶でも飲んでリラックスしようか、私。いったん呼吸を整えて、指をティーカップのつるへと引っ掛けた。まだモクモクと湯気が立つ程度には熱せられた紅茶を、恐る恐る口へと運ぶ。……ふむ、たしかにスッキリした口当たりで美味しい。けど、やっぱりそれ以上の言葉は浮かばないなぁ。

 

 やべぇ、セシリーってばパネェわ。こりゃ幾分か認識を改めないといかんすね。いや、決してセシリーを見くびってたとかそういう事でもないんだけどね?まぁ、友達ではあるからそれなりに遠慮が要らないのも解ってる。とにかく、やっぱりセシリーは貴族様なんやなって。

 

「あら、こちらのモンブランも美味しいですわ。フフッ、やはりわたくしの目に狂いはなかったという事ですわね」

(セシリーの談では見つけただけ、って事はやっぱり入ったわけじゃなかったんだ……)

「やはり黒乃さんとご一緒で正解でしたわ。ISが台頭してからはそうでもないですが、ひと目で外国人と解るとどうにも視線が気になってしまって」

 

 視線……か。それはきっと日本人特有だろうなぁ、同じ血が流れてるってだけでなんだか申し訳なく感じてしまう。なんというか、日本人は自分とのコミュニティが1歩でも外れるとそれを不得手とする。となれば、海外の人々なんて無意味に敬遠してしまいがち。

 

 実際のところ私がそうなだけに、やっぱりなんだか申し訳ない。変な話だが、セシリー達は日本語が達者過ぎてなかなか外国人である実感が湧かないと言いますか。時折文化の違いも感じたりするけど、それでもやっぱり海外組が皆良い子なのは間違いない。そうなると、困ったふうに言うセシリーに何か悔しさを覚えた。

 

「セシリー」

「は……?は、はいっ!」

「ありがとう」

「あ……?い、いえ、この程度は造作もない事ですわ!それに、これはわたくしの黒乃さんに対するお礼なのですから、貴女も早く食べて下さいな」

 

 ぬぅ……調子良いかと思ったのに、想像と違う伝わり方をしてしまったみたいだ。私のありがとうは、こんなんでも友達でいてくれてありがとう……だったのに。どうにもこの店に連れて来てくれてありがとうと言いたいって思われたらしい。でも、セシリーの慌てようを見ればそういう解釈をされて正解かも。

 

 お店に連れて来てくれたお礼だと思ってそんなに照れていたら、真意を理解されればもっと大騒ぎをしてしまっていたかも。それは店側に迷惑だからね、うん。後はセシリーの言う通り、大人しくケーキでも食べとこう。……うむ、モンブランうまうま。

 

 

 

 

 

 

「ご来店ありがとうございました。またお越し下さいませ」

(はぁ……驚きましたわ)

 

 会計を済ませて店員に見送りされている最中、セシリアの脳内はある事でいっぱいだった。それは勿論、いきなりのありがとう宣言について。いや、どちらかと言えばセシリーと呼ばれた方が衝撃的なのかも知れない。セシリアをもじってセシリー。となれば、つまりところ愛称なわけで……。

 

(黒乃さん、ずっとわたくしの事をそう呼んで下さっていたのかしら?だとすれば……ど、どういう表情をして良いのか解りません……)

 

 セシリアにとって黒乃とは、実際に対面する以前より恨みを抱く人物であった。しかし、早くにその印象は薄れてなくなる。八咫烏の黒乃と呼ばれる存在に関して言えば、未だ許せないのは確かだ。だが、黒乃と彼女を重ねるのはお門違いだという事に気が付いた。

 

 そう思ってしまえば、セシリアにとって良き友となるのは一瞬の出来事。貴族である自分とは違って黒乃は何でもできてしまう。そういった面に関しては、尊敬していると表現しても差支えはないのかも。そう思いつつ、セシリアの脳内を暗いイメージが過り始めた。

 

(黒乃さんの事は、黒乃さんしか解らない……)

 

 あの日、箒がそう自分達に語って聞かせた。やはり、確かにその通りだ。つい先ほどの事だってそう。黒乃は甘い物は平気なのか?紅茶のテイストはストレートでも良かったのか?本当はそうでもないのかも、ミルクティーの方が良かったのかも。……言っていけばきりがない。

 

 そもそも黒乃が無理を押して合わせてくれた可能性なんて考えてしまうと、セシリアは眉間に皺を寄せざるを得ない。自分はどうすれば良かったのだろうか。そう黒乃に聞いたって、残念ながら答えが返ってくる事はないだろう。だとすれば、自分は黒乃に何が―――

 

(およ、どったのセシリーってば……。おーい、眉間に皺なんか寄せちゃったらエレガントな美貌が台無しだよー)

「なぁーっ!?な、な、な……黒乃さん!?」

(アハハ……まぁ、こんな感じでノットエレガントなセシリーも可愛いから良いんだけどね)

 

 いきなり眉間を指先で撫でられたセシリアは、瞬時に意識を現実へと引き戻す。勢い余って騒ぎ立ててしまったが、一応は黒乃が自分を心配しているというのは伝わったらしい。羞恥からか頬を紅潮させつつ、セシリア自らも己の眉間を指先でなぞる。なんだか仄かな温かみを感じる気がした。

 

(……わたくしに出来る事、沢山あるではありませんか)

(ん~……この後どうしよ?セシリーは予定とかあったり―――)

「黒乃さん。わたくし、少し向かいたい場所が思いつきました」

(おっ、そうかいそうかい。私に決定権はないわけだし、セシリーに着いてくよ)

 

 今まで実行しようともしなかった自分がなんと愚かしい事だろう。自分が黒乃にするべきは、極々簡単な話だ。思いつきもしなかったのは、きっと黒乃に甘えていたから。だからもう甘えない。セシリアが導き出した答え、それは本当に本当に簡単な―――

 

(まずは、貴女をもっと知る事ですわ)

 

 

 

 

 

 

「まぁ……想像通りに賑やかな場所ですわね!」

(そりゃまぁ、ゲーセンだからねぇ)

 

 セシリアが来たかった場所とは、ゲームセンターだったようだ。つい先日黒乃がゲーマーである事実を聞き及び、黒乃を知るという行為にはうってつけと考えたのだろう。そちらの目的の方が大半を占めるが、そもそも興味があったのもまた正解らしい。証拠にセシリアは、物珍しさに目を輝かせている。

 

「小さな子共達から年配の方も利用するのですね。……あら?なにやらあちらの方々は表情が険しいような……」

(ああ、うん……メダルゲームとはいえ賭け事だからね……。うん、セシリーは知らなくて良い世界だよ)

「黒乃さん、どうしてわたくしの背中を押すのです?」

 

 まるでというか、そうと言っても過言でもないのだが……これはまるで貴族がお忍びで市政を見て回っているようだ。セシリアの着眼点は、客層へと向く。その際気になったのは、現金をメダルへと換金して行うギャンブル系のゲームだったようだ。黒乃の言う通り、セシリアには遠く及ぶ必要のない世界である。

 

 やや強引にセシリアを移動させたのは、比較的若者が遊ぶてあろうゲームの集中している箇所だ。ここでもセシリアは、あちらこちらを見て興味や関心を示している。特に気になったのは、格闘ゲームの筐体のようだ。恐らくは、一夏と箒が黒乃の得意ジャンルである事を示唆していたかららしい。

 

「黒乃さんの腕前、ぜひともこの目で見させてくださいな」

(セシリーにそう言われちゃしょうがないね!じゃ、やろうか)

 

 セシリアに促され、黒乃はすぐさま席へと座った。そうして流れるように筐体へコインを投入、店内対戦モードを選択。上手い事にすぐさまマッチングし、キャラクター選択画面へと切り替わった。黒乃と対戦相手の選んだ自キャラの相性は、良くも悪くもないといったところだろうか。

 

『READY FIGHT!』

(悪いけど、手加減なしだよ)

(こ、この指捌きは確かに……。一夏さんと箒さんの説にようやく信憑性を覚えましたわ……)

 

 筐体が戦闘開始の合図を告げるや否や、とんでもない速度で黒乃の両手が動き出す。もはや筐体の操作レバーやボタンが壊れてしまいそうな勢いにすら感じられた。そしてセシリアの観察眼は、黒乃の指の動きだけではなく、プレイ画面にも向けられる。

 

(ほい、見てから当身っと)

(いわゆるカウンター攻撃でしょうか……?随分綺麗に決まりましたが、反射神経のみで……はありませんわね。読み、でしょうか)

 

 黒乃は相手の動きが初めから解っているかのように、攻撃に合わせてゲージを消費する当身技を喰らわせた。本人は見てからと言っているが、何も100%反射神経のみという事ではない。セシリアの予想は良い線を突いているのだ。そう、そもそも本当に相手が仕掛けてくるというのが読めたからだ。

 

 格闘ゲームにおける読み合いとなると、それはそれは高度なものとなる。ゲーム進行すら完全に硬直してしまう事態すら起こりうる。そのあたりの駆け引きというのが勝利の分かれ目である。こちらに至っては自覚があるかどうかは解らないが、ISの実戦でも大いに役立っている可能性が高い。

 

(なんという事でしょう……。たかだかゲームだと侮っていましたが、認識を改めねばなりませんね)

(これでフィニィィィィッシュ!)

『KNOCKOUT! WINNER PLAYER1!』

 

 セシリアが格ゲーの諸々をISと関連させ重ねていると、2ラウンド先取制ルールの試合はあっけなく幕を閉じた。筐体が勝者を告げると、黒乃は久方ぶりに本気で対人戦が出来た事に満足しているらしい。プハッと小さな溜息を吐き、グイッと大きな背伸びをしてみせる。

 

「黒乃さん、お疲れ様です。お見事でしたわ。わたくし、思わず手に汗握ってしまいました!」

(お疲れ様?何言ってんの、せっかくゲーセン来たんだからまだまだこれからだよ!)

「く、黒乃さん、そんなに慌てずとも時間は沢山ありますわよ!?」

(そういえば前々からセシリーがガンシューティングをプレイしたらどうなるか気になってたんだよー。というわけで、協力プレイも出来るし次は決まりぃ!)

 

 軽く黒乃を労うつもりのセシリアだったが、お疲れ様という部分が逆に火を着けてしまったらしい。意気揚々と細くしなやかな手を握ると、有無も言わさずグイグイ引っ張って行ってしまう。こういう時ばかりは意図は全く伝わらず、セシリアはされるがままだ。しかし、目的のゲームを目の前にすればすぐさま協力プレイがしたいと察して貰えた。

 

 銃型のコントローラーである通称ガンコンを目にしたセシリアは、なんだか自分が試されている気分になる。その気合に比例するかのように、スコアも凄まじい。やはり遊びだろうと射撃にかけてはセシリアの実力が十分に発揮される事が証明された瞬間でもある。

 

 その後もそんな調子で、2人は店内のゲームを虱潰しするかのように巡っていく。リズムゲームにレーシングゲーム、本来は子供向けのデータカードダスあたりも黒乃の守備範囲だったり。それに合わせて小遣いもバンバン消費していくが、今の2人にとっては些細な事に感じられた。

 

 そうして時は過ぎ、そろそろIS学園を目指さねば閉め出されてしまう頃合いとなる。時期も徐々に冬が見え始めているだけに、日の沈みも幾分か早い。2人は夕焼けと言うより、夕暮れの中を歩いて駅を目指す。そんなセシリアの腕には、大き目の熊のぬいぐるみが。

 

「なんだか申し訳ありません、思いがけずこんな素敵なプレゼントをくださって」

(いやいや!どうせ1回でとれたんだから安いもんだよ)

 

 ぬいぐるみは、黒乃がクレーンキャッチャーでゲットした商品だった。たまたまではあったが、イギリスの近衛兵の恰好をした熊だったので、思わずセシリアの目に留まったらしい。無論ながら図々しくセシリアが欲しいと強請ったのではなく、やってみようか?みたいな感覚で黒乃が挑戦した末の結果だ。

 

 ゲームセンターとはほとんど黒乃の庭と言って良い。となれば、当然クレーンキャッチャーも凄腕である。大きい商品ほど難易度が高くなるのは基本だが、それでも難なく取得してしまうのだから末恐ろしい。とは言え、こればっかりは店側のアームの強さ設定に左右されてしまうが。

 

「プレゼントと言えば、お2人のお誕生日は確かもうすぐでしたね」

(私とイッチー?ああ、うん、そうだね。たった5日違いだからもうすぐだよ)

 

 黒乃は9月22日生まれで、一夏は9月27日生まれだ。これならば一夏の言う通り、生後からの付き合いだと言うのも頷ける。物心ついたらそこに居たとか、そんな表現がふさわしいに違いない。しかし、重要なのはそこじゃなく、セシリアの言ったプレゼントのあたりにつて。

 

「とびきりな物を用意しますので、ぜひ楽しみにしていてくださいませ。今日のお返しの意味も込めてですわ」

(むっ、気持ちは嬉しいけど……無理のない程度に祝ってくれればそれで満足だって。……伝えられないんだけども)

 

 そう言われて自分の誕生日を思い出すくらいに黒乃は執着がない。根っからの奉仕体質であるが故に他人の誕生日なんかは気合がはいるのだが。そもそも誕生日が近いからという理由で、一夏と一緒に祝われるのも原因なのかも知れない。どちらにせよ、自身の誕生日は大した事のないという認識は長年薄れずもう16となる。

 

(まぁ、その内6・7年は私の人生ですらないんだけど)

 

 前述した理由もあるが、最たるものはやはりこれなのだろうか……。藤堂 黒乃の誕生日は、自分の誕生日であって自分の誕生日ではない。自分ではなく、藤堂 黒乃が生まれた日なのだから。……本来の物は記憶から抹消されてしまった。そう、鬼畜極まりのない神の手によって……。

 

(あ~……ネガティブな事は考えないようにしてたんだけどな。……すっげー空しい)

 

 黒乃の胸に一抹の雑念が過った。近頃は開き直り、残る余生を楽しむかのように生きて来たが……。また年を取る。また1年が回るのだと思うと、空しくて空しくて仕方がない。果たして次の1年は来るのだろうか?今日とも知らず明日とも知らず、いつ迎えるかも解らない完全消滅を前に皆と騒ぐ事すら叶わないかも知れない。

 

 いっそ、知らぬ間に消えてしまえればどれほど楽だったろうか。消滅が近いと悟った故の恐怖ならば、なんとも無駄としか言いようがない。だが、悟ったが故に解ったことがいくらかあるのも事実だった。一夏を好きになったのもそうだろうし、自身の周りに居てくれる人々がこんなにも大切だと感じるのは―――

 

「黒乃さん」

(うん?どったのセシリー)

「わたくし、今日は貴女の知らぬ一面を観れたようで満足ですわ。このような形のあるプレゼントより、そちらの方が嬉しく思います」

(確かに私はなにもかも自己申告できないからなぁ……。どうにも学園で知り合った皆は私がゲームやるってのが意外みたいだし)

 

 知らぬ一面とセシリアはいうが、黒乃からしてみれば単に表に出ないだけである。普通に学園内でもゲームもすればアニメも見る。部屋さえ訪れればどちらかといえば自堕落な方だと解るだろう。しかし、やはり他者からすればまず2人きりで出かけることも新鮮に感じるだろう。

 

 恐らくは、外出を控えていると思われているに違いない。それは出かけるのが面倒なだけである。やはり認識の差というものが大きいようで、セシリアはものすごく特別なことだと信じて疑わない。だからこそ、黒乃はそんな大げさなとしか思えないのだ。

 

「ですが、きっとまだまだですわ!」

(まだまだとは?)

「貴女を知るのはきっと遠く長き道のりでしょうから。ですから……どうか、わたくしに最後までお供させてくださいな」

(…………そう、だね。そうだよね!うん、まだまだ、空しいとか思ってらんないよ!)

 

 長きに渡る友情の誓い。セシリアがなんの気なしに放った言葉は、偶然にも黒乃の頭に立ち込める暗雲を取り払った。先が短いか長いかも解からない道なのだから、トボトボ歩いていられない。皆を無理矢理にでも着いてこさせるつもりで、全力疾走した方が楽しいに決まっているじゃないか。

 

「セシリー」

「は、はい!?」

「ありがとう」

「……はい、どういたしまして」

 

 似たようなやり取りを数時間前にもしたばかりだ。その際のセシリアは慌てふためいてしまったが、今度は黒乃の言葉を真正面から受け止めた。黒乃に感謝されたことが心底嬉しいというのが見て取れる。それが現れた綺麗な笑みを浮かべるセシリアは、まごうことなく貴族そのものであった……。

 

 

 




黒乃→ホント、私みたいなのと友達でいてくれてありがとう!
セシリア→喜んでいただけたのなら、お店に案内した甲斐がありますわ。

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