八咫烏は勘違う (新装版)   作:マスクドライダー

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第44話 疑惑 陰謀 因果関係 

「え~……皆さん。今日はですね転校生?の紹介をしたいと思います……。」

 

 暴走ラウラたんとの激闘を繰り広げた翌日、山田先生が混乱した様子でホームルームを始めた。そして初めにそんな事を言うので、また転校生かと女子達は騒ぎ出す。しかし、ちらりとマイエンジェルの席に目をやると……そこは空席。これが何を意味しているか、俺にはすぐに察しがついた。

 

「それでは、入って下さい。」

「はい。」

 

 返事と共に教室へ入って来たのは、長い金髪を束ね紫色の瞳をした美少女である。というかもう、マイエンジェルな。マイエンジェルを中性的な美少年だと思い込んでいた女子達は、ポカンとした表情を浮かべる事しか出来ない。そんな空気感を物ともせず、釈然とした態度でマイエンジェルは告げる。

 

「改めまして、シャルロット・デュノアです。皆さん、よろしくお願いします。」

「と、いうわけでして……デュノアくんはデュノアさんだったそうです。」

 

 山田先生がマイエンジェルは男じゃなくて女ですよとご丁寧に説明するが、もはや1組の女子は聞いちゃいない。事情を知っていたイッチーと鷹兄は、どこか嬉しそうな表情でマイエンジェルを眺めている。でもイッチー……キミはそんな表情してられなくなると思うんですけど(名推理)

 

「あれ……?昨日って確か、男子が大浴場つかってなかった!?」

 

 ほぅら来た。ザワザワと喧騒の最中というにも関わらず、大浴場を男子が使ったという発言は良く通る。それを機に、ザワつきは徐々にボルテージを上げて行く。あれ、それにしてはイッチー……まだ余裕のありそうな表情だな。死にゆく定めだと悟ったか?

 

「一夏ぁ!死―――」

「うおおおおっ!?鈴……待て、落ち着け!風呂の件なら俺は無実だ!」

「……は?どういう事か説明しなさいよ。」

 

 なんと、なんと……!イッチーはマイエンジェルとの混浴を回避したとの事!馬鹿な……自分からそんなイベント回避していくスタイルって、イッチー……キミはやっぱりホモなんじゃないだろうね。確かに学生の身分でKENZENじゃないのは解るけど……。

 

「俺はシャルロットの事情は知ってた。けど、風呂は一緒に入ってない。怪しまれるとまずいから、脱衣所までは一緒にいたけどな。」

「…………。」

「ほ、本当の事だよ……。……僕は一緒が良かったけど。」

 

 ふむ、だからこそイッチーは余裕そうな表情だったんか。鈴ちゃんに無言で睨まれたマイエンジェルもそれを肯定したが……呟いた言葉は聞き逃さなかったぞ。ああ、羨ましい……。まぁ良いや、騒ぎにならない方が俺としては良いしね。でも、鈴ちゃんは疑り深い目でイッチーとマイエンジェルを何度も交互に見つめる。

 

「アンタ、本当にやましい事してないんでしょうね?」

「ああ、勿論……。…………あっ!?」

「あ?今あって言ったわよねぇ。」

「い、いやーどうだろうな、微妙なとこだと思う……。」

「微妙!?それは流石に聞き逃せないよ!女の子の裸見て微妙だなんて―――」

「アウトオオオオっ!」

 

 鈴ちゃんとの会話中に、どうやらイッチーはマイエンジェルの全裸を目撃したのを思い出したらしい。素直なイッチーは、何か思い出し事を一瞬で露呈した。で、それをやましい事かどうか判断しかねる発言をしてしまい……結局のとこ全裸を見たのは鈴ちゃんにばれてしまう。

 

 鈴ちゃんは展開状態の甲龍から衝撃砲をぶっぱするが、それに対して微動だに動かない俺氏。だって、展開的に変に動くと逆に危ないんだろうし……。衝撃砲が放たれると共に爆裂音が響くが、特にこれといった被害はない。何故なら……ラウラたんがAICで衝撃砲を相殺してくれたからだ。

 

「……おお、ボーデヴィッヒか。助かった……ってか、シュヴァルツェア・レーゲン……もう治ったんだな。」

「ああ、近江先生が半日でやってくれた。それよりも……。」

 

 は、半日……?あ、ほんとだ……レールカノンがちゃんとついてる。原作では予備パーツで無理矢理組んだみたいな事を言っていたけど、鷹兄もたいがい常人離れしてるんだなぁ……。それはさておき、此処からはどう動くかキチンと考えないと。ラウラたんはイッチーの胸ぐらを掴むと、自らの方へ引き寄せその唇を……。

 

「へ?あっ……な、なんでだよ!?フンヌッ!」

「んっ……。何故避ける?私では不服か……?」

「な、なんでって……それは……。」

 

 イッチーは必死な様子で体をねじらせ、ラウラたんのキスは頬に着弾する。何故避けたのか、その理由をラウラたんが問い掛けてもどもるばかり。……しきりに俺へと視線を送るのはどうしてだい?イッチー。いやね、オジサン羨ましいとは思うけどさ……別に怒ったりはしないけど。

 

「……まぁ良い、インパクトが大事だと言われただけだしな……。あーゴホン!お前は私の嫁にする、異論は認めん!」

「嫁……?婿じゃなくてか?」

「日本では気に入った者を嫁にするのが一般的習わしだと聞いた。それ故、貴様は嫁だ。」

 

 あのねラウラたん……確かに俺にも嫁はいっぱい居るよ?けどね、それはあくまで二次元限定であって……。昔からそんな習わしがあったとすれば、今ごろの日本はどうなっていた事やら。……いや、多分ダメだ。喋れたとしても、ラウラたんには聞き入れてもらえなかったろう。

 

「一夏~?今のに関しては言い訳あるかしら~?」

「ちょっと待て、俺は被害者だろ!?」

「そして藤堂、これはお前次第だが……。」

「…………?」

 

 あれ、俺もか?確かに二次創作に置いては、ラウラたんになんて呼ばれるかも醍醐味ってかそんな感じの物だけど。現実に目の前で起こると、何だか恐縮してしまう。というか、ラウラたんが俺に話しかけてる背後で……イッチーは大変な事になってるんだが良いのかな?主に、4人の修羅に囲まれて……。

 

「良ければ、姉様と呼ばせてもらえないだろうか!?姉様と嫁は家族同然というわけで、その婿たる私にとってもつまるところ姉様で……その……。」

(かっ、かっ……可愛い!勿論、そんなの良いに決まってるじゃん!)

 

 姉様とはオーソドックスなとこ突いて来たとは思ったが、ストレートな分破壊力は絶大だった。それも頬を紅くしながら、更にはモジモジしながらそう言うもんで……そんな可愛いお願いのされ方をして、この俺が断れるはずもない。俺は即答で、首を縦に振る。

 

「ほ、本当か!?ありがとう……姉様!」

(グッハァ!?も、悶え死ぬ……可愛さ余って悶え死ぬ……!い、今はそれよりもだね……。)

 

 とにかくイッチーを助けてやらんと……ってか、むしろヒロインズ……キミたちの為だ。何度も言うがね、イッチーに対して暴力を振るうのはますますキミ達の想いを遠ざける。ジャンプしつつ刹那を展開した俺は、モッピー、セシリー、鈴ちゃんの足元に神立、疾雷、迅雷以外の刀を投げつけた。

 

 叢雨、驟雨、紅雨、翠雨は、モッピー達の足元へサクサクッと突き刺さる。俺はその間に神立を抜刀。イッチーとマイエンジェルの間に割り込むと、既に構えの体勢をとっていたグレースケールを弾く。そのまま神立の刃を、マイエンジェルの首元へそっと置いた。

 

「藤堂、良くやった。床の傷以外は完璧だ。」

「お、織斑先生!?」

「さて、朝から騒ぎ立てる愚か者は何処のどいつだ……うん?」

 

 えへへ~……ちー姉に褒められちった。……ってあれ?ちー姉……?褒められはしたが、ISの展開してる俺もまずいような気が……。俺を除いた6人に関しては、絶望を絵に現したような表情を浮かべている。とにかく、ちー姉の登場により……その場はなんとか収まった。

 

 しかし、6人に関しては……何か酷い目にあったらしく、放課後に揃ってアリーナでぐったりしてる所が目撃されたとか。俺はどうやら、一応ながら騒ぎを止めようとしたのが評価されたみたい。ただ、やはり無許可のIS展開は容認できないと……外周5キロのグラウンドを走りまわされる羽目となった。

 

 

 

 

 

 

「つ・ま・ん・な・い……の~!」

 

 薄暗いラボのような場所で、1人の女性が椅子から転げ落ち……ジタバタと床で転がってみせた。不思議の国のアリスに登場する主人公、アリスのようなエプロンドレスを身に纏い、その頭には思わず目を引くウサ耳カチューシャを装着している。その特徴で容易に想像が着くだろうが、この女性は天災……もとい天才科学者の篠ノ之 束。

 

 何がつまらなかったのか、その答えは彼女が先ほどまで見ていた映像が起因する。椅子から落ちる寸前まで見ていたモニターには、黒乃の姿が映し出されていた。同じ画面に一夏やラウラが映っている事から、映像はどうやら先のタッグマッチの場面らしい。

 

「く~ろ~ちゃ~ん……有象無象なんか庇っちゃって……。思いっきり暴れてくれたら束さんは満足なのにさ~。」

 

 床をゴロゴロ……ゴロゴロ……まるで子供が遊んでいる様に転がる。そうして束は、まるで本人を目の前にしているかのように不満を口にした。束はどうやら、黒乃がラウラを庇った事に関して良く思って居ないようだ。それもそのはず、束が期待しているのは……思うがままに暴れる黒乃なのだから。

 

「なんの為のISなんだか……。もぉ……IS学園てくろちゃんの枷だらけじゃん。いっそどうにかこうにか学園を―――」

 

ピリリリリ……

 

「この着信音は!?とう!」

 

 束はさっきまでの不機嫌そうな表情は何処へやら、ヘッドスライディングの要領で携帯電話へ文字通り飛び付いた。その際に様々な物品を蹴散らしているのだが、そんな事を気にする概念を束に求めるのが間違いだろう。束は手に収めた携帯電話を、即時通話可能な状態へと切り替えた。

 

「もすもす終日?」

『…………。』

 

 ハイテンションな声色で通話機に言えば、帰って来たのは通話が切れたツー……ツー……という虚しい音のみ。これには束もギョッとした様子を見せると、わたわたと慌てながら携帯電話を操作する。しかし、そんな事をしている間に、向こうの方から再び電話がかかった。

 

「はいはーい!皆のアイドル束さんだよーっ!」

『…………。』

「ちょっ、ちーちゃんちーちゃん……無言芸は止めようよ。束さんのピュアハートがメソメソしちゃう。」

『その名で呼ぶな。』

「おっけぇいちーちゃん!」

 

 懲りないのも束の性分だろう。2度目も冗談めかした様子で電話に出ると、帰って来るのは無言のみ。ただ、さっきと違って切られないだけ交渉の余地はある。そう考えた束は、すかさず会話を継続させるために適当な言葉を紡いでいく。その思惑を知ってか知らずか、電話の相手である千冬は見事に釣られてしまう。

 

『もう良い……。手短に言うぞ。お前……今回の件に関与していないだろうな?』

「今回……ああ、あのブッサイクなアレの事?やだな~止めてよちーちゃん。この束さんが、あんな不完全な代物を造るわけないじゃん!」

 

 束の言う不細工なアレとは、シュヴァルツェア・レーゲンに仕組まれていたVTシステムの事だ。作る物は完璧で十全でなければ意味は無い。……というのが束のモットーである。つまり、束が仕組んだ事ならば……そう簡単に済む話では無かった。聞いている千冬からすれば、遠まわしながらもそう言っているように聞こえた。

 

「あーそうそう、今思い出したんだけど……アレ造った研究所なら地図から消えちゃったよ。もちろん犠牲者はゼーロー♪」

 

 いくら秘匿の存在であろうと、研究所ならば規模はそれなりだったはずだ。それを地図上から消し去っておいて、束はいけしゃあしゃあと思い出したと語る。それすなわち、忘れていたという事。束にしてみれば、本当にその程度の事としかカウントされないらしい。

 

『……そうか、解った。邪魔をした―――』

「ちょっと待ってくんない?少し聞きたい事があるんだけど……良いかな?」

『お前が私に質問……?まぁ構わんぞ。答えられる範囲ならばだが。』

「くろちゃん学園でどんな感じ?人生楽しく過ごせてるっぽい?」

 

 用事を済ませると同時にせっせと通話を終わらせようとした千冬だったが、予想外な事に待ったをかけられる。曰く質問があるというではないか。この世において知らない事の方が少なく思える束からの質問だ。千冬はどんな物が飛び出るのかと身構えたが、蓋を開けてみれば拍子抜け……黒乃に関する質問である。

 

『……お前の事だ。どうせ監視か何かして知っているのではないか?』

「ん~……そこは視点の問題かな。私主観じゃなくて他人の意見が欲しいの。」

 

 否定も肯定もしないあたり、明言を避けるつもりなのだろう。一応の考えは見通せているが、言うだけ無駄かと千冬は諦め半分で質問の回答を考えた。学園に来てから、今日までの黒乃を思い出す。そこから千冬の導き出した答えは……。

 

『何かと抱え込む性質のあいつだ……。楽しんでいてくれれば幸い……といったところか。ただ……お前の言いたいのはそういう事ではないのだろう?』

「まぁ日常生活に関しては、くろちゃんからすればいっくんさえ居れば満足かもだしね。そうそう、私が聞きたいのはもう1人の方の事だよ。」

『到底ありえんな。まだまだ余力を残しているに違いない。』

 

 千冬が言葉を濁したのは、黒乃が多くの者にとって畏怖の対象であるから。校内でも友人関係と言えば、それこそ一夏を中心とした僅かな面子のみ。だが僅かだろうと何だろうと、一夏達に囲まれている黒乃は充実感を得ているような気がしていた。

 

 しかし、それはあくまで通常の黒乃に限っての話だ。となれば残りは、黒乃に眠る内なる黒乃……。そちらの黒乃が人生を謳歌しているかどうかで聞かれれば、千冬は想像を遥かに超えて即答してみせる。千冬の全否定に、束はらしくもなくしばし間をあけてしまった。

 

「なかなかどうして……上手くいかないもんだねぇ。」

『黒乃の為に世界を変えておいて、弱音を吐く権利などないぞ。』

「そうなんだよ。くろちゃんの為にあるISなのにさ、周りの連中が全く追いつけてないじゃん?」

『果たしてこの先、選ばれた人間が現れるかどうかにかかるだろうな。』

 

 黒乃の為にと世界を変えたは良い物の、周囲の人間はまるで歯が立たない。束はまるでこれだから凡人はとでも言いたげだ。それに対して出た千冬の言葉には、努力だけではどうしようもない。持って生まれた才能がなければ黒乃には勝てないと言い切るかのようなニュアンスに聞こえる。

 

『…………。』

「ありゃ、急に黙っちゃってどったの?」

『……いや、何でもない。』

 

 実のところで、千冬は束を疑っている。疑わない方がどうかしているというのもあるが、現時点では限りなく黒に近いグレーといった認識だろう。周囲の人間が黒乃に追いつけないのなら、自らの手腕をもってしてそれを成し遂げる。と考えていると、千冬はそう思っているのだ。

 

 だからこそ、今回の件で電話を掛けたのだ。本人の談では不細工な代物であるというVTシステムだが、形振り構っていられずにシュヴァルツェア・レーゲンに仕込んだ可能性だって考えうる。言い出せばキリはないが、とにかく最も疑うべき存在であるのは確かだ。もう1人疑っている人間が居なくもないが。

 

『それで、質問とやらはもういいのか?』

「うん。まぁぶっちゃけ聞かなくても解ってた事ではあるし~。」

『だろうな。……邪魔をした。』

「いやいや、どうせ暇だったし問題ないよ!じゃあまったね~。」

 

 互いの用事は済んだ。そうなれば、千冬は手早く通話を終わらせる。束としてはいつまでも話していられるのだろうが、何かとドライな千冬に対してそんな要求をしても結果は同じだと1人納得している様子だ。通話が終わると、束は携帯をポイッと山なりに背後へ投げ捨てた。

 

ピリリリリ……

「ぬわっ!?なんというタイミング!」

 

 投げ捨てた携帯が落下を始めたと同時程に、またしても着信を知らせるテーマソングが響く。こうなれば地に着く前に確保したくなったのか、束はヘッドスライディングで飛び込み見事に携帯をキャッチした。しかし、やはり様々な物を蹴散らしながらだが……。

 

「もすもす終日?あ~うんうん、この間の件?ううん、あれホントに束さんじゃないよ!トラストミー。」

 

 どうやら通話相手は千冬ではないらしい。が、友好的に接している相手のようだ。その相手もVTシステムの件で束を問い詰めているようだが、何か千冬よりも包み隠さず話している印象を受ける。束は妙に片言な発音で、Trust meと言い放つ。

 

「へぇ、解ってたけど一応の確認ね。そもそもあのシステムの根本から私らしくないし、キミなら解ってると思うけど。」

 

 VTシステムとは、ヴァルキリートレースシステムの略称だ。つまり、どこまでいっても模倣の範疇を逸脱する事はない。そんなたかだかコピー品を束が開発するだろうか?もし束が開発するのなら、本物を超える何かを造り上げるはずだ。通話相手は、どうやら束に対しての理解が深いらしい。

 

「ああ、報告も兼ねてるんだ。ふんふん……次には余裕で間に合う?いや~助かっちゃうなぁ。ありがとね!お互いさま……?アハハ、それもそっか!じゃ、楽しみにしてるよ!」

 

 こちらの電話も要件は短いらしく、たった数回のやり取りで通話は終了した。束はしばらく携帯を手元に置いて、鳴らない事を確認してから再度投げ捨てる。携帯が床へ転げ落ちてうんともすんとも言わないのを見ると、なぜか束は小さなガッツポーズをした。今度は通話が来なかったからだろうか……?

 

「本当、楽しみにしてるよ。ねぇ?くろちゃん。それに……箒ちゃん。」

 

束はニコニコと愛らしい笑みを浮かべながらそう呟いた。綺麗な笑みである事に違いはない……が、やはり僅かながらの狂気を孕んでいるのも気のせいではないのだろう。そうして束はそんな表情のまま、ゆっくりと前へと進んでいく。数歩歩いた先に鎮座しているのは、まるで燃え盛る炎の如き真紅のISであった……。

 

 

 

 




千冬→どう考えてんも束の愉快犯としか思えんが……。
束→あれホントに私じゃないよーっ!

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