八咫烏は勘違う (新装版)   作:マスクドライダー

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第2話 暇・暇・暇!

 とある休日、時間帯としては昼の12時前ほどか。俺はあまりにも暇過ぎて、自室のベッドの上を意味も無くゴロゴロしていた。暇だ……暇過ぎる。あれだよね、どっぷりネットやら何やらに囲まれた生活の弊害だよね。よく暇じゃ無かったな、小学生の頃の俺よ。携帯もねぇ!PCもねぇ!漫画もそれほど置いちゃいねぇ!オラこんな家ぇ嫌だ~……って、止めとけ止めとけ。居候の身が、何をほざいておるか。

 

 黒乃ちゃんのご両親は、俺が憑依した時点で故人だった。特に身寄りという身寄りもなかったみたいで、俺はご近所付き合いの深かった織斑家へ居候中となっている。両親が遺してくれた財産なんかは、ちー姉が管理してくれているようで、俺の生活費はそこから引かれていくのだろう。となれば、あまり贅沢も言ってられない。と言うよりは、言いたくても言えないんですけど。早く自由に買い物が出来る身になりたいものだ。

 

 う~ん……暇だなぁ。この際だから、もう少し真面目に今の現状を考えてみた方が良いのかもな。何気にイッチーの幼馴染、なんて言う特大の巻き込まれフラグが建っているのだから。先の長い話はこの際おいておくとして、まず何から考えるべきか……。俺は気だるいながらも上半身を起こして、背中を壁へと預けた。

 

 まず考えるべきは、俺が憑依しちゃっているこの子……藤堂 黒乃ちゃんの事だ。原作を知っている身からすれば、不可解極まりない。まず原作に、そんなキャラは存在しない。しかも、後に現れるであろう剣道ガールを差し置いてファースト幼馴染とか……どういうことなの。まぁもしもの数だけ世界はあるって言うけど、それから話を進めたって仕方が無い。

 

 考えられる可能性としては、黒乃ちゃんも同じくオリ主の類だったとか?う~ん……そうした場合はTS転生なのか、なんなのか。まず間違いないのは、俺の魂が黒乃ちゃんの肉体を着ぐるみが如く使用してるって事だよな。事故にあったらしいけど、もしかして黒乃ちゃんも既にその時……。って言うか、そうでないとだいぶ申し訳ないぞ。いや、それはもちろん魂が生きててくれればいいけど。黒乃ちゃんの肉体に黒乃ちゃんの魂が残っているとなると、俺は肉体を半ば奪い取ったに等しいのだから。

 

 おっと、少し考えがずれてるな。えっと、黒乃ちゃんが転生者かもって話だっけ。そうだとすれば、少しでも痕跡が残っているはずだ。俺はベッドから立ち上がると、黒乃ちゃんの勉強机へと向かう。適当に机を物色すると、漢字の書き取りノートを見つけた。どれどれ……。ノートを開いて内容を見てみると、それ相応の筆跡で小学1年生ほどで学ぶ漢字しか書かれていない。他のノートも同じで、どう見ても子供が書いたようにしか見えない。

 

 もし転生者ならば、こういった所にボロが出ると思ったんだけど。まぁ……性格にもよるけどね。神童気取りか、はたまた能ある鷹はなんとやらか……。後者かも知れないと考えると、決定的な証拠が欲しいものだ。何か無いか物色を続けると、良い物を見つけた。机の引き出しの奥の方に、隠してあるかのように置いてある。俺が引っ張り出したそれは、黒乃ちゃんが記していた日記帳らしい。

 

 さて、鬼が出るか蛇が出るかっと。日記帳を頭から目を通してみるが、やはりその字に安定感はない。子供の字そのものだし、何より内容が……。飽き性のこの時期の子供と比べれば、黒乃ちゃんはマメな性格だったらしい。毎日を過ごす中で、大きな事やほんの小さな事でも何かしらが記録されていた。

 

 しかしだ……。問題なのはその内容だよ、黒乃ちゃん。これさ、大半がイッチーの事しか書いてないんですけど。『きょうは、いちかくんと』って綴りが、数え切れないほどある。ちー姉ですら、話に出てくるのは稀だ。あっ……今日は一夏くんが、知らない女の子と話してましたって書いてある。

 

 あれだね、黒乃ちゃん。君はこの年にして、ヤンデレの才能があるよ。実際コワイ。幼女のヤンデレとか、一部の人間からしたらたまらんだろうね。いや、俺も大好物ですけど。どっちかっていうとMだし。ふむ……幼女に折檻される……か、悪くないな。

 

 いやいやいや、何を性癖の話になってんだ。う~ん……しかしこれだと、黒乃ちゃんが転生者って可能性もほぼ消えたな。二次創作のパターンでしかないけど、転生したうえでイッチーと添い遂げようってのはそれこそ稀だし。イッチーに落とされるパターンは、割と見かけるほうだけど。

 

 ま、これでようやく安心できた。俺は日記帳をパタンと閉じると、勉強机にそっと置く。今一度ベッドに座って、今後はどうするべきかを考えよう。まず第一として挙がるのが、そもそも原作に関わるべきか……だよな。黒乃ちゃんは女の子だから、ISを動かせるのは当たり前の事だ。

 

 だから、別に無理してIS学園に行く必要もない。けどな……やっぱり自らこの世界に来た俺としては、原作の登場人物と仲良くなりたいという願望はある。だけどなぁ……俺は、平和主義者というか事なかれ主義者というか。とにかく、争いの類いは大の苦手だ。

 

 でもIS学園は、それと対極とも言える場所だ。スポーツの一種とは言え、銃で相手を撃ったり剣で斬ったり……。逆もまた然りと思うと、それだけでぞっとしてしまう。そんな俺が、IS学園に入れるかどうかすら謎だ。黒乃ちゃんは、どんな未来を望んでいたのだろうか。

 

 う~ん……。まだISが誕生してもないのだから、時期尚早かな。だとすれば、もうちょっと目の前の事に集中しよう。俺のするべき事……それは、黒乃ちゃんの分もしっかり生きる。それは間違いなく、俺に課せられた使命のようなものだ。ならば、黒乃ちゃんの意志はしっかりと継いでいこう。

 

 手始めに、この日記帳だな。もしかすると、黒乃ちゃんも復活するかもしれないじゃないか。その時に黒乃ちゃんが困らないためにも、毎日の出来事を記していこう。俺はそう思い立って、椅子に腰掛け日記帳と向かい合った。最後の日付は、1年近く前になるのか……。とりあえずは、今日から日記を再開すると書いておけば良いだろう。

 

 俺はランドセルから筆箱を取り出すと、シャープペンシルを手に納める。カチカチとノックして芯をわずかに伸ばすと、さきほど思った通りの文字を書こうとする。しかしどうした事か、ペン先を紙上へ置くまではよかった。そこからいくら力を入れようと、全くもって腕が動かないではないか。

 

 ……って、俺は俺の意思を文字にもできませんやーん!本末転倒、企画倒れもいところだよチクショーっ!面倒なこの状況についムカッときた俺は、日記帳を天井めがけて放り投げた。すると日記帳は綺麗な弧を描いて、自室のゴミ箱にシュウウウウーッ!超エキサイティン!

 

 違う違う!このすぐ悪ノリする癖を、どうにかせねばならん。よりによって、その中に入るかね。そういえばだけど、今日は鼻の調子が悪かった。だからゴミ箱の中も、俺が鼻をかんだティッシュだらけだったような……。ウギャアアアア!?黒乃ちゃんの日記帳がああああっ!俺が慌ててゴミ箱へ手を伸ばすと、タイミングが悪く部屋の扉を誰かがノックした。

 

「黒乃。入るぞ?お昼ご飯ができたから……ってどうかしたか。」

 

 君かイッチー……。喋りさえ出来れば、事情を説明すれば済む話だ。だが、それが不可能だから性質が悪い。つまりこのままゴミ箱へ手を入れると、ゴミ漁りする光景をイッチーに見られる事となる。俺は別にそれでも構わないが、イッチーにホの字な黒乃ちゃんには酷な話である。

 

 ここはいったん放置をして、後から回収しよう。堂々としてればばれないだろう。何と言ったって、相手はあのイッチーだぞ。そうと決まれば、飯にしよう。ピュ~ヒュルルル~♪今日のお昼はな~にっかな~っと。そうやって心の中で誤魔化しながら、イッチーの隣を通り過ぎた。

 

 

 

 

 

 

「よし……完成っと。」

 

 自宅の台所にて、一夏は昼ご飯の調理を行っていた。今日のメニューは、オムライスだ。多少はいびつな形になっているが、小学1年生の一夏ならば上出来と言っていい。本来は年長である千冬がすべきことなのかも知れないが、彼女は家事の類がからっきしだ。一夏の方は器用な物で、試しにやって見たらできた……みたいな感じだ。

 

 それ以来、家事は一夏の役割となっている。本人も千冬の負担が減るならばと、率先してしているようだ。一夏はオムライス3つを皿に盛ると、テーブルへと運んだ。後は役者をそろえるだけだ。とりあえずエプロンを外して、リビングから庭へと通じる窓を開く。そこに居たのは、竹刀で素振りをする千冬だ。

 

「千冬姉、ご飯だよ。」

「ん?あぁ……。もうそんな時間か、解った。」

「風邪ひかないように、しっかり汗を拭いてね。ところで、黒乃は?」

「黒乃?今日は部屋に籠りっぱなしだろう。」

「そっか……。」

 

 最近の黒乃は、部屋に閉じ籠っている場合が多い。それこそ、一夏が引っ張って行かねば姿すら見せない日もある。事故にあう前は、そんな事は無かった。用事も無いのに外へと飛び出して、きっかり食事の時間に帰って来る。元気という言葉そのものな女の子というのが、一夏の認識だった。それだけに、少し表情を曇らせる。

 

「一夏、そんな顔はするな。きっと黒乃も、その内に調子を取り戻す。」

「うん……そうだよな。」

「解ったら、黒乃を呼んできてやれ。辛気臭い顔はダメだぞ。」

「うん!」

 

 千冬の言葉に気分を切り替えた一夏は、ドタドタと階段を駆け上がり黒乃の部屋を目指した。黒乃の部屋は織斑家の余った一室で、場所としては一夏の部屋の向かいとなる。部屋の扉の前へ立つと、一夏は数回ノックをした。前までは遠慮なしに開けていたりしたが、千冬に目撃されてこっぴどく叱られたのだ。

 

 曰く、女の子の部屋をノックもせずに開けるとは何事か!……との事。一夏にしてみれば相当なトラウマなため、かなり慎重になっている様子だ。しかし、黒乃の部屋から返事は無い。返事が無いのは、当たり前か。一夏はそう思ってしまうが、どうにも心が痛くなるのを感じた。

 

 ただ、いつまでも黒乃から出てくるのを待っていても仕方が無い。眠っているとかの理由で、ノックの音が聞こえていないのかも。そう思った一夏は、ノックはしたから大丈夫だと自分に言い聞かせて黒乃の部屋へと入った。すると黒乃は寝ているなんて事は無く、何か突っ立っている。

 

「黒乃。入るぞ?お昼ご飯できたから……って、どうかしたのか?」

「…………。」

 

 突っ立っている黒乃に声をかけても、振り向きすらしない。むしろ一夏には、理由があって振り向けないように見えた。注意深く黒乃を観察するように見ていると、しばらくして何事も無かったかのように一夏の隣を通り過ぎる。黒乃が立ちふさがって見えなかったが、どうやらゴミ箱の前に立っていたらしい。

 

 どうしてゴミ箱だ?一夏は思った。不思議そうに近づいて中を覗いてみると、その中に入っていた物を見て驚愕した。それは、黒乃がとても大切にしていた日記帳だった。母親にプレゼントされた物だと言って、自慢気に見せられた事を一夏は良く覚えていた。だとすれば、今となっては形見に等しいはずなのに。

 

「黒乃……。」

 

 黒乃の事情を知っている一夏からすれば、答えなど見えているのと同じだった。黒乃はきっと、書けなくなってしまったんだ。自分の言葉や想いを記しておく。その事が出来なくなった自分には、もはや無用の長物だ。黒乃は、そう言いたいのだろうか……。だからと言って、そんな悲しい事は無いじゃないか。

 

 そう思った一夏は、ゴミ箱の中から日記帳を回収した。面と向かって本人に返す事を第1に思いついたが、そしたらまた捨てられてしまうかもしれない。一夏はズボンの後ろ側を引っ張ると、背中とズボンの間に隠すようにして日記帳を挟んだ。そうして、自然な様子を意識して黒乃を追いかける。

 

 リビングへと戻ると、黒乃は行儀よく椅子に腰掛けて、ジッとオムライスを見つめていた。一夏も同じようにして、椅子へと腰かける。それと同時ほどに、千冬もリビングへと現れた。手にはタオルが握られているため、顔でも洗っていたのかも知れない。とにかく、これで全員が揃った。千冬も座ったのを見計らって、一夏がいただきますの音頭を取る。

 

 こうして織斑家の昼ご飯が幕を開けたが、一夏は先ほどにの件のせいか黒乃が気になって仕方が無い。様子を窺っていると、目が合ってしまう事が何度もあった。その度に一夏は、適当な言葉をならべてそれを誤魔化す。黒乃は気付いていないようだが、千冬には様子がおかしいのがバレバレだった。

 

 こうして一夏にとっては、気が気でない昼食が終わった。一夏は、今度はごちそうさまの音頭を取る。黒乃は手を合わせて会釈を見せたと思えば、すぐさま階段を上って行った。去る背中を引き留める暇も無く、一夏は小さく溜息を吐いた。どうせ黒乃関連だと踏んでいた千冬は、自分から一夏に質問を投げかける。

 

「一夏。黒乃と何かあったのか。」

「直接何かがあったわけじゃないけど……。これ、黒乃の部屋のゴミ箱に捨ててあって。」

「これは、黒乃の日記帳……。本当にこれが?」

 

 一夏は隠していた日記帳を取り出すと、暗い面持ちでそれを千冬に手渡した。日記帳に関しては、千冬も一夏と同じく大切な物だという共通認識だ。なぜ捨てたか、それも一夏と同じ考えを浮かべる。千冬は眉間に皺を寄せて、目を細めながら日記帳を眺める。

 

「……中は覗いてないだろうな。」

「流石にそれくらいマナー違反だって解るよ……。」

「そうか、なら良いが……。」

 

 千冬は一夏を睨むようにして問うが、どうやら黒乃の秘密は守られているらしい。読んだところで、純粋な一夏は自分の事が多く書かれている……程度にしか思わないはずだ。

 

 しかし、中身を確認してみない事には、黒乃の真意がはかれないのも事実である。本人の了解を得るべきだろうが、千冬はそれを悪手と判断した。その場で黒乃に謝罪を述べると、日記帳をなるべく読まないように最後のページの方から開く。

 

 小気味良くページを捲っていくと、今日の日付を見つけた。しかし、肝心な内容は書かれていない。よく見ると、文章を書く欄の始まりに黒点が確認できる。更に目を凝らして見ると、千冬はそれが何だか理解できた。恐らくだが、必死に自分の想いを書こうとした痕跡だろう。

 

 だが、書けなかった。だから黒乃は……。予想通りに、点と線が繋がってしまった。悲痛な様子で日記帳を閉じる千冬を、一夏は心配そうに見つめた。そんな視線に気づいているのか、千冬は早急に心を落ち着かせる事に努める。しゃがんで一夏と目線を合わせると、気丈に振る舞いながら告げた。

 

「黒乃は、苦しんでいる。解るな?」

「うん……もちろん。」

「だから私達は、家族として……黒乃を支えていかねばならん。」

「俺に……何がしてあげられるかな?」

「自分のできる精一杯の事をしてやれ。そうすれば、黒乃に想いは伝わるはずだ。」

「俺にできる精一杯……。ああ、解ったよ千冬姉!」

 

 千冬の言葉に思うところがあるのか、一夏は表情を明るくして元気に答えた。素直な弟の様子に、千冬は安心したように小さな溜め息を吐いた。そして、手元にある日記帳を眺める。どうにもこれを見ていると、少し気が滅入るのを感じた。

 

「とりあえず……これは私が預かろう。」

「黒乃が元に戻ったら、返してあげないとな。」

「フフッ、そうだな。いつの日か、必ず……。」

 

 今は書けずとも、またいずれ日記帳が必要になる時がくる。千冬と一夏は、そう信じていた。千冬は最後の日付のページに、しおりを挟んでおく。こうしておけば、また黒乃も書きやすい。ここへ次なる記述が増えたならば、そこから黒乃が再び始まる証だ。

 

 

 

 

 

 

 イッチーの作ったオムライスを堪能した俺は、すぐさま部屋へと戻った。本来なら片付けの手伝いをするのだけれど、残念ながら他にするべき事がある。ゴミ箱に放置したままの日記帳を、とっとと回収しなくては。早くしないと、俺の鼻水が染み込んでしまうぞ。

 

 部屋の扉を乱暴に開くと、一直線にゴミ箱の中を覗いた。しかし、さっきまで入っていた日記帳は、跡形もなく消え去っていた。WoW!イッツァ・イリュージョン!っておい!おかしいでしょうが!なんでゴミ箱の中身の物が、無くならなきゃならんのです。

 

 はっ!?さては……このゴミ箱は、どこかへと通じるワームホールだな!よっしゃ、そうと決まれば次元の旅に……。……止めよう。誰もツッコミを入れてくれるでもなし、こんなに寂しいボケはない。そう言いつつも、頭はゴミ箱に入りかけてますけれども。

 

 う~ん、本当にどこへ消えたんだ?考えられる可能性は、イッチーが持って行ったしかないな。喋る事ができないから、当然イッチーに質問もできないし。まぁ……あくまで可能性で、イッチーがそんな変態的な行動をとるとは思えないけど。と言うか、もしそうなら物語自体が破綻するわ。一気にIS学園がピンク色に染まるぞ。

 

 ま、良いか!なくしてしまったものは、しょうがないと割り切れば。どうせ、ただの日記帳じゃないか。なんなら、そのうち新しく買えば問題ないだろう。うんうん、そうしようそうしよ~っと。なんだか考え過ぎで疲れた俺は、ベッドへとジャンプして飛び込んだ。腹も一杯だし、眠くなってきた……。とりあえず、寝よう……お休み~。

 

 

 

 

 




黒乃→日記が偶然ゴミ箱に!?
一夏&千冬→大切な日記が捨てられて……。

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