ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中)   作:ハマトラ

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アポクリファイベントがきた!アキレウスがきた!ケイローンもきた!後はジークのみ!!


名前は伏せますが仮面ライダー4:21さんから提供いただいたオリキャラ出ます


第53話 変わりゆく世界

夏が近づき、日差しが強くなって来た頃、世界が変わって来ていた。

国際連盟は女性利権団体を正式に国際テロ組織と認定、来年より男性を対象としたISの適性試験を実施を決定、それと同時に各国政府内で女尊男卑主義者を排斥する大粛正が行われていた。

 

そして、アタランテの矢の一件で追放となった元IS委員会の女尊男卑主義者達が"新生IS委員会"なる組織を立ち上げ、今後のIS運用は自分達が決めると大々的に報道した。

無論、それがまかり通るわけも無く、新生IS委員会は国連によって女性利権団体として、要警戒テロ組織とされた。

 

 

 

 

 

亡国機業、本社ビル13階、ここは一般はおろか一部の幹部以上の者以外の出入りが禁止されている。

その一角、薄暗いオフィスで一人黒髪短髪の青年がディスプレイを操作してある報告に目を通している。

 

??「お前達二人を呼び出したのは極秘裏に織斑一夏に接触してもらう為だ」

 

青年が目線を背後に向けると、後ろには黒髪と茶髪、二人の男子が立っていた。

 

??「って事は・・・・・・・女の園に侵入できるって事ッスか!?」

 

??「お前は馬鹿か?織斑一夏は今日レゾナンスというショッピングモールに行く事になっている。偶然を装って接触すればいい」

 

??「事細かな指示は端末に送る、すぐに行動を開始しろ」

 

 

 

 

 

 

 

二人が退室した後、青年は先程の報告書を読み眉をひそめた。

 

??「世界は少しずつ変わりつつある。だが、それを認めぬ者もいるという事か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を同じくして、一夏とシャルロットは学園と本土を繋ぐ直通モノレールに乗り、レゾナンスに向かっていた。

 

一夏「今日は皆殆どレゾナンス行ってるってさ、千冬姉も山田先生と行ってるみたいだな」

 

シャルロット「じゃあ向こうでばったり会いそうだね」

 

一夏「あ、でも会長さんはなんか『礼装が・・・・・ワカメ人形とエセ修道者が・・・・・』ってうなされてて来れないみたいだな」

 

シャルロット「それ一体何があったのさ・・・・」

 

 

ちなみにその本人は課金に命を削りすぎて椅子に座りながら真っ白になっていたのは言うまでも無い。

 

 

 

 

モノレールを降りてレゾナンスに到着した二人、日曜という事もあって大勢の人で賑わっていた。

中央のステージでは二組のダンスチームがダンスバトルを行っていて遠くからでも歓声が聞こえて来る。

 

シャルロット「すごい人だね~」

 

一夏「これはちょっと離れるとすぐはぐれそうだな」

 

人混みにはぐれそうになった時、シャルロットの前に茶髪の青年が遮る様に立っていた。

 

??「君可愛いね、一人?」

 

シャルロット「え?いや、彼氏と来てまして・・・・・」

 

??「へぇ、んじゃ一緒に探してあげようか?」

 

シャルロット「いえ、そこにいますので・・・・・・」

 

??「いいからいいか・・・・・・・」

 

青年がシャルロットの手を掴もうとした時、逆に後ろから手首を掴まれた。

 

一夏「おい、人の連れに何してんだ?」

 

??「げっ・・・・・随分気付くの早いな」

 

一夏(?・・・・・・・・結構きつめに力込めてるはずなんだけど・・・・・)

 

一夏はそれこそ普通なら痛みで叫び出す程力を込めていた。しかしこの青年は全く痛む素振りも見せなかった。

 

??「いい考えがあるというから任せてみれば・・・・・・ナンパ紛いの方法しか思いつかないのか?」

 

人混みからいつの間にか黒髪の青年が現れて茶髪の青年の横に立っていた。

 

??「紛い言うな!こんな見た目もスタイルも最高な美少女ナンパしないわけねぇだろボバ!!」

 

公然と不審者の様な事を言う青年に手刀を振り下ろす。

 

??「まぁ予定通りに接触出来たから良しとするか」

 

 

 

 

 

それは一瞬の出来事だった。瞬きの瞬間、黒髪の青年が視界から消え、気付くと一夏のすぐ側に立ち、二本指を首筋に当てていた。

 

一夏(!?こいつ!!)

 

一夏はすぐに警戒体勢になって青年の指を払いのけた。

 

??「いい反応だ、その警戒を常に意識しているんだな。織斑一夏」

 

自分の名を知っている事に動揺していると、青年は一夏とのすれ違い様に一夏に聞こえる限界ぎりぎりの音量で告げた。

 

??「これは女尊男卑主義者、女性利権団体関係者にしか出回っていない情報だ。国家レベルの世界最大の女性利権団体"イヴ"がお前と烏丸蒼也の首に多額の懸賞金をつけた。それもどちらか一人、生死問わずで一生遊んで暮らせる額だ」

 

青年が密かに見せた紙には、一夏と蒼也の顔写真と見たことも無い額の金額、そして生死問わずと書かれていた。

 

??「世界はお前達の登場で少しずつ変化している、良くも悪くも、な。お前も今や世界を取り巻く状況の一部だ、肝に銘じておけ。」

 

青年は一夏の視界から消えてすぐに振り向く。しかし、すでに青年の姿は無く、シャルロットの方に向き直ると茶髪の青年も姿を消していた。

 

シャルロット「一夏、大丈夫?」

 

一夏「あぁ・・・・・・・けど、何だったんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

『お前も今や世界を取り巻く状況の一部だ、肝に銘じておけ。』

 

一夏の中で先程の言葉が繰り返されていた。




主要メンバーの戦闘BGMを仮面ライダーの挿入歌にしてみた①

一夏 仮面ライダー555より Dead or alive

蒼也 仮面ライダー555より EGO~eyes glazing over~

マドカ 仮面ライダー龍騎より Revolution

鈴  仮面ライダー龍騎より 果てなき希望


※選曲は完全に

      作者「私の趣味だ、いいだろう?」

                     なのです

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