ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中)   作:ハマトラ

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個人別トーナメント編クライマックス!

勝敗で相当悩みました・・・・・・・・

監獄塔高難易度なだけあってえぐいほど難しいですね~・・・・・・・


第42話 個人別トーナメントー祭典終演ー

長い様で短い均衡、そしてその瞬間は訪れた。灰色と黒の二色の光がぶつかり合い、光の中から何かが二つ、宙を舞って地面に刺さる。

一つはヒビの入ったラウラの双銃剣の片方、そしてもう一つは一夏の利剣・緋皇の切っ先だった。

両者共装甲は完全にボロボロでラウラは片腕の装甲が粉々になり、一夏は右手の利剣・緋皇に目を向けると刀身は刃こぼれしており、刃の1/3が無くなっていた。

以前の偽暮桜との戦闘による目に見えぬダメージと限界を超えた二人の試合に最硬質の人工鉱石製の剣も耐えきれなかった。

 

一夏「・・・・・・・・・あ~ぁ、束さんに謝っておかないとな」

 

絶対防御が発動して機体損傷率レッドゾーンを知らせるアラームが鳴り響く。そんな中、ラウラはシュバルツェア・レーゲンのスラスターの出力が徐々に低下して静かに落ちていく。

それが何を意味するのか理解した時、試合終了を告げるブザーが鳴り出した。

 

『シュバルツェア・レーゲン、シールドエネルギー消失。勝者、織斑一夏、シャルロット・デュノアペア』

 

薫子『決着ぅうううううううううううううっ!!!!!!ガチモードの全力バトルを勝ち抜き優勝の栄冠を手にしたのは、織斑一夏&シャルロット・デュノアのリア充ペアだぁ!!!!!!!!!』

 

アナウンスと同時にアリーナ中が大歓声に包まれる。ゆっくりと降り立つ一夏も実感が湧かずに呆然と立ち尽くしていた。

 

一夏「・・・・・・・・・・勝った?」

 

シャルロット「一夏!!!」

 

後ろからのシャルロットの声で我に返って振り向くと、感極まったシャルロットが一夏に飛びついた。

 

シャルロット「やったね!凄いよ一夏!!」

 

一夏「ちょ・・・・・・・・し、シャルストップ・・・・・・・くるし・・・・・・」

 

シャルロットがハッとなった時、一夏はシャルロットの胸の中で窒息して白目をむいて口から出てはいけない何かが出かかっていた。

 

シャルロット「あれ?一夏!!?」

 

 

 

 

 

 

蒼也「お~い、生きてるか?」

 

ラウラ「勝手に殺すな。が、指一本動かせん・・・・・・・」

 

蒼也「そりゃあんだけ全力全開フルスロットルでやり合ってりゃそうなるだろ」

 

ラウラ「負け・・・・・・・か、清々しいものだが、やはり悔しいな」

 

蒼也「そう思えるなら、まだ強くなれるだろうさ。人は良くも悪くも、悔しさを糧に強くなれるからな」

 

ラウラ「お前にも?」

 

蒼也「・・・・・・・・・さぁ、どうだったかな」

 

 

 

 

 

 

ラウラを運び終えて、興奮覚めやまぬ中、表彰式が行われた。

 

薫子『優勝したお二人には織斑先生よりトロフィーと、クラス対抗戦の賞品だった食堂のスイーツ食べ放題フリーパスクラス全員分が贈られます!それでは織斑君、代表して一言お願いします!!』

 

一夏「えっと・・・・・・・・声援を送ってくれた皆、ありがとう!一年の皆!今日は食堂貸し切りで打ち上げやるから、よかったら組に関係無く来てくれ!ここに、スイーツ限定の呼符もあるぞ!!」

 

「「「おぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」

 

「織斑君男前!!」

 

「神は言っている!今が食べまくる運命であると!!!」

 

「私は今、一人のスイーツ系女子としてここにいる!!」

 

一年全員のテンションが完全に天元突破して、正気を取り戻した千冬は頭を抱えた。

 

千冬「織斑兄、打ち上げは許可するがあまり騒ぎにするな・・・・・・・・」

 

一夏「どうせなら皆で楽しみたくて・・・・・・・・」

 

薫子『それではこれをもちまして個人別トーナメント全日程が終了となります!スコールさん、お忙しい中解説ありがとうございました!』

 

スコール『こちらこそ、中々いいものが見れたわ。ところであなた、卒業したらウチの広報部に来ない?』

 

薫子『マジですか!?ちょっと後で詳しくお話をーーーーー』

 

ちゃっかり人材発掘しようとするスコールに食いつく薫子、次の瞬間スピーカー越しにいくつかの関節を外す様な音が響いた。

 

虚『ーーーーーー見苦しいところを申し訳ございません。生徒会役員の布仏虚です。改めまして、これにて個人別トーナメントを終了とさせていただきます。来賓の方はお忘れ物の無い様、お気をつけてください』

 

楯無『うわ~虚ちゃん容赦なさ過ぎ、薫子これ生きてるの?』

 

次は鎖の様な音が聞こえたがスピーカーの電源が切られ、この後二人がどうなったのか知る術は無く、こうして長かった個人別トーナメントは終了となった。

 

また、この打ち上げでちょっとしたハプニングが起こるが、それはまた別の機会にてーーーー

 




infinit order 第4節 桜蝕む椿 1/2

ーーー道場

マシュ「ここは・・・・・・・道場でしょうか?」

エミヤ(弓)「その様だ、この独特の空気・・・・・懐かしいな」

イチカ「待て、奥に誰かいるぞ」







沖田「あ!マシュさん、マスター!」

マシュ「沖田さん!御無事でしたか!!」

沖田「はい!一人で心細かったですよ~・・・・・・・ゴハッ!」

マシュ「!先輩!沖田さんが流れる動作で吐血して倒れました!!」

キリ「うん、彼女のお家芸だね!」






キリ「それで、なんで沖田はここに?」

沖田「それが・・・・・・・覚えてないんですよ・・・・・・・気付けばここにいて、誕生日にもらったリボンもどこかに・・・・・・・・・あれ?」

エミヤ(殺)「・・・・・・」

沖田「あれ、誕生日?リボン?いやいや、土方さん達からそんな・・・・・・・あれ、私は新撰組の一番隊隊長で試衛館道場の篠ノ之流門下で天才の妹で・・・・・・何これ、"私"は誰だ!!?」

キリ「沖田、しっかり!」

ロマン『なんだこれ!!?沖田君の霊基反応が乱れて・・・・・・いや、別のものに書き換えられようとしている!!?』

沖田「やめろ!そんな目で・・・・・・・私を見るな!!」






エミヤ(弓)「沖田が突然イチカの鎧と酷似したものを纏った!?」

イチカ「"紅椿"!?なんで!!」

マシュ「よくわかりませんが、まずは暴れる沖田さんをなんとかしましょう!」




FATAL BATTLE1/1

沖田総司(紅椿)Lv.46

クラス:セイバー

HP:15500

スキル
心眼(偽)
自身に回避付与(1ターン)

絢爛舞踏(模倣)
チャージ増加+HP大回復

偽りの思い出
攻撃力上昇+防御力上昇+精神耐性低下

討伐形式・プリヤコラボ、鬼が島イベントボス参考







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