ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中) 作:ハマトラ
次のコラボ、プリズマ☆イリヤですね~・・・・・・・空の境界コラボ復刻はいつだ!?(錯乱
放課後のSHR、一日の終わりを実感しながら全員席に着いていた。ちなみに普段いる席に鷹月静寢はいない。
謎の人物の出した麻婆豆腐を一口食べた途端白目を剥いて倒れ、今現在医務室で人工呼吸機を付けられ意識も戻っていない。
養護教員の九重永遠も「何を食べたらこんな事になるの?」と不思議がっていた。
千冬「それでは帰りのSHRを始める!まずは連絡事項だ、3週間後に予定されている個人別トーナメントだが、先日の襲撃を受け職員会議で話し合った結果、今年からタッグ戦になる事が決定した。」
蒼也「なるほど、前みたいに試合中に襲撃を受けて、生徒が対処しなきゃならないって時を考えてか」
千冬「そういう事だ。参加希望者はエントリー後、パートナー申請を再来週までに提出すること、期限を過ぎた場合こちらでランダムに決めさせてもらう事になる。私からは以上だ、何か質問はあるか?」
相川「はい!烏丸君とマドカは今回は参加出来ますか?」
女子達にとっては最重要事項だった。蒼也は亡国機業のエージェント、当日、各国の要人が集まるとなれば不参加も有り得る。
千冬「その点は大丈夫だ。亡国機業からは別の要人警護のエージェントが派遣される事になっている」
それを聞いた女子達は心の中でガッツポーズを取り、ほぼ全員が蒼也に狙いを定めていた。
千冬「他には無いようなのでこれで終わりとする!」
SHR後、いつもの面子にラウラとシャルロットを入れたメンバーが一夏の机に集まった。話題はもちろん個人別トーナメントについてだ。
一夏「タッグ戦か・・・・・・・・パートナーは慎重に選ばないとな」
マドカ「兄さんはシャルロットと出るんでしょ?」
一夏「よく解ったな」
セシリア「お二人の間には入り込む隙間すらありませんものね」
シャルロット「そ、そうかな・・・・・・・・エヘヘ」
蒼也「さて、そろそろか」
一夏「何が?」
蒼也「リアル鬼ごっこ」
蒼也は自分の鞄を持つと軽く準備運動をした。その時、廊下の方からヌーの大移動の様な凄まじい地響きがどんどん近づいて来た。
蒼也「思ったよりちょっと早いな、んじゃな~」
蒼也が窓から飛び降りると同時に扉が開き、他のクラスも含めほぼ全員の女子がなだれ込んできた。
「「「「「烏丸君!私と組んで下さい!!!!」」」」」
「っていない!」
「もう逃げた後か!!追え~逃がすな~!!!!!!!!」
蒼也の逃亡を察した女子達は統率された動きで教室を出てどこかへ逃げた蒼也を追って行った。
放課後のアリーナは個人別トーナメントの訓練の為解放されていて、複数のグループが同じアリーナに何組もいた。
もちろん模擬戦時は申請が必要になる。
そんな中、一夏とシャルロットもパートナー申請を出して連携訓練を行っていた。
シャルロットの扱うラファール・リヴァイブカスタムはデュノア社製の専用機で第二世代機に分類されるが第三世代と同等の性能を誇っていた。
シャルロットが得意とするのは銃撃戦、様々な銃器を巧みに操り機動力を活かして四方八方から銃撃を浴びせる様はどこか真耶の戦法と酷似していた。
一夏「まあ今日はこんな所か」
シャルロット「うん、明日から色々な連携パターン組んでみよう」
二人がピットに戻ると、ラウラが待っていた。
一夏「ラウラ、どうしたんだ?」
ラウラ「一夏、私と戦ってくれないか?お前の実力、是非見てみたい」
一夏「・・・・・・・解った。けど、今日はもうアリーナの使用時間過ぎてるから明日でいいか?」
ラウラ「いいだろう、楽しみにしている」
ラウラはピットから出てそれを見送った二人も着替えて寮に帰って行った。ちなみにシャルロットのルームメイトはラウラで一夏と同室にはならなかった。
千冬曰く、「交際は認めるが淫らな行為は認めん」との事、これを聞いた一夏とシャルロットは顔を真っ赤にしてしばらくお互いの顔を見れない状態になった。
翌日の昼休み、普段ならいつもの面子で昼食をとっているはずだった蒼也は、昨日に引き続きまた追い回されていた為、学園の庭の木の上に避難していた。
蒼也「昨日といい今日といい、ご苦労なこった。一夏が彼女持ちの分色んなののベクトルがこっち向いてるのか・・・・・・・・ん?」
ほとぼりが冷めるまで木の上にいようとした蒼也はすぐそこから話し声が聞こえて枝を分けて覗き込む。
そこにはラウラと千冬がいた。
千冬「織班兄に模擬戦を申し込んだらしいな」
ラウラ「はい、是非とも一夏の実力を直に見てみたかったので」
千冬「トーナメントまで待てんのか?全く・・・・・・・それで、お前から見てどうだった?私の弟は」
ラウラ「・・・・・・・・・強いですね、実力もさることながら、精神的にも、我が部隊にスカウトしたいですね」
千冬「ふ・・・・・弟を軍に引き込まんでくれよ。まあ、お前をここに招いて本当に良かったよ、放課後の模擬戦、楽しみにしているぞ」
ラウラ「はっ!教官より学び得た全てをぶつけます!!」
ラウラは敬礼すると、食堂の方へ向かった。それを見送った千冬は困った様な笑み浮かべていた。
千冬「やれやれ、織班先生だと言ってるだろうに・・・・・・・・お前もそう思わんか?烏丸」
いつから気付いていたのかと疑問に思いながら顔だけ出して周囲を警戒する。今の所女子達はいない。
蒼也「随分気にかけてるんですね」
千冬「まあ、な・・・・・・・・・・・いずれ一夏達にも話すが、お前には先に話しておこう」
千冬から聞いたのはラウラの出自についてだった。ラウラ・ボーデヴィッヒには親はいない。ドイツの軍事科学者が作り出したデザインベビーだった。
その科学者は科学者として軍事研究を行っているが恐ろしいマッドサイエンティストだった。人の限界を凌駕する力を持つ人間を作りだそうとして多くのデザインベビーを生み出し、非人道的な人体実験を行っていた。
そして作られたのが個体コードR-13、識別名称「ラウラ・ボーデヴィッヒ」だった。彼女の眼帯の中には"境界の瞳(ヴォーダン・オージュ)"と呼ばれる眼がある。
しかし、これは到底使いこなせる代物では無く、使おうにも暴走を起こして使い物にならなかった。
ラウラは失敗作の烙印を押され、廃棄すれば実験がばれてしまうと思った科学者は彼女を殺して作り直そうとした。
しかし、この実験の事を知ったドイツ軍はすぐに部隊を派遣、科学者は軍を追われ、ラウラは軍に保護される事になった。
ラウラ以外の実験体は全て死んでおり、その数は1000を超えていたらしい。
蒼也「・・・・・・・・・・」
千冬「出会った当時は本当に酷かった。生きてるのに死んでいる、そんな感じだった。私はそんなあいつが見過ごせなくてな。気付けばあいつに私が教えられる事を教えていた。弟子・・・・・・・とは違うな。感覚的に、妹が増えた様な感じだった。あいつから特殊部隊の隊長に就任したと聞かされた時は自分の事の様に喜んだものだ。あいつはやっとラウラ・ボーデヴィッヒという一人の人間になったんだ。多少、考えがズレているがな。これからも仲良くしてやってくれ」
それだけ言うと、千冬は学園に戻って行った。ちなみに蒼也は昼休み中延々と追い回されて、結局昼食を食べ損ねたらしい。
そして放課後、ギャラリーは知人友人に限られ、アリーナの観客席にはマドカと蒼也とセシリアに鈴音、そしてシャルロットがいた。
官制室では真耶と千冬がアリーナ見守っている。
Aピットでは、ラウラが首から下げているドッグタグを見つめていた。これはシュバルツェア・ハーゼ隊長に就任した時、千冬から贈られて来たものだ。
ラウラにとっては大切な宝物だ。開始時間が近づき、ラウラは開かれたピットに眼を向け、専用機を展開した。
ラウラ「さあ、行こうか。ラウラ・ボーデヴィッヒ、シュバルツェア・レーゲン!出るぞ!!」
そしてBピットでは、一夏が灰騎士を展開して開始時間を待っていた。相手は現役の軍人、それも若くして特殊部隊の隊長を勤める程の実力者、一夏は自分の力がどれだけ通用するか試したくてうずうずしていた。
開始時間になり、ピットが開かれる。
一夏「よし・・・・・・織班一夏、灰騎士!行きます!!」
ほぼ同時にピットから飛び出した二人は各々武器を構えた。
ラウラ「突然の申し出を受けてもらい礼を言う。教官から学び、私が培った力、存分に見せよう!」
一夏「ならば俺も、全てを出し切るまでだ!」
..........3
カウントが開始され、一夏は利剣・緋皇を握る手に自然と力を込める。
..........2
ラウラは両手に展開した銃剣で独特の構えを取る。
..........1
緊張感でアリーナが静まり返る
..........start!!!
開始のブザーが鳴り響き、灰と黒が激突した。
おまけな作者の遊び
真名 織班千冬
クラス バーサーカー
クラススキル 狂化ex
対悪A-
スキル
変化A
自身の攻撃力、防御力が上昇
ブリュンヒルデex
自身のNP上昇(50%)、宝具威力上昇
威圧の眼光
相手の攻撃力、防御力、クリティカル威力が減少しNPが30%減少
宝具 極式・零落白夜
対城宝具
敵に超強力な全体攻撃+無敵貫通+トラウマ付与+スタン+高確率で即死
召喚時ボイス
「む、セイバーでは無いのか?まあいい、敵は全て斬り捨てるのみ!」
exアタック
「さあ、まだ果てるなよ!!」
宝具選択時ボイス
「さあ・・・・・・・・・これに耐えられるか?」
宝具発動ボイス
「さあ、そろそろ幕引きだ!・・・・・・・・そらそらそら!!!!全てを斬り伏せてやる!!零落白夜!!!!!!!!」
勝利ボイス
「まだだ、まだ暴れ足りん!」
「もう終わりか?もっと楽しませてみせろ」
消滅時ボイス
「私は・・・・・・まだ・・・・・・」
「ふはははは、いいぞ・・・・・もっと私を・・・・・・」