ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中) 作:ハマトラ
とりあえず、現時刻をもって締め切らせていただきます
有が多かったですが、無しの人の意見も考慮した上で次回にでも結果発表したいと思います
教員部隊のミーティング後、専用機持ちが寮管室に集められ会議の内容を説明した。理由は標的となっている一夏に注意を促し、襲撃が起きた際は専用機持ちが先頭になって一般生徒の避難を先導させる為だ。
千冬「私からの説明は以上だ。何か質問があるか?」
セシリア「織斑先生、もし敵がクラス対抗戦を狙い襲撃して来た場合は?」
千冬「鎮圧は烏丸、織斑妹を加えた教員部隊が受け持つ。試合中の場合速やかに中断、試合中の生徒はピットに戻り一般生徒と共に避難してもらう」
鈴音「て事は避難完了後私達は一般生徒の警護ってことですか?」
千冬「あぁ、連中が一般生徒を襲うとは思えんが」
一夏「念を入れた方がいいですからね、俺も警護に・・・・・・と言いたいですが、狙われているのが俺ですからね」
蒼也「そういうこった、八葉一刀流を会得してるとはいえ今のお前じゃ生徒守りながらはきついだろ?」
千冬「適材適所だ。そう気を落とすな」
千冬にフォローされて解散となった。翌日から教員部隊による秘密裏な厳戒態勢が開始された。見回りやゴミ拾い等の名目で各地を警戒する教員部隊とマドカと蒼也、様々な襲撃の可能性を考慮した警戒が続けらるが、襲撃が起こること無く。とうとうクラス対抗戦当日となった。
電光掲示板には組み合わせが表示されており、クラス代表の生徒達が見に来ていた。
『第一試合
1年1組代表 織斑一夏vs1年2組代表 凰鈴音』
一夏「まさかこんな早く当たるとはな」
鈴音「手加減したら吹っ飛ばすからね!」
一夏「解ってるよ、ついでだから賭けするか?」
鈴音「いいわね!何賭ける?」
一夏「食堂の数量限定パフェでどうだ?」
鈴音「乗った!!」
薫子『さあ今年もやって参りました!学園今年最初のイベント、クラス対抗戦!!実況は私、新聞部の黛薫子とーーーー』
蒼也『暇してたら拉致られた解説の烏丸蒼也でお送りしま~す』
遡ること数分前、蒼也がマドカと管制室に行こうとした時、突如嵐の様に突然来た薫子が話題性を求め蒼也を掻っ攫って行った。
当然マドカも一瞬何が起こったのかわからず、思考を働かそうにも働かないので、やがてマドカは考えることを止めて管制室に向かった。
薫子『それでは張り切って参りましょう!!第一試合、選手の入場だ!Aピット!見た目は猫、中身はバーサーカー!中国から来た暴れ猫!!凰鈴音選手!!!!』
鈴音「誰が猫か!!何そのキャッチコピー!?」
某ペル○ナの格ゲー的キャッチコピーに鋭いツッコミを入れて威嚇するが、その様子はまさに猫の様で一部の観客は思わず和んでしまっていた。
薫子『続きましてBピット!皆さんお待ちかね、男性操縦者の登場だ!!道を切り開く系イケメン剣士!!織斑一夏選手!!!!!!』
一夏「・・・・・・・・・道を切り開く系って何なんだ?」
黄色い声援を浴びながらピットから飛び出した一夏は薫子のテンションとプロに負けず劣らずなマイクパフォーマンスに苦笑を浮かべてツッコミを入れた。
鈴音「さて、限定パフェやスイーツ食べ放題がかかってるし勝たせてもらうわ!」
一夏「それはこっちの台詞だ!全力で行かせてもらう」
薫子『カウントダウンが始まりました!二人は親友同士、果たしてどちらに軍配が上がるのか!?』
..........3
一夏は拡張領域から利剣・緋皇を出して構える。
...........2
鈴音も大振りなダブルセイバーを出して構える。
............1
漂う緊張感に会場が静まり返った。
.............start!!!
開始のブザーが鳴り響き、歓声と共に龍と騎士が激突した。
薫子『さあ始まりました!開始早々激しいぶつかり合い!!烏丸君から見てどう思いますか?』
蒼也『そうッスね~、一夏の灰騎士は近接武装しかなく、扱う剣は柔の剣、対する鈴の甲龍はパワー重視、全くもって正反対だからこそ先が見えにくいッス』
幾度と無くぶつかり合い、一夏は下段の構えから切り上げると鈴音はダブルセイバーを双剣に変えて右手で剣を受けて左手の剣を振り下ろす。
一夏は身体を捻って強引に避けてそのまま攻撃に転じた。
一夏「八葉一刀流、伍の型"残月"!!」
鋭い一閃が鈴音を捉え、シールドエネルギーを大幅に削る。後退した鈴音に追撃を仕掛けようとした時、鈴音の肩の非固定ユニットが起動して次の瞬間、一夏は何かに吹き飛ばされた。
シールドエネルギーが削られ、鈴音の肩の非固定ユニットに目を向ける。
一夏「そうか、それが中国の"衝撃砲"か」
鈴音「そうよ、私は"龍砲"って呼んでる。次はラッシュよ、耐えられるかしら!!」
鈴音は龍砲を連射する。見えずとも自分を狙う以上弾道は予測出来る為、一夏は弾道予測で避けるが、それでも数発命中してしまう。
一夏「ぐっ!!だったら!!!!」
一夏は地面スレスレを飛び、そこから瞬間加速を発動させる。砂埃が舞い上がり、今度は弾がよく見えた。
鈴音「嘘!?」
一夏「そこだ!八葉一刀流、弐の型"疾風"!!」
龍砲の間をすり抜けて、一夏は鈴音に瞬間加速で一気に接近し斬りつける。咄嗟に反応した鈴音はぎりぎりで避けるが、龍砲の一つが使用不能になった。
鈴音「にゃあああああああああ!!一夏!後で整備科に一緒に付き合いなさいよ!?」
一夏「はいはい」
気を取り直した二人が再び武器を構えてぶつかり合うーーーー
その瞬間、一筋の閃光がアリーナの中心を穿った。
鈴音転入秘話
学園への入学をすぐ決めていた鈴音だったが一つの問題が起こった。
「凰君、考え直しておくれよ~」
鈴音「あ~もうしつこい~!!」
政府の担当が許可してくれなかった。理由を聞くと
『もし私のいないところでイジメられたり、ロリコンに襲われたら大変じゃないか~』
・・・・・・・とのこと
鈴音「だから~んなことにはならないしイジメられるわけないでしょう!!」
「こ、これが反抗期!・・・・・・・・・ああ、初めて会った時の純粋無垢な凰君はどこに・・・・・」
鈴音「誰が反抗期か!後過去サラっと捏造すな!!」
こんな不毛な言い争い?が続き、結局鈴音は転入という形で学園に行くことになった。ちなみにその担当は全身骨折で現在進行形で入院しているらしい