ISー無限の軌跡ー(スランプ中につき更新速度低下中)   作:ハマトラ

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fate/goで三蔵ちゃんの宝具見た時の率直な感想

お前みたいなキャスターがいるかwwww


第10話 IS学園入学

IS学園はISに携わる者の入学する学校でISは女性にしか使えない為女子校扱いとなっている。全寮制で敷地面積は広く、購買には様々な物が揃い、学年別の食堂から大浴場、もちろん模擬戦用のアリーナや整備用ハンガーまで完備されている。

そんな学園の1クラスの生徒の視線が二カ所に集中していた。理由は男性でありながらISを動かし世界中で注目されている二人がいるからだ。

 

一夏(視線が痛い・・・・・・・)

 

蒼也(俺もあの兎にパワーボムでもやっておけばよかった・・・・・・・)

 

当の二人は周囲の視線が刺さり、完全に参っていた。周囲を気にする余裕も無く、その様子をマドカは遠目から心配そうに見ていた。

自身にも千冬とうり二つということもあって少なからず視線が集まっていることに気付いてはいなかった。

 

麻耶「皆さん、入学おめでとうございます!このクラスの担任の補佐を勤めます、山田麻耶です」

 

入ってきた教師が自己紹介するものの、誰一人反応するものはいなかった。全員男性操縦者二人気になり、一夏と蒼也も視線に耐えるので精一杯だった。

麻耶はあまりに無反応で涙目になりながらもクラスの自己紹介に移った。

 

一夏(大体、俺は本当なら今頃剣の鍛練をしながら藍越学園に行って弾達と平穏な高校生活を謳歌してるはずだったのに・・・・・・・・・)

 

蒼也(統括も統括だよ・・・・・・・・ついでに長期任務まで・・・・・)

 

 

 

 

 

ーーーーーーー入学二日前

 

亡国機業のエージェント部にて統括のオータムが束に何があったかキャメルクラッチを決めながら蒼也とマドカに指示を出していた。

 

オータム『いいか、お前ら二人に長期任務を与える。内容は一夏の護衛、そして有事の際の学園の警護だ』

 

マドカ『兄さんのは予想出来ますけど、何故学園も?』

 

オータム『日本政府から聞き出した情報だが、この馬鹿が引き起こしたニュースのせいで各国の女性利権団体が活発化してるらしい。政府にも20件の脅迫文が来てる。どれも一夏と蒼也の身柄を引き渡せってものだ』

 

蒼也『過激派連中だったらマジで学園に乗り込んで来そうだな、連中にとって俺らは排除すべき異物ってことだな』

 

オータム『そういうことだ、学園側にも了承はとってある。情報部から何かあったら知らせてやるよっと』

 

束『オーちゃん止めて!?これ以上は束さんの背骨と脊椎が枝みたいに折れちゃう!!』

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

麻耶「では、次は織斑君お願いします」

 

一夏に順番が回り、呼ばれた一夏は我に返ると立ち上がる。周囲からは待ってましたと言わんばかりの視線が集まる。

 

一夏「えっと・・・・・・・織斑一夏です。特技と言えるものはありませんが家事が得意です。多少剣の心得があります。これから一年間よろしくお願いします」

 

「家事・・・・・・結構家庭的!」

 

「うっ・・・・・・・エプロンして料理してるところを想像したら鼻血が・・・・」

 

「しかも爽やか系!」

 

一夏(・・・・・・今おかしなの聞こえた様な)

 

席に座りながら苦笑を浮かべていると、次にマドカが立ち上がる。

 

マドカ「織斑マドカです。織斑一夏とここで教師をしている織斑千冬の妹ですが、今年から入学することになりました。兄共々よろしくお願いします!」

 

「やっぱり千冬様の妹?」

 

「凄い・・・・そっくり」

 

「一夏×マドカで禁断の恋・・・・・・・いや千冬×マドカも捨て難い・・・・」

 

一瞬凄まじい悪寒に襲われながら着席すると、もう一人の織斑が入ってきた。

 

千冬「すまない、予定より遅れてしまった」

 

麻耶「いえ、大丈夫ですよ。案の定自己紹介は無視されましたけど・・・・」

 

遠い目をする麻耶に哀れみの視線を送ると千冬は教壇に立った。

 

千冬「このクラスを担当することになった織斑千冬だ。教員に未だ慣れぬ身ながらもお前達を一年間で鍛え上げることが仕事だ。身内もいるが贔屓せず厳しく行くから覚悟する様に」

 

次の瞬間、視線地獄を味わう二人に音圧の暴風雨が襲い掛かった。音の暴力は窓ガラスを震えさせている様に見えた気がしていた。

 

「本物よ!本物の千冬様よ!!」

 

「私、千冬様に会いたくて北九州から来ました!!!!」

 

「お姉様!どうか私を罵ってください!!」

 

一夏・蒼也((最後明らかにおかしいだろ!?))

 

千冬「やれやれ・・・・・・去年といい今年といい・・・・・学園長、こういう輩全部私のところに集めてるのか?」

 

麻耶「あ、アハハ・・・・・」

 

麻耶も苦笑を浮かべながら自己紹介を進めようとする、しかし時間もあまり少なくなっていた。

 

麻耶「では、仕方ないので次で最後にしましょう。では視線の集中してる烏丸君、お願いします」

 

蒼也「まあ、こうなるよな・・・・・」

 

突き刺さる視線に堪えながら蒼也は立ち上がる。

 

蒼也「烏丸蒼也、好きなのはジャンクフード系、趣味はトランプとかカードゲーム系、ブレードが得意だな。一応歳は一個上だが、気にせず接してくれ」

 

「織斑君とはまた違うタイプのイケメン・・・・」

 

「私、今年このクラスでよかった~」

 

「我が生涯に一辺の悔い無し!!」

 

「お母さん、今年の母の日にはカーネーションにカップ麺付けてあげるね」

 

一夏(お母さん、もう少し大事にしろよ・・・・・)

 

マドカ(一人天に召されかかってるし・・・・・・)

 

千冬「静かに!!早速だが次の時間から授業を始める。各自準備しておく様に」

 

千冬の指示と同時にチャイムが鳴り、この1時間は自己紹介で終わった。ちなみにマドカと一夏と蒼也が質問攻めを受けたのは言うまでも無い。

 

 

 

 

 

 




次回、アンチ対象登場です

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