水も滴る触手精霊、始めました。   作:ジョン・ドウズ

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卒論なんて嫌いだ。ぬわぁぁぁん疲れたもぉん!!辞めたくなりますよーー(口先だけ)!!ぬわ疲ですよプロデューサーさん!!

触手紳士の皆さん、暫しお待ちあれ。しかし。

─────紳士の皆様。


お ま た せ 。


Date.34「湯けむり温泉殺人事件(大嘘)」

  風呂と言えば、混浴である(迫真)。

 

  俺、色無誠は断言する。

 

  風呂と言えば、混浴である(二回目)。露天風呂で混浴しようぜ。俺の夢の一つなんだ。

 

  ということで、来禅高校御一行様と共にやって参りましたのは、これまたご立派な旅館。いい仕事してんねぇ通りでねぇ!!

 

  制服姿でさらっと修学旅行に紛れ込んだ俺。一応点呼の際にはササッと隠れてやり過ごしている。基本は士道先輩か折紙先輩からある程度の距離を保ちつつ、旅館までやって来た。わざとらしいこの背徳感!!良いッ!!

 

「みーみみ。くるみー」

 

「ん?まあ、何とでもなるって」

 

  人の目も多いため、流石にバレやしないかと繰三が警戒している。繰三は狂三(オリジナル)が休学中扱いなので、間違われると面倒ではある。それでも手乗り繰三ならバレる心配は無いので、安心して胸ポケットに突っ込んである。俺も先輩のクラスメイト以外には知られてないので、紛れ込んでも「見かけない美人の生徒」で済む。

 

「風呂、寝床は何とかなる。それよか飯はどうする?」

 

「みみー」

 

「今から他のホテル泊まるの?マジで?ヤダー!!最悪コンビニ行こうぜ!!」

 

「………ざふきえる」

 

  ずっとこの調子でお気楽に振る舞ってはいるが、さっきから殺気がめちゃくちゃ背中に飛んでいて地味に居心地が悪い。視線の主には見当が付いているさ。ちらと目だけで脇を見遣れば、士道先輩をサンドイッチするように密着している双子精霊が、隙あらば首を掻くと言わんばかりに睨み付けている。

 

  ………まあ、初対面の相手に触手プレイはやり過ぎたか。うん、いいものだったな。今でも目に浮かぶぜ。実に濡れたよ、何処がとは言わないけど。お礼も込めて笑顔でサムズアップしたら、二人とも士道先輩の背中に隠れてメチャクチャ警戒してた。流石にここじゃやらねぇよ。ん?いや、むしろやって欲しいのか?衆人環視の中で?

 

「────上級者?」

 

「な、何を考えてるかは知らないけど否定しておくし!!」

 

「同意。とにかく半径5m以内には近付かないで下さい」

 

「くーーっ!!」

 

  おかしい。繰三まで毛を逆立ててる。おこかね?君、おこかね?まさか君また触手プレイをご所望かね?俺が繰三をつねったり小突いたりして反応を確かめていると、八舞………だったか。双子精霊が士道先輩にすがり始めた。

 

「士道よ。あの淫獣を何とかせよ。早急にだ。さすれば我が寵愛をくれてやろう。嬉しいだろう?ん?」

 

「要望。いつまた襲われるとも分かりません。何か手を打って下さい。お礼は夕弦の愛ですよ」

 

「お、おう………?」

 

  どうも、士道先輩なら俺を止められると判断されたらしく、先程から二人ともべったりと引っ付いている。俺の排除は二人の共通命題になったようで、100番勝負は代案として士道先輩を()()()ことになったそうな。うーん、役得。実に羨ましいことになってる。

 

「シドー、何だか体調が悪いのだ。その………もう少し背中を借りていても、良いか?」

 

「大丈夫か?」

 

「士道。私も体調が悪い。物理的に胸を借りたい」

 

「誰か代わってくれ」

 

  おい凄いことになってんぞ士道先輩。八舞の百合百合シーンを見てから体調の優れない十香が背中に、対抗した折紙先輩が胸元にもたれ掛かり、四方を美少女に囲まれておる。つまり美女四方固め。一回くらいやられてみたい。繰三に頼めばやってくれるだろうか。嗚呼、裏山。

 

「五河ァ!!俺はお前を殴る!!殴らせろ!!」

 

「やれ、やってしまえ殿町!!」

 

「男の敵ィ!!」

 

「女にとっても敵ィ!!」

 

「何これ味方いないんだけど!?」

 

  クラスメイトの皆さんの団結力が素晴らしい件について。これはこれは………つまり、士道先輩ヤバイですねぇ。いつか死なないといいけど。五河姓なだけに。妬み嫉みには気をつけよう!!

 

  それにしても、双子精霊のどちらも士道先輩に積極的なのは助かる。だから尚更十香と折紙先輩には離れていて貰う必要があるんだけどね。作戦会議のために先輩の悲痛な叫びをスルーして人込みから抜け出し、俺は令音さんの元へ向かう。

 

「令音さん、どうです?」

 

「ん、依然として駄目だね。〈フラクシナス〉との連携は期待出来そうにないよ」

 

  たまちゃん先生や他の生徒の目を意識して、小声でやり取りする。何故なら、我らが艦〈フラクシナス〉と通信が一切出来なくなったからだ。どこに原因があるか分からない以上、注意はしなければならない。

 

  こんな状況下ではあるが、令音さんは攻略をするつもりだ。精霊中最速と言って過言でない〈ベルセルク〉こと八舞姉妹を今封印出来ないと、次はいつ逢えるか分からない。このチャンスを逃す手はないとのことだ。とにかく今は少しでも長く士道先輩にくっ付け、仲を深めてもらわねば。そして二人と幸せなキスをして終了といきたい。

 

「そうだ、俺が島の外に出て連絡付けてみましょうか?海上でやってみれば変わるかもしれませんし」

 

「それもそうだ。私は副担任の立場があって大きく動けないからね、ありがたい申し出だ」

 

「うっす、それじゃ行ってきます」

 

  足早に令音さんと別れると、俺は修学旅行の一団から離れて旅館の裏手に回る。この旅館には露天風呂があり、すぐそばが海だ。俺は水の精霊なので、海に入って液状化してしまえば追跡は不可能。更に周囲が武器として使える水だらけ、と海ほど適した環境は無い。即ち某三位一体変形合体ロボの三番目だ。たぶん一番はカマエルで二番が繰三。

 

  では、ささっと海に潜って島を出ようか─────

 

「兄貴!!」

 

  妹がくっついてきてた。〈リリス〉も一緒に。何やねんお前。何で来てんの。

 

「………何で来たんだよ」

 

「言ったでしょ!兄貴がどっか行かないように見張ってるの!!」

 

「みはるーー!!」

 

  頭が痛い。基本聞き分けが良い彩だが、俺には無茶振りを連発してくるしワガママになる。なついてくれるのは嬉しいがちと今は勘弁してくれ。

 

  それと〈リリス〉。妙に彩にべったりだが何なんだ?彩を襲うでも、士道先輩達を狙うでもない。ただただ彩について回ってる。読めん。読めないぞこいつの行動。

 

  だがそれは後回し。今は〈フラクシナス〉の神無月と連絡を取りたい。え、カマエル艦長代理?知らん。どうせ脳筋だから信用できない。

 

「丁度今からどっか行きたいんだけど」

 

「じゃあ私も行く」

 

「戻ってくるから」

 

「………本当?」

 

  上目遣いに覗き込んでくる。うん、最近女らしくなってきたな妹よ。俺の食指は動かんが。あと士道先輩には惚れるなよ、競争率が異様だから。

 

「俺がお前に嘘吐いたことあるか?」

 

「兄貴、前に私のプリン食べたのに、しらばっくれた」

 

「……あったな………。」

 

  あったわ………確かに二年前に間違えて彩のプリン食って怒られたわ………。あの時は彩の気迫に圧されてケーキ屋まで走らされましたね。自信満々に言っておいて恥ずかしくないのかよ?恥ずかしいよ!!穴があったら突っ込んでくれ。主に下の口に。ぶち込んでくれよ!!違うか。

 

「あー分かった。覗きでしょ。兄貴露天風呂に張り込んで女湯覗くつもりでしょ!!」

 

「えっちだ!えっちだよ!!」

 

「それは後。今は別件」

 

「覗くには覗くんじゃん!!」

 

「えっち!!えっちーー!!」

 

  楽しげな〈リリス〉の合いの手(?)が鬱陶しい。たぶんあんまり意味を理解してないぞアレ。何かこれ以上は不毛なので話をバッサリ無視して海に飛び込む。

 

「夕飯には戻る。てか腹へったら戻る」

 

  〈触抱聖母(アルミサエル)〉を呼び出して体内に挿入、液状化すると、ザボンと音を立てて海に沈む。繰三を置いていかないように、水で作った中空のボールに放り込む。

 

「あ"ーーーーーっ!?バカ兄貴戻ってこーーーーい!!逃げるなーーー!!」

 

「えーーっち!!えーーーーっち!!」

 

  精霊の身体能力が為せる技か、彩達の声は水中からでもはっきり聞き取れた。しかし今は迷わず海を行く。

 

  が。

 

「でったちゃん乗せて!!追い掛けて飛んで!!」

 

「まかせてーー」

 

  何と彩を背中に乗せた〈リリス〉がスーパーマンの如き姿勢で飛び立つと、繰三の影を頼りに俺を追いかけてきた。にゃろう、こちとら馴れない隠密行動したいとこなのによ!!

 

  ということで、触手で捕まえて二人を水中に引きずり込む。繰三を入れていた球体を拡大し、十分なスペースを確保して捕まえた二人を放り込んだ。

 

「あのさぁ、ここだから言うけど、精霊絡みのまともな用件なんだよね。バレたら怒るよ?」

 

「え、あう………迷惑にはならないから!!兄貴、一生のお願い!!このまま連れてって!!」

 

「………いいけど、プリンの件は忘れろよ」

 

「対価安過ぎない、兄貴?」

 

 

 

 

 

 

  時は流れて午後七時。来禅高校の生徒たちの入浴時間である。しかし、修学旅行となれば、大概入浴時間が決まっているもの。三十分も経てば、生徒たちの姿は消えている。

 

  故に、午後七時三十分。大浴場には、再び静寂が訪れていた。

 

「………風呂………露天風呂………湯けむり………」

 

  カラカラと戸をゆっくり開き、人影が露天風呂に現れる。

 

「月明かり………星空………美少女の裸体………肴………月見酒にワカメ酒………」

 

  風呂桶にアヒルのオモチャとタオルを入れ、逆にその身に一糸纏うことなく現れたのは、触手精霊こと色無誠だ。

 

  つい先程まで、海に潜って〈フラクシナス〉との連絡を試みていたが、海中にまで広がる随意領域らしき障壁に阻まれ、何の成果も得られず帰ってきた。因みに誠なら破れない随意領域ではなかったが、〈ラタトスク機関〉の活動がバレては困るので手が出せず仕舞いだった。

 

  しかし、誠が沈痛な面持ちでブツブツ呟いているのは、それが理由ではない。

 

「美女祭り見逃した!!不覚!!一生の不覚!!」

 

  風呂の覗きをし損ねたことを嘆いているのだった。旅館に戻って来てみれば、浴衣姿の生徒たちが大半。これを見た誠は瞬時に悟った。今や、遥か彼方に理想郷。国敗れて山河あり。情に竿差して夢逃す。旅館の入り口で膝から崩れ落ちた。

 

  仕方無いので、せめて美少女のダシが出てる湯に浸かろうという、転んでもタダでは起きない精神で露天風呂にやって来た。

 

「いい湯加減だなぁ」

 

  文句は言っても、やはり風呂そのものは心地好い。誠としては、風呂は琴里を思い出すものでもある。精霊になった初日に、もし五河家に忍び込まず、琴里に逢っていなかったら。

 

  もしそうなら、自分は今頃何をしていたのだろうか。ただ欲望の限りを尽くし、それこそ狂三と同じ人に仇為す者になっていたかもしれない。

 

  考えても仕方ないことだが、物思いに耽ることの出来る程、大浴場は静かであり、また眺めは良いものだった。

 

「何か、お悩みですの?」

 

  繰三がいつの間にか側に来ていることを、気付かせないくらいに。話し掛けられてようやく、誠は自分が思考の海に沈んでいたことを察した。

 

「んーー?ちょっと考え事。悩みって程じゃない。もし俺が司令や士道先輩に逢ってなかったら、っていう、今更考えても意味ない話だよ」

 

IF(もしも)と考えるのは人間の傲慢ですわ。過ぎ去ったことを後から愚痴愚痴蒸し返すなんて、潔くないですもの」

 

  海を見つめる誠の隣に繰三が座り、並んで湯に浸かる。束ねた髪をタオルで押さえる繰三と、毛先が湯に浮かぶことを気に掛けない誠。見た目も仕草も対象な美少女というのは、それはそれで絵になっていた。

 

「繰三は、もしも、なんて考えないのかよ」

 

「考えない………というより、()()()()()その、IFの存在ですもの。『もしも時崎狂三が、()()()()()()』。臆病なオリジナル。立ち止まるのは、振り返るのは、目的を諦めたからではないというのに」

 

  誠との距離を詰め、肌を密着させる繰三の頭が、誠の肩に重みを預ける。

 

「正しくは、『無理矢理にも引き留めて貰えた』、かもしれませんけれど。ね、誠さん?」

 

「お、おう!?」

 

  のぼせた訳でもなく、誠の顔が紅潮した。何てことはない、これまで繰三のことを『相棒』『触手に目覚めた美少女』位にしか思っていなかった誠だが、急に好意をぶつけられて慌てているだけだ。

 

「思えば、二人きりというのも久しぶりですわね」

 

「まあ、このところ賑やかだったしな」

 

「本当は、わたくしと誠さんだけで何処かに出かけたかったのですけど………これはこれで、良しとしますわ」

 

  やっと府に落ちた。繰三が機嫌が悪かった理由。これも何てことはない、自分を選んで貰えなくて拗ねていたのだ。人の機微には疎いな、と誠は反省する。

 

「繰三」

 

「何ですの?」

 

「今度、どっか連れてってや………ん?」

 

  ふと気付いた。繰三の顔が嫌に赤い。そして何より─────酒臭い。思えば普段よりやけに大胆だし、艶っぽい。繰三の身体を隠すバスタオル。そこから覗く柔肌も、心なしか普段より赤みを帯びている。

 

「お前、呑んだのかよ!?」

 

「くふふっ、精霊に未成年だの何だのは通じませんわ。誠さんもいかがですの?」

 

  繰三の身体で隠れていたが、徳利と猪口の乗った盆が湯に浮いている。

 

「誠さんなら、やれワカメ酒だ、月と女を肴に一杯だと言い出すかと思いまして」

 

「否定できねぇ!!」

 

  実際言った。

 

  しかし、元が一般人のために妙な所で常識に拘る誠。断固として飲酒ダメ絶対という単語が頭を駆け巡る。だが、繰三の誘いを断るのも男が廃る、いや触手精霊たる矜持に反する(要らぬ誇り)。

 

  そして誠は決意した。当初の目的も合わせて、己の欲望を叶えんと行動する。

 

「飲酒はしない────だが、ワカメ酒は飲ませてもらう!!」

 

「どっちですの!?」

 

「いくぞ!!そぉい!!」

 

  繰三に向かって向き直り、膝を抱くように座っていたその身体を湯から無理矢理抱き抱えて引き上げる。

 

「ひゃっ!?な、何ですの!?」

 

  丁度、所謂お姫様抱っこの姿勢になり、誠に捕まった繰三が何をされるのかと慌て出す。誠の視線の先を追い────それに気付いた。

 

  脚の内股と、下半身とが作る三角形。そこに溜まった湯の存在に。月の光とタオルで、幸い大事な部分は隠れてはいるが。

 

「え?あ─────ああっ!?」

 

  酔いが醒めそうな程に、繰三の頭が沸騰した。つまり────露天風呂の湯を、繰三を器代わりに飲む、ということだった。自分から誘ったといえ、今にも我が身が羞恥に燃え上がりそうだ。

 

「誠さ………ほんとに……うぅ、………しますの………?」

 

「覚悟は出来てるか─────俺は出来てる」

 

「最高に破廉恥な覚悟ですわよ!?」

 

「安心しろ、目は瞑っとくから」

 

「しかも覚悟出来てない!!」

 

  何事も勢いと思い付いたこと任せ。そしてヘタレさも混ざった男、色無誠。だからこそ出来る思いきりであり、だからこそ越えられない一線でもある。

 

「ほっとけ!!ええい、戴きます!!」

 

「んっ、ふ………ぁっ!?」

 

  繰三を更に抱き寄せ、無理矢理顔を突っ込む。股に他人の肌が触れる感覚に、こそばゆさと羞恥心とが加速させられる。思わず、繰三は祈るように手を組んでいた。

 

「ど、どうですの………?」

 

  気が動転している。何を自分は訊いているのか。口に出してから、繰三は己の行いを愚かしく思った。

 

「繰三の味がする」

 

「ひゃいっ!?」

 

「嘘です。ミネラル分の多いただのお湯の味しかしない」

 

「ばっ、バッカじゃないんですの!?」

 

  顔を上げた誠の頬をがっと掴んで思いっきり引っ張る。恥ずかしい思いをさせられて、からかわれて、何かやり返さないと気が済まなかった。

 

  しかし、それは何も繰三だけの話ではなかった。

 

「兄貴ぃ~~?」

 

  誠と繰三の背筋が凍った。硬直した身体はそのままに、声の主に揃って眼だけを向ける。

 

「何………やってんの………?」

 

  そこには、怒り心頭の彩が仁王立ちしていた。背後から、〈リリス〉が興味津々という様子で二人を眺めている。

 

  何と返すか。妹分への言い訳は、誠の中には持ち合わせが無かった。

 

「え……あ、その、のぼせ?ですの?」

 

  自分の痴態を見られた繰三にも、しどろもどろに答えにならない返事をするのが精一杯。

 

「えっち?」

 

  トドメは、〈リリス〉に刺された。

 

「馬鹿兄貴ィイイイイイイッ!!!!」

 

「どわぁぁぁぁっ!?!?」

 

  渾身のドロップキックが炸裂し、誠は繰三をその場に落っことして海に墜ちていった。

 

  奇しくも、士道の風呂上がりと似たような格好である。………送り出され方には、天と地の差があるが。

 

 

 

 




次回、八舞姉妹のドキドキ☆お医者さんごっこ(大嘘)

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