「いきなり新オリキャラ!・・・・まあこの物語にはちょっとしか出ませんけどね。」
目を醒ますと僕は保健室にいた。
「誰かが運んでくれたんですかね。」
夢の中で久し振りに友人に会って 嬉しいが、少し気になった事があった
「連絡・・・・・・?」
箱庭学園に来てからそんなに時間が経っていないはずなのに
傍観者のヤナ君が様子を見に来る訳がないのだ。
「あの人はいつも 相手が困ってようと楽しそうでもそれをニヤニヤして見ているだけなのに・・」
僕はポケットから滅多に電源を入れない携帯を取り出した
携帯に電源を入れ、画面のカレンダー表示を見て驚いた
僕がこの学園に来る前・・・つまりこの物語の一話の夢を見る前では確かに5月だった
なのに携帯の画面表示には:6月:になっていた
つまり一ヶ月経っていたのだ、
こうしないと話が進まないって事ですね、わかります。
「・・・・・・・・・ひい!?」
僕は気づいてしまった。
画面の映る着信表示の数に
着信 41409件
僕は恐る恐る着信履歴を開いてみた
そこに表示されていたのは全部、前の学校のクラスメイトのアダ名が書かれていた
ヤナ君ww(傍観者)
ソウ君(卑怯者)
強者
ヒッパ君(偽悪者)
シン君(異端者)
この五人が僕のクラスメイトで
僕の友達。
「心配してくれる人がいるのっていいなぁ」
たぶん僕って今ニヤニヤしてるんだろうなー
嬉しいからなー
ガタン!
「!? 誰ですか?」
保健室の扉から物音がして僕は視線をむける
だがドアには人影は映っておらずタダ、夕焼けの光りが照らされているだけだった
ん?夕焼け?
僕は携帯のデジタル時計に目を落とす
5:34
「・・・・・・・・・僕、この学校に来て、まだ勉学勤しんでないんですけど」
退学になったらどうしよう
という絶望的な考えが出てきて
憂鬱な気持ちになっていると
バタン!!とドアが開いて
人が入って来た
その人は何時か理事長室の天井に張り付いていた男の子
「おい、お前が無音軸 鱗だよなあ?」
「あ・・・はい!そうですよ?」
目付きが悪くて、まるで人を心の底から軽蔑しているような瞳、
小柄で変な制服を着ていて、白い髪の毛
この子確か?
「ああ!そうだ、悪い悪い、俺とした事が自己紹介忘れてたわ、」
何時かなじみさんが言ってたフラスコ計画って言う
訳のわからない実験のモルモットさんの一人の・・・
「雲仙my・・「雲仙冥利さんですね、この間皆さんと天井に張り付いてた人ですね」・・・・・」
冥利さんは今の僕の言葉で何かを悟ったようで口元に笑みを浮かばせる
「ふーん俺の名前を知ってるって事とあの時、俺らにテメーは気づいていたって事はお前は異常性(アブノーマル)だよなあ 無音軸!」
「・・・・・・・・?」
「それにこの時期に転校して来たと言うことはお前、フラスコ計画の関係者だろ?」
「・・たぶんフラスコ計画の関係者ですけどアブノーマルではないですよ?」
僕が今確認している事と間違いを告げると冥利さんがわざとらしく驚くふりをして手を上げる
「へえ、関係者って事はわかったけどよお アブノーマルでは無いねえ?
じゃあ何なんだ?お前は?」
「僕はただの [異端]で弱者な<人外>ですよ?」
僕はたぶん良い笑顔で答える
すると冥利さんはニヤリと笑うと話を進める
「異端ねえ・・・・まあいいや それでよお、俺が今日、此所に来た理由は
理事長に直々に頼まれたんだよ。」
「はい?」
理事長さんが僕に?一体なんでしょうかね?
「いやな?今日の中休みに理事長室に呼ばれてさ、
「無音軸君を肉体的に強化するために風紀委員会に入れてあげてくれませんか?」って言われてよ
だから俺直々に風紀委員専用の制服もってきてやったんだよ「無音軸第二風紀副委員長」?」
どう考えてあのクソババアチート野郎の仕業ですねわかります。
「は?は?え?」
「俺と同じく白虎(スノーホワイト)だそうだぜ?それにフード付きだとよ 」
冥利さんが何かを言っているようだけですが、僕の頭はぐちゃぐちゃです
「えうやいこ?!」
「それじゃあ、俺姉ちゃんとモンハンする約束するからよ 帰るからさ 明日は服に隠せる武器持ってこいよ、じゃあな 無音軸。」
冥利さんが保健室から出ていき保健室に沈黙が走る
そして僕は口を開く。
「前半は真面目だった癖に後半から急展開過ぎるでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
読者さんが付いていけないでしょがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
無音軸の叫ぶメタ発言は無音軸の前の学校のクラスメイトにも届いていたそうだ
めでたしめでたし♪
めでたし♪ じゃねえでしょが