弱者の歪む世界   作:電脳電力

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番外編です

いつもより長いですよ!


強者と人外

私の幼馴染みの無音軸 鱗は

 

私が物心ついた時から一緒にいた

 

何で鱗には両親がいないのかと聞くと

 

昔は遠い所にいると言っていたが

 

最近は私も鱗も年齢が年齢なので

 

本当の事を教えてもらったが

 

その際も苦々しい顔していた

 

結論を言うと

 

 

 

ただ

 

 

 

 

鱗が利用価値ないと言う理由だった

 

 

 

 

何でも鱗の一族は

 

利用価値がないものは

躊躇なく捨て

他人だろうが友人だろうが家族すら

まるで服についたゴミをはたき落とす様に

捨てる一族だそうだ

 

 

私はその話を聞いて湧き出る様な憎しみと殺意が襲っていたが

 

鱗にいたっては落ち込むと思いきや

 

「何そのラノベみたいな設定僕スゲー!!」

 

とスーパーハイテンションで嬉しそうにしていたが

 

一晩中布団の中で泣いていたのは当たり前だと思う

 

 

まあ、次の日からは普通に暮らしていたが

 

新たな問題が発生してしまった

 

それは

 

『スキル』である

 

私や鱗には

 

私たち異端組の副作用とは全く異なる能力を

持っていた

 

私はアブノーマルと言う

 

異常性を持っていた

 

一つは人体強化であり

 

もう一つは訳がわからない能力だった

 

幼馴染みの双子の片割れに

 

この能力を使いバトってみたが

 

あっけなく負けコスプレを着せられ

 

一日中イカ娘の格好させられ

 

学校の授業を受けたのは苦い思い出である

 

一方鱗の能力は

 

一つがマイナスという能力と

 

もう一つは自分を弱くする能力だ

 

 

マイナスの能力は、

 

 

「自分を犠牲にすればみんな笑ってくれる」

 

そんな、思いが作りだした能力は

 

きっと私達が鱗の両親の事を知り

 

鱗の事を哀れみ心配し気をつかってしまい

 

それを知った、鱗がみんなをどんなことしても

笑わせようして自分を殺していたので

昔から精神的に弱い鱗にはそれが苦痛で

しょうがなく、

鱗の精神に負荷を与え

結果、出来てしまった呪いだと思う

 

まあ、鱗もめったに使わないため

日常には何も問題はなかった

 

あの時までは、

 

名門箱舟中学にて

 

鱗の友達の球磨川が

 

真っ赤な神様に血祭りにされていた

 

後で聞いた話だか球磨川禊は

 

とある人外の顔の皮を剥ぎ笑っていて

 

それを見た赤い神様が殴り殺そうとしたに

 

らしい、

 

どう考えても悪いのは球磨川だが

 

鱗には関係なかった

 

 

 

結果、

 

 

無音軸鱗は赤い神様、本名黒神めだかに

 

敗北を与えた。

 

 

 

その後、

 

 

高校二年なった鱗が私達の目の前から消えた

 

どうやら鱗は安心院なじみという女に連れて行かれたようだ

 

その安心院はどんなに探そうが見つからなかったが

 

傍観者に聞いたところ

 

安心院なじみは封印されていることがわかった

 

封印されているならばしょうがないと

 

鱗がいる箱庭学園に朝一番で行こうとし

 

確かに私は布団の中に入り眠ったはずだ

 

なのになぜ

 

今、私は知らない教室にいるんだろう。

 

そして何故、

 

目の前に知らない女の子が立っているんだろうか

 

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

 

 

 

「やあ、無音軸 妃恋ちゃんこんにちわ。」

 

この女は何者かは知らないが

挨拶された挨拶をするのが

お約束なので形だけであるが

挨拶をしておこうと思う

 

「初めまして、私は妃恋と言います

お前は何て言うんだ?」

 

「おやおや、これはすまない

僕は安心院なじみだよ

親しみを込めて安心院さんと呼びなs」

 

私が安心院なじみという名を聞かされた

瞬間、

私のスキル 「一角弾乱」(パワーズアクター)

で安心院なじみの顔面を強くした拳で殴った

私のスキル「一角弾乱」は

 

私の繰り出す技を強くするスキルだ

 

このスキルを使えばデコピンで岩を貫くこともできる

 

一角だけに。

 

まあ、欠点がなかったらの話し合いだが

 

 

 

「うわーお、君は野蛮だねー妃恋ちゃん。

無音軸くんもここまで狂ってはいないよ。」

 

………「一角弾乱」の欠点は攻撃がハズレやすいことだ

 

簡単に言うとドラクエの痛恨の一撃だ

 

だか、今の攻撃はちゃんと当たっていた

 

かなり本気でやったから

 

とりあいず、顔面なくなっても良いのはずだ

 

 

対する女はニヤニヤしながら

ダブルピースをしている

 

かなりむかつく

 

すごくむかつく

 

スーパーむかつく

 

 

 

 

「おや?どうしたんだい?妃恋ちゃん

折角の可愛い顔が歪んでるぜ?」

 

「あーお前のダブルピースに殺意を感じてるだけですよ」

 

「何で、慣れていない敬語使ってるんだい?

肩の力抜きなさい妃恋ちゃん」

 

「チッ 目上の奴には敬語を使えって言われたんだよ

なじみ。」

 

「ふーん、あ! 僕の事は親しみを込めて安心院さんと呼びなさい。妃恋ちゃん」

 

「あぁ!!もう!ちゃん付けやめろ!恥ずかしい!!」

 

こいつ私の事をおちょくってやがる

 

本当殺したい

 

 

「ところでさー僕ってミ〇ドのポンデリングすきなんだよねー昔は知り合いの吸血鬼と一緒に食べに行ったぜ」

 

「嫌々そう言う話良いから 鱗を返せ 」「嫌だね」

 

「即答かよ」「即答だよ」

 

「メンドクセーなどうすれば返してくれるんだよ」

 

 

 

次の瞬間、空気が変わった

 

 

 

「そうだね、それじゃあ今後一切僕の計画が終わるまで

無音軸くんを貸してくれたらいいぜ」

 

 

いきなり声のトーンが下がり、真剣になった

 

「やだって言ったら?」

 

「……何時でも無音軸くんに会えるように手配をしてあげるし、無音軸くんの健康を保証しょう」

 

「本当だな?」

・・・・

「本当だよ。まあ、もう1つお願いがあるけどね」

 

「何だよ。」

 

「簡単だよ、異端組の[被害者]、そして【異端者】

に僕の計画を邪魔しないようにしてほしい」

 

 

・・・確かに[被害者]は人畜有害だか

異端者はぶちギレない限り人畜無害のさわやかお兄さんだ

こいつ何をしたんだ?

 

「・・・彼の彼女にちょっかいかけました、」

 

「それは、キレるわ。そしてどさくさに紛れて心読むな。」

 

【シン】の奴、あの子の事本当に好きだからなー

 

「どうだい?それが守れるなら一年後無音軸くんを返すぜ?」

 

「わかった。」

 

私は事を了承すると教室のドアを開け、

 

もう一度女をみた、

 

安心院なじみは手を降りながら

 

こう言った

 

 

 

 

 

「バイバイ妃恋。」

 

 

と挨拶された

挨拶は挨拶て返すのが

お約束なので

心を込めて

 

 

「じゃーな、安心院さん、鱗事頼むわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安心院はニコニコしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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