赤鬼転生記~異世界召喚・呼び出された赤鬼は聖剣と魔剣を持っていない~   作:コントラス

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第十九鬼

 クイーンアントの討伐を成功させた一行はダンジョンを上っていた。

 第4ダンジョンには他の第1、第2、第3のダンジョンとは違う特色がある。それは5階層毎に転移魔法陣があることだ。

 全ての転移魔法陣はダンジョンの出入口にある転移魔法陣に繋がっている。

 魔力を転移魔法陣に流すと、転移魔法陣がその魔力を覚えて記憶する。それらが記憶した転移魔法陣同士が空間を繋ぎ、行き来できるようになるという仕組みだ。

 1人でも登録者がパーティーにいれば、登録していない者でも使用でき、いったことのない階層にいくことができる。

 

 今はその転移魔法陣を利用するために階層を上っている。目指す階層は55階層だ。

 現在彼らは56階層にいて55階層に続く階段の前まできていた。

 

 

「そこそこにアントとかスパイダー系、モス系の魔物が散見できた。ダンジョンの状態が戻ってきてる」

 

「そうだな。クイーンアントの所為で崩れたダンジョンの生態系も(じき)に元の通りになる。正直、今は戦いを避けたい。早く戻ろう」

 

 

 パレリアの見解に同意したリカルドは一行を急かす。

 彼らの疲労は凄まじいもので、ここに辿り着くのに5時間掛かった。その間に4度の休憩と20回以上の戦闘を行っている。

 クイーンアントの配下と瘴気から生まれるアントの区別は【鑑定】では付けられないが、その動きや単体か群れかで判断することが可能だ。

 瘴気から生まれる魔物は統率力がなく、仲間意識が低い。勿論、中には【統率】のスキルを持ち、己より格下の魔物を従える魔物も多くいるが、それ以外の魔物は群れることは少ない。

 行動を共にしていたとしても連携などとらない。好き勝手に行動するだけだ。

 

 閑話休題。

 

 リカルドは早急に戻って、勇気を休ませたかった。数時間の休憩だけでは彼の疲労が抜けきらなかったからだ。

 それは他の勇者にも言えることではあるが、やはり【光影斬】を放ったことが大きかった。

 

 

「……ん?」

 

「パレリア? どうした?」

 

 

 最前列で引率するリカルドは相談のためか傍にいたパレリアが狐耳をピクピクと動かし、険しい表情を浮かべたことに気が付いた。

 

 

「リカルド殿!」

 

 

 それは後方にいたリーナも同様で、宏壱をその場に残して勇者と指導役を掻き分けて前に出てくる。

 

 

「バコフか。どうした、何か問題が起きたのか?」

 

「前方の通路から騒音が聞こえた。明らかな戦闘音だ。今、このダンジョンは立ち入りを禁じられている、冒険者とは考えられない。立ち入れるとすれば……」

 

「国に所属する騎士だけ。そして彼らが追っているのは……」

 

 

リーナの言葉をパレリアが続けて言う。

 

 

「まさか……!」

 

 

 リカルドの脳裏に浮かんだのは、最近バセット山で目撃されたレベル300を超える獰猛な魔物、メガベアー。

 とある孤島にのみ存在する高レベルの魔物の一種。それがどういった訳か、遠く離れたこの地に姿を見せた。今現在、この場にいる人員が何人で掛かっても倒せない相手だ。ジャイアントアントやクイーンアントの比ではない。

 

 しかし、進まない訳にもいかなかった。今この場所にいる指導役はジェネガン王国、魔人国トクス、獣人国ドーラス、亜人連合国、妖精が集う幻想郷ポラン。この5つの国でもトップクラスの実力者だ。彼らでも生き残るのが精一杯だと思われるメガベアーを前にして並みの騎士が敵う道理はなかった。

 その事に気付いたリカルドの決断は早かった。

 

 

「先行する! マリア、ヨツキ、ランチェ! お前達も付いてこい! 勇者達はサコイ、お前が連れてこい!」

 

 

 最小の人員を選抜して声を掛け、リカルドは返事を聞くのも惜しいと階段を駆け上る。

 マリア、ヨツキ、ランチェもそれに続いて駆け上っていく。

 残された一行はサコイの指示に従って小走りで階段を上っていく。

 

 

「嫌な予想が当たりました。勇者コーイチ、気を引き締めてください」

 

「……はい」

 

 

 主だったクラスメイトと担任である陵子が、思わぬ事態と緊張を隠せない指導役に不安感を募らせる中、宏壱のもとに戻っていたリーナは言う。

 クイーンアントの討伐に乗り出す数日前に宏壱とリーナは話し合っていた。もしかしたら……と。その予想は的中してしまっていた。のだが……。

 

 

(やっぱり、か。ダンジョンの中に入った時から感じていた強い気配。やっぱりメガベアーだったのか。景気付けの一杯、飲んでおいて正解だったな。……別に酒は好きじゃないけど)

 

 

 ヨツキから奪った一杯の風味を思い出す。強烈なアルコール臭が鼻の奥にまだ残っていて、それだけでも酔えそうな気分だった。

 

 緊張と不安が一行を包む中、歩みは着実に進められて、階段を上りきる。

 階段の先は1本の通路になっていて、いまだにリカルド達の姿は見えない。

 少し通路を進んでいくと怒号と打撃音が届く。一行の緊張が高まった。

 

 通路の先、開けた空間があるのか左右に壁が見えず、土でできた橋がある。凡8m幅の橋だ。向かい側の通路までの距離は50mほどで、その中間辺りにリカルド達がいた。

 彼らは魔物と思わしき獣と対峙していた。

 姿は熊そのものだったが、銀の体毛に3mに届く巨体。四肢が太く、その爪は遠くからでも鋭さがあるように見える。

 宏壱とリーナの予想通り、メガベアーである。

 

 戦闘する彼らの周囲、橋の上には幾つもの血痕と動かない軽装の人の姿が複数。横たわる彼らの身体の下には夥しいほどの血溜まりが出来上がっている。

 既に事切れていることが一行の位置からでも見てとれた。

 

 

「あれは……まだ息があるな」

 

 

 顔色を青に染めるクラスメイトがいる中、宏壱はとある一点を見つめていた。

 そこではランチェが忙しなく飛び回っているのだが、彼女が飛ぶ下には数人の騎士がいた。

 苦しそうな呻き声と、痛みからか身悶える姿がある。

 ランチェが回復魔法を施しているのだが、宏壱には効果がイマイチなように見えた。

 

 

(集中できないのか?)

 

 

 ランチェがいる場所はマリア・シャラポワの後ろだ。

 白銀の重鎧とマリアの身を覆い隠すほどの大きさの鎧と同色の大盾を全面に構えている彼女が、何度か襲い掛かってくるメガベアーの攻撃を真正面から受けて耐えている。

 しかし、ランチェとマリアの間に絶対的な信頼関係があるようには宏壱には見えなかった。

 

 

「リーナさん、ランチェさんのところ手助けした方がよくないですか? せめて安全な場所に移動させるとか」

 

「そうですね。ですが……」

 

「問題があるんですか?」

 

 

 ランチェ達を指差す宏壱に頷くリーナだが、言葉には続きがあるようで宏壱はその先を促す。

 

 

「彼らを動かすのは良くないと思います。傷もまだ塞がりきっていないようですし、悪化させる危険も」

 

「……そう、ですね。リーナさんの言う通りです。対処するなら、あっちですね」

 

 

 続けられた言葉に、盲点だったと頷いた宏壱は指差す先を銀毛の大熊に転じて言う。

 

 

「……対処って、勇者コーイチ! まっ――」

 

 

 リーナの言葉を聞き終わるよりも早く、宏壱はクラスメイトと指導役にぶつからないようにするすると間を抜けて最前列まで躍り出た。

 それにサコイや他の指導役も気付いて停止の声を掛けるが、宏壱は既に足を踏み出し、駆け出している。

 

 

(足幅はそれなりにある。が、1歩踏み外せば奈落の底だ。“魔光石”の光さえ届かない暗闇に落ちる。これを利用するのか……)

 

 

 空間の把握とリカルド達の戦闘の仕方を分析、自分の頭で何通りもシミュレートしていく。

 

 

(常にメガベアーの左側に回り込んで攻撃。無理せず時間を掛けて橋の縁まで追い込もうとしているな。だが、決定打がないってところか。……目測でメガベアーと橋の縁までの距離は2m弱……。血の臭いに釣られてか、メガベアーは時折怪我人の方に攻撃を仕掛けているな。その隙を突こうにも余りの超重量に動かすことが困難……)

 

 

 宏壱は0,1秒にも満たない思考の中で打開策を模索する。

 

 

(だが、俺の【武装色の覇気】なら)

 

 

 一瞬の深い思考から一気に現実に戻った宏壱は動かす足を更に強く踏み出す。

 

 

「【武装色の覇気】、【剃】」

 

 

 紡がれたスキル名に応じて、宏壱は自分の身体に力が漲るのを感じた。

 絶対的な安心感を覚えたが、それに浸ることもなく続けて高速移動歩法【剃】を発動した。

 後ろから見ていたクラスメイトや指導役は騒然となる。彼らの目では宏壱の姿を追うことはできなかったからだ。

 

 

 ――ッッ!?

 

 

 その中で最も驚いたのはメガベアーだった。マリアに襲い掛かろうと立ち上がって右前足を振り上げた瞬間、眼前に現れた人間。自分の顔の前まで飛び上がっていたその人間は空中で身体を捻り、左足を振り抜いたのだが。

 ゴッ! 迫る踵に為す術もなく撃ち抜かれたメガベアーは、右前足を振り上げていた所為で片寄っていた重心に引っ張られ体勢を右方向に、橋の縁の方に引っ張られる。

 メガベアーの一瞬の思考の混乱、その混乱が覚め、湧き上がった憤怒に駆られて襲撃者を見る。

 

 ぞっとした。メガベアーの心境で言えばそんなところだろう。

 既に着地して自分に身体を向けている襲撃者の目と目を合わせた瞬間、言いようのない感情が彼、若しくは彼女を支配する。

 自分が立っているのかも分からず、心臓が鷲掴みににされたように締め付けられ、喉を締められているかのように呼吸がうまくできなくかった。

 

 生物としての本能が警鐘を鳴らす。自分の目の前にいる小さき生き物は危険だと。逃げなければならないと。

 だが、同時に強者としてのプライドが許さなかった。

 

 メガベアーは崩れる体勢を立て直したが、既に遅かった。

 混乱から怒りへ。怒りから恐怖へ。恐怖から矜持へ。数瞬でのその移り変わりが決定的な遅れとなった。

 

 

「――っ!」

 

 

 ズドムッ!!

 

 メガベアーの腹部に宏壱の左拳が減り込む。

 下から掬い上げるように放たれたその一撃は、メガベアーの巨体を浮かせた。

 

 

「――っつぉぉぉおおおお!!」

 

 

 減り込んだ拳を力任せに振り抜かれ、メガベアーは1mほど下がる。

 

 

(まだ足りない。もう一撃!)

 

 

 拳を振り抜いた勢いを殺さず回転、左足を軸にして突き出された右足が、まだ着地していないメガベアーの腹部を捉えて打ち据え、後方に蹴り飛ばす。

 

 そこに足場はなく、メガベアーは呆気なく落ちた。

 その際、宏壱とメガベアーの視線が交差する。見下す者と、見上げる者。無感動な目と、憎悪に染まった目。

 その一瞬が、過ぎた。

 

 

「……」

 

『……』

 

 

 静寂がその場を支配する。誰も言葉を発せない。

 

 

「ランチェさん、治療続けた方がいいんじゃないですか?」

 

「え? あ、は、はい! しますぅ!」

 

 

 宏壱の指摘でランチェは慌てて重傷者の治療を続ける。

 肩から脇腹まで爪の痕が残っている者。腕がない者や足がない者。四肢があらぬ方向に曲がっている者など、様々だが、生き残りは6人。

 ざっと見た感じで橋の上に残る死体の数は10人余り。橋から落ちた者もいるかもしれない。それを含めれば20人ほどの部隊だったのだろうか?

 自分に突き刺さる視線を意識の外に置いて、そう宏壱は想像してみる。

 

 

「……」

 

 

 誰もが何かを聞きたそうにしているが、宏壱の纏う雰囲気がそれを許さない。

 クラスメイトや陵子に関しては、間近で初めて見た“人の死”に心が追い付いていないのかもしれないが。

 ただの事故死ではない。無惨に引き裂かれ、食い千切られた騎士達。無縁だった異世界人の彼らには余りにも残酷な光景だった。

 

 

(吐かないだけまし、か)

 

 

 クラスメイトや陵子は顔面蒼白となっているが、嘔吐感を覚えた者はいないらしい。

 だからこそ、変わった反応を見せない宏壱が異常な存在に見えた。

 

 ◇

 

 メガベアーとの遭遇から15分後、重傷者の治療と、死者の遺品、装備やアクセサリーを回収して簡易的な火葬を済ませた一行は、重傷者を連れて慎重に通路を進んでいた。

 サコイ、ドン、勇気、敦、龍治、晶の6人が彼らに肩を貸していた。

 

 

「もうすぐで転移魔法陣だ。警戒を緩めるなよ」

 

 

 最前列のリカルドが地図を確認しながら言うが、返事はない。リカルドから小さな溜め息が漏れた。

 一行の空気は少し重い。理由は宏壱がメガベアーを落とした所為である。異様なパワーとスピードを見せ付けた彼の扱いに困っていた。

 全員が彼のステータスを確認したわけではない。だが、メガベアーを吹き飛ばすことができたのは異常なことだと理解できた。

 明かにステータス以上の力を使った。訝しむなという方が無茶である。

 

 

「……あ」

 

 

 と、妙な緊張感が一行を包む中、件の中心人物である宏壱が声を漏らす。宏壱に意識を向けていた者達の身体がビクッと跳ねた。

 

 

「……勇者コーイチ、どうかしましたか?」

 

 

 これまでで宏壱の異常性をそこそこに理解していたリーナが気後れもな聞く。

 

 

「えっと、すみませんポーチを落としてきたみたいで……」

 

「アイテムポーチですか?」

 

「はい」

 

 

 宏壱の腰には外出時にいつも身に付けているポーチがなかった。

 

 

「どうする勇者ヤマグチ。戻るか?」

 

「……いえ、僕1人で取りにいきます。彼らも早く休ませてあげないと、だから先にマグガレンまで戻っていてください」

 

 

 話を聞いていたリカルドがそう提案するが、宏壱は首を横に振って断る。

 アイテムポーチの中には回復薬や“魔石”なども多く入っている。捨てるには勿体ない。しかし、大人数で取りに戻るほどのことではない。

 治療したお陰で命を落とすことはないとはいえ、重傷者がいるのだ。著しく体力を損耗している彼らを連れ回すのは得策ではない。

 

 

「では、私が同行を」

 

「ポーチを取りに戻るだけです。危険もないでしょうし、大丈夫ですよ」

 

 

 共に戻る。そう意思を示したリーナに宏壱は断りをいれ、背中を向けて来た道を戻る。

 

 

「……はぁ、勝手な奴だ。お前ら、勇者ヤマグチの言う通りダンジョンを出るぞ。コイツらも早く休ませてやらないといかんしな」

 

 

 リカルドの言葉に一部を除いた一行は宏壱を意識の外に放り出して歩みを再開する。

 

 ◇

 

「あった。……なんてな」

 

 

 ポーチを取りに戻った宏壱。その姿はメガベアーと遭遇した土橋のところにあった。

 だが、宏壱は特にあちこち探し回ったわけではなく、一直線に、まるで置いていた物を取りに来た。その程度の気楽さでそこにいた。

 

 

「さて、と。【見聞色の覇気】【武装色の覇気】」

 

 

 知覚が鋭敏になり身体に力が漲る。それを感じた宏壱は、腰に身に付けたばかりのポーチに手を入れて探る。

 取り出したのは1本の小瓶。色のない透明の瓶の中身は緑色の液体だ。

 これは技力(ぎりょく)回復薬。別名SP回復薬と言う。

 文字通りSPを回復させる飲み薬だ。全体の30%を回復させるこの薬は、近接戦闘を好む者には非常に重宝されている。

 

 技力回復薬の蓋になっているコルクを引き抜き、それを一気に口に流し込む。

 見た目は特に変化はないが、ステータスを開けば消耗しているSPが回復していることが分かるだろう。

 

 

「あと1分もあれば上ってくるな」

 

 

 宏壱の視線は崖下に向けられている。上がってくるとは、メガベアーのことを指している。

 下に落とした程度で倒せたとは思っていない。それは指導役の者達も同じだろう。

 だが、宏壱はメガベアーが戻ってくると予想していた。いや、それは確信と呼べるものだったのかもしれない。

 

 

「たしか浅井が見たアイツのステータスは……HP5800000、だったっけか? もう少し細かかった気がするけど……まぁ、なんとかなるだろ」

 

 

 幹好がパレリアに言われるがままに【鑑定】した結果は……。

 

 ◇◆◇

 

 Lv:375 名前:メガベアー

 

 種族:獣

 

 HP:5845629

 

 ◇◆◇

 

 だけだった。あとはレベル不足で表記すらされず、使用できるかどうかも分からないスキルや魔法を警戒する必要がある。

 

 

「……きたか」

 

 

 ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、と土に何かを打ち込むような音が下から聞こえてくる。

 意識を周囲の気配に集中すれば、巨大な存在が壁を伝って上ってくることが分かる。

 

 

「俺が憎いか……? 熊公」

 

 

 ズダン! と爪を立てて壁を上ってきたメガベアーが宏壱の正面に降り立つ。

 

 

 ――グァァアアアアァァァッ!!

 

 

 咆哮を上げる。それは歓喜か、怒りか、憎しみか……。

 どれにしても戦意が最高潮に達しているのは明らかだ。それは宏壱も同じだった。長い前髪と瓶底眼鏡の奥にある少し赤みがかった黒眼は、漲る戦意を内包し、持ち上げられた口角は宏壱の獰猛さを湛えていた。

 クラスメイトには決して見せない好戦的な本来の宏壱だ。

 

 そんな二者の視線が交差する。片や自分のプライドを傷付けた小さき者に報復するために。片や強者と戦えることを楽しみに。

 

 

「さぁ、殺し合おう。俺か、お前か、どちらが強いか……決めようぜ」

 

 ――ッ!

 

 

 宏壱の言葉に答えるようにメガベアーが四つん這いで駆ける。それと同時に宏壱も駆け出した。

 望むのは相手の死。欲するのは果てなき闘争の末の勝利。

 偶然にも、お互いの思うことが一致した。




――キャラクター紹介――

マリア・シャラポワ

身長:168cm

体重:48kg

B:84 W:56 H81

ジェネガン王国聖白騎士団団長補佐兼天海 小春の指導役。大盾を使って守りを固めるのが得意。未だ台詞はない。


ちょっとした裏話。
実はクイーンアント戦で小春と一緒に活躍する予定だったが、メガベアー戦まで長くなり過ぎるので、クイーンアント戦をカット。それに乗じて活躍する機会を丸々カットされた。
最初から同行しているのに終盤になってキャラクター紹介されるとか、台詞がないとか、鎧姿が出ただけで容姿の描写がないとか、今のところ作中では一番影が薄い。気にしている人なんていないかも。

なので、容姿をここに記載します。

背中半ばまであるプラチナブロンドの髪。琥珀色の瞳。凛々しく整った顔立ちは異性同性問わず人を惹き付ける。
均整のとれたプロポーションが彼女を女であることを意識させるが、戦闘時の模様は堅牢な壁と言える。彼女が前衛でタンクを務めてくれると俺も嬉しい。(宏壱談)

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