インフィニット・ストラトス 白き流星   作:朱羽総長

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お久しぶりです。
なんか、もうお久しぶりを言うのが恒例化してます。

今月修学旅行あるので、そこで書き溜めしたいなぁと画策中。

とりあえず短いですが、どうぞ。


タッグマッチ前の人々

 

「………………」

 

「…生きてる?」

 

 

部屋でグッタリとベッドに寝っ転がってると帰ってきた簪が心配してきた。

正直、返事するのも辛いけど…。

 

 

「だい、じょ、ぶ」

 

「じゃなさそうだね」

 

 

軽く食べれる物を貰ってくる、そう言って簪は部屋を出ていった。

今日はファクトリーで楯無さんと模擬戦をしたわけだが、全敗。

剣道、柔道、射撃、その他色々なことをし最後にISでの模擬戦をした。

 

 

 

傷さえ付けられなかった。

いや、エネルギーを1も減らせなかった。

 

 

あれがあの人の本気。

国家代表クラスの実力。

 

 

タッグマッチまであと一週間。

毎日、あそこで戦うのか…。

 

 

(ファクトリー…)

 

 

『ファクトリーは[裏の]IS企業NO.1。世界中、とまでは言いませんが重要都市に支部を置き色々な繋がりを持ってます。表に出ることはありませんがIS委員会にも認められています』

 

 

日本支部の支部長、雨宮マリアさんのファクトリーに関する説明をついでに思い出していた。

 

 

『主な役目は、極秘裏の機体開発、パーツ生産。後は色々と口に出せないようなことを。見返りに色々と融通が効くんですよ、政府に』

 

 

そこからは怖くて聞かなかったけど、とにかく裏がある組織ということは分かった。

けど、何でもいいや。使えるものは使おう。

あの銀髪は強い。多分1年の代表候補じゃ最強クラスだ。

 

 

(強くなろう…)

 

 

そう思い瞳を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何の用だ、織斑一夏」

 

 

同室のフランス代表候補が奴を連れて部屋に戻ってきた。

てっきりタッグマッチまで合うことはないと…いや教室で会うか。

 

 

「それで何の用だ?宣戦布告か?一週間後のタッグマッチの組み合わせはランダムだから必ず当たるわけでもないが」

 

「いや、まぁ、そのタッグマッチのことなんだが」

 

 

歯切れの悪い。二人してなんだその微妙な顔は。

突然、織斑一夏が手を合わせ頭を下げてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪い!俺タッグマッチ出れなくなった!」

 

 

 

「………は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱり…間に合わない?」

 

 

薄暗い部屋の中で私は瑠璃に話しかけた。新しい専用機(政府と倉持技研には許可を取ったとか)がタッグマッチまでに間に合うかどうかを聞いたが。

 

 

「まだ駄目。とにかく夏休み前には完成するわ」

 

 

駄目か。仕方ない、今回は諦めて…。

 

 

 

 

 

『優勝した人は織斑くんか橘くんと付き合えるんだって!』

 

 

 

「えっ、やっぱり急いでって?どうしたの、急に」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、一週間はあっという間に過ぎていき…

 

 

 

「一夏もシャルルもいない。どうしたんだ?二人して」

 

 

ISスーツに着替え、更衣室のモニターを見ながら呟く。

もうすぐ組み合わせ発表だ。

等と考えていると、モニターに組み合わせが表示された。

 

 

「…ん?二人の名前がない?」

 

 

ミスって訳ではないだろうけど。

それと、俺のは……!

 

 

「…悪いな一夏。俺が先だ」

 

 




短い…今月中にあともう一話は最低で出す予定です。


感想、アドバイス頂けたらありがたいです



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