インフィニット・ストラトス 白き流星   作:朱羽総長

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2月ですが、あけましておめでとうございますm(_ _)m
だいぶ遅くなってしまいましたが、やっと新年一発目です。
理由は活動報告を見ていただければ…。

相変わらずわかりにくい戦闘描写ですが、どうぞ!


決着

「そらそら!」

 

 降り注ぐミサイルを顔の部分にあるバルカン砲「イーゲルシュテルン」で落とす。

 

(さて、本気は出せないし(・・・・・)そろそろ終わらせますか)

 

 カオスは機動兵装ポットが自立し、そのポットからビームが降りかかる。

 避けて、避けて、避ける。

 その祭にわずかだが、隙が出来た。

 一気に加速して切りかかってくる。

 

(もらった!)

 

 

(…なーんて思ってるんでしょうね)

 

タァッン…

 

 狙撃音が響く。

 あえて(・・・)作った隙に突っ込んでくるカオスのビームサーベル。そのビームの発生点を正確に叩き折る。

 

「また狙撃っ!」

 

 狙撃を警戒し、意識がそれたのを狙ってポットの一つ目掛けてノワールストライカーからアンカーを撃つ。

 そして、そのまま振り回してポット同士をぶつけ爆発させる。

 

「なっ…!?」

 

 急いで残りのサーベルを抜こうとするが再び狙撃音と共に弾き飛ばされる。

 

「これで…」

 

 ストライカーから実体剣を抜き放ち、瞬時加速(イグニッションブースト)で正面に現れる。

 

「終わりよ」

 

 構えた剣を振り下ろした。

 

 

結人side

 

「あぁぁぁぁっ!?」

 

 とてつもない速度と無茶苦茶な挙動に身体が悲鳴を上げ、口からも変な声が漏れる。

 ビームトンファーで斬りつけ、相手の反撃を回避し、時に蹴りを混ぜ攻める。

 敵もバインダー、両手のサーベルで防ぐが、全ては防ぎきれずダメージを増やしていく。

 背中のバインダーからファンネルを飛ばしてくるが、ユニコーンから放出されたピンクのオーラにあてられコントロールを奪われてしまっている。

 あらゆる方向からのビーム、そして正面からの連撃などを捌ききれる訳がなく、隙が出来る。

 その隙をつき、出力を上げた右のビームトンファーでバインダーを一つ切り裂く。

 

「いったぁぁぁ!?」

 

 自分の意志とは関係なく身体が動かされるため、右を思いっきり振った際に、関節が外れたかのような痛みが走った。

 

 しかし、痛みなどまるで気にしないかのように右腕は防御が薄くなり、見えるようになった頭部へと突きを放った。

 

「ッ…!?」

 

 痛みをこらえて、相手を見る。

 突きは、顔の左下側を破壊したようで頬と一部だが赤っぽい髪が露わになっていた。

 もう片方のビームトンファー逆のバインダーに突き刺し、右腕を下ろす。

 下げた右腕を下から振り上げ相手の身体を狙う。

 

(っ!止まれ!)

 

 直感で分かった。この機体は相手を殺そうとしてる。出力は最大。それなら絶対防御を破れる。

 止まれ、殺したくない。

 そんなことをしたら、

 

(父さんたちをやった奴と同じになる!)

 

 腕は止まらない。

 振り上げられた腕は、そのまままっすぐ進み…。

 

「!?」

 

 バリアを突き破ってきた極太ビームに飲み込まれた。

 敵も巻き添えをくらい、肩と残っていたバインダーの一部が溶けていた。

 上を仰ぐと、そこにはブルーティアーズに似た機体が自信の身長と同等のサイズのキャノンは構えていた。

 

「撤退だ、R」

 

 機会音声でそう告げる。

 Rというらしい相手は、空いた穴目掛けて飛んでいく。

 追うにしても、右腕は使用不能。射撃武器はなく、動けば構えている機体に撃たれる。

 

「……………」

 

 最後に此方を一瞥し、去っていった。

 

「くそ…」

 

 そう呟いて、意識を失った。

 

 

瑠璃side

 

「ふぅ……」

 

 腰を下ろして周囲を見回す。

 戦闘の跡が所々見える。

 

 あの後、トドメを刺す直前でガイアとアビスの襲撃を受け、離れたと同時に撤退していった。

 更識簪は、既に保健室に運ばれている。

 

「で、援護助かりました。布仏さん(・・・・)

「さすがるーるーだねぇ。気づいてたみたいだし」

「るーるーってなんですか?…まぁ、あなたは更識簪の付き人だった筈ですから、主のピンチを放っておくワケがないと考えただけですよ。とはいえ、」

 

 少しだけ目を細め、

 

「その学園の機体と、ブルーライン(仮)を使った時点で偶然ではないことは分かってますが」

「…なんのことかな?」

 

 動揺してないように見えるが、完全に隠しきれてないことは間でわかっている。

 

「学園の機体、あなたの今装着しているラファールは個人が持ち運びしていいものではないはず。そして、ブルーライン(仮)は、私が設計した(・・・・・・)装備よ。他のとは少しだけ銃声に違いがあるの」

「……………」

 

 冷や汗をかきながら、笑みは崩さないでいる。

 なかなか保つわね。

 

「…まぁ、いいです。後のことはお任せします。流石に疲れたので」

 

 それだけ言って寮の方へ歩き出す。

 

(さて、ここまですればあっちも何らかの方法を取るでしょう)

 

 

 




今回の話書いてて、「戦闘描写もうちょっとおおざっぱでいいかな?」と考えてしまいましたが皆さんどう思いますか?
感想、アドバイスお願いします。

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