結局銀時も一緒にいくことになり、零斗たちは最初に新八の忘れ物がある教室へと向かった。
零斗「今のところ変わったところなんてないな」
明久「ほんとだね」
ゼノヴィア「悪魔の気配も今のところ感じられないな」
雄二「ま、何もないことに越したことはないだろ」
鍵「そうだな。余計な仕事が増えなくて俺たち生徒会も楽になるからな」
そんな他愛もない会話をしながら廊下を歩いていた。最初は何もなかったが・・・・・・ガタッ、ガタガタと音が聞こえてきた。
新八「ぎ、銀さん今の・・・・・・」
銀時「き、気のせいだ‼というわけで確認してこい宇宙弟!」
守「その呼び方やめろ!ってかなんで俺なんだよ‼」
霊夢「いちいちうるさいのよ。こういうときこそあんたの微妙な超能力の出番でしょ」
守「微妙言うな‼」
巡「いいからとっとと開けなさいよ」
秀吉「そうじゃぞ。お主が適任なんじゃから」
アラタ「いざってときは助けてやるから気にすんな」
一誠「そうそう。だから心配すんなって」
結局アラタたちの説得によって守が開けることになった。
そして教室の前まで移動すると守が教室の扉に手をかけた。
守の後ろでは零斗たちがそれぞれ武器を構えていた。
守「それじゃ行くぞ1、」
零斗「2の、」
銀時「さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
勢いよく扉を開け教室の中を見るとそこにいたのは
近藤「お妙さーん、んふっ、んふっ」
風紀委員長である近藤がお妙の椅子に頬擦りしていたのだった。
零斗たちはその近藤の姿をゴミを見るような目で見ていた。
新八「何してんですか近藤さん・・・・・・・・」
近藤「し、新八くん!?それにみんなも‼」
新八が声をかけたことで近藤は零斗たちの存在に気づき、慌てながら椅子から顔を離した。
明久「七不思議解明ツアーをしてんですよ」
零斗「で?なんで椅子に頬擦りしてたんですか?」
近藤「じ、実は俺椅子職人を目指してるんだよ。それで材質チェックしてたんだよ」
深夏「ほっぺでか?」
近藤「そう!ほっぺが一番確認しやすいんだよ‼」
鍵「なるほどそうですか」
雄二「だが確認するなら頭の方がいいんじゃないか?」
近藤「え?頭って・・・・・・」
雄二と鍵が近くにある椅子を持ち、そして
雄二・鍵「「材質チェケラッ‼」」
動揺している近藤の頭に降り下ろした。
ガツンという音のあと、ゴリラはぎゃんと悲鳴を漏らし、その場に倒れ伏した。
それに続いて零斗たちは近藤に容赦ないストンピング攻撃をした。
銀時「ふざけんじゃねーぞ!このクソゴリラがァァァァァァ‼」
神楽「ホワチャァァァァァァァァ‼」
魔理紗「死ね、ボケェェェェェ‼」
アラタ「懺悔の用意は出来てるか‼」
セレナ「なーにがラップ音ですかァァァァァァァァ‼」
巡「死になさい!野生の野ゴリラに殴られて惨たらしく死になさい‼」
妹紅「この世に生まれたことを後悔させてやる‼」
耀「くたばれっ!」
近藤「ギャァァァァァァァァァァァァァ‼」
こうして七不思議ひとつ目『廊下に響く音』が解明されたのであった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
銀時「次は職員室か・・・・どうせまたしょーもねーオチだろー?」
今さっきの変態ゴリラ騒動のせいで怪談オーラゼロの銀八が言った。
他のメンバーもあんなものを目にしたので何かが吹っ切れているようだ。
鍵「・・・んで、案の定職員室から声が聞こえてますね」
鍵の言う通り確かに職員室からは泣き声が聞こえていた。
その後、肝試し組は何にも恐れずに職員室へ向かった。
十六夜「開けるぞー」
十六夜はそう言いながら普通にドアを開けた。
で、目にしたのは・・・・
服部「う・・・・・うう・・・うっ、ううう・・・・」
秀吉「・・・・何やってんのじゃ、服部先生」
そこでは銀時の同僚で、日本史教師の服部全蔵が座薬を入れていたのだ。
キャスター椅子の上で膝立ちになり、おまけに下半身むき出しでケツをこちらに向け、手には座薬をつまんでいる。
銀八たちの存在に気付き、服部は振り向いた。
服部「あ、坂田先生。どうしたんだ?アンタもイボ痔かい?」
銀時「いやいや、なわけねーだろうが、何やってんだよこんな時間に」
服部「いや、実は座薬を入れようと思ってだな。もう痛くて痛くてタマんねーんだわ、イボ痔が」
腹が立つほどに呑気な声で、服部は言う。
明久「いや、そんなもん家で入れればいいでしょう!?」
服部「まあ、そりゃそーなんだけどよー実は俺、痔の事は家族に内緒にしてんだよね。だから座薬も職員室に置いてあんのよ」
銀時「それで?夜中に職員室で人知れず泣きながら座薬挿入ってか?」
服部「いやぁ、驚かせてすまんすまん」
と、相変わらずケツを出したまま詫びる服部に
銀時「別の意味で驚いたわァァ!!!!!」
銀時は服部のケツに思い切りキックをかました。
服部はケツをむき出しにしたまま壁にドガシャアと激突。
そして零斗が服部の後ろにたち、槍を服部のケツに向けていた。
服部「わ、ちょ、馬鹿!槍をケツに刺そうとするな‼怪我するじゃすまないだろうが‼」
しかし服部の抵抗むなしく、零斗は容赦なく槍を服部のケツに刺した。
服部「アァァァァァァァァァァァ!?」
服部の絶叫が職員室に響いた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
レヴィ「次は理科室ッスね・・・・・」
二連続も下らないものだったため零斗たちのテンションは駄々下がりであった。
アラタ「さっきから変態しか居ねぇじゃねえかよ」
アリン「他のもそうなのかしら?」
深夏「つか、残りのやつのなかに一誠と土屋も入ってるんじゃないか?」
妹紅「確かにな。コイツらも変態だし」
一誠「失礼な‼夜中にこっそり覗き穴探しなんてしてねえよ‼」
康太「・・・・・・隠しカメラの設置なんてしてない」
雄二「おいコイツら風紀委員につき出すぞ」
一誠・康太「「去らば!」」
明久「あ、逃げた」
雄二が危険人物として一誠と康太を風紀委員につき出そうとした。
しかしその前に一誠と康太は理科室へと逃げていった。
???『ギィヤァァァァァァァァァァァァァ!!』
一誠たちが理科室に入ってしばらくたったとき、突然男性の悲鳴が聞こえた。
アーシア「な、何ですか今の!?」
飛鳥「わからないけど、とにかく私たちも中に入りましょう‼」
アリン「飛鳥の言う通りね」
新八「早くいきましょう!」
そして零斗たちが理科室に入って中を見るとそこには口から泡をはいて気絶しているムッツリーニと一誠がいた。
そして零斗たちが理科室の奥を見るとそこにはフヨフヨ浮いているものがいた。
ブルック「あれ?みなさんどうしたんですか?」
それは音楽教師である死んで骨だけブルックだった。
ブルックは自身の力で霊体となることが可能である。
雄二「いや、あんたこそなにしてんだよ」
ブルック「私は夜の見回りでいるんですよ。ほら夜の学校って物騒でしょ?だからこうやって霊体になっているんですよ」
アラタ「いや、今のあんたの方が物騒だよ!」
アラタの言う通り今のブルックは完全に幽霊といってもおかしくないもので、いきなり現れたら他の生徒も今そこで気絶してるムッツリーニや一誠のようになるだろう。
神楽「大丈夫アルか銀ちゃん?」
ユイ「駄目だね完全に気絶してます」
深夏「白目むいてるな」
ブルックに驚いたのか銀時は白目をむいて気絶していた。
ブルック「ところで皆さんこそどうしてこんなところにいるんですか?もしかしてあなたたちも七不思議解明ツアーをしてるんですか?」
霊夢「そうだけど、なんでわかったの?」
ブルック「ルフィさんたちや風紀委員の人たちもさっきここを通ってきたんですよ。その時皆さん七不思議について探してるって聞いたんですよ」
ブルックが零斗たちが七不思議解明ツアーをしてること当てたことに疑問を感じて質問するとブルックは答えてくれた。
十六夜「そういや金次たち風紀委員もこの七不思議について調べるって言ってたな」
飛鳥「そうだったのね。だからあのゴリラ委員長もいたのね」
耀「いや飛鳥。あの人はただの変態目的できただけだよ」
雄二「ルフィたちもどうせ面白半分で来たんだろうな」
鍵「何も壊してなきゃだけどな・・・・・・」
秀吉「確かにそこは心配するところじゃな・・・・・・」
妹紅「あいつらならあり得るな」
明久「僕は風紀委員の方が心配だな」
レヴィ「確かにそうッスね。土方さんと沖田さんとかアリアさんと白雪さんとかが喧嘩してそうッスね」
そんな感じで十六夜たちはルフィや風紀委員たちのことを話してた。
新八「ところで先生は何か七不思議について知りませんか?」
アリン「私たち既に3つ見つけたわ」
セリナ「ラップ音と職員室のむせび声、そしてここのブルック先生の三つですね」
ブルック「そうなんですか。それじゃ七不思議はこれで全部終わったんですね」
当麻「?どういうことですか」
ブルックの言った言葉に疑問を感じた当麻が聞くとブルックは再も当然のように言った。
ブルック「さっき聞いた話ですが風紀委員の人たちが残りの四つの七不思議が解明されたそうですよ」
アーシア「そうなんですか」
ゼノヴィア「それじゃこれで七不思議は全て解明されたということだな」
どうやら既に別に行動していた土方たちが見つけていたようだ。
零斗「それじゃもう帰ろうか」
明久「そうだね。もう七不思議全部分かっちゃったみたいだし」
妹紅「つまらなかったな」
そう言いながら雄二がムッツリーニを、当麻が一誠を運び、零斗たちは理科室をでてそれぞれ帰宅するのであった。
有頂天「ハーメルンの読者よ、私は帰ってきた‼」
アラタ「そしてまたしばらく現れないだろうな」
有頂天「グハッ‼」
一誠「あ、作者が血を吐いて倒れた」
アラタ「気にするな。俺は気にしない」
一誠「嫌、少しは気にしろよ!まぁ確かに別にどうでもいいか」
有頂天「それでは今回のゲストを紹介します。ハイスクールD×Dの兵藤一誠とトリニティセブンの春日アラタです」
一誠「うぉ!何事もなかったかのように入ってきやがった!?」
有頂天「メンタルはそこそこ強いので、それじゃここでは残りの七不思議について簡単に説明します」
アラタ「そういや残り四つは風紀委員とルフィたちが見つけたんだっけか」
有頂天「簡単にまとめるとこうなります」
・いにしえの黒魔術師→家庭科室で新作マヨネーズを作っていた土方
・謎の黒服集団の儀式→非リア充軍団のリア充を呪うための儀式
・暗黒の魔物たち→アザぜルなど一部の先生や生徒が勝手に飼っている魔獣や神獣など
・構内に潜む悪魔→婚期を逃したアラフォー教師のベッキーが男を求めて四足歩行で探索してる
有頂天「以上( ̄▽ ̄;)です。因みに土方たちはベッキーに見つかったとき必死になってなんとか逃げ切れたそうです」
一誠「あれは怖い」
アラタ「つか七不思議の中で唯一本物っぽいよな」
有頂天「さて、そろそろ次回予告を始めましょうか。アラタさんお願いします‼」
アラタ「おうよ!次回は銀さんたち教師勢が酒場で飲み会をやっているとき、あの伝説の六つ子たちがやって来た‼更に松平が例のごとくあのお方を呼びした。そのかたとはいったい誰だ!?」
一誠「デュエルスタンバイ‼」