禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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更新遅れました。今回の話で一応前の作品分投稿しました。


大抵の学校には七不思議がある

ある日の昼休み、風紀委員の集団が怪談について話をしていた。

 

風紀委員「てさー……その女は言ったんだよ。何でこんなところにいるかって。そしたらその女が……」

 

ゴクリと誰かが生唾を飲む音が聞こえた。

 

風紀委員「その女」

 

土方「マヨネーズが足りないんですけどォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

風紀委員たち『『『『ウワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?』』』』

 

暗闇の中で突然大声を上げた土方に風紀委員たちが驚いた。

 

風紀委員「何やってんすか土方さん!せっかくのオチが台無しじゃないッスか!」

 

風紀委員の一人が後ろから現れた土方に文句を言った。

 

土方「知るか。そんなことよりマヨネーズが足りねえんだよ」

 

土方の手にはマヨネーズを並々と盛った焼きそばパンが。

 

風紀委員「それもう焼きそばパンじゃねーよ!大盛りマヨネーズのおまけに、焼きそばパンじゃねーか!」

 

風紀委員「大変だ!近藤さんと火野さんが!!」

 

一人の風紀委員が白目を向いて気絶しているゴリラと一年の火野ライカを指差している。

 

風紀委員「マヨネーズで委員長と火野さんが気絶した!!最悪だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

皆が叫んでいる間に土方は外へいった。

 

土方「……………ったく、何が最悪だ。俺はマヨがなくて最悪だよ」

 

そう呟き土方は玄関前の大樹で焼きそばパンもといマヨネーズにかぶりついた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

授業が終わり放課後。零斗は風紀委員の遠山キンジと不幸少年上条当麻とアラタの四人は教室で談笑していた。

 

キンジ「最近、学園で七不思議の噂が流れているの知ってるか?」

 

アラタ「いや、俺は知らないぞ?」

 

零斗「俺も聞いたことない」

 

当麻「上条さんも知らないでせう」

 

キンジ曰く、その噂が広まったのはつい最近で、実際に目撃者も何人かいるらしい。

そして今この学園で噂されているというのが

・廊下に響く謎の音

・職員室の霊

・いにしえの黒魔術師

・謎の黒服集団の儀式

・暗黒の魔物たち

・理科室に浮かんでいる幽霊

等といったものだ。

 

零斗「なんか面白そうだな」

 

キンジ「笑い事じゃないんだよ。幸い、まだ被害者が出てないけど。いつか誰かが被害に遭うかもしれないから今風紀委員でも調査してんだよ」

 

そう言えば最近風紀委員をよく見かけるなぁと三人は思った。

 

???「おい。面白そうなこと話してんじゃねえかよ。俺もまぜろ」

 

アラタ「よ、十六夜」

 

当麻「久しぶりだな」

 

話に混ざってきた男の名前は逆廻十六夜。2ーZの問題児の一人で、面白そうなことに進んで首を突っ込んでいく快楽主義者である。

 

十六夜「それで?いついくんだ?」

 

零斗「善は急げ。って言うんだから今日の夜にいくつもり」

 

アラタ「ならクラスの奴らにも声かけようぜ」

 

その後、零斗たちはクラスのみんなにこの事を話した。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

その夜、零斗たちの呼び掛けに応じてくれたのは明久、雄二、ムッリーニ、秀吉、鍵、深夏、宇宙巡、宇宙守、当麻、レヴィ、神無月アリン、セリナ・シャルロック、倉田ユイ、一誠、アーシア・アルジェント、ゼノヴィア・クァルタ、霊夢、魔理沙、妹紅、十六夜、春日部耀、久遠飛鳥以上の面々だった。

ちなみにキンジは風紀委員のため近藤たちのところにいっていた。

 

零斗「夜の学校ってなんかワクワクするね」

 

鍵「俺はよく生徒会の雑務で夜遅くまで残ってるからあんま新鮮味を感じないな」

 

妹紅「私もよく明久と姉さんの三人で夜の散歩でここにくるな」

 

霊夢「私はよく紫の手伝いで夜の学校にくるわね」

 

康太「夜の学校…………(ボタボタ)」

 

セリナ「土屋さん大丈夫ですか!?」

 

守「何を妄想してんだか……」

 

明久「ムッリーニだから仕方ないよ」

 

アリン「旦那様、私とする?」

 

ユイ「お兄さんとするのは私だよ!!」

 

レヴィ「モテモテッスねアラタさん」

 

一誠「殺したいほど妬ましいっ!!」

 

アーシア「一誠さん………」

 

ゼノヴィア「零斗。私たちも……」

 

耀「十六夜………」

 

飛鳥「ちょっとみんな落ち着きなさいよ!!」

 

深夏「大丈夫なのかこれ?」

 

魔理沙「駄目だろうな」

 

雄二「ま、なんとかなるだろう」

 

零斗たちは夜の学校に入りながらそんな会話をしている中

 

新八「あれ?零斗さんたちじゃないですか」

 

神楽「何してるアルか?」

 

銀時「おいおい。お前らこんな夜中に何しに来たんだ?」

 

向こう側から万屋の面々がやってきた。

 

巡「銀時先生たちこそどうしてここにいるんですか?」

 

銀時「俺はジャンプを取りに来たんだよ」

 

神楽「私は酢昆布アルよ」

 

新八「僕はお通ちゃんのライブCDです」

 

どうやら銀時たちは忘れ物を取りに来たようだ。

 

銀時「それで?お前らは何しに学校に来たんだ?」

 

別に隠す必要もないので、零斗たちは正直にここに来た理由を話した。

 

神楽「面白そうアルな。私たちもついていくアル」

 

新八「そうですね。丁度僕たちの忘れ物があるのも七不思議の場所ですしね」

 

どうやら神楽と新八は七不思議に興味ができたのか、乗り気であった。しかし

 

銀時「ふざけんじゃねぇよ。何がナナホシテントウだ。あんなもんただの虫じゃねぇかよ」

 

零斗「いや、七不思議ですよ」

 

何故か銀時だけは乗り気ではなかった。

 

銀時「下らねぇ。俺は先いくぞ」

 

しかし銀時は何故かその場を動かないどころかその両手は新八と神楽の手を握っていた。

 

神楽「銀ちゃん何で手を握っているアルか?」

 

銀時「ば、バカ野郎!!これはお前らが寂しくならないようにと思ってだな………」

 

新八「でも銀さん。銀さんの足が面白いぐらいに震えてるんですけど」

 

銀時「こ、これは武者震いだ!!」

 

しかしそういう銀時の顔は青くなっていた。

 

零斗「そんなこと言って実は怖いんじゃないんですか?」

 

零斗がそういった瞬間、銀時は顔が青くなり、足の震えも酷くなった。

 

銀時「バババババ、バカ野郎!!俺はジャンプの表紙に何度も出た男だぞ!そんなもんに怖がるわけ―――」

 

零斗「じゃ、俺たち先いってるんで先生もまたあとで会いましょうね」

 

銀時「え?」

 

いつのまにか銀時の手は神楽と新八の手から離されており、零斗たちは移動しているところだった。

 

銀時「待ってぇー!!置いてかないで!先生も連れてってー!!」

 

こうして、零斗たちの七不思議捜索が始まるのであった。

 




有頂天「ドーモ有頂天皇帝です。それでは本日のゲストは銀魂主人公の銀さんと生徒会の一存主人公の鍵さんに来てもらいました」

銀時「どーもー。みんなのアイドル銀さんでーす」

鍵「生徒会副会長の杉崎鍵だみんなよろしく!」

有頂天「この作品では銀さんは主人公たちの担任。鍵さん原作通りの副会長です」

銀時「そういや前から気になってたんだけど、確かコイツ原作じゃエロゲ好きの自称ハーレム王じゃなかったけ?」

有頂天「この作品ではツッコミ担当です。決して変態の枠には入らないのです、多分」

鍵「え?そうなの?」

有頂天「そうです。ハーレム王」

銀時「じゃあ銀さんはどうなるんだ?」

有頂天「ダメ人間になります」

銀時「原作となにも変わらねぇじゃねぇかよ‼」

有頂天「こんな感じで原作とは少し違うキャラになったりそのままのキャラにしたりしていきます。それでは次回予告しましょうか!」

鍵「七不思議探索ツアーを始めた俺たち。しかしやはりCOC学園の七不思議。恐ろしいものではなくバカらしいものばかり、いったいどうなることやら」

銀時「次回予告が意味不明だと思ったやつ、廊下にたっていなさい」

有頂天「それではサヨーナラ」

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