禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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購買編の後編です。



戦いとはどんな手を使っても勝てばよかろうなのだ

前回までのあらすじ。

人が次第に朽ちゆくように国もいずれは滅びゆく―――

千年栄えた帝都すらも今や腐敗し生き地獄

人の形の魑魅魍魎が我が物顔で跋扈する―――

天が裁けぬその悪を闇の中で始末する―――

我ら全員、殺し屋家業―――。

 

新八「―――って、これアカメが斬るじゃねえかぁぁぁ!!」

 

零斗「仕方ないだろう。作者がアカ斬る好きなんだから」

 

新八「いや、だからって嘘のあらすじ言っちゃダメだろ!!」

 

神楽「いちいち細かいんだよ。だからお前はいつまでたっても眼鏡掛け機なんだよ」

 

新八「眼鏡掛け機って何?もはや人間扱いされてないの?」

 

雄二「志村の扱いは今はどうでもいいだろ。そんなことよりこれからどうするかを考えるぞ」

 

ここはカオス学園高等部一階の渡り廊下。購買までは真っ直ぐいくだけでつく。

だが、今零斗たちの前には三人の教師が立っていた。

 

2ーZ担任の坂田銀時

 

学園一のバカ教師桂小太郎

 

毛フェチの因幡洋

 

彼らの足元には点蔵や近藤など多くの生徒たちが倒れていた。

頭にタンコプを作っているものや制服がボロボロになって煙をあげているもの、体が痺れているもの等々色々とあった。

 

土方「くそっ!まさか教師どもが待ち伏せしてるとは……」

 

銀時「てめぇらバカどもの考えることはお見通しなんだよ」

 

洋「大人しく教室に帰るなら許してやるぜ?」

 

桂「さあ!どうするお前たち!!」

 

銀時たち三人は嫌らしい笑みを浮かべながらそういった。

もちろん。零斗たちには鉄人の補習を受けるなんて選択肢は全くない。

 

零斗「先生を倒すか」

 

アラタ「だな」

 

明久「しょうがないよね」

 

土方「悪いな先生」

 

そう言うと零斗たちは自分達の武器であるブレードトンファーや魔導書、木刀、日本刀など、それぞれ自分の武器を構えた。

 

銀時「どうやらやる気みたいだな」

 

桂「致し方あるまい」

 

洋「大人の力ってものを教えてやろうか」

 

銀時は木刀を、桂は日本刀と爆弾、洋は髪を咥えて半狼化した。

生徒VS教師の戦いが始まろうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

零斗「あ、あんなところに結野アナと滝川クリスタルとけだまんじゅうが」

 

銀時・桂・洋「「「何ぃぃぃぃ!?」」」

 

零斗の言葉につられて三人は零斗が見た方向に顔を向けてしまった。

 

零斗「嘘ですよ」

 

その隙に零斗はブレードトンファーで銀時の頭を殴りまくり、明久は木刀で桂の頭を叩き、霊夢が洋の腹を蹴り、三人は気絶して倒れた。

 

零斗「いこうか」

 

霊夢「そうね」

 

康太「購買まであと少し……」

 

明久「これで焼きそばパンが買えるね」

 

アラタ「案外楽勝だったな」

 

そんなことを話ながら、零斗、霊夢、明久、ムッリーニ、雄二、アラタたちは購買へと向かった。

 

 

『『『イヤ、ちょっと待てぇぇぇぇぇぇ!?』』』

 

 

零斗たちの行動に驚いて呆然としていた新八たちがツッコミを入れた。

 

土方「イヤ、何お前ら何普通にこの場から去ろうとしてんだ!?」

 

新八「なんであのいい感じの雰囲気からそんなことができるんですか!?」

 

山崎「アンタ等それでも人間か!?」

 

零斗たちにいろいろなツッコミがくるが、零斗たちはそれに対し溜め息をついた。

 

零斗「やれやれ何を言ってんだか」

 

明久「全くだよ。新八君たちはまるでわかっていないね」

 

康太「理解不能……」

 

零斗たちは肩を落としながら呆れたように言った。

 

雄二「いいか、志村………」

 

零斗・霊夢・明久・雄二・康太・アラタ『勝てばよかろうなのだ!!』

 

新八「アンタ等最低だな!!」

 

新八の渾身のツッコミが響いた。

 

零斗「とりあえず土方。これあげる」

 

土方「ん?ってお前これ―――」

 

零斗が渡したもの→桂から奪った爆弾

 

チュドーン!!

 

土方・新八・山崎「「「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」

 

爆発の衝撃をくらった土方、新八、山崎が吹っ飛ばされた。

ちなみに近くにいたはずのミラたちは予想していたのか新八たちから離れていた。

 

零斗「―――よし。これでライバルは三人減ったな」

 

雄二「流石は零斗だな」

 

明久「僕たちも見習わないとね」

 

鍵「お前ら本当最低だな!!」

 

鍵が何か言ってるけど零斗たちは気にしない。

 

雄二「おい、沖田先輩が消えてるぞ」

 

康太「いつのまに………」

 

アラタ「まさか先に購買に……」

 

沖田「俺はここでさぁ」

 

沖田の声がした方を見ると万歳しながら体が半分廊下に埋まっていた。

 

沖田「床が老朽化していたのか抜けなくなっちゃいましてね。あのすいませんちょっと抜いてくれませんか?」

 

沖田の言葉を聞いた神楽は下種びた笑みを浮かべながら沖田に近づいた。

 

神楽「ぐはははははは!!情けないアルな!しょうがないから私が抜いてや――――」

 

―――ズボッ(床が突き抜けて神楽が埋まった音)

 

『……………………………………』

 

あまりのことに零斗たちはなにも言えず、無言で神楽と沖田を置いて購買へと向かった。

購買についたときは誰もいなかったおかげで零斗たちは目的の焼きそばパンを買うことができた。

しかし、幻の惣菜パンは既に誰かに買われていたそうだ。

そのことに幻の惣菜パンを買おうと考えていた女子たちはショックをうけて悲しそうな顔をしていた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

零斗「いや~大量に買えたな」

 

明久「そうだね。これでしばらく塩水だけの生活からぬけられるよ」

 

零斗たちはたちは教室に戻って買ってきた戦利品を机の上に置いていた。

その焼きそばパンは一つの山が出来ていた。

 

秀吉「しかし。幻の惣菜パンとはどのようなものだったのだろうのう?」

 

鍵「俺たちが銀さんたちと戦っている間に誰かが買ったみたいだな」

 

康太「噂でもその惣菜パンがどんなものかまでは聞いたことがない………」

 

みんなが焼きそばパンを食いながら幻の惣菜パンについての話をしていた。

魔理沙をのぞく女子たちは何故か落ち込みながらパンを食べていた。

 

一誠「雄二。俺はお前のことを絶対に許さないからなっ!!」

 

雄二「お前の自業自得だ」

 

アラタ「案外早く釈放されたな」

 

授業を途中で抜け出したことで近藤や点蔵たちが補習室に連れていかれ、一誠は解放された。

 

???「零斗はいるかしら」

 

教室の扉が開くと、扉の前に零斗の幼馴染みである三年の生徒会書記の紅葉知弦が教室に入ってきた。

 

零斗「どうしたの知弦?爆弾を爆発させたのは桂さんだから俺は関係ないよ?」

 

深夏「凄え!!先生に罪を擦り付けてやがる!?」

 

魔理沙「コイツいつか地獄に落ちるぜ………」

 

知弦「大丈夫よ。その事できたわけじゃないから。ただ、これを渡しにきただけだから」

 

知弦がそう言って零斗に渡したのはカツサンドだった。

 

零斗「これは?」

 

知弦「アカちゃんから聞いたんだけどね。何でも購買で一年に一回しか販売されない幻の惣菜パン『イベリコ豚カツサンド三大珍味のせ』よ」

 

明久「こ、これが!!」

 

鍵「幻の惣菜パン!!」

 

知弦の持ってきた幻の惣菜パンの存在に全員が驚き、椅子から勢いよく立ち上がった。

 

知弦「?皆何でそんなに驚いているのかしら?」

 

アラタ「あれ?紅葉先輩知らないんですか?」

 

レヴィ「そのパンを異性に渡せば恋人になれるって言う都市伝説があるんすよ」

 

知弦「こ、恋人……//////// 」

 

恋人と聞いた瞬間。知弦の顔が林檎みたいに赤くなった。

 

零斗「まぁ、俺には縁のない話だよな」

 

秀吉「何故じゃ?」

 

零斗「だって俺モテないし」

 

 

『……………………………………ハァ』

 

 

零斗「ええ!!何でみんな溜め息つくの!?」

 

零斗は全員が溜め息ついたことに驚きを隠せなかった。解せぬ

 

雄二「零斗。この前川神先輩と出掛けたのは?」

 

零斗「昼飯を奢ったやつだよ」

 

明久「一年生の佐々木さんと火野さんとの二人とデパートに出掛けたのは?」

 

零斗「荷物持ちだね」

 

一誠「ゼノヴィアとロスヴァイセ先生と出掛けたのは?」

 

零斗「戦闘訓練だな」

 

アラタ「お前どんだけ女子と行動してんだよ!?」

 

鍵「これで気づかないとかどんだけ鈍感なんだよ……」

 

明久「全くだよ」

 

魔理沙「お前らも人のこと言えないけどな」

 

明久と鍵に対して魔理沙がそうツッコンだ。

 

知弦「………零斗。次の日曜日出掛けましょう」

 

零斗「?別にいいけど」

 

霊夢「な、なら私もついてく!!」

 

アキオ「まぁあたしもその日は暇だからついていくぜ」

 

三人は互いに火花を散らしながら睨みあっていた。

 

零斗「今日も平和だな」

 

零斗はそう言いながら窓の外を見ていた。

 

――――ちなみに幻の惣菜パンはその場にいるみんなで均等に分けました。

味の感想?メチャクチャ旨かった。それしか言えない。

あと、知弦たちとの出掛けはショッピングモールの買い物で、零斗は荷物持ちをしましたとさ

 




有頂天「あとがきコーナー始めます!本日のゲストはバカテス主人公の吉井明久さんです‼」

明久「どうも!ところで作者に一つ聞いていい?」

有頂天「にゃんだい?」

明久「零斗に好意を持ってる人って何人ぐらいいるの?」

有頂天「特に決まってないので何人になるかは作者にもわかりません‼」

明久「そんな!?今でもけっこうな人数に好かれているのにまだ増えるかもしれないだって‼世の中理不尽だ‼」

有頂天「(君もハーレム作る予定なんだけどね。まぁ言わなくても別にいいか)それではそろそろ次回予告をしようか」

明久「次は確か七不思議で、これで前まで投稿していたのが終わるんだよね?」

有頂天「少なくって良かったと喜ぶべきか嘆くべきか」

明久「それでは次回もよろしくお願いします‼」

有頂天「弾けろおっぱい!」

明久「それ一誠の台詞だから‼」

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