禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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今年最後の投稿です。それでは皆さん平成最後の年を楽しみましょう

OP『DAY×DAY』


日常編
大晦日は思い思いに過ごすべし


大晦日。それは一年の最後の日で、日本では年神を迎えることにちなんだ行事が行われている。家族や恋人と一緒に年明けを過ごすものもいれば、友人とバカ騒ぎしたり、年末でも仕事に追われているなどその日の過ごし方は多種多様である。嵐獄島でも例外ではなく深夜の時間帯でも島の灯りは消えておらず、辺りから笑い声が聞こえていた。

そしてこの作品の主人公である竜ヶ崎零斗もまた幼馴染みの霊夢と知弦、妹の紫音、零斗が契約しているネロたちサーヴァントと一緒にのんびりとコタツに入ってテレビを見ていた。

 

零斗「今年ももう終わりだな」

 

紫音「そうですね。一年経つのもあっという間でしたね」

 

霊夢「そうね。ジャンプでの銀魂連載終了、BLEACHとニセコイ実写映画化、転スラのアニメ化、FGOの映画化とアニメ化の決定とか色々あったわね」

 

知弦「それこの作品の話じゃないわよね。全く別のとこの話じゃない」

 

信長(FGO)「まぁ是非もないんじゃ」

 

沖田(FGO)「今年の特番でも私たちの出番多分ないですよね」

 

玉藻「私はアニメに出れなかったんですけどぉ!?」

 

ネロ「フッ!余は今年の冬と夏で大活躍だったがな!!」

 

アルトリア(槍)「私は来年劇場で活躍しますがね!!」

 

静謐「私も出ますよ(ムフー!)」

 

スカサハ「クッ!何故私が大活躍した5章はアニメ化しないんだ!?」

 

清姫「スカサハさん嘘はいけませんよ。あなたよりも他の人たちの方が活躍していたのですから」

 

メイヴ「そうよね」

 

そんな他愛もないことを話している間にも時間は進んでいき、禍終素学園の部活の一つ、カルデア研究部が撮影した『笑ってはいけないカルデア24時』も中盤に入っていた。

 

零斗「あ、キリシュタリア先輩がマルタさんに連続タイキックされた」

 

紫音「ベリルさんがイヴァン雷帝にビンタされたのも中々面白いですね」

 

メイヴ「ねぇクーちゃんが参加者じゃないのに何回もお仕置きされてるんだけど」

 

スカサハ「おぉ、このデイビッドとやら上裸にされた上に乗馬鞭で叩かれても動じないな」

 

信長(FGO)「どこか悦んでる感じがするがのう」

 

沖田(FGO)「あ、カドックさんがアナスタシアさんに氷漬けされました」

 

霊夢「ムジーク先生もおでんの卵を口に入れられて火傷したわねアレは」

 

静謐「そういえばこの番組って誰が編集してるんですか?」

 

玉藻「確かダヴィンチさんとホームズさん、それから新茶さんが主に計画したそうですよ」

 

知弦「他にもウチの学園の人達やOB、OGの人達が協力してくれたそうよ」

 

スカサハ「この学園の連中は暇人ばかりなのか?」

 

零斗「まぁ面白いものには首を突っ込む人は多いかな」

 

コタツに置かれている煎餅をお茶請けにしながらお茶を啜っているとTVではキリシュタリアたちはコンサート会場のような場所に移動し観客席に座っていた。そして舞台上にてアイドル衣装を着た見覚えのあるドラ娘と薔薇の皇帝が歌い始めようとするよりも早くアルトリアはTVのリモコンを取って電源を消した。これにはネロも涙目である。

 

ネロ「何故余の見せ場が始まるというのにテレビを消したのだ!?」

 

アルトリア(槍)「すいません手が滑りました」

 

ネロ「ぬぅ、手が滑ったのなら仕方がないのか?」

 

アルトリアが素直にすぐ謝ってきたのでネロもそれ以上文句を言うことが出来なかった。そしてTVをつけ直すと『トラブルが発生したためしばらくの間お待ちください』と書かれたフリップを持って謝罪している二頭身姿のマシュが映っていた。こうなるのは分かりきっていたはずなのに何故ネロとエリザベートを呼んだのかは甚だ疑問である。

 

零斗「ところでノッブはこれに参加しなかったの?」

 

信長(FGO)「儂、紅白で敦盛するつもりじゃったからその練習しておったわ」

 

沖田(FGO)「まぁ結局予選で落ちちゃったんですけどね」

 

知弦「確かうちの島からは今回は寺門通、シェリルさん、ランカちゃん、μ's、A‐RISE、アイドルマスターズ、フランシュシュが参加したのよね」

 

霊夢「うちの学園のアイドルたちって結構人気あるわよね」

 

零斗「まぁ見た目も歌唱力もいいから是非もないよな」

 

そんなことを話している間に番組の方も元に戻っており、オフェリアがチビスルトとナポレオンに追いかけられたり、ヒナコが項羽だと思って近寄ったら変装した赤兎馬だったり、デイビッド、ベリル、ペペロンチーノが罰ゲームでギャングダンスを踊ったり、キリシュタリアがブリーフ一丁になってたり、ムジークがカルボナーラ作ったり、カドックが1人でU.S.A.を踊らされたりしていた。なんというかカオスである。

そして大晦日を集まって過ごしているのは零斗たちだけではない。

 

刑部姫「あぁ、やっと終わったよ.....」

 

幽香「そしてまた明日から次の夏コミにかけて描き始めるのね」

 

邪ンヌ「嫌よ、まだ夏コミまで時間あるんだからスマ⚫ラしてるわよ」

 

アルトリア・オルタ「そして調子に乗って締め切り前に泣くんだろ」

 

鍵「やめて、そういうことは言っちゃダメだから!!」

 

タマモキャット「ごわははは!このキャット、鍋将軍ならぬ網将軍としてご主人たちに極上の肉を食べさせてしんぜよう!!」

 

ジャック「じゃあ私心臓!」

 

千代女「拙者はレバーを」

 

深夏「私カルビ!」

 

真冬「真冬は鶏肉を」

 

明久「カロリーが高ければなんでもいいよ!!昨日までカロリーメイトと水しか食べてないからね!!」

 

妹紅「明久悲しいこと言うな」

 

オーフィス「ん、お肉美味しい」

 

巴「あ、ドラゴンステーキというのもありますよ」

 

エリザベート「ちょ、そんな物騒なもの絶対注文しないでよね!?」

 

冬コミの打ち上げとして焼肉を食べに来た明久たち。冬コミ本制作に疲れ切った刑部姫に追い討ちをかける幽香、それを否定してスマ⚫ラする予定の邪ンヌに追い討ちをかけるアルトリアオルタを止める鍵、肉を焼くのを仕切るタマモキャットに食べたいものを頼むジャックたち、巴がドラゴンステーキを注文しようとするのをエリザベートが涙目で止めたり

 

銀時「オラァァァァァ!!銀魂の連載再開を記念して飲みまくりじゃぁぁぁぁぁ!!」

 

おそ松「ならこっちは映画化決定を記念して一気じゃぁぁぁぁぁ!!」

 

『『『『ウェーーーーーイ!!』』』』

 

桂「やるなら今しかねーZURA、やるなら今しかねーZURA」

 

高杉「おい、酒が足りなくなってきたぞ」

 

辰馬「おぉそうじゃな。おーいお姉ちゃん!新しい酒を追加──オボロロロロ」

 

千冬「すまない酒は後でいいので先に掃除道具を借りれないか?」

 

トリコ「おいゼブラ!それは俺の料理だろう!!」

 

ゼブラ「あぁん?知るかよ、んなこと」

 

ココ「まぁまぁ二人とも落ち着きなよ」

 

小松「そうですよ。せっかくのめでたい日なんですから喧嘩なんてダメですよ」

 

サニー「ったく、相変わらず美しくねーなおめーらはよ」

 

荻野「ひーろーしー。見てくれよ梓がこの間までログハウスしか造れなかったのに最近はレンガの家を造れるようになったんだよ」

 

洋「うっぜぇ!お前のオフの時ってホンットにうぜぇ!!」

 

島に数ある居酒屋の内の一件で酒を一気飲みしている銀時やおそ松を筆頭にした松野兄弟や酒好き連中が騒いでたり、桂がエリザベスと自作のカツラップを踊ったり、高杉が辰馬に酒が減ってきたことを伝え辰馬が店員に酒の注文をする途中で吐いたので千冬が店員に掃除道具を頼んだり、トリコとゼブラが料理の取り合いで喧嘩しているのをココと小松が止めサニーは阿呆らしいと思っていたり、荻野が酔っぱらっているのか娘の梓を元相棒の洋に自慢してウザがられたりなど大人たちも好き勝手楽しんでいたり

 

斉木『よしこれで終わりだな。さて帰ってコーヒーゼリーを食べながら年を越そう』

 

鳥束「いやなんでっスか!?なんで俺除夜の鐘の中で縛られてるんスか!?」

 

斉木『お前の煩悩まみれな頭を治したいと頼まれたからな』

 

鳥束「意味わかんないんスけどぉ!?」

 

除夜の鐘に先日女生徒に対して変態行為を行おうとした変態霊能力者・鳥束零太を超能力者・斉木楠雄が縛っていたり

 

ヒイロ・トロワ・刹那・ティエリア・キリコ・伊奈帆「「「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」」」(無言でU.S.Aを踊っている)

 

沙慈「カ、 C'mon, baby アメリカ・・・・ 」

 

デュオ「おい誰だよ!くじ引きで後ろのバックダンサー決めようって言った奴!?」

 

アルト「無表情の奴らがU.S.A踊るのって一種のホラーだな」

 

甲児「次は『守護神- The Guardian』で」

 

竜馬「いやここは『HEATS』だろ!」

 

オズマ「いや『突撃ラブハート』だ!!」

 

アディ「ちがーう!次は私とエルくんの二人で『ユー&アイ』歌うんだから!!」

 

カラオケにてMS、KMF、スーパーロボットのパイロットたちが集まってヒイロや刹那などの無表情パイロットたちが歌っている沙慈・クロスロードの後ろでU.S.Aを踊っていたり、兜甲児や流竜馬などが次の曲を入れようとするなどと楽しんでいたり

 

ジーク「すまないジャンヌ。それは食べ過ぎなんじゃないか?」

 

術ジル「何を言っているのですかジーク殿!!聖女にとってこの量は大したことありませんぞ!!」

 

剣ジル「その通りです。いわばこの量は聖女にとってウォーミングアップのようなものですぞ!!」

 

ジャンヌ「目潰し!!」

 

術ジル・剣ジル「「ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!?」」

 

アストルフォ「流石は殴ルーラー!!目潰しにも躊躇いがない!!」

 

邪ンタ「非論理的です!食べているジャンヌ」

 

飲食店にて年越し蕎麦を食べていたジークは既に十杯目を食べているジャンヌを心配するがそれをフォローする二人のジル。しかしそれはジャンヌにとってなんのフォローにもなっていないため顔を真っ赤にしたジャンヌは2人のジルに目潰しをした。

このようにみんな思い思いに新年を迎えようとしていた。読書の皆さんはどのようにお過ごしですか?それでは皆さん良いお年を!!




皆さんこんばんは!今年はGATE編の投稿だけで終わりましたが来年こそは多く投稿できるようにしたいです。
今後やる予定の短編としてゴールデンカムイのラッコ鍋をサーヴァントでやろうと思っているんですが男と女どちらがいいですか?
(例、ノッブ「おっと、霊基が水着に」、ギルガメッシュ「おっと、ついキャストオフしてしまったわ」)

それではまた来年もこの作品をよろしくお願いします

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