禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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今回と次回の話で零斗たちイタリカ組の出番はほぼないです

OP『GATE それは暁のように』


GATE編十話 アルヌス基地での騒動(前編)

────零斗たちがイタリカの街に着いたのと同時刻、アルヌスの丘にある自衛隊たちによって造られた特地の調査用基地。そのアルヌスに到着した一団が存在していた。

彼らは多種族平等主義の国の使者及び国の代表であり自衛隊が彼らの国にとって危険な存在であるのかそれとも友好関係を築ける存在なのかを知るために実際に会いに来ていたのだった。

 

リムル「ジュラ・テンペスト連邦国の盟主のリムル・テンペストだ」

 

冬夜「ブリュンヒルド公国の国王、望月冬夜です」

 

ハヤト「サガ帝国の勇者、ハヤト・マサキだ。よろしく頼む」

 

ガゼフ「リ・エスティーゼ王国騎士団長ガゼフ・ストロノーフだ」

 

狭間「本日はこのような場所へ来ていただきありがとうございます。私がこの基地の最高責任者である狭間陸将であります」

 

冬夜「こちらこそ急に来たというのにこのように会談の場所を設けていただき感謝しています」

 

初めに互いの紹介をしあったリムルたち。本来ならこういった場にはハヤトやガゼフのように王の代理が来るべきなのだがリムルや冬夜は複数の国と同盟を結んでおりそれらの国を含めての代表として来ていたのだった。無論、一国の王だからこそ護衛は確かな実力を持ち、且つ信用できる者たちによって編成されていた。

そしてこの会談は真上の位置にあった太陽が沈むまで続いたが時間をかけた甲斐があり、自衛隊及び彼らの世界の人々はリムルたちと良好な関係を築ける切っ掛けとなるのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

狭間陸将がリムルたちと話していたのと同じ頃、アクセルの街の冒険者たちが作った酒場でカズマ一行と禍終素学園の生徒がカズマの世界についての話を聞いていた。

 

明久「そっちの世界ってなんかアレだね・・・・」

 

鍵「その、なんだ・・・・」

 

邪ンヌ「バカよねその世界を創った奴」

 

アルトリアオルタ「空飛ぶ野菜に冬将軍と名乗るモンスター。どう考えてもマトモな世界ではないだろう」

 

カズマ「だよなー」

 

カズマ自身もあの世界のものはおかしいと思ったのでこのようにおかしいと言ってくれることに安心感を感じていた。

 

めぐみん「私としてはキャベツが飛ばないことが信じられませんけどね」

 

立香「まぁこっちの世界でも色々面白おかしいものが沢山あるし特に驚くことじゃないよね」

 

ダグネス「そうかそちらの世界も色々あるんだな」

 

めぐみんとダクネスも立香たちの世界の話を聞いてその世界の様子に驚きを隠せないでいた。特にめぐみんは島一つを跡形もなく消す兵器があることを聞くとそれと同等の威力の爆裂魔法を放って見せるとカズマにドレインタッチでアクアから魔力を限界まで絞り出してその魔力をめぐみんに渡すようにお願いするが当然のごとく却下されることがあったのは特に語ることでもないだろう。

 

当麻「そういや自衛隊の偉い人がこっちの世界の人と話し合いしてるらしいけど、一体何の話してるんだろうな」

 

十六夜「まぁ十中八九こっちがどんな目的でこの世界に来たのかを聞きに来たんだろうな」

 

飛鳥「そうね、それに乗ってきた乗り物は全員異なるけど見た目からして高価なものだと思うわ」

 

耀「つまり偉い人が来てるってことだよね」

 

キンジ「まぁそういう事だよな」

 

当麻たちはこの酒場に入る前に自衛隊の居住エリアにそれぞれ異なる装飾が施された馬車や狼車、船などが止められていた。現地人が乗っていた馬車と比べてもその豪華さはよく分かるものだった。

 

ランスロット「それにしても同行者たちの女性陣は皆美しい方ばかりですね」

 

ガウェイン「ロリ巨乳の人妻が居ないのは残念ですが皆さん中々のものをお持ちで」

 

トリスタン「私は悲しい・・・友が居ないのをいいことにこのようなことを楽しんでいるなんて」

 

黒髭「でも異世界のおんにゃの子を見るだなんて素晴らしいことですぞ?」

 

フェルグス「頼んだら抱かせてもらえるだろうか?」

 

ダビデ「僕はやるよ、かなりやるよ」

 

ランスロットを筆頭に禍終素学園文化系部活のカルデア部所属の藤丸兄妹が呼んだ変態サーヴァントたちが双眼鏡でリムルが連れてきたシオンとシュナ、テスタロッサ、ウルティマ、カレラ、冬夜の嫁であるリンゼ、エルゼ、八重、ユミナ、スゥシィことスゥ、ルーシアことルーヒルデガルドことヒルダ、リーン、桜。ハヤトの仲間であるリーングランデ、ルクス、フィフィ、ロレイヤ。全員異なる良さがある美人美女である。ちなみにガゼフの連れてきた部下(全員男)やリムルが他に連れてきたゴブタ、ディアブロ、ヴェルドラには一切興味はないようでひたすら女性陣を邪な目で見ていた。そんな彼らに同意するもの達もいるが女性たちがランスロットたちを養豚場の豚を見るような目で見ているため表立って同意できないのであった。

 

キンジ「なぁ藤丸、お前んとこのサーヴァントってさ────」

 

立香「言わないで、私も兄さんもその事を理解してるし何とかしようと思ってるんだけど全く改善できないんだよ」

 

白雪「どっかのバカアリアだっていつまでたっても銃を撃ちまくるのやめないしね」

 

アリア「どこぞのヤンデレ白雪よりもましよ」

 

白雪・アリア「「・・・・・(互いに目が笑っていないまま武器に手を掛けようとする)」」

 

飛鳥「あなたたち五十歩百歩って言葉知ってるかしら?」

 

耀「ダメだよ飛鳥、二人とも話聞いてないから」

 

十六夜「心配するな。喧嘩し始めたら肉壁で周りに被害が出ないようにするからな」

 

カズマ「おい待て、どうして肉壁と言いながら俺の方を見るんだ」

 

明久「いや本当に生き返るのか実際に見てみたいし」

 

カズマ「そんな理由で死にたくねえんだけど!?ってかあの二人止めるって選択肢はねぇのかよ?」

 

ダクネス「それよりカズマ、もし肉壁になるのだとしたらぜひその役目を私に・・・¨(*´д`*)ハァハァ」

 

カズマ「お前は黙ってろオッパイ!!」

 

ダクネス「うにゅぅぅぅぅぅ~~~~~~!!」

 

ムッツリーニ「・・・・・・・・っ!!(カシャカシャ!!)」(鼻血を流しながらダクネスを撮る)

 

雄二「なんだこれ・・・・」

 

秀吉「気にしたら負けじゃよ」

 

嵐獄島だろうと異世界だろうと普段と全く変わらないみんなに呆れるのであった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

狭間陸将がリムルたちとの会談が始まってから二日経った夜。その日は天候が悪かったためか月明かりもなくアルヌスの丘には数少ない電気の明かりで照らされていた。そんな暗い夜の中で明久と鍵はカズマと共に夜の基地を歩いていた。

 

明久「ねぇ高校生にもなって1人でトイレに行けないって恥ずかしくないのカズマくん?」

 

カズマ「べ、別にビビってねぇし!!ただお前らが怖がってそうだからしょうがなく誘ってやっただけだし!!」

 

鍵「そうか、なら俺達は平気だから1人で行ってこいよ」

 

カズマ「あ、すいませんやっぱり怖いんで一緒に着いてきてください」

 

───今日の朝、自衛隊からこのアルヌスの丘に近づく怪しい集団がいると話された。その集団の正体もその数も不明なので自衛隊は警戒態勢を取っていた。これには新撰組と今回話し合いに来たリムルたちも協力することになっており行動する時も二人以上と言われていた。

 

明久「にしても今日は嫌な天気だね」

 

鍵「あぁこういう時に限って嫌なことが起きるんだよな」

 

カズマ「おいフラグ建てるのはやめろ」

 

今朝聞いた話を思い出して不安なのか明久と鍵が不安を紛らわせようと話すがどう考えても折れなそうなフラグを立てている2人にカズマはツッコミをいれた。

 

明久・鍵「「こんなこといいな できたらいいな あんな夢 こんな夢 いっぱいあるけど~♪」」

 

カズマ「おい!ドラ〇もん歌って誤魔化そうとすんな!!」

 

明久と鍵は気を紛らわせようとドラ〇もんを歌い始めカズマは人選を間違えたか?と頭を抱えていた。

そんな時、前の通路の右側の曲がり角からドゴンッ!!と大きな音が聞こえてきた。その音が聞こえるのと同時に濃厚な殺気を感じ取れた。

 

明久・鍵「「─────っ!?」」

 

殺気に気づいた二人はそれぞれ木刀と日本刀を構えた。少し遅れたがカズマも愛刀『ちゅんちゅん丸』を構えた。

そしてズシン!ズシン!と重量感ある足音が近づいてくるのが聞こえた。曲がり角から現れたのは柔道着を着た熊だった。その熊の手から真新しい血が滴り落ちているために恐らく誰かと戦った後なのだろう。熊は明久たちに気づくと襲いかかろうとしてきたがその前に明久が熊の前まで移動しそのまま木刀で熊の右目を潰し、それで怯んだ隙をついて鍵は熊の右足を斬り反対の足にも中級水魔法『アイスランス』を突き刺すと熊は倒れた。

 

カズマ「え、おかしくね?なんで普通の世界にいる奴らが俺より強そうなの?」

 

明久「いやうちの学園じゃ戦闘訓練も授業の一環だし普通科でも武器や魔法の扱いは学ぶよ」

 

鍵「後金ない時とかは森に行って魔獣や魔物狩ったりするからな」

 

カズマ「納得いかねぇ!!」

 

カズマはどう見ても自分より強い二人に絶望していた。因みに明久たちの世界では生まれてから五年経つと検査を行って何か能力を持っていないか調べる。魔法を使えるものはそこそこおり、また魔法を使えないとしても超能力や摩訶不思議な力を宿していることが多い。明久は妖力と呼ばれる力をその体に宿しており木刀に妖力を込めたりして実体のないものを斬れたりする。鍵は刀と魔法の両方を使いこなしており特に魔法は生活に使ったりするので結構器用に使ってたりする。

 

熊?『キ、キサマら。ヨクモヤッテクレタナ』

 

明久「あれまだ意識あったの!?」

 

鍵「ってかなんか回復してないか!?」

 

カズマ「つかアレ熊じゃなくね?」

 

熊が倒れた方を見ると刺された右目と左足、斬られた右足の傷が無くなっていた熊───否、力士が立っていた。そしてその後ろには眼鏡をかけた小柄な男と人間の腕が生えている人間サイズのコブラが立っていた。

 

矢部「まさか本郷に傷を負わせるのが現れるなんてね。僕は獣闘士『巨猩羅 (ゴリラ)』矢部正太。君たちがさっき手傷を負わせたのは獣闘士『熊(ベア)』のジェロム本郷。そして獣闘士『 壷舞螺(コブラ) 』大沼電」

 

眼鏡をかけた小柄な男───矢部が彼らの正体を話した。獣闘士はこの基地にいるのは瞳、獲座、大河、初、壱之介の五名だけなのでそれ以外の獣闘士は侵入者ということだ。

 

カズマ「一応聞くけどアンタらは何しに来たんだ?」

 

矢部「決まってるじゃないか。この基地を貰いに来たのさ」

 

明久「あっさり言いますね。そんなことができると考えているんですか?すぐに自衛隊や他の警備してる人達がくるよ」

 

矢部「その前に君たちを殺すのなんて簡単な────」

 

鍵「『サンドウインド』!!」

 

カズマ「『クリエイトアース』それと『ウインドブレス』!!」

 

『なっ!?』

 

矢部が話している隙に鍵とカズマによる風魔法で砂埃を発生させ、その規模は全員を覆うほどで矢部たちは腕で目を守った。砂埃が無くなり視界がハッキリと見えるようになった頃には明久たちはその場からかなり遠いところまで走って逃げていた。

 

明久・鍵・カズマ「「「誰がマトモに戦うかバーカ!!」」」

 

明久たちは走る足をとめずに矢部たちの方へ顔を向けて馬鹿にするように言った。そんなことをされた矢部たちは最初は呆然としたが馬鹿にされたことに気づくと直ぐに獣人化して明久たちを追い始めた。こうして獣闘士と明久たちによる命懸けの鬼ごっこが始まるのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

場所は変わってアルヌス基地から離れた所にある森の中、黒いローブを纏った者と上半身裸の獅子頭の獣人を筆頭に彼らの後ろには殻獣(シェルケース)や棘頭猿(メイスヘッドオーガ)、剣牙猫(サーベルキャット) などの魔獣、ケルベロスや ペリュドン、装甲トカゲ(アーマーサウルス)、エビルムカデ、槍足鎧蜘蛛(ナイトスパイダー)、白刃巨大熊(ソードグリズリー)、孤刃虎(ブレードタイガー)、巨大妖蟻(ジャイアントアント)などの魔物、GN-XIVやグレイズ、サーペント、ヴィンセント、ビルゴIII、コダール、べへモス、 GRK-7、 DBM-2、 ザクウォーリアーなどの自立行動する機動兵器、悪魔や堕天使などの他種族などとその数合わせて二百万を超えている。彼らもまたイタリカを襲った獣闘士連中と同じく『ウロボロス』の一員であり、このアルヌスの基地を奪い『ウロボロス』の戦略拠点としようとしていた。無論基地にいる人間は実験の材料か奴隷にすることが決まっているからか中には欲望を隠そうともしていないのもいた。

そんな彼らを見て獅子の獣人──グラディエルはこれから行う彼らの軍が蹂躙する様を想像して笑みを浮かべていた。

 

グラディエル「ククク、雑魚を潰すだけの簡単な任務だが蹂躙するのは素晴らしいこととは思わねぇかアルファ?」

 

アルファ『・・・・・・・・』

 

グラディエル「チッ!人形に話しかけても無駄か。まぁいい先ずは奴らの無様に泣き叫ぶ声でも聞かせてもらおうじゃないか」

 

グラディエルは魔導人形(マジックゴーレム)アルファに話しかけるが、アルファは何も言わないため少し機嫌を損ねたがこれから始まる蹂躙によって敵が泣き叫ぶことを思い出し、そんな気持ちも直ぐに消えた。

確かに自衛隊の戦力だけならば多少の損害はでてもこの戦力で蹂躙することは可能だっただろう。

 

────しかしグラディエルたちは知らなかった。あの基地には自衛隊だけではなく魔王や勇者、頭のおかしい学園教師生徒がいることを。そして彼らによってグラディエルたちが窮地に落とされるとは誰も思いもしなかった。

 

棘頭猿『ゴガァァァァァ!!』

 

進行してくる敵に気づいた自衛隊たちは戦車や、量産型カタクラフトアレイオン、日本製KMF暁、自衛隊MS紫電、ムラサメ、リーオーによる銃火器の弾幕の雨を張り敵の数を減らしていくが数が多すぎるため敵の進行は遅れないでいた。そして一匹の棘頭猿がとうとう門の前に辿り着き門に向かって腕を振り下ろして門を破壊した。

 

自衛隊隊員A「魔獣が門を壊して入ってきたぞ!」

 

自衛隊隊員B「急いで魔獣たちを外に追い出すんだ!!」

 

門が壊れるとそれを切っ掛けに魔獣や魔物たちが基地の中へと我先にとなだれ込んできた。無論自衛隊はそれをただ見ているだけなどせず自衛隊隊員は銃火器で応戦するが前を行く殻獣による硬いからによって銃弾は弾かれてしまうのだった。アレイオンら自衛隊の機動兵器は接近してきた敵の機動兵器の相手をするのに手一杯になっているので魔獣や魔物の相手をすることが出来なかった。よって自衛隊員は今まさに蹂躙されようとしていた。

 

自衛隊隊員C「た、隊長。ここは一先ず後方へ撤退するべきでは・・・・・」

 

隊長「駄目だ。後ろには民間人がいるんだ。我々は自衛隊として彼らを守る義務がある」

 

魔獣や魔物に恐怖を感じた自衛隊隊員の一人が隊長に具申するが隊長はその意見を却下した。彼らの後ろには避難している途中のこの世界の協力者である戦うことの出来ない現地人、異世界人、禍終素学園関係者がまだおり民間人を守る為にも退くわけにはいかないのだ。具申した隊員も隊長に言われてそのことに気づき頭を下げるとすぐに対巨大生物用銃を構えた。他の隊員たちもバズーカやランチャーなど歩兵ができる限りの火力の高い武器を構えた。

 

隊長「総員、一斉射撃!!」

 

魔獣たちが射程範囲内に入ると同時に隊長による合図を切っ掛けに持てる限りの火力を放った。それにより数体の殻獣、棘頭猿を倒すがそれは焼け石に水程度で魔獣たちの歩みを止めることが出来なかった。

 

自衛隊隊員D「そ、そんな・・・・」

 

隊長「怯むな!急いで次弾を装填しもう一度攻撃を────」

 

めぐみん「その必要はありませんよ」

 

隊長が再度攻撃するために指示を出そうとした時、その言葉をめぐみんが遮った。そのめぐみんの後ろにはパーティーメンバーのアクアとダグネス、更にアクセルの街の冒険者に新撰組を筆頭に戦闘力のある禍終素学園教師生徒が集まっていた。

 

隊長「き、君たちどうしてここに・・・」

 

桂「お心遣いには感謝するが我々は黙って守られるような存在でなくてな」

 

高杉「俺達の前に現れたのが奴さんの運の尽きって訳さ」

 

辰馬「アハハハ!まぁ要するに儂らは暴れたいっちゅうことじゃよ」

 

隊長は避難してるはずの彼らがここにいることに驚きを隠せないでいたが桂たちはそれを気にせずそのまま自衛隊たちの横を通り、魔獣たちへと武器を構えながら近づくのだった。

 

近藤「いくぞ新撰組!!」

 

ダクネス「我々も続くぞ!!」

 

隊長「一般人にばかり戦わせるな!我々もやるぞ!!」

 

『おおおおおおおおおおおおお!!!!』

 

近藤、ダクネス、隊長の言葉を切っ掛けとしてこの場にいる全員の戦う気が上がった。近接武器を持っているものは魔獣たちに近づき、銃や魔法などを使うもの達は後方で彼らの援護を始めた。

 

一輝「第一秘剣『犀撃』!!」

 

綾人「九牙太刀!!」

 

ゾロ「死・獅子歌歌!!」

 

ザップ「斗流血法・カグツチ『刃身ノ壱・焔丸 大蛇薙』!!」

 

ツェッド「斗流血法・シナトベ『刀身ノ伍・突龍槍』!!」

 

流子「武滾流猛怒(ぶった切るモード)!!」

 

キリト「スターバースト・ストリーム!!」

 

ハヤト「《歌え》アロンダイト!!」

 

リムルたちの世界でA-ランクという一体だけでも街を甚大な被害を出すほどの危険な槍足鎧蜘蛛が一斉に槍のように鋭い脚で襲いかかってくるが、一輝たちによってその硬い甲殻ごと切り裂かれてしまい槍足鎧蜘蛛は倒れるのだった。

 

ルフィ「ゴムゴムの火拳銃(レッドホーク)!!」

 

トリコ「50連釘パンチ!!」

 

百代「無双正拳突き!!」

 

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

丈助「ドララララララララララララララララララララララララララララララ!!」

 

槍足鎧蜘蛛と同ランクである白刃巨大熊もまた襲い掛かるが、その爪が相手に当たる前に吹っ飛ばすのだった。

そして彼らのように他の人たちも各々の得意な攻撃で魔獣たちを倒していくのだった。ただ中にはアホみたいな行動をする者もいた。

 

ダクネス「(*´д`*)ハァハァ、この魔物の牙は中々良いものだな・・・」

 

アクア「いやぁぁぁぁぁ!?何で私を追ってくるのよぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

山崎「あんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱん」

 

沖田「死ねぇぇぇぇぇぇ土方!!」

 

土方「何してんだテメェらは!!」

 

孤刃虎に頭を齧られて興奮しているダクネスにケルベロスやペリュドンの群れに追いかけられているアクア、あんぱんをひたすら剣牙猫に投げつける山崎、この戦闘のどさくさに紛れて土方を殺そうとする沖田。そしてその沖田の攻撃をかわしながら怒鳴るようにツッコミをする土方だった。

また、機動兵器に乗れるパイロットの人達もまたそれぞれの愛機に乗って戦場に出ていた。

 

ヒイロ「ターゲットロック、目標を消滅させる」

 

刹那「ダブルオークアンタ、目標を駆逐する!」

 

ガロード「くらいやがれ!!」

 

アムロ「ガンダムの名は伊達ではない!」

 

キラ「当れェェェ!!」

 

シン「そんなに戦いたのか、アンタたちは!!」

 

カミーユ「ここからいなくなれー!!」

 

ジュドー「くらえ!」

 

バナージ「はあっ!!」

 

三日月「邪魔なんだよ」

 

ヒイロのウイングガンダムゼロ(EW)のバスターライフルと刹那のダブルオークアンタライザーソード、ガロードのガンダムDXのツインサテライトキャノンによるビームがサーペント、ビルゴIIを消し去り、アムロのνガンダムのフィン・ファンネルとキラのストライクフリーダムガンダムのドラグーンがザクウォーリアたちのコックピット部分を狙い撃ち、シンのデスティニーガンダムのアロンダイトがべへモスの腕を切り裂きそこにカミーユのZガンダムとジュドーのZZガンダム、バナージのユニコーンガンダムがべへモスの胴体に最大火力を叩き込み、三日月のガンダムバルバトスルプスレクスがメイスでグレイズたちを叩き潰すなどと先陣切って敵MSを蹂躙していた。それに続くようにガンダムグシオンリベイクフルシティやガンダムデスサイズヘル、インフィニットジャスティスガンダム、ガンダムサバーニャなどの嵐獄島のMSたちが暴れるのだった。

 

ルルーシュ「消え失せろ!」

 

オルドリン「落ちなさい!!」

 

オルフェウス「落ちろ!」

 

甲児「ブレストファイヤー!!」

 

鉄也「サンダーブレイク!!」

 

真上「インフェルノブラスター!!」

 

葵「断空剣!!」

 

シモン「フルドリライズ!!」

 

宗介「ゼーロス、一斉発射」

 

竜馬「ゲッタートマホーク!!」

 

ルルーシュの蜃気楼によるハドロンショット、オルドリンのランスロットハイグレイルのソードハーケン、業白炎の滑空砲、甲児のマジンガーZによるブレストファイヤー、鉄也のグレートマジンガーによるサンダーブレイク、真上のマジンカイザーSKLによるインフェルノブラスターによって空を飛んでいたヴィンセントやGN-XIVは次々と破壊され、地上でも葵のダンクーガノヴァマックスゴッドの断空剣、シモンのグレンラガンによるフルドリライズ、宗介のレーヴァテインのゼーロス、竜馬の真ゲッター1によるゲッタートマホークによってGKB-7、DBM-2、サーペントが次々と破壊されていた。

 

 

──────こうしてアルヌスの基地での戦いは始まった。この地での戦いもまたイタリカ同様過酷なものになろうとしていた。




有頂天「有頂天皇帝でーす!ピースピース!!」

明久「何かやけくそになってない?」

鍵「後書き何書けばいいのか分からなくなったからな」

カズマ「というかこまめに投稿しとけばそんなことにならなかったんじゃないか?」

有頂天「黙れクソ童貞ロリコンニート」

カズマ「何故俺だけ罵倒!?」

明久「そう言えば今回の話で僕と杉崎くんに原作にはない設定が追加されてるよね」

有頂天「明久さんと杉崎さんはこの小説で準主人公みたいな感じなので特別な力あってもいいかなと考えました」

杉崎「設定広げすぎたら後で大変なんじゃないか?」

有頂天「大丈夫だ問題ない」

カズマ「それ問題ない人が言うセリフじゃないだろ」

有頂天「さて、そんなことより次回予告!」

明久「アルヌス基地を襲撃する200万の軍勢」

鍵「それを指揮する存在を倒そうとする者がそこでみたものとは!?」

カズマ「一体アルヌスはどうなってしまうのか!?」

有頂天「次回もお楽しみに!!」

ED『ぷりずむコミュニュケート』

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