禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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少し変更したくなったので一旦削除してから再投稿しました。

OP『GATE それは暁のように』


GATE編七話 異世界での生活の始まり

──────アルヌスの丘。そこには異世界である日本へと繋がる『門』が存在し、そこを中心にして自衛隊が拠点を造られていた。その拠点にはいくつかのグループのようなものとして『自衛隊』、『禍終素学園』、『現地人』、『異世界人』の四つに簡単に別れている。現地人と異世界人の違いだが、異世界人は自衛隊や禍終素学園の人々が暮らしている地球と同じようにこの世界へと飛ばされてきた別の異世界の住人で現地人は元からこの異世界に住んでる者達のことである。

伊丹は銀時たち禍終素学園の人々を自衛隊の拠点に連れていく途中、自衛隊によって敗北した諸国軍と帝国軍が混ざった盗賊によって村を襲われ逃げていた現地人とこの世界の情報を知るために自衛隊に同行を求めた異世界人が加わった。その事を知らせなかったことで伊丹は上官に怒られたが現地人とコンタクトをとれたことでそれ以上のお咎めはなしとなった。

また、言語の通じあわないことで意思疎通が困難と考えられていたが八意永琳作『コトバワカール』のおかげで意思疎通は問題なくなった。薬学の力スゴい。

そして互いのことを話していると昼間だったのがあっという間に夜になってしまったのでそれぞれ簡易テントで男女別三人組で寝るのだった。その中で一つのテントにて事件は起こっていた。

 

零斗「ZZZZZZZZZZZZ・・・・・・」

 

明久「ZZZZZZZZZZZZ・・・・・・」

 

鍵「ZZZZZZZZZZZZZ・・・・・・」

 

慣れない異世界生活で落ち着ける場所で寝れることでぐっすりと三人は寝ていた。その三人が寝ているテントの前では一つの小さいようで大きな戦いが始まろうとしていた。

 

静謐「・・・・・・・・」

 

清姫「・・・・・・・・」

 

ネロ「・・・・・・・・」

 

玉藻「・・・・・・・・」

 

別々のテントに分けられたはずである零斗のサーヴァントである静謐のハサン、清姫、ネロ、玉藻の前が何故か同じタイミングで零斗たちが寝ているテントにやって来た。ちなみにノッブと沖田さんはテントで爆睡中である。

 

玉藻「あの皆様、一体どうしてこんな夜遅くにご主人様のテント前にいるんですか?」

 

静謐「添い寝です」

 

清姫「夜這いです♡」

 

ネロ「抱きに来た!」

 

玉藻「わぁ正直過ぎて玉藻ちゃんもびっくりですよ」

 

清姫「そう言う玉藻さんはどうなんですか?」

 

玉藻「ご主人様に抱かれに来ましたが何か?」

 

このサーヴァントたち、欲望に忠実過ぎである。本来の物語なら誰がいくかで血で血を洗う戦いが行われるがこれはギャグとシリアスとやっぱりギャグがメインの物語。静謐のハサンが身につけている防毒の腕輪のお陰で静謐の毒で死ぬような人は嵐獄島には悪党やクズ以外ではあまりいないし、清姫は一応一夫多妻制を認めているなど原作?何それおいしいの?と言った感じでキャラが崩壊しているが気にしてはいけない。

 

玉藻「まぁここは平等にと行きたいところですが中には杉崎さんと吉井さんもいるので今日は諦めますか」

 

清姫「?普通にお二人は私たちのテントに運びますが?」

 

ちなみに静謐のハサンのテントには百貌のハサン、チビハサン。清姫のテントには妹紅と幽香。ネロのテントには深夏と華扇。玉藻のテントには紫音と立花とに別れている。清姫の考えとしては清姫のテントに明久を、ネロのテントに鍵を入れることで互いに幸せになれると本気で思っているが実際は明日の朝に二人の男の断末魔が聞こえて終わるだけだろうと玉藻は考えたがまぁどうでもいいかとその考えを即切り捨てるのであった。

 

ネロ「うむ!では早速中に入るとするか!!」

 

ネロが勢いよくテントの中に入り、玉藻たちもそれに続いて入った。そして彼女たちはテントの中で衝撃のものを見てしまった。それは──────

 

 

『下着姿で零斗に覆いかぶさっているゼノヴィアとピンク髪の全裸美少女』

 

『鍵の寝袋に入ろうとしている下着並に布地が少ない服を着ている幼女』

 

『明久の隣ですやすや寝ているオーフィスと眼帯くノ一』

 

 

 

「「「「・・・・・・・・・・・」」」」

 

 

 

清姫「『転身火生三昧』!!」

 

『ぎゃああああああああ!?』

 

清姫の宝具が容赦なく放たれ、それはテントを燃やすのにはオーバーキル過ぎて零斗と鍵は火達磨になって玉藻がそれを消化し、ネロと静謐はそれの手伝いをし、清姫はゼノヴィアをファイヤーしようとし、それをゼノヴィアはデュランダルで防ぎ、離れたとこでいつの間にか服を着たピンクの長い髪の美少女がオーフィスの力によって無事だった明久の周辺でその様子を見ていた。また、この騒ぎを聞きつけた自衛隊が門からの侵略者が潜入したのか?と思って現場に駆けつけたがそこでは紫によって強制的に地面に正座されてそのまま説教されてそのまま朝になったのであった。 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

朝食の時間帯。食事は基本的なものとしてはレーションか、保存食、獣の肉が出されていた。その席の一つで鍵、明久が紫を前に萎縮しながら座っていた。

そして二人の後ろには数人の女性が立っていた。

 

紫「さて、どういう事か三人とも説明してくれるかしら?」

 

明久「いや、その・・・・・」

 

鍵「俺たちにもどういう事なのか・・・・」

 

零斗「さっぱり分からなくて・・・・・」

 

紫が三人に説明を求めるが零斗たちも何故なのか全くわからないので説明のしようがなかった。

 

藍「とりあえずそちらのサーヴァントの方達から話を聞いてはどうでしょうか?」

 

紫「そうね、まぁそれしかないわね」

 

藍の提案を聞き、紫は二人の後ろにいるサーヴァントたちに話を求めた。

 

紫「それじゃあ、まずはサーヴァントの皆さんには紹介をしてもらいましょうか」

 

紫はそう言うとどこからか取り出した眼鏡をかけ、まるで面接官のようにサーヴァントたちに自己紹介するように言った。 

 

メイヴ「ライダー。コノートの女王メイヴよ」

 

タマモキャット「バーサーカーのタマモキャットなのだな!とりあえずオリジナル死すべし慈悲はなしだワン!」

 

エリザベート「サーヴァント界のアイドル。ランサーのエリザベート・バートリーよ!」

 

ジャック「アサシン。ジャック・ザ・リッパーだよ。よろしくねお母さん!!」

 

アルトリア・オルタ「セイバー。アルトリア・ペンドラゴン・オルタナティブだ。とりあえずハンバーガーを寄越せ」

 

邪ンヌ「アヴェンジャー、ジャンヌ・ダルク・オルタよ」

 

千代女「アサシン。望月千代女でござる」 

 

段蔵「同じくアサシン。加藤段蔵です」

 

巴「アーチャー。巴御前でございます」

 

刑部姫「アサシンの刑部姫だよ~。とりあえず引きこもっていい?え、そんな場所ない?そんな~!」

 

零斗が新たに契約したのがメイヴ。鍵が契約したのがタマモキャット、エリザベート、ジャック、アルトリア・オルタ(以降オルタ)。明久が契約しているのは邪ンヌ、千代女、段蔵、巴、刑部姫。何故二人と契約したのか尋ねるが気づいたらこの地に召喚され、契約のパスが繋がっていた三人の元へとやってきたのだそうだ

ちなみにメイヴ、ジャック、千代女の三人の行動については深く追求してはいけない。いいな?

 

紫「まぁ問題を起こさないのならこちらから言うことは特にないからこのままで別にいいわ」 

 

零斗「理事長、生徒が二人ほど丸焼けになったんですけど」

 

紫「そんなことは些細なことよ」

 

鍵「酷ぇ!?」

 

体の至る所に包帯を巻かれている零斗が被害を受けたことを訴えるが紫にあっさりと切り捨てられるのだった。

まぁ、丸焼けの実行犯である清姫は零斗のサーヴァントであるからこその処置かもしれないが細かいことは気にしなくていい。 

 

紫「じゃあ後のことは坂田先生。よろしくお願いしますね」

 

銀時「あぁ?なんで俺がそんなメンドクセェことしなきゃ───「給料二十%カット」──よし、テメェら俺がしっかりと見てやるから真面目にやれよ?」

 

紫は銀時に新たに現れたサーヴァントたちのことを頼むが、銀時はそれを面倒くさがっていたが紫の給料二十%カットの言葉で真面目にやることを誓った。なお、この変わり身の速さには生徒達含めサーヴァントたちも銀時に対して冷たい視線を向けるのだった。

 

玉藻「それにしてもまさか刑部さんが召喚されているとは」

 

清姫「そうですね。刑部さんのことですから一生座に引きこもっているものだと思っていたんですけど」

 

零斗「え、あの刑部姫って子、二人の知り合いなの?」

 

玉藻「えぇあの子とはメル友なんです」

 

零斗「メル友」

 

清姫「他にもウズメちゃんとか色んな人ともメル友なんですよ?」

 

零斗「そうなんだ」

 

日本の妖怪やら神様などがメールしあっている姿を想像しようとしたが全く想像出来なかったのでその想像を頭の隅に片付けながら零斗は新しく来たサーヴァントたちをただなんとなく眺めていると離れた所でネロがエリザベートと楽しく話しているのを視界の端に捕らえた。

 

ネロ「おぉ!久しぶりだなエリザ!!」

 

エリザベート「あらネロじゃない!こんなところで会うなんてスゴい偶然ね!!」

 

ネロ「うむ!これはあれだな!この再会を記念に一つ歌うべきだな!!」

 

エリザベート「そうね!それじゃあ早速歌いましょうか!!」

 

ネロ・エリザベート『『ボエ~~~~~~~~~~~!!』』

 

─────その日、アルヌスの丘に騒音や絶叫が響いたのだった。

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

ネロとエリザベートによるコンサートによって気絶した者達が目を覚ましたのは昼過ぎだった。とりあえず二人には歌を歌わせないようにしろと歌を聞いてしまった全員が二人のマスターである鍵と零斗に言い聞かせてきたがこれが効果があるかどうかは神のみぞ知ることであった。

その後、現地人と異世界人はこの世界の情報を欲している自衛隊とそれぞれの代表たちが集まって会議のようなことをしていた。無論、この会議には紫や白夜叉などの禍終素学園代表も参加していた。

この会議が行われている間、参加していない人達もまた互いに住んでいる世界のことを話していた。そして夜の夕食時に禍終素学園の全員が集まっている場所で紫が今日の話し合いで決まったことについて説明を始めようとしていた。

 

紫「さて、皆も知ってると思うけど今後私たちがどうするかについてのことを話すわ」

 

華扇「あの先生、私たちは今すぐにでも島に戻ることは出来ないんですか?」

 

紫「本来ならすぐにでも島に送りたいところなんだけど今、あっちの門の付近ではどこからか嗅ぎつけた報道陣が私たちに取材しようと集まっているからしばらくはここにいた方がいいわ」

 

C.C.「随分とまぁ報道陣も暇なものだ」

 

ルルーシュ「言ってやるなC.C.。奴らはハイエナみたいなものだからな」

 

ライ「うん、ルルーシュのも酷い事言ってるよね」

 

C.C.とルルーシュが報道陣に毒を吐いているのをルルーシュの親友であるライ・クロックスは苦笑していた。

 

紫「それで皆には自衛隊の基地に残って暮らすか、この異世界を自衛隊の人達と協力して探索するかだけどどうする?」

 

紫はニッコリと微笑みながら禍終素学園全員に聞いてくる。それによりザワザワし始めた。生徒の中にはこのよくわからない異世界に対して恐怖しているのかこの場所に残ろうと考える人もいるが学園の生徒及び教師の半数───否、八割は異世界の探索に対して興味があるようだ。

 

遠坂「異世界なんだから純度の高い宝石もあるはずよね!(魔術師として異世界なんて放置できないわ)」

 

一誠「まだ見ぬおっぱいを!(更なる戦いを!)」

 

百代「まだ見ぬ美少女たちとの出会い!(強敵との死闘!)」

 

ルフィ「肉!(冒険!)」

 

洋「毛!(キューティクル!)」

 

銀時「異世界のもんを売りまくって帰ったらスイパラ通いだ!(ガキどもだけを置いてくわけにはいかねえな)」

 

新八「テメェら本音と建前が逆になってんじゃねぇかよ!!いや、一部両方とも本音のやつもいるけどぉ!?」

 

単純に異世界に興味を持つ者もいるが殆どの人間は自らの欲望を隠しきれないでいる銀時たちに新八は青筋を浮かべながらツッコミを入れた。

 

紫「それじゃあ、外の世界に行きたい人は後で担任の先生に許可を貰ってきてね。それじゃあ話は終わりです」

 

紫がそう言ってこの話を終わらせると生徒達は異世界の旅に行くのかそれとも残るのかについて相談してたり、行く予定の人達はどんなものがあるのか予想しあったり、まだ見ぬ未知の異世界を楽しみにしていたりなどとそれぞれ様々な思いを溢れさせ、時間はあっという間に過ぎていくのだった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

──────ここで少し、アルヌスの丘にいる人々について簡単に説明しよう。『禍終素学園』の人々はそのままの意味で学園の教師生徒(卒業生一部含む)全員のことである。次に『自衛隊』。彼らはこの異世界───通称特地を調査するために派遣されてきたものである。また、この中には門の騒ぎの前で行われていた牙闘獣獄刹の関係者がこの門を通って逃亡したとの情報があったため、紫が預かっている獣闘士『宇崎瞳』、『中西獲座』、『中西大河』『稲葉初』、『岡島壱之助』。その関係者である『野本裕也』がその人物確保のために自衛隊の監視に置かれながら調査を行うために同行していたが、紫自身もこの場にいるため彼らは禍終素学園の方に合流の形になる。

次に『現地人』。この人々は伊丹たち自衛隊が特地の調査をしていた時に情報収集のために寄ったコダ村のような小さな村で暮らしていたが盗賊たちに襲われて逃げた者と森で暮らしていたが森の近くで炎龍が暴れていたために村を捨てて逃げたエルフたち、エムロイ神に仕える神官のロウリィ・マーキュリー(因みに炎龍は既に禍終素学園の人達によって食べられておりその残骸を見た時彼らは気絶してしまった)。彼らの扱いは今現在では特地の言語や情報などを教えてもらう立場であり、自衛隊側はその見返りとして衣食住を提供しているため関係は今のところは良好である。

そして『異世界人』。この人々はこの世界にやって来た禍終素学園や自衛隊のいる今現在の世界と同じようにこの特地と融合してしまった他の異世界の住人である。この中には彼らの世界とは異なる地球から召喚された者達もおり、どの世界でも魔法は存在しているがその魔法でも色々と異なるものも多く、とある国では地球と異世界の知識を利用して造られた列車や飛空船などが存在するそうだ。

そして今現在この基地にいる異世界の人々は『アクセルの街』で冒険者をしている者とその関係者、異世界『トータス』に召喚された三人の学生とその仲間たち三人、死ぬ前に異世界に飛ばされた『漂流者(ドリフターズ)』九人と彼らと共に戦っているエルフ、ドワーフ、オカマ、十月機関。『盾の勇者』の仲間と彼が管理している村の住人達。彼らの世界以外にも異世界の住人がいるそうだが、この基地にいるのは彼らで全てである。

彼らもまた自衛隊の人達同様この世界の情報を知るためにここにおり、また彼らが戦っている敵が彼らと同じようにこの特地にいるかもしれないのでその情報も集めるためである。

紫が禍終素学園の全員に今後のことを話した次の日に『現地人』が自衛隊が倒した飛龍の鱗を売るためにイタリカと呼ばれる街に行くことを自衛隊に許可をもらっていた。自衛隊はこれを了承した。ただし、イタリカに行くのには自衛隊を護衛として同行することを条件としてであり、それには『禍終素学園』と『異世界人』も同行することになった。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

イタリカに向かう一行、異世界『トータス』出身の南雲ハジメたちは大型自動車アーティファクトの魔力駆動四輪『ブリーゼ』、伊丹たち自衛隊と現地人であるテュカ・ルナ・マルソー、レレイ、ロウリィは装甲車、『盾の勇者』こと岩谷尚文が鳥の魔物の『フィロリアル』ことフィーロによる鳥車、と『漂流者』こと島津豊久たちは馬車、禍終素学園の中で実践戦闘経験のある生徒や教員及びサーヴァントの一部が零斗が魔石から召喚した四足歩行で頭部に三本の角が生えている黒い竜『地竜』五匹によって引かれている竜車に乗っている。

 

倉田「いやー、異世界の人達だから変わったものに乗ってると思いましたけど、こっちの世界でもあんなのあるんですね」

 

伊丹「まぁ嵐獄島の腕の経つ人達の中には魔物や魔獣を使役して移動用に使っている人も結構いるから別に珍しくないんだよね」

 

一番後ろで装甲車を運転している倉田が前にいる人達の乗っているものを見て呆気に取られていた。伊丹としては元々あの島で生まれ、自衛隊になるまではあそこで暮らしていたので特に違和感はなかった。

 

零斗「異世界なら少し歩くだけで問題にぶつかると思ったんだけどな」

 

霊夢「あなたは一体異世界に何を期待してたのよ」

 

零斗「ん~、何だろ?最近戦いが楽しくなってきた気がしてさ」

 

最近というより例の黒い剣を手に入れて銀座で戦ってから零斗は何故か敵と戦うことに楽しみを感じるようになっていた。

 

銀時「何だ?バトルジャンキーに転職でもするつもりか?そういうのは既にありふれてるから人気は上がらねぇぞ?」

 

零斗「誰がバトルジャンキーだ腐れ天パ」

 

銀時「黙れ存在感のない主人公」

 

零斗・銀時「「・・・・・・やんのかゴラァ!?」」

 

新八「ちょっと!こんな所で暴れないで下さいよ!!」

 

零斗・銀時「「黙れ童貞腐れ眼鏡掛け機!!」」

 

新八「テメェら表にでやがれ!!」

 

零斗と銀時が喧嘩を始めようとしたので新八が止めようとしたがそれはなんの効果もなくそれに対して二人が新八を童貞腐れ眼鏡掛け機と言ったため、新八まで喧嘩に参加しようとしたがものの5秒でフルボッコされるのであった。

 

アラタ「なぁ、イタリカってどんな所だろうな?」

 

リリス「レレイさんから聞いた話ですがイタリカでは亜人や人間が共存している街だそうです」

 

飛鳥「あら、そんなの当たり前の事じゃないのかしら?」

 

十六夜「いや、レレイの師匠の爺さんから聞いたがこの特地じゃ亜人の地位は圧倒的に低い上に貴族連中が狩りと称して襲ってるらしい」

 

タツミ「とてもじゃないが正気の沙汰じゃないよなそれ」

 

ウェイブ「俺たちとこっちの世界の連中とでは価値観が全く違うんだからまぁ仕方ないっちゃあ仕方ねぇな」

 

後ろに乗っているアラタたちはイタリカがどんな場所かについて話していた。

ちなみにこの場所に乗っているのは以下の通りである。

・竜ヶ崎零斗・竜ヶ崎紫音・ネロ・クラウディウス・玉藻の前・清姫・静謐のハサン・沖田総司・織田信長・メイヴ・坂田銀時・神楽・志村新八・春日アラタ・浅見リリス・神奈月アリン・ 山奈ミラ・不動アキオ ・兵藤一誠・リアス・グレモリー・姫島朱乃・ロスヴァイセ・ゼノヴィア・クァルタ・アーシア・アルジェント・逆廻十六夜・久遠飛鳥・春日部耀・黒ウサギ・博麗霊夢・東風谷早苗・アカメ・タツミ・マイン・クロメ・ウェイブ・エスデス・藤丸立香・マシュ・キリエライト・ベディヴィエール・クー・フーリン(キャスター)・アヴィケブロン・ヴラド三世・謎のヒロインXである。

え、数が多くないかって?これでも学園全体で見たらほんの一部なんだから良くない?

因みに彼らは早朝にアルヌスの丘から出発して既に今は夜になっていた。

また、他の乗り物に乗っている者達もまたそれぞれ今後どうするかを仲間たちと話し合っていた。

 

ユエ「ハジメ、私たちはこれからどうするの?」

 

ハジメ「まぁこの世界に大迷宮があるかどうかもわからないし、しばらくは一緒にいた方が情報も集まるだろう」

 

香織「あの人たちは私たちの世界とは別の世界の人たちって言ってたけど本当なのかな?」

 

雫「それは間違いないでしょうね。少し話をしたけどあの人達の世界にある嵐獄島なんて私たちの世界には存在しない島だからね」

 

シア「私みたいな兎人族みたいな種族もいるみたいですね」

 

ティオ「まぁ妾みたいな竜人族というかドラゴンなども種類も数も少ないらしいがいるらしいの」

 

南雲ハジメ一行は最初は自衛隊や禍終素学園の人達がハジメ、香織、雫たちの地球と同じかと思っていたが異なっていることを知ったが今後の活動もまだ決まっていないのでしばらくの間は一緒に活動することに決めたそうだ。ユエやシア、ティオも同族のような人々がいるから異論はないというかハジメの言うことには常に従うので特に問題は無いのであった。

 

ラフタリア「尚文様としては彼らについて行くことに何か異論はないんですか?」

 

尚文「正直あのヴィッチやクズ王にアホ勇者たちがいないってだけで今の気分はいい。だが、『波』がいつ来るかもわからないんだ。早いうちに女王たちと合流した方がいいだろう」

 

フィーロ「フィーロもメルちゃんに会いたいよ!」

 

リーシア「わ、私も樹様が気になるので・・・・・・」

 

尚文の心情としてはヴィッチやクズ王、アホ勇者たちがいない今の状況がいいものだと感じている。しかし尚文を含めた四人の勇者は『波』と戦う必要があるからその『波』がいつくるのか、またこの世界でも『波』はくるのかを知るためにも女王に会う必要があると考えている。

フィーロは王女であるメルディを、リーシアは『弓の勇者』川澄樹のことを心配しているようだった。因みに他の勇者である『剣の勇者』天木練とフィロリアル萌えになった『槍の勇者』北村元康は以前よりまともになっているが樹だけはこの世界の飛ばされる前から消息不明になっていた。

 

豊久「おい信長、おまんはあのおまんと同じ名を名乗っとるおなごのことをどう思っちょるか?」

 

信長(ドリフ)「まぁ恐らくだが儂とは違う世界の信長だろうな。実際に話してみたが彼奴の考えは儂と全く同じだったからのう」

 

与一「まぁ信長と同じ考えをするだなんて本人ぐらいしかいないよね」

 

オルミーヌ「ところでなんで私たちはここにいるんですか!?」

 

シャラ「あんたの所の大将がイタリカに廃棄物(エンズ)の情報がないか調べろって行かせたんだろ」

 

長老ドワーフ「ワシらそれに従っただけじゃし」

 

豊久を大将とした軍は十月機関の長である安倍晴明(あべのはるあきら)の命令によってイタリカに調査をしに向かっていた。この馬車に乗っているのは豊久、信長、与一、オルミーヌ、シャラ含むエルフ族十五名、長老ドワーフ含む十名である。今のところ廃棄物の存在はこの世界では確認されていないがそれは戦力の補給のために目立つ活動をしていないだけで既にこの世界のどこかで人類殲滅のための活動を始めているのかもしれない。

─────各々それぞれ様々な思惑を抱きながらイタリカの街へと向かうのだった。しかし、この時の彼らはまだ知らなかった。イタリカは今、戦場となっていることを。そして自衛隊基地もまた戦場になるということを─────




基本的に削除する前と大して変わりませんがメイヴが零斗のハーレムに、メイヴの代わりにタマモキャットが鍵のサーヴァントに、そして明久のサーヴァントに邪ンヌを追加しました。

ED『ぷりずむコミュニュケート』

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