禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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どうも!有頂天皇帝です☆以前は悪逆皇帝としてコードギアスやこの作品を書いていたのですがパスワードを忘れてしまったので新しく書き直しました。みなさん暖かい目で見ていってください。それでは本編をどうぞ‼


購買の焼きそばパンは何故か異常に人気である

ここは嵐獄島にある高校のひとつの禍終素学園の学生寮『混沌寮』の一室。

その部屋で竜ヶ崎零斗(りゅうがさきれいと)がルームメイトの吉井明久と他愛ない会話をしていた。

 

零斗「なぁ聞いたか明久。今日購買で焼きそばパンが50円らしいぞ」

 

明久「安っ!?なら今日は購買にいかないとね」

 

零斗と明久は趣味に金をかけているのでこういった購買やスーパーなどのセールには目がないのである。

 

零斗「四時限目は慧音先生の授業だから抜けやすいかもな。それよりそろそろ行かないと遅刻するぞ」

 

明久「そうだね」

 

そう言って零斗と明久はカバンを持つと部屋から出ていった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ 

 

禍終素学園

 

この学園は小学から高等部まであるマンモス校で、学園の中には様々な部活動が活動を行うための部室棟や運動場がある他、畑や牧場までもがある。

 

その禍終素学園の正門に銀髪の男――坂田銀時が立っていた。

 

零斗「おはようございます糖尿先生」

 

明久「おはようございます糖分先生」

 

銀時「おいテメーら何人の名前変えてんだ。俺のことは坂田先生か銀さんと呼べ」

 

坂田銀時。大量の糖分を摂っているので医者に糖分を摂るのを押さえるように言われている。そして零斗と明久の担任でもある。

零斗と明久は銀時に挨拶を終わらせると自分達のクラスへと向かった。

 

?「零斗おはよ」

 

?「明久おはよー」

 

零斗と明久に声をかけてきた、独特的な巫女服を着ているのが博麗霊夢。銀色の長髪に頭の上にリボンをつけているのが藤原妹紅。

霊夢は零斗の、妹紅は明久の幼なじみである。

 

零斗「おはよ霊夢、妹紅」

 

明久「おはよ二人とも。妹紅、今日は慧音さん一緒じゃないの?」

 

明久が二人に挨拶しながら妹紅に聞いてきた。

慧音先生は妹紅の保護者で、明久と妹紅は慧音から勉強を教えてもらうこともよくある。

 

妹紅「ああ、慧音は今日用事があるから学校にこれないんだ」

 

明久「え?それじゃ四時限目の授業は……」

 

妹紅「西村先生が代わりに来るみたいだぞ」

 

今明かされた衝撃の真実!!今日の四時限目が慧音先生から西村先生こと鉄人に変わってしまった!?

ちなみに鉄人とは人間ではあり得ないような身体能力と運動神経から生徒たちにつけられたあだ名である。

 

零斗「これじゃ購買の焼きそばパンは諦めるしかないか……」

 

明久「だね………」

 

霊夢「何?今日の購買で何があるの?」

 

霊夢が気になったようなので今日購買で焼きそばパンが50円で販売することを教えてあげた。

その瞬間、霊夢は驚きのあまりカバンを落とした。

 

霊夢「な、何ですって焼きそばパンがたった50円で買えるなんて……」

 

そう言えば霊夢はあんまりお金がないんだっけ。

それでよく俺が料理を作ってあげることがある。

 

零斗「なぁ霊夢、一緒に協力して焼きそばパンを買わないか?」

 

霊夢「その話乗ったわ!!」

 

零斗と霊夢はガシッと手を結んだ。

それを明久と妹紅は苦笑いしながらみていた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ 

 

零斗「ではコレより作戦会議をおこなう」

 

ここは高等部二年Z組の教室。

その端の方で生徒たち集まっていた。

メンバーは朝に集まった零斗、明久、霊夢、妹紅の四人とクラスメイトの坂本雄二、土屋康太ことムッリーニ、木下秀吉、杉崎鍵、春日アラタ、兵藤一誠、志村新八、椎名深夏、風間レヴィ、神楽、霧雨魔理沙、の計15名である。

 

鍵「でもさ、鉄人の授業を抜けるなんて難しくないか?」

 

秀吉「そうじゃのう。現に今までまともに成功したことなど数少ないのだからのう……」

 

アラタ「俺もリリスの着替えを見るために抜け出そうとしたけど失敗したしな………」

 

一誠「俺も部長の着替えを見ようとして………」

 

雄二「お前らは何をやっているんだ?」

 

レヴィ「あの人って本当に人間ッスかね?」

 

康太「普通じゃない………」

 

神楽「絶対あいつ人間やめてるアル」

 

魔理紗「お前には言われたくないんだゼ」

 

みんな、鉄人の恐ろしさを知っているためか少し消極的になっていた。

 

新八「やっぱり諦めた方が―――」

 

霊夢・零斗「「このバカがっ!!」」

 

新八がそう言いかけた瞬間、霊夢と零斗が新八の顔を殴った。

 

新八「痛っ!?何するんですか!!」

 

零斗「うるさいんだよ駄眼鏡」

 

霊夢「こっちには生活がかかってるのよ」

 

零斗と霊夢の迫力に新八は何も言えず尻込みした。

 

新八「で、でもバレたら補習室に連れてかれるんですよ?」

 

雄二「心配すんな志村。俺に考えがある」

 

深夏「お?どんな作戦なんだ」

 

魔理沙「私たちにも教えろよ」

 

雄二に考えがあると聞いて深夏と魔理沙は聞き出そうとした。

他のみんなも気になってるのか雄二の方に視線を向ける。

 

雄二「作戦内容は言えない。だが、この手を使えば必ず鉄人は教室から去るはずだ」

 

雄二は自信満々にそう言った。

流石は元神童。こういうずる賢いことを考えるのが得意である。

 

雄二「そんなわけで、一誠。携帯のマナーモードをOFFにしろ」

 

一誠「え?なんでだよ?」

 

雄二「いいからやれ。必要なことなんだ」

 

一誠「よく分からねえけど、マナーモードを切ればいいんだな?」

 

雄二「そうだ」

 

一誠は雄二の言う通り携帯のマナーモードをOFFにした。

 

鉄人「お前たち。授業を始めるから席につけ」

 

鉄人が教室に入ってきたのでみんな大人しく自分の席に戻った。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

「~~~で、あるからして、この公式は………」

 

あと十分で四時限目が終わると言うのに雄二は一行に行動を起こしていなかった。

 

明久「ねぇ、本当に大丈夫なのかな?(ヒソヒソ)」

 

零斗「ここは雄二を信じるしかないだろう(ヒソヒソ)」

 

霊夢「もし五分前になっても何も起きなかったら私たちだけでもいきましょう(ヒソヒソ)」

 

妹紅「賛成だ(ヒソヒソ)」

 

ちょうど近くの席にいる零斗たち四人がコッソリ話していた。

よく見るとさっき話していた他のみんなも同じように話していた。

 

ピロリロリン♪

 

そんな中、電子音が聞こえてきた。音のした方を見るとそれは一誠の携帯のようだった。

 

鉄人「兵藤。出せ」

 

一誠「……はい」

 

一誠の席の前に鉄人が移動していて、携帯を没収していた。

一誠は大人しく携帯を渡そうとしたら、何か本のような物が一誠の机の下に落ちた。

 

鉄人「む?兵藤何か落とした―――」

 

鉄人が一誠の落とした物を拾おうとしたが、途中で手を止めた。

なぜなら、一誠が机から落としたのは『女教師○辱物語』というタイトルのエロ本だからだ。

そしてクラスの全員が一誠をゴミを見るような目で見た。

 

鉄人「兵藤。今から貴様は補習室で特別授業をしてやる。他のものは残り時間は自習にする」

 

一誠「嫌だぁぁぁぁぁ!!」

 

鉄人によって一誠が補習室へと連行された。去らば一誠。君のことは忘れない。

俺たちは敬礼しながら鉄人に連れていかれる一誠を見るのであった。

 

雄二「いや~上手くいくもんだな」

 

零斗「雄二。お前がやったのか?」

 

雄二「ああ一誠にはこの前翔子に魔理沙とデートしたって嘘を教えられたからな。お陰で俺は翔子に浮気したって言われて監禁されたからな」

 

雄二だけは敵にまわしてはいけないと全員が心の中でそう思った。

 

明久「それじゃ、鉄人もいなくなったことだし購買にいこうか」

 

霊夢「そうね。兵藤の犠牲を無駄にしないためにも」

 

康太「………早くいこう」

 

鍵「お前ら少しは一誠の心配とかしろよ………」

 

鍵が呆れたように言うがこの学園ではこういったことはよくあるので、誰も気にしない。

 

零斗「さぁみんな!購買にいこう!!」

 

明久たち『オーーー!!』

 

零斗たちは購買へと向かった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆

 

一誠が鉄人に補習室に連行されている間に零斗たちは教室から出て、購買へと向かって走っていた。

 

深夏「しかしよく上手くいったよな。坂本の作戦」

 

レヴィ「そうッスよね。兵藤さんを生け贄にして残りの人たちが購買にいくなんて普通じゃ考えないッスよね」

 

秀吉「まぁこやつらは平然と仲間を見捨てるからのう」

 

アラタ「この学園じゃ当たり前みたいになってるよな」

 

そんな他愛も無い会話をしながら走っていると1つの影が通りすぎた。

 

明久「何、今通りすぎたのは!?」

 

康太「速くて見えなかった………っ!!」

 

零斗「あの人は!!」

 

鍵「三年の点蔵先輩だな」

 

三年のパシリとして有名な点蔵・クロスユナイト。

いつも帽子を被っていて素顔を隠している忍者で金髪巨乳の彼女持ち。リア充めモゲロ。

 

アラタ「オイ!後ろから風紀委員たちがやって来たぞ!!」

 

零斗たちが後ろを見ると風紀委員長の近藤勲を筆頭に風紀委員の土方十四朗、沖田宗吾、山崎退、不動アキオ、山奈ミラが走っていた。

 

零斗「お前ら授業どうしたんだよ!!」

 

アラタ「風紀委員がサボっていいのかよ!!」

 

深夏「あたしらも人のこと言えないけどな」

 

鍵「深夏、それは言わないお約束だ」

 

そんなことを話しているうちに近藤たちは零斗たちのすぐ後ろまで来ていた。

 

アラタ「しかし風紀委員の鏡であるミラまでくるなんてな。そんなに焼きそばパンが食いたかったのか?」

 

ミラ「ち、違います!!私をあなたたちと同じにしないでください!!」

 

アキオ「私と大将と委員長は幻の惣菜パンを買いにいくんだ」

 

2ーZ全員『幻の惣菜パン?』

 

近藤「そうだ!この学園に伝わる学園伝説のひとつで、年に一度だけ販売されるそれを異性に渡せば恋仲になれるという言い伝えがあるのだ!!」

 

霊夢・妹紅・深夏「「「な、なんだ(です)って!?」」」

 

近藤の言葉に霊夢、妹紅、深夏は驚きの声をあげた。

 

康太「その噂なら知ってる………。現に卒業生の中でそのパンを渡した男女20組のうち19組がこの学園で恋人になってそのまま結婚したらしい………」

 

明久「へぇ~そうなんだ」

 

零斗「ま、俺たちには関係ないことだな」

 

明久と零斗は興味ないのか反応が薄かった。だが、2ーZの女子三人とミラとアキオは反応していた。

 

霊夢「(そのパンを手に入れて零斗に告白すれば……//////)」

 

妹紅「(あ、明久と恋仲に//////)」

 

深夏「(鍵の恋人になってそのまま……/////)」

 

ミラ「(ア、アラタに渡してそのまま/////)」

 

アキオ「(私はやっぱり零斗だな///////)」

 

近藤「というわけで俺はその幻の惣菜パンを手に入れてお妙さんと付き合うんだ!!」

 

神楽「お前なんかじゃ絶対無理アル」

 

土方「俺の照りマヨサンド~~~~!!」

 

沖田「誰もそんなの求めてませんよ」

 

山崎「あんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱん」

 

鍵「なんかこの人スッゲェー怖いんだけど!?」

 

秀吉「賑やかになったのう」

 

レヴィ「そうッスね」

 

こうして禍終素学園にて50円の焼きそばパンと幻の惣菜パン争奪戦が始まるのであった。

 

銀時「あれ?俺の出番は?」

 

???「俺にも出番をよこせ!!」

 




有頂天「あとがきコーナーはっじまっるよー!!」

零斗「ウルセェ‼」

有頂天「ぐぼっ!?い、いきなり殴るなんて酷いじゃないか‼」

零斗「投稿するのが遅いお前が悪い」

有頂天「うぐっ‼し、仕方ないんですよリアルでは受験勉強が大変なんですから」

零斗「まぁ受験勉強は大変なのは分かるからそれは聞かないけどさ、とりあえず読書のみなさん」

有頂天「感想、ネタ提供、その他いろいろ送ってくれるとうれしいです。こんな駄文ですがこれからよろしくお願いします」

零斗「それでは早速次回予告に行きます」

有頂天「零斗たちはそれぞれ目当てのパンを買うために購買へと向かう。しかし!彼らの前に巨大な敵が立ちふさがる!零斗たちは見事打ち倒し、パンを買うことができるのか!そして、幻の惣菜パンは一体誰の手に渡るのか‼」

零斗「それでは次の投稿お待ちください‼」

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