禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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今回の話は銀魂のキャラを入れ替えつつオリジナルを追加した話です


かもしれない運転で行け

逢魔ヶ刻町にあるとある屋敷にて元特殊警察現テロリスト組ワイルドハントが集まっていた。

ワイルドハントは元は同じ特殊警察であるイェーガーズと同じようにこの町を好き勝手暴れる天人などを取り締まるために結成されたが、ワイルドハントのリーダーであるシュラやその父親であるオネストは天人たちを取り締まるどころか賄賂などを受け取り好き勝手やったり、罪もない人々に無実の罪を着せたり、密告しようとした部下を殺すなど警察組織としてあるまじきことをしていたため犯罪者としてワイルドハント及びその上司、関係者を全て処刑することが決定していたが新撰組とイェーガーズが本部に踏み込んだときには既に逃げた後で、それ以降裏組織などと手をくんでこの町を支配しようと画策しているらしい。そして今日もまたその事について話し合いを始めようとしているのだった。

 

シュラ「───つうわけで、次に俺たちがすることは」

 

ドロテア「オイお主ら見たか昨日の『●いる町』」

 

イゾウ「あれは面白いものであった」

 

コスミナ「コスミナちゃんもあれには感動しちゃったよ」

 

エンシン「あのヒロインを犯してみてぇって思ったな」

 

ニャウ「僕はあの子の顔の皮を剥いでコレクションに加えたいって思ったよ」

 

チャンプ「ロリショタ成分が足りねぇ!」

 

シュラの言葉を無視してドロテアたちは昨日見た映画についてのことで話していた。

 

シュラ「最『ワイワイガヤガヤ』」

 

シュラ「イェ『ワイワイガヤガヤ』」

 

シュラ「いい加減にしやがれ!ここはあのクソ野郎共を絶望に叩き落とすことを考える場だ‼井戸端会議なんかじゃねぇんだよ‼」

 

あまりに話を聞かないのでとうとうシュラがキレながら机を叩き割った。

 

シュラ「大体なんだよ『●のいる町』って⁉」

 

ドロテア「なんじゃ知らんのか?人気のアニメのことじゃよ」

 

エンシン「最近ようやくレンタルショップに出てきたんだよ」

 

シュラ「アニメなんてくだらねぇもんに踊られやがって!そんなんであいつら倒せると思ってんじゃねぇよ!もういい‼俺は帰るぜ!」

 

コスミナ「あぁ待ってくださいよシュラさん⁉」

 

チャンプ「悪かったってシュラ‼」

 

『シュラァァ!!』

 

シュラが出ていこうとしたのでコスミナたちは止めようとしたが止めることは出来ず、そのままシュラは

 

シュラ「おい、『●のいる町』ってDVDあるか」

 

『●のいる町』を借りにレンタルショップへと来ていたのであった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 

 

逢魔ヶ刻自動車学校にて零斗がバイクの免許を取り直し試験を受けに来ていた。

ちなみに零斗の免許取り直しは今に始まったことではなく、銀時などと比べたら少ないが何度も免許取り直しをする常連である。

 

零斗「すいませーんまた来ちゃいました」

 

講師「また来ちゃいましたじゃないでしょ。竜ヶ峰さんは何度ここへ戻ってきたら気がすむんですか?何?今度は何やったの?」

 

零斗「いやーちょっと間違ってお酒を飲んでそのままバイクに乗って運転したら運転中のUFOと事故って壊したら免許取り消しになっちゃったんですよ」

 

講師「なんで酔った状態でバイクより速いUFOと事故起こすの?ダインスレイブの雨が一匹のネズミを襲うぐらいの確率だよ」

 

零斗「先生の教えのたまものです」

 

講師「教えてねーよ。何ちょっと先生のせいにしてんの」

 

教習所の講師は、零斗に呆れながらこう続ける。

 

講師「だから言ったでしょ、『だろう運転』はダメだって。『多分大丈夫だろう』とか『誰も飛び出して来ないだろう』、こんな気構えじゃ急な時に対応しきれないの。『かも知れない運転』でいけって言ったでしょ。『UFOが来るかもしれない』とか、『自分は酔ってるかもしれない』とか、そう言う気構えで運転していれば何が起きてもすぐに対応できるでしょ?」

 

そして、講師は零斗を教習車に案内する。

 

講師「とにかく、君に足りないのは技術より注意力だから。他の人の運転を隣で見て、注意力を養う」

 

 そう言うと、講師は教習車のドアを開いた。

 

講師「じゃあ、よろしくね。今日は合同教習だから」

 

教習車の運転席には、見覚えのある顔の人物がハンドルを握っていた。

シュラ「よう、宇宙キャプテンシュラマルだ。足引っ張るんじゃねぇぞ」

 

ガシャアアアアアアン!!

 

零斗はシュラを蹴り飛ばし、シュラは窓から数メートル飛んでいった。

 

講師「竜ヶ峰さん~ かも知れない運転でいけって言ったでしょ?『もしかしたら合同教習の相手が宇宙キャプテンかも知れない』、そーいう気構えでいかないとダメ 」

 

零斗「あっ、スイマセン。ちょっとビックリしちゃったんで」

 

と零斗は講師にそう言い訳する。

 

講師「早く、シュラマルさん車に乗って。乗車する前にちゃんと周囲確認ね」

 

講師の指示のもと、シュラはまず車の周りをきちんと確認した。

 

シュラ「もしかしたら車の下に危険種がいるかもしれない」

 

シュラは講師の指示のもと、車の下を確認する。だが──。

 

 ブオオオオオオ

 

シュラ「あぐっ!?」

 

突然、教習車が急発進し、シュラを轢いた。

 

零斗「もしかしたら、確認作業中に車が急発進するかもしれない」

 

車を動かしたのは零斗だった。だが、シュラは頭から血を流し、肩で呼吸しながらも確認作業をまだ続けていた。

 

シュラ「もしかしたら車の後ろで危険種がかくれんぼしてるかもしれない」

 

零斗は講師の指示のもと、車の後ろをきちんと確認した。しかし──。

 

 ブオオオオオオ

 

シュラ「ごふっ!?」

 

シュラはまたしても教習車に轢かれてしまった。

 

零斗「もしかしたら、車がバックしてくるかもしれない」

 

またしても零斗の仕業だった。二度にわたるこの仕打ちにシュラはとうとうぶちギレた。

 

シュラ「いい加減にしやがれ‼俺はめんどくせぇの我慢して免許とりにきてやってるんだよ‼」

 

講師「シュラマルさんはね、ビデオ屋の会員になりたくて免許をとりにきたんだよ」

 

零斗「どこが真面目だァァ!!俺だってなァ、真面目に免許取り直しに来てんだよ!こんな人類の中でも最底辺のクズと付き合うのは絶対嫌だ!先生何とかしてくれ! 」

 

零斗はシュラと一緒にやるのを心の底から嫌がっているが講師はそれを無視してそのまま零斗を助手席に座らせ、講師は後部席に座った。

 

講師「もしかしたら仲の悪い二人が一緒に乗車するかもしれない」

 

と講師は言って零斗の反論を取り合わなかった。

 

講師「ね?かもしれない運転だよ二人とも。あらゆる状況を想定して、臨機応変で安全で速やかな運転に心がけるんだ 」

 

講師は零斗とシュラ(クズ)に運転するときの注意事項を教えた。

 

講師「それから今日の試験は色んなコースに別れてるからそれの説明もしますね」

 

零斗「コースってどんなのがあるんですか?」

 

講師「コースはGコース、Aコース、Kコース、Mコースの四つに別れてるよ。ちなみにAコースが一番簡単でMコースが一番難しいです」

 

シュラ「ならとっとと免許とりたいから一番簡単なAコースだな」

 

講師「わかりました、それならこのまま車をまっすぐ運転してください」

 

シュラは講師の言うことにしたがって車をそのまままっすぐ進ませた。

まっすぐ進んだ先には見覚えのある集団が武器を構えてこちらを見ていた。

 

零斗「なぁAコースのAってまさか・・・」

 

講師「あぁそういえばその説明していませんでしたね。AコースのAとは」

 

チュドーン!

 

車の真横に集団の一人による射撃が放たれた。

その射撃は帝具『パンプキン』によるものだと零斗はすぐに気づき、その帝具を持ってるのは零斗の知ってる限り一人しかいない

 

講師「────暗殺集団&特殊警察のAです」

 

そう、暗殺集団『ナイトレイド』の狙撃主であるマインだ。

 

零斗「なんでだぁ──⁉なんで自動車学校の免許取り直し試験でナイトレイドとイェーガーズが出てくるんだよ⁉」

 

講師「実はこの自動車学校に指名手配犯が来てると噂があって試験コースにはそれぞれ見張りをかねて試験官をしてもらってるのですよ」

 

零斗「指名手配犯ってこいつのことだから!冗談じゃない俺は逃げさせてもらうぜ‼」

 

零斗は巻き込まれるのを恐れて助手席のドアをこじ開けて脱出を心がけようとしたがドアは開けることはできなかった。

 

シュラ「もしかしたら不慮の事故で助手席側のドアが開かなくなったかもしれない」

 

シュラは下衆びた笑い顔をしながら零斗を見た。それを見て零斗は冷静になり右手に拳銃を作り出すとシュラのこみかみに突きつけた。

その間もシュラは車をUターンさせてルートを変更させていたが、ナイトレイドとイェーガーズはそれを追ってきている。

 

零斗「もしかしたらとなりにいるのが指名手配犯だから殺してもいいのかもしれない」

 

講師「ちょっと二人とも、これはただの試験なんですからそこまで心配する必要はないですよ」

 

零斗「どこが心配する必要ないだよ。ボルスさんとか見ろよ、普段温厚なのに今は般若みたいな顔してるぜ」

 

零斗の言うとおり常に覆面姿のボルスがおぞましいオーラみたいなものを醸し出しながら帝具『ルビカンテ』をこちらに向けていた。

 

講師「ボルスさんはね、原作で凌辱された上で殺された妻と娘の仇を討つんだって言ってたんですよ」

 

零斗「100%お前のせいじゃねぇかよ⁉ほんとお前はクソ松ども以下のゴミクズだよな‼」

 

シュラ「うるせぇ!確かに俺は原作じゃあ女の方をエンシンと犯したけどガキの方はチャンプのほうがヤったことだろうが‼」

 

マイン『待ちなさいこの犯罪者!』

 

クロメ『骸人形にしてやるっ‼』

 

零斗はこの状況を引き起こす原因となったシュラを責めるがそのシュラは全くと言っていいほど反省する気がなかった。

流石はクズと誉めるところだろう。

そして

 

講師「あ、そこから先はKコースになりますね」

 

零斗「おいKコースってなんだよ、なんか嫌な予感しか感じねぇんだけど⁉」

 

講師「KコースのKはですね────」

 

またもや講師が説明する前に車の横にアサルトマシンガン、ヴァリス、輻射波動砲、ハドロン砲の弾などが飛んできた。

 

講師「黒の騎士団&ブリタニア軍のKですね」

 

零斗「やっぱりな!うっすら予想してたけどね⁉」

 

ルルーシュ『よし、そのまま攻撃を続けろ』

 

『『『『『『了解!』』』』』』

 

零斗「了解、じゃねーんだよ‼一般人が巻き込まれてるだろーが⁉」

 

ルルーシュの指示を受けてナイトメアフレームたちの銃撃や砲撃の雨が零斗たちが乗ってる車に向かって放たれた。

 

講師「もしかしたら彼らに竜ヶ峰さんがこの車に乗っていることを教えていないかもしれない」

 

零斗「もしかしたら、じゃねーよ!どう考えても教えてなかっただろーが⁉」

 

シュラ「おい!無駄口叩いてる暇あるなら何とかしやがれカスが‼」

 

零斗「よーしわかった!今この場でお前の息の根を止めてやんよ⁉」

 

零斗がシュラのこみかみに突きつけている銃を撃とうとトリガーに指をかけようとしたその瞬間、突然車体が宙に浮いた。

 

零斗・シュラ「「は?」」

 

零斗とシュラは突然の出来事に驚いて間抜けな声を出してしまったが、窓の外を見ると何が起きたのか理解してしまった。窓の外には超大型メイスを降り下ろした状態のガンダムバルバトスルプスレクスがいたのだから

 

三日月『あれ、外れた?』

 

零斗「何やってんだ三日月ィィィ!?」

 

零斗はバルバトスのパイロットである三日月・オーガスに文句を言うのだった。

 

講師「あ、ここからはGコースに入ってますね。ちなみにGコースのGは」

 

零斗「ガンダムのGだろ!言わなくてももうわかるよ‼」

 

車は何とか地面に着地し、シュラはアクセルを踏んで勢いよく逃げた。

零斗は後ろを見るとナイトレイドにイェーガーズ、黒の騎士団そして三日月を含めた鉄華団、ソレスタルビーイングが武装した状態で迫ってきたのだった。

 

零斗「なんだよこれ?なんだよこれ⁉何で免許取りに来ただけなのになんでこんな目に遭わなきゃならないんだよ⁉」

 

講師「もしかしたら───」

 

零斗「もうもしかしたら運転はいいっての‼」

 

シュラ「おい!なんか前方にゴールって書いてる看板があるがなんだあれは⁉」

 

シュラの言う通り、アーチ状の看板があった。

 

講師「あれはゴールですね。あそこさえくぐれば試験は終了し、あなたたちに免許を差し上げます」

 

零斗「つまりあそこさえ通りすぎれば後ろのやつらに襲われることはなくなるってことでいいんだよな?」

 

講師「そうですね」

 

シュラ「ならとっとと終わらせてやるよ!」

 

シュラはそう言うと車の出る最高速度を出して後ろの連中を引き離しにかかった。そしてあと数メートルのところまで来た。

 

零斗「よし!これでこの地獄から解放され───」

 

チュドーン

 

零斗「ふぇ?」

 

ゴールを過ぎたと思った瞬間、車にバズーカが放たれ車が爆発した。零斗とシュラは爆発する前に何とか車から脱出した。講師の人はこの状況を想定していたのか講師専用の脱出機構を起動して逃げていた。

 

沖田「土方さーん、指名手配犯のシュラ見つけましたぜ」

 

土方「よし、とりあえず動けなくなるまで攻撃しろ」

 

ゴールの方を見るとバズーカを構えた状態の新撰組に鬼呪装備を構えている帝鬼兵、ロスト学園の魔術師たちそしてCOC学園の生徒たちがいた。

 

零斗「ちょっ、まっ──────」

 

土方「全員放てぇ─────!!」

 

土方の号令を合図に新撰組のバズーカやMS、KMFの射撃。魔術師の攻撃魔法、帝具、セイクリッドギア、鬼呪装備などの様々な攻撃の雨霰が零斗たちのいるところへと降り注いだ。

 

零斗「ギャァ──────────⁉」

 

零斗はそれをかわすこともできず、そのままあらゆる攻撃を受け、大爆発にまきこまれてしまうのだった。

爆発の煙が上がるところを見るとうつ伏せに気絶している零斗と『もしかしたらゴールの前はMコースで、MコースのMは皆殺しのMかもしれない』と書かれている紙がヒラリと上から落ちてきた。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

一方シュラは自身の帝具を使い車が爆発する前にレンタルショップに戻っていた。

 

シュラ「おい、『●のいる町』のDVDあるか?」

 

店員「お客さん、『●のいる町』なんてもう古いですぜ。今の時代は『●夏』ですよ」

 

シュラ「んじゃそれでいいからとっとと貸せよ」

 

店員「わかりました。ところでお客様は会員証の方をお持ちになっていますか?」

 

シュラ「ねーよそんなもん」

 

店員「じゃあ身分証明になるものは何か………」

 

シュラ「じゃあこれで」

 

シュラはそう言いながら自分の指名手配書を店員に見せた。

 

 

─────数分後、通報を受けてやってきた新撰組によってシュラは顔面の原形がわからなくなるほどボコボコにされたが帝具を使用されて逃げられてしまうのだった。




有頂天皇帝「はい、というわけで『アカメが斬る』のワイルドハントを出しました」

タツミ「俺達ナイトレイド全員出てないのに」

ウェイブ「それを言うなら俺達イェーガーズだってそうたぞ」

有頂天皇帝「私、『アカメが斬る』の帝国側の人ってイェーガーズ(Dr.スタイリッシュ、セリューを除く)と皇帝以外の人って嫌いなのしかいないので嫌な目にあわせるつもりです」

マイン「ぶっちゃけたわね」

有頂天皇帝「ぶっちゃけます。さて次回もまた銀魂の話の文通編を始めますが、その前に今後のことでみなさんに聞きたいことがあるのです」

ラン「どうしたんですか?」

有頂天皇帝「いつになるかまだ未定なんですがGATE自衛隊の舞台を元にした長編を書きたいのですが、GATE側の異世界で最近はまってる転スラとかデスマーチとか異世スマを追加したいんですけど色々異なる所が多いのでどうすればいいのか正直わからないので何か案とか意見があったら教えて欲しいんです。感想とかに書いてもらうと尚うれしいです」

チェルシー「以上、作者のお願いでした」

ボルス「では次週、文通編をお楽しみに」

スサノオ「見ないものは」

アカメ「葬る」

有頂天皇帝「お楽しみに」


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