禍終素学園の混沌な日常   作:有頂天皇帝

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変態とロリコンは切っても切れない関係

前回のあらすじ

なんやかんやあって源内の実験によってドライバーとフュージョンした恭介と来ヶ谷が仲間になり、恭介から伝説のハンターOのことを教えてもらい、ゲーマー星人の情報を知ってるかもしれないということで一旦町に戻って情報を探したがわかったのはOはZ級ハンターたちのみ入ることのできる狩場エリア24にいる可能性が高いということ。しかし、零斗たちのなかにZ級ハンターはいなかったので万事休すかと思ったなか、零斗が知り合いにZ級ハンターがいることを思いだしその人を呼びに一旦ログアウトした。そしてその直後に零斗たちが探していたゲーマー星人が明久たちの背後に現れたのだった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

ゲーマー星人A『いやー、いつも狩りの前はこの酒場で飯食ってから行くんですけど今日は全席満員で困ってたとこだったんですよ』

 

デュラハン『あ、いえ困ったときはお互い様ですし・・・・』

 

魔王『人として当たり前と言うか・・・』

 

ゲーマー星人B『なんて心の広い方々。最近は人の心が冷たくなってると聞くがあなた方のような暖かい心を持つ人もまだいるのですね』

 

何故か明久たちはゲーマー星人たちと一緒の席に座って談笑していた。

明久たちは内心冷や汗をかいていたのは言うまでもないことだろう。

 

乳龍帝『(オィィィ!!なんで零斗が消えた瞬間にこいつらが現れんだよ⁉)』

 

悪鬼羅刹『(知るか!そんなの俺に聞くな‼)』

 

キャット『(しかしこれは運が良いのではないか?)』

 

叢雲『(確かにそうですよね。ここでこの人たちを取り押さえれば僕たちの体が元通りにーー)』

 

(21)『(いや、ここで取り押さえるのはやめた方がいい)』

 

最弱無敗『(え、どうしてですか?)』

 

アンノウン『(例えこのゲーム内で奴らを取り押さえたとしても現実世界で捕まえなければ意味がねぇ)』

 

乳龍帝『(それじゃどうすりゃいいんだよ⁉)』

 

ゲーマー星人が目と鼻の先にいるというのに手を出せないと言う現状に一誠が文句を言うがそれに対してアラタが冷静に答えた。

 

魔王『(オフ会だ)』

 

不幸さん『(オ、オフ会?)』

 

魔王『(そうだ、このゲーム内で仲良くなってオフ会を開いてリアルで会うんだ)』

 

唯にゃん『(なるほど、確かにそれはいいかもしれないな)』

 

ニンジャサン『(さっそく作戦実行・・・)』

 

ゲーマー星人A『あのーどうかしたんですか?』

 

ゲーマー星人B『何か問題でもありましたか?』

 

さっきからコソコソ話している明久たちが気になったのかゲーマー星人たちが声をかけてきた。

 

乳龍帝『いえ、何でもありません!それより狩りにいくなら私たちも一緒にいいですか~?』

 

魔王『私たちほしい素材があるんですけどまだランクが低いので一緒に手伝ってくれると嬉しいんですけど~』

 

一誠とアラタは女性アバターの体を利用してゲーマー星人たちを誘惑し始めた。

 

ゲーマー星人A『え、そのぐらい別にいいですけど』

 

ゲーマー星人B『まぁこちらもこれから狩りに行くところなので問題はないですし』

 

(21)『それではさっそくミッションスタートだ!』

 

『『『『『『オォォーーー‼』』』』』』

 

恭介の言葉を合図に明久たちはゲーマー星人を連れてクエストを受けにいった。

そして彼らはそのまま酒場を出ていくのであった。

 

ZERO『・・・・・・あれ、みんなどこ行ったんだ?』

 

そして零斗が再ログインしてきたときには誰もいなくなっていたのであった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆   

 

零斗「まじやってらんねーよあいつら、俺がせっかく助っ人として武市変態連れてきたってのに勝手にどっかいっちまうしよ」

 

武市「変態じゃありませんフェミニストです」

 

蓮太郎「いや、お前なんで新撰組屯所で愚痴言いながらくつろいでんの?」

 

ここはCOC学園から少し離れたところにある新撰組屯所で零斗は食堂でメロンソーダをがぶ飲みしていた。

因みに新撰組とは禍終素学園風紀委員会、武偵、民警、陰陽師などが与している政府によって武器を持つことを許可された警察組織である。

零斗は幼女目当てでドラハンをやって最高ランクになった3ーBの担任高杉晋介の生徒であるロリコンの武市平太に協力してもらおうと呼んだのだが再ログインしたときには明久たちが消えていたのだ。

 

零斗「ウッセーよロリコン。この変態と一緒に牢屋にでも入ってろ」

 

蓮太郎「誰がロリコンだ!」

 

武市「ロリコンじゃありませんフェミニストです」

 

アリア「ちょっと五月蝿いわよあんたたち。食事中くらい静かにできないの?」

 

蓮太郎の叫び声が五月蝿くて文句を言いに来たらしい神崎・H・アリアが桃まんがたくさん入った紙袋を片手に抱えながらやって来た。

 

零斗「うるせーよド貧乳。文句言いたいなら胸に桃まんでも詰めてからーー」

 

パァン!(アリアが零斗の額に銃弾を放った音)

 

零斗はアリアに対しての地雷を踏んでしまい額を撃たれてそのままのけぞった。

 

蓮太郎「普通撃つか?」

 

アリア「しょうがないじゃない私だって気にしてるのにこいつが」

 

アリアは撃ったことを後悔してるのか蓮太郎に俯きながら顔を向けた。

そしてアリアは持ってた銃をそっと蓮太郎に持たせた。

 

蓮太郎「ん?」

 

アリア「普通撃つ?」

 

蓮太郎「なに人に罪擦り付けてるんだこの野郎ォォォ!!」

 

アリアはさらっと蓮太郎に罪を着せるように蓮太郎に渡すと銃を渡すと後ろに移動していた。

 

アリア「みんな大変よー蓮太郎がロリコン拗らせて零斗のこと撃っちゃったー。私の手に負えないわー」

 

蓮太郎「だからロリコンじゃねぇって言ってるだろうがぁ!ってか誰かコイツ止めてくれぇ‼」

 

蓮太郎とアリアが騒ぎ始めると隊士、武偵、民警たちが野次馬として集まって面白騒ぎとして騒ぎ始めた。

 

零斗「ったくいきなり撃つなんて正気の沙汰じゃねぇよアイツ」

 

武市「おや大丈夫なのですか?」

 

零斗「こんなこともあろうかと額に装甲板つけてたので」

 

いつの間にか体制を立て直してた零斗は額に出した装甲板を取って机の上に置いた。

 

武市「それにしてもまさかあなたたちも改造されてしまったとは」

 

零斗「あなたたちもってことはまさか鬼兵隊の中にもゲーマー星人に改造された人がいるんすか?」

 

鬼兵隊とは高杉先生率いる不良チームのようなもので新撰組とはよく衝突する。

 

武市「じつは仁蔵殿の右腕がドライバーにまた子さんが指。そして晋介殿は股にぶら下がってるナニです」

 

零斗「なんで攘夷戦争で活躍した英雄たちの内二人が同じとこ改造されてんだよ」

 

零斗はため息をつきながら残りのメロンソーダを飲み干した。

そんな零斗にライカと志乃がやって来た。実は零斗は武市を呼びに行くときに二人に事情を話して新撰組の中にも零斗たちと同じように体のどこかがドライバーになってる人がいないか聞いたのだ。

 

零斗「どうだった?」

 

ライカ「はい、新撰組では近藤さん、土方さん、沖田さんの三人が全身ドライバーになってました」

 

志乃「他にも武偵の剛気さん、理子さん、レキさん。民警の玉樹さん、彰磨さん、ティナちゃん、夏世ちゃん、弓月ちゃん、翠ちゃんたちが全身ドライバーになってました」

 

零斗「どうやらかなりの人たちが被害にあってるみたいだな」

 

山崎「そうですよ。ことは幕府が動く事態にまでになってるんですよ」

 

いつの間にか会話に参加してきた山崎がゲーマー星人に対して幕府が動き始めてることを教えてくれた。

 

木更「幕府が動いてるってことはそのゲーマー星人を捕まえたら報酬を貰えるはずね」

 

延珠「蓮太郎!妾がそのゲーマー星人?とやらを捕まえて見せるのだ!」

 

あかり「もし捕まえられたらアリア先輩に誉めて貰えるかもっ!」

 

ゲーマー星人を捕まえることに燃えた隊士や武偵、民警たちはそれぞれ武器を構えて食堂を出ていくのだった。

 

零斗「それじゃ俺もここで失礼するよ」

 

武市「おや、お帰りになるのですか?なら私はイニシエーターに声をかけてからーー」

 

ライカ「はいはい、ロリコンは牢屋に入れよな」

 

志乃「夏世ちゃんたちの悪い影響になりますからね」

 

武市「だからオメーら、ロリコンじゃないフェミニストだつってんだろうが」

 

零斗が出ていくと同時に武市もイニシエーターを見に行こうとしたがライカと志乃によって牢屋へと連行されていった。

 

零斗「二人ともありがとね、今度何かお礼するね」

 

ライカ・志乃「「っはい!」」

 

零斗が今度何かしてくれると聞いた二人は頬を赤く染めて嬉しそうに顔を綻ばせながら武市を牢屋へと連れていくのだった。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

新撰組屯所を出た零斗が次に向かったのは禍終素学園魔術・魔法科の生徒たちが通っている教室塔。

この学科ではは世間を騒がしている魔女や吸血鬼などの人外や幕府に反抗する勢力の討伐あるいは捕縛、魔導遺産の確保などといった魔法に関連することをしているのだ。

零斗はここにいるとある人物に会いに来たのだ。

しかし現実は非常である。先ほどからいくら零斗がチャイムを鳴らしても返事がないのだ。

 

零斗「すいませーん誰かいないんですか?」

 

しかし反応はない。あまりに反応しないので零斗はイライラし始めた。

 

零斗「はーい、あと5秒以内に反応しないと門をブッ飛ばしまーす。はいイーチ」

 

タケル「何してんだお前はぁぁ!!」

 

ミサイルランチャーを門に向かって構え数を数え始める零斗の頭に向かって第35試験小隊隊長の草薙タケルがキックを決めた。

 

零斗「あ」

 

タケル「あ、じゃねぇよ!なに人の学校の門をぶっ壊そうとしてんだよ⁉」

 

零斗「イライラしてつい」

 

タケル「つい、でぶっ壊そうとすんな!」

 

タケルに注意されたあとタケルのおかげで零斗は何とか学園内に入ることができた。因みに先ほどからチャイムに反応なかったのは今日は魔術・魔法科のほぼ全生徒が実習で学園外にいたので反応がなかったようだ




有頂天皇帝「はい!というわけでドライバー事件2~4話までまとめて投稿しました!」

零斗「それで?今回はどういうわけで投稿が遅れたんだよ」

十六夜「前回は一週間後に投稿するって言ってたのにな」

有頂天皇帝「実は投稿した次の日に携帯が壊れて新しいの貰うのに一週間かかった上にデータもバックアップ出来なかったからその時できてたのもまとめて消えちゃったんだよ」

明久「うわぁそれはキツいね」

有頂天皇帝「その上鉄オルの内容に殺意が湧いて小説に手がつきませんでした」

アラタ「あぁシノや三日月、オルガの死に方とかラスタルやジュリエッタが生き残ったことか」

有頂天皇帝「別に主人公が死ぬのは百歩譲って許しますよ。だが死んだ原因が宇宙からのダンインスレイブで弱った状態をジュリエッタにやられたですよ?今まで三日月にボロボロにやられてたくせにとどめ指したりシノの邪魔してシノを無駄死にさせたりほんとムカつきました」

銀時「まぁやられるならせめてMAみたいな強敵にやられるとかがまだいいよな」

有頂天皇帝「なのでいつか自分なりの鉄オル書きたい今日この頃です」

ルクス「まぁその話は一旦置いといて次回予告しましょうよ」

有頂天皇帝「そうですね。それでは次回予告!」

綾人「新キャラ登場!」

当麻「伝説のハンターの正体とは!」

有頂天皇帝「次回もよろしく!」

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