勉強ツライお
零斗は今日も禍終素学園に登校している。
となりには明久とアラタと鍵が居る。教室に向かう途中、零斗がふと思ったことを鍵たちに話しかけた。
零斗「にしても珍しいな。鍵が深夏と登校しないなんて」
鍵「あぁ、なんか今日凄く機嫌が悪いんだよ。不機嫌オーラが半端なかった」
アラタ「リリスもそうだったんだ。一緒に登校しようと誘おうとしたら機嫌が悪くて」
明久「そう言えばさっき会った小猫ちゃんもなんか機嫌悪そうだったよ」
零斗「そういや今日霊夢からの飯の要求なかったな」
どうやらアラタと鍵が今日に限って一人で登校してたのはアラタとリリスの機嫌が悪いかららしい。
鍵と深夏は同じ生徒会の副会長として仲がよく、いつも一緒に登校している。アラタはリリスやアリンたちと同棲している。だからいつも一緒に登校している女子が今日は居ないから気になって零斗は訊いたのだ。
さらにいつも明久に会ったときは必ず挨拶する小猫が挨拶しないほど機嫌が悪かったり、朝食を要求する霊夢から何もなかったりといろいろおかしかった。
鍵「なんで機嫌悪かったんだろうな~深夏の奴」
アラタ「ホント。訊いても答えてくれなかったしさー」
鍵とアラタが同時にため息をはく。
そんなたわいもない会話をしていたらもう2ーZは目の前だった。
零斗が代表して扉を開けようとする。
零斗「おはようございまー---」
女子たち『うらァァァァァァァァァァァァ!!!!』
零斗・明久・アラタ・鍵「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
瞬間、女子たちが飛び蹴りを放ってくる。零斗たちはそれをモロにくらい吹っ飛ばされる。
零斗「ちょ、いきなり何するんだコラァァァァァァ!!」
すぐに復活した零斗が女子達にツッコミを入れる。
霊夢「チッ!」
零斗「舌打ち!?」
アリン「まぎらわしい時に来るんじゃねぇよ」
アラタ「アリン!?お前完璧キャラ崩壊してるぞ!!?」
深夏「ペスト菌に感染すればよかったのによ~」
鍵「遠回しに死ねって言ってんじゃねーか!!」
女子全員『あ~~~~。今、思い出してもムカつくぜェェェェェェェェェェェェェ!!!!!』
零斗・明久・アラタ・鍵「ぎゃあァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
零斗たちは理由もわからずただ2ーZの女子たちによって銀時が教室に来るまでフルボッコされるのであった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
銀時「あ~~~~?下着泥棒だァ??」
今はロングホームトレイン。略してHRだ。銀時は女子達からなぜあんなに怒っていたのか話を聞いている。
レヴィ「そうなんッスよ。なんかこの一週間で皆下着を盗られちゃったらしいッス」
女子達の中で唯一いつもどうりだったレヴィから話を訊く。
銀時は顎に手を当てながら言う。
銀時「昔の人はよォ、着物の下は皆ノーパンだったらしいぜ。お姫様も。お姫様なのに着物の下はもう暴れん坊将軍だよ。お前。そのギャップがいいんだよ。おしとやかな顔して暴れん坊将軍かい!みたいな」
ガシッ!(妙が銀時の顔面を鷲掴みする音)
妙「テメーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。こちとらお気に入りの勝負パンツ盗られたんだぞコラ」
銀時「勝負パンツってお姉さん、だれかと決闘でもするのかィ?」
妙が銀時から手を離す。
銀時「大体何がしたいんだお前等は。パンツが戻ってこればいいのか?」
女子全員『パンツを取り戻したうえでパンツを盗んだ奴を血祭りにしたい』
銀時「もう発言が文明人の発言じゃねーよ。裸で槍持って野を駆け回る人の発言だよ」
色々言っていると三年の川神百代も入ってくる。
百代「下着泥棒なんて許せん!私も協力するぞ!!」
女子全員『よし、よく言った。ついて来い。杯を交わすぞ』
鍵「待て待て待て待て!落ち着け!死人が出るから!100%死人が出るから!!」
雄二「ほっとけよ。目星はついてるだろ?」
新八「え?一体誰が・・・」
雄二が一誠を見ると全員が一誠を見た。そして銀時が一誠へと近づいていった。
一誠「え、ちょっと待って!まさか俺を疑ってんの!?紳士な俺がそんなことするわけないじゃないですかァ!!」
十六夜「紳士が覗きやセクハラするわけないだろ」
一誠「覗きやセクハラはしても下着泥棒なんてしませんよ!訴えますよ!!」
銀時「訴えられるのはテメーだァ!!」
一誠「ホントに待ってください!コレを見てみて下さい」
一誠がある新聞を取り出し、それを零斗が受け取り読み始める。新聞の見出しには『またも出没ふんどし仮面』と書かれてあった。一誠がそれについて説明を始める。
一誠「最近巷を騒がしてるコソ泥ですよ。その名の通り風体も異様な奴でして、真っ赤な褌を頭に被り、キレーな娘の下着ばかりをかっさらって、それをモテない男達にばら撒くという妙な奴ですよ」
新八「なんスか、ソレ。鼠小僧の変態バージョン?」
ふと新八が横を見ると銀時がパンツを持っていた。
銀時「そーか。このパンツはそーゆう意味か。俺ァてっきりサンタさんのプレゼントかと・・・」
雄二「アンタ貰ってたんかいィィィィィィィィ!!」
ふと一誠を見るとポケットからパンツが出ていた。
一誠「残念ですね先生。それはモテない男として見なされた証拠ですよ。哀れだな~~」
鍵「オーイ。見えてるぞー。懐からモテない男の勲章がこぼれ出てるぞー」
雄二「んで、女子達の下着をかっぱらったのもその変態鼠小僧の仕業だと・・・」
一誠「あぁ。今じゃ、江戸中の女子たちが被害にあっています。でも民衆、とくにモテない男達になまじ人気があるから捕まえるのにも苦労してるようです」
銀時「ケッ、ただの変態のくせに義賊気取りか・・・。気にくわねー。気にくわねーぜ」
銀時はパンツを引っ張る。
銀時「なんで俺がモテねーの知ってんだァァァァァァァァァァァァ!!!!」
ビリィィィィ!
全員『ああああああああ!パンツぅぅぅぅ!!』
このあと、零斗たちが2ーZの男子全員が机の中を確認すると銀時や一誠と同じように女子のパンツがあり、モテない男扱いされたことに男子たちもふんどし仮面に怒り、他学年他クラスの生徒や教師を集め『ふんどし仮面虐殺計画』をたてるのであった。
有頂天「みなさんおひさDEATH」
零斗「今日の話はパンツ泥棒の話なんだな」
有頂天「モテない男たちに施しパンツをあげるというアホみたいな義賊なんだよね」
零斗「全くアホらしい奴だ。ってかそんな奴から施しパンツを貰ったって言うのが腹ただしい。捕まえたら八裂きにしてやる」
有頂天「程ほどにね。それではここで以前皆さんにお尋ねしたリクエストの話について話します」
零斗「あぁあの入れ替わりかドライバー事件のどっちをかくかってやつだな」
有頂天「感想でもドライバー事件のほうがいいと言う意見があったのでドライバー事件のほうを書きます。ただ入れ替りの方も初めての感想にあったのでそっちもいつかやろうと思います」
零斗「頑張れよ」
有頂天「yes!それでは次回ふんどし仮面後編の『変態はどこにでもいるものだ』をお楽しみください!」