八幡の武偵生活   作:NowHunt

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AW新刊最高でした。
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第3話

 今俺は東京武偵高校入学式に出席している。

 

 あれから俺はランニングしたり射撃訓練したり筋トレしたりと順調に入学までの準備をこなしていた。

 

 なんでこんな立派に武偵に向けて色々とやってんの? 死んでも働きたくない俺だったのに。もう社畜に染まってきたのな。なんか泣けてきた……。

 

 勉強? 簡単すぎてすぐに終わりました、ごめんなさい。

 

 俺の嫌いな理系科目ですら、わりかしすぐにすぐに終わったぞ。大丈夫か? この学校、学力低すぎだろ。偏差値40ぐらいだったな………ナニコノ筋肉学校。

 

 これだから、評判悪いんだよ。まともな学力あれば多少はマシだっただろうに………。

 

 さすが金さえ貰えればなんでもやる仕事だな(主に荒事)。おー、怖い怖い。しかしまぁ、俺も今日からその一員なんだよな。

 

 などと考え事をしていると、校長の話が終わった。他の学校と違って話が凄かった、相応の重みがあった。やっぱりあの校長も武偵なのだろうか?

 

 まあ、先生全員が武偵って聞くしそうなのだろう。

 

 でも、校長には武偵特有のオーラが無かったように見えた。周りにいる先生はかなりのオーラというより圧がある。

 

 あれで校長が務まるのか?とりあえず顔は覚えたぞ。……なにが起こるかわかんねえしな。

 

 

 

 

 

 俺は入学式のあと俺の所属する1ーCに少し遅れて入ってきた。

 

 入った途端、

 

「うわぁ………」

 

 と、思わず言ってしまった。誰にも聞こえてないな。

 

 なぜなら、クラスの奴らが一言で言うと凄い、これに限るな。

 

 まずガタイのいいうるさい奴にかなりのイケメン、金髪の可愛い女子(かなりのブリッ子)。

 

 他には明らかに小学生だろって思うぐらい背の小さい女子。あとは遠山と星伽さんにあれはコンビニで会った不思議少女もいる。あの子武偵だったのか。

 

 他にも色々と個性的な奴らがてんこ盛り。

 

 武偵ってこんなに個性的なの? 個性的じゃないといけないの?

 

 しかし、俺にも個性ならあんぞ。個性がないという個性がな! え? それは個性とは言わない? やかましいぞ! 立派な個性だろ………そうだよね? ヤバイ不安になってきた………………。

 

 そんな話は置いとこう。とりあえずは席に座るか。

 

 席は廊下から2番目の一番後ろだ。右隣はあの不思議少女だ。関わらないように座ってからイヤホン着け寝たふりをする。

 

 寝たふりすること数分。

 

「オラー静かにせんかい、ガキ共!! 今日からこのクラスの担任をする事になった蘭豹や! 強襲科担当や」

 

 ちっ、よりによって蘭豹先生かよ。もうちょい優しそうな先生いないのかな? この学校には。

 

「今から自己紹介すんで、出席番号順で始めろ」

 

 そうして自己紹介が始まった。しばらくするとあのイケメンが自己紹介を始めた。名前は不知火亮というらしい。

 

 少し時間が経ち、次は遠山。

 

「遠山キンジです。強襲科Sランクです。」

 

 えっ、遠山ってSランクだったのか。確か一個小隊や中隊と同じくらいの強さだったはずだ。あいつそんなに強いのか。クラスもざわつく。

 

 そして、遠山が終わり、他の奴らも順当に自己紹介を終え次は俺だな。

 

 というところであの先生が

 

「次はそこのチビやな、さっさと終わらせ」

 

「平賀文、装備科ですのだ。よろしくですのだ。」 

 

 と、小学生女子の自己紹介が終わった。

 

 

 

 

 

 ――――What?

 

 

 

 

 

 俺を飛ばすな。え? ナンデナンデ俺居ますよ、ここに居ますよ! いやマジでざけんな!!

 

 蘭豹先生の方を見るとこっちに気付いてない。

 

 マジで? お願いします、俺を見て! 初対面ならまだしも、あんた俺のこと知ってるだろ! そこまで影薄いか? 存在感ないのか?

 

 前を見ると、遠山が俺の方を見て、苦笑いしている。よく見れば星伽さんもだ。アカン、ここまでくればぼっち確定かな? 確定だな………。

 

 諦めて他の自己紹介でも聞くか。えーと、星伽さんが終わって金髪ブリッ子か。

 

「峰理子でーす。探偵科だよ、みんなよろしくねっ!」

 

 ……おお、さすがブリッ子なだけある自己紹介だな。

 

 でも、何か違和感がする。それは、自分を取り繕っているみたいな……なんて言えばいいかな?

 

 自分を見せない仮面を被って、自分を偽っているみたいだな。

 

 そりゃ、もちろん外面とか色々あるんだろうが、にしたって不自然な気がする。この考えが全くの的はずれかとしれないけどな。

 

 つっても、俺と関わることなんて無いだろう。

 

 だって、生きている世界が違うから。多分あいつはスクールカースト上位に入るだろう。俺はどうだ?自己紹介も出来なかったぼっちが人の輪に入れるだろうか、いや入れない。反語です。

 

 峰の次はガタイのいい奴か。どうやら名前は武藤剛気という。名前からして暑苦しい奴だな。ただ、良い奴そう。

 

 そして、武藤から少し進んで最後に俺の隣の不思議少女の番だ。

 

「名前はレキです。狙撃科Sランクです。」

 

 言った途端クラスがまたもやざわつき始めた。

 

 それもそうだろう。ただでさえSランクは世界で人数制限があると聞く。それが1クラスに2人いるのだから騒ぐ理由もわかる。………実際問題俺もかなり驚いている。

 

 

 

 こうして、クラスの自己紹介が終わった(俺以外)。

 

 

 認めたくないが、やっと俺の武偵生活が始まろうとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ー理子sideー

 

 

 私は後ろを見て、1人の男子を見る

 

 いやぁ~あの目の腐った男子はちょっと面白かったな~。まさか自己紹介させてもらえないとはね。思わず笑っちゃいそうだったよ。

 

 でも、遠山キンジと星伽白雪が振り向くまでは私も気付かなかったな。

 

 ここまで人に気配を悟らせないとは………。

 

 名前は比企谷八幡か。あの隠密スキルどうやって使っているのか、知りたいな。私は力が欲しい。そして、あいつを、いつか…………。

 

 もしかしたら、比企谷八幡を<あそこ>に招待出来るかな?

 

 Sランク2人にも注目だけど、一番は目の腐った男子、比企谷八幡の動向には気を付けないとね。

 

 面白くなってきたな~、くふふっ!

 

 

 

 




前回と似たような終わりになってしまった
文才が欲しい。

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