仕事も無事終わり、帰る途中に俺は用事を思い出し武偵高へと足を運んだ。3時にはイベントも終わり、後片付けも手伝ってからの帰宅で今は4時過ぎくらいだ。まだ年明けだから夕方はかなり冷え、無情にも冷たい風が俺を襲う。日も傾き、あと1時間もすれば空はまた暗くなるだろう。
しかし、本気で寒い。体がガタガタ震えそうになるのを堪える。制服だけではどうもこの寒さを凌げない。もうちょい分厚いの羽織れば良かったと今さら後悔をする。防寒のためにグローブでも付けようかと迷いもする。でも、グローブあると銃扱いにくいから基本的には付けたくないのが本音だ。それでも、多少は慣れておくべきか。手がかじかんで撃ち損じる――なんて事態は避けたいしなぁ。
グローブない云々で思い返してみれば、俺って防弾コート持ってないな。防弾性での冬服って制服のジャケットくらいしかない。イ・ウーにいたときに貰ったのはあるけど、あれは制服には合わないし……。それにあの服は勝負服――――意味は違うがあまり人にも見せたくないものだ。
今度制服に合う防弾コートでも見繕っておくか。武偵高は冬服の期間の方が長いので損はしないだろう。それに、コートは体を守るのにもちょうどいい。
「あっ」
と、そんなことを考えていながら歩いていると、視界の端にスカートをフリフリに改造している制服を着た相手を見付ける。あんなの日常生活で着ているのごく僅かだろう。無視したら何か言われそうだし、ていうか無視する間柄でもないから……あ、こっち気付いた。
「お、ハチハチ。お疲れー」
「理子、おっす」
理子はいつもの調子で俺に話しかける。
「仕事帰りだよね?」
「おう」
「どしたの? 帰らないの?」
「や、ちょっと材木座のとこ寄るだけ。理子は?」
「私は後輩ちゃんズの面倒見てただけだよ。ハチハチもたまにはみんなと遊びなよ。いろはちゃんや留美ちゃんはともかく、最近あかりちゃんたちの相手してないでしょー」
間宮たち、あの異常性癖軍団か……。別段、アイツらを嫌っているわけではないが。
「百合の間に挟まる勇気はねぇな。んな奴はギルティだ、ギルティ」
「いや、何それ……」
呆れ顔の理子。何その顔。めっちゃ文句言いたそうだな。
二次好きなお前なら理解してくれると思うのだが――――もしかして理子はあれか、どちらかと言うと腐ってる方? でも、セーラームーンとかの昔のアニメも好きだったよな。あと、あれだ、間宮や火野とかと絡むのはいいんだが……島の妹や佐々木の視線が怖いんだよ。
「そういえば、ライカちゃんって男嫌いなのにわりとハチハチには懐いているよねぇ」
「ライカ……あぁ、火野か。ていうか、火野ってそんなにだっけ?」
あの金髪ポニテのな。タッパある分、女子と比較すればかなり強い部類に入る。というより、強襲科の男も普通に投げているくらい強い。確か親が警察の人だっけか? それは佐々木の方か。
「けっこう1年では有名だよ。あかりちゃんもそこに関しては驚いてたよ」
「さよかい。まぁ、あれだろ、コミュ症同士のシンパシーだろ」
「うーん、ライカちゃん、そこまでコミュ症かなぁ。異性に対したらそうなんだけど――――ってそうそう、ハチハチにちょっと文句言いたいんだけど!」
え、また何かやっちゃいました? …………ふざけてみたけど、心当たりがなさすぎる。マジで何?
「間宮たちのことじゃなくて?」
「違う! ハチハチが香港になぁなぁな態度とるから、私が迷惑しているんだよ」
「……どゆこと?」
いきなり怒るもんだが、内容が本気で分からない。香港っていうか、藍幇にってことで合っているのか。
「要するに、売り込みされているんだよね」
「何を?」
「ココ姉妹をっ。一応はハチハチたちと事件解決したけど、勝負はバスカービルが勝ったからさぁ。キー君も適当な態度だし、こっちに狙いを付けてきたんだよ。しかも猛妹がやたらうるさいし……。あっちもあっちで有用な人材とのパイプ持っておきたいってのは分かるけどさー」
「いいじゃん、そんくらい。アイツら有能だし、いざってときに好きに使えよ。つーか、俺にどうしろと?」
「猛妹引き取って! もー、うるさいのっ! 多分それであっちは満足して静かになるから!」
地団駄を踏む理子に対して、俺も俺で頭を抱えそうになる。
そうか、諸葛め……理子に狙いを絞って俺を巻き込もうとしているのか。そんな押し付けようとしなくても、猛妹なら単独でこちらに来そうな気がしなくもない。いやまぁ、猛妹も立場があるだろうから、さすがにそれはないだろう。
一先ず、俺の回答としては。
「ヤクザと関わり持ちたくない!」
「いやぁ、香港であんな大きく立ち回っておいて今さらでしょ……。藍幇からガッポガッポお金をもらっておいて」
それを言われたら弱い。
「ところで理子。あれから大丈夫か?」
「ん、何が?」
「いや、ヒルダのこと」
「あぁ、全然平気。なんなら今もすぐそばにいるよ。多分」
「えっ」
そう理子が教えると同時に何か変な予感がした。
……あ、俺と理子の影が不自然に動いた。それ便利だなぁ。誰かの影に入れば、不法侵入しまくれるんじゃね? って邪推したが、ヒルダは既に香港へ不法入国してたことを思い出した。ズルいなおい。
「むしろこの前ショッピングしたからね。それくらいには仲は良好だよ」
「ヒルダと? へ、へぇー……」
若干引きつった声に対して、理子は苦笑いしつつ答える。
そうか、ヒルダが新宿とか原宿を歩いているのか……いや怖いなおい。
「まぁ、何だかんだで服とかの趣味は合うからね」
理子がそう言うなら安心していいだろう。
なんか影がピョコピョコ反応しているし、嬉しいのか? 分かんねぇな。意外と義理堅い奴なのかもしれない。今までの所業がどうあれ、理子は命の恩人なのだから。しかし、そこまで追い詰めたのは俺だからその……なんかマッチポンプ感は否めない。
っと、時間だ。そろそろ行かないと。
「んじゃ、俺はこれで。またな」
「は~い。ハチハチもお疲れ!」
その後、材木座のところへ行き、その場にいた戸塚と共に世間話に興じある程度時間が経ったところで俺は自分の部屋――――ではなく、レキの部屋へと直行した。毎度のことながら、レキの部屋は女子寮にあるので、通る度に気配と足音を殺して通っている。完全に不審者です。
通報されないよう願いつつインターホンを押す。どれだけ気配を消してもインターホンを押すと音が鳴るから、この瞬間だけは訪れるたびにビビり散らかす。……早く来てくれ、ていうか、合鍵貰おうかな。なぜか分からないけど、レキは勝手に俺と遠山の部屋の合鍵持っているし。いやなんで?
そうこう悶々としていると数秒経ち、ガチャッと鍵が開けられたのを確認してから部屋に入る。玄関で靴を脱いだところで、レキの方を見ると――――
「お帰りなさい」
エプロン姿のレキに出迎えられた。初めて見る姿に反応が遅れる。え、なにこれ可愛い。
やたらフリフリとしたデザインのエプロンだ。色は白色の無地だが、そこらかしこにリボンが拵えている。メイド服の簡素バージョンと言うべきか。これ理子の趣味だな? ありがとう! あとで何かグッズ買ってあげる! そんなふざけたことを考える。
普段見たことのない姿にちょっと驚くが、ひとまず返事をする。
「お、おぉ……ただいま」
めっちゃドモッた。恥ずかしい。
「お疲れ様でした。――――では、コホン」
そうレキは咳払いをして改まる。すると、エプロンの裾を掴み、足を交差させ見事な角度で綺麗にお辞儀をする。まるで本職のメイドみたいに。
そして、そのまま表情を動かさず。
「ご飯にしますか? お風呂にしますか? それとも私ですか?」
ベタベタなセリフを恥ずかしげもなく口にした。とても流暢ですね。もうちょい頬を赤らめてもいいと思うんだけどな。
「――――」
いやまぁ、うん。そのセリフで無表情は逆に怖いんだけど。いくらポーズを整えたところで、目に光が灯ってないとひたすらに恐怖を感じるんだが。……ていうか、うん? なに? どうしたのってか誰の入れ知恵なの? 大方これも理子だろうが……次点で材木座か。
とりあえずオチは読めてそうだから、1つずつ確認するか。
「えー……ご飯できてる?」
「いえ、まだ途中です」
「……なら風呂は?」
「シャワーで宜しければ。私は湯船を使いませんので」
うん。
「……………………なら、私を選ぶと?」
これまでの回答に不安を抱きながら恐る恐るレキに訊く。
「そうですね……では、今から校庭にでも行って決闘しましょうか」
「なるほどけっと……ん? 決闘? ケットウ?」
あ、私を選ぶと戦闘になるんだ? 目を合わせたら戦闘ってポケモンより酷いぞ。なにせ、命懸けだからね仕方ないね。うん、あれだ、なんか予想してたオチと違ったのか残念。理子か材木座、そこはちゃんと教えてあげてよ。肩透かし感が強い。
しかし、そんな動揺は悟られぬようここは冷静に返そう。
「いや、遠慮するわ。とりあえず休ませて……てか、シャワー借りていい?」
「どうぞ。……しかし、一度八幡さんとはどちらが強いか決着を着けたいと思っておりました」
快く承諾してくれたと思ったら、突然何を言い出すのか。おっかなびっくりした。……おっかなって表現、今日日聞かないな。……ていうか、やっぱりレキも武偵だよな、好戦的すぎる。
と、とりあえずレキに言われたことを考えるか。俺も興味はある議題なのは間違いない。といっても……。
「状況によるだろ。例えば、この距離からならドラグノフがあったところでさすがに俺が勝つんじゃないか。かなり近いし、ていうか手届くし」
「そうでしょうね。銃剣があっても八幡さんに勝つのは難しいでしょう」
「10mくらい離れているなら……か、勝てるか……うーん。地形によるかな?」
何もない平地、それこそ体育館とかだとレキの弾を数発凌げばいいし、そのくらいなら超能力を使えば可能だと……思う。何度かレキの弾は逸らせた実績はあるからな。その間に詰めれるが――――
「50m以上離れると、俺はもうムリだろ。ぜーったい勝てねぇわ。瞬間移動できれば可能性あるけど、あれ準備に時間かかるしそんな隙レキ相手だと作れないだろうし……。それこそ、強襲科と狙撃科、相性の問題だよな。どっちが強いかちゃんと比べたいなら、スペック似たようにしないと意味ないんじゃないか」
「そう言われると、そうですね。お互い、得意な分野が違うのですから、前提が崩れますね」
「だろ? チームなんだから苦手な部分は他が補えばどうにかなるって。俺に狙撃なんてムリだしな。ただでさえ、ファイブセブンでも長距離狙うのは苦手なんだし」
俺が撃つ場合、30m越えるとなると、命中率はかなり落ちる。いやもうマジで苦手。ファイブセブンの有効射程は50mなんだけどな。レーザーはただ真っ直ぐ飛ぶから難しく考える必要はない。しかし、拳銃はその日の整備状況、風力、俺の状況、その他諸々絡んでくるから難しい。
その点、レキはさすがだよな。俺にはあんな芸当できない。
「てか、こんな話玄関で長々と話すべきじゃないよな。シャワー借りるけど、料理手伝おうか?」
「大丈夫です、ごゆっくりどうぞ」
シャワーを浴びてから、俺は疲れを癒すためにのんびりと過ごす。といっても、ソファーも椅子もないから硬いんだけど。せめてクッションか何か持ってきた方が良かったな。今は俺が前に持ってきた毛布を畳んでクッション代わりにしている。ていうか、別に今回の仕事そこまで疲れなかったんだよな。ぶっちゃけこの部屋で休む方が疲れそうまである。
料理はあまり慣れてないだろうから何か手伝おうとしたが、見事に断られたからすることがない。台所の様子を見に行こうと廊下を通ったら通ったで、なんかチラッとドラグノフが冷蔵庫に立て掛けてあったし……いや、怖いってば。料理するのに銃はいらないぞ。
それからしばらく経ち、若干不安に陥りつつもレキを待っているとお盆に皿を乗せたレキが料理を持ってきた。
「お待たせしました。どうぞ」
「ありがと。……これは、青椒肉絲か?」
皿にはピーマン、多分牛肉、タケノコなどの食材がオイスターソースと絡んでいる料理だ。
「はい。最初は炒め物がいいとアドバイスを貰いましたから」
「そんなこと言っていたな。でも、わりと難易度高そうだけどなぁ。お、あとはわかめスープか」
「はい。これはレトルトのものを使いましたが」
青椒肉絲のソースとかもレトルト使わないとかなり手間だと思うが……恐らくソースは自作だうな。匂いからして。
「じゃあ、いただきます」
「…………どうぞ」
一口食べる。するとすぐさまレキが顔を覗き込んでくる。早い、早いよ。まだ飲み込んですらないぞ。
「ど、どうですか……?」
珍しく緊張の赴きを見せるレキ。やはりと言うべきか、誰かに料理を作って食べてもらうというのは、それがロボットと呼ばれたことのあるレキでも緊張する、その気持ちは同じらしい。
額に汗すら流している。そ、そこまで……? と逆に俺が心配までしてしまうほどだった。
「うん、普通に美味いよ。好みの味だわ」
「……そうですか。良かった……」
俺が率直に答えると、レキは胸を撫で下ろす。
「えぇ、本当に良かったです」
何気に普段見ることないレキを見た。
「やっぱ緊張するもんか?」
「なにぶん料理は初めてですので。八幡さんは?」
「俺は遠山と飯交代制だから、わりかし誰かに作る機会ってのはあるしそこまで緊張しないかな。お前やセーラ含めて適当に有り合わせで作ったことあるからな」
「確かにそうですね」
そんなこんなでレキの晩飯を頂きながらのんびりレキと話していると不意に携帯が鳴る。
この通知音はメールか。普段はあまり来ないからちょっと驚いた。
「八幡さんのですか?」
「だな。メールだ」
「誰からですか?」
「さぁ? セールスかただの迷惑メールじゃね。なんかやたらキラキラした文字使ってるし……あ、これ違うわ。由比ヶ浜だわ」
「総武高校のときの?」
間違って消しちゃいそうな名前は止めてくれ。うっかりを発動させてしまいそう。まだ総武高校にいるとき、見事なまでに一度消してしまったことがあり、めちゃめちゃ怒られたことがある。だったらさぁ、もうちょい分かりやすい名前にしてくれねぇ?
「だな。……レキは話したことあったっけ?」
「顔は知っていますが、記憶にはありません。それで、その由比ヶ浜さんは何と?」
「いやなに、ただの世間話。たまにこうやってメールくる」
「向こうは一応、武偵とは知らないのですよね?」
「そうだな。雪ノ下は知ってるけどな」
一般人として総武高校にやって来て一般人として去った、という風になっている。相模がどうなったのかは知らないが、下手すればアイツは俺らが武偵と勘づくかもしれない。あれ、俺ら明かしたっけ? ……思い返したら最後のときに言ってたわ。
あっちの生徒で知っているのは雪ノ下と相模だけ。他は知らない。それでいい。あの高校にいた人たちは、あんなことがあったと知る必要は全くない。
まぁ、過ぎた話はどうでもいい。今はレキとの会話だ。
「私も八幡さんと同様です」
「ん、何が?」
「たまに雪ノ下さんからもメールが来ます。それと、美術部で交流があった人たちも」
「へー、そうなんだ」
それもそうかと納得できる。特にレキは美術の才能は飛び抜けているからな。向こうからもかなり別れを惜しまれたとかなんとか。
「はい。雑談……と呼べるか分かりませんが、近況報告程度に。たまに絵を描いてそれを向こうに送っています。……そういえば先日、雪ノ下さんとも会いましたので」
「あ、それは知らなかったわ。どした、仕事関係?」
「いえ、プライベートです。たまたまこちら近くに来ていたときに声をかけられました」
意外だ。雪ノ下と話した印象だが、あまり対人関係で積極的に深く関わろうとはしなさそうな人物だと思っていたが。仲が良くなった人に対しては別として。
「気になりますか?」
「多少は。でも別に探ろうなんてしないからな」
「偶然街で会って話しただけです。また仕事があれば頼らせてもらうと」
それなら、不思議ではないかな。俺も知り合いに街中で話しかけられたら、さすがに反応するし……あ、シャーロックと会ったこと思い出した。やめやめ。
「レキを雇うか。そりゃ高くつくな」
「いえ、だから八幡さんを雇うと言っていました」
「……何としてでもランクを上げなければ」
未だにBからランクが上がらないんだよなぁ。ランク上げたらその分受けれる任務も増えるし、難易度が高い任務だとやはり報酬も幅広い。選択肢を増やすためにも上げたいところだ。
「私の主観になりますが、八幡さんでしたらAどころかSくらいの実力はあると思いますよ」
「いやー、さすがにそこまでの自信はないな。俺1人で小隊やら中隊と同レベルはムリがあるわ」
「ですが、単独でヒルダを撃破したり、カツェやパトラを撤退させるとは並大抵なことではありません」
「あれは……事前にある程度情報があったり、初見殺しだったりしただけで。がっつり戦ったら勝てるか怪しいんだよな。それに武偵ランクの試験で超能力は使えないし、試験がかなり厳しいんだよ。ほら、俺の動きって超能力を補助で使うこと多いし。それにあれだろ、Sランクの試験めちゃくちゃムズいんだろ」
俺は強襲科の生徒だから、試験で超能力を使うとそれは別分野になってしまう。バレない程度に使うのは大丈夫だと思うが、素の俺で試験に挑む必要がある。超能力や色金は遠山のHSSとは全くの別物だし……ていうか、試験だろうとおいそれと人目のある場所で超能力を見せたくない。
そういう理由で超能力を使わずに試験に挑むと、周りもレベルが高くてまぁ大変だ。なんか本末転倒な気がするけど。
「何にせよ、先ほどのメールの相手が猛妹ではなく安心しました」
おうおう、いきなりどうした。
「…………お前らホント仲悪いな。つーか、俺、あっちの連絡先知らないぞ。多分理子かセーラを仲介しないと俺からは連絡取れない。いや待て、俺セーラに連絡先教えてたっけ?」
うーん、覚えてないな。
「ですが、猛妹からは?」
「あー、どうだろ。知られてる可能性あるけどな。一時期諸葛に携帯預けてたし」
「そう言えばそうでしたね。GPS目的で」
別にそのお陰で助かったわけだし、連絡先知られていても文句は言えない。まぁいいや別に。あっちもあっちで忙しいだろう。変にちょっかいかけてこないはずだ。……だよな?
とまぁ、そんなことを話ながらレキと晩飯の時間を過ごした。初めてのレキが作った晩飯だったからなのかどうかは分からないけど、今までとはどこか違う、不思議と互いにどこか高揚した気持ちで時間を共にした。いつも以上に話題が弾み、非常に楽しい時間だったと思えた。
余談だが、この数日後遠山が帰ってきたと思ったらメイドを連れてきて帰ってきた。そろそろ本気で引っ越そうか悩んでいる。本気でこの部屋女子が集まる率高くて居場所がねぇ。
だいぶ遅くなりました
2月は資格の研修やらあり、3月からは引っ越しの準備や金ラブや金ラブGTをしたり遊んだりゲームしたりと色々あって遅くなりましたね。理亜ルートで心抉られました……やっぱ辛いよ