ユウキがキリトを選んでいたら   作:壺井 遼太郎

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今回から、新キャラが五人参加します。

リア友から出してと言われたので、良い機会なので参加させます。オリジナルキャラでは無いです。知ってる人は多いと思いますがどうぞ!!


統一トーナメント予選

アルン闘技場

 

「さあさあ皆さんお待ちかねのー!!第三回統一トーナメント!!」

 

観客席から各々の叫び声が一斉に上がり、会場が揺れているかのような響きに耐え、上空のモニターを見つめた。

 

「今回の実況解説は私、ケットシー領主の《アリシャ・ルー》と!!」

 

「シルフ領主の《サクヤ》です。」

 

「では、早速ルール説明、予選はバトルロワイヤルで行くよー!!アイテム、魔法、会場内なら飛行もOKだよ!!尚!!予選から決勝戦までMMOストリームで生放送だから、ルール違反はすぐにバレるからね~!!第一回、第二回優勝は《ユージーン将軍》に勝てるプレイヤーはいるのかー!!」

 

「あ!?待ってくれ、いきなり部屋に入って来ないでくれ!?」

 

サクヤとアリシャが慌てて部屋に入って来たプレイヤーを追い出そうとするが、気にせず入って、マイクを握りしめ、息を思いっきり吸い、大声を出した。

 

「今回もボクに勝った人には、ボクのOSSをあげるからねー!!」

 

声を聞いて、一瞬、え?、と思った、この声は確実にユウキの物だった。だが当然あの奇跡の11連撃のOSSをかけているため、先程より強い喚声をあげた。が、おれ達みたいなユウキの仲間は、やれやれ、の顔をしていた。

 

「良いから早く出て、会場に行ってくれ!!」

 

「は~い♪」

 

「んん!!ええ!!予想外の事がありましたが、参加者はなんと200人を余裕に越え、600人近く居ますが、本選に参加できるのは僅か16人のみ!!では、5分後に、予選を始めますので、今の内に武器の確認などをしてください!!」

 

アリシャからの開会宣言は終わり、空からユウキが降りてきた。

 

「ユウキ、いきなり何をしてるんだよ。」

 

「皆が本気を出す為の宣言♪」

 

全員から深い溜め息が漏れ、各々装備の点検を始めた。

 

「あ、あの!!」

 

「ん?誰だ?」

 

「は、ははは、初めまして!!《キリト様》!!わ、私は《ルクス》と言いまふ!!」

 

言葉が噛み噛みだが、突然、リーファ、リズ、シリカが走り出した。

 

「「「クロ「さーん!!」「ちゃーん!!」ー!!」」」

 

「知り合いか?」

 

「はい!!彼女はメインアカウントでスプリガンのアバターでクロさんと言います。スプリガンアバターでは、キリトさんにそっくりだったんですよ。」

 

「おれに、そっくり?」

 

「あ、SAOアバターにそっくりだったんですよ。」

 

「私、キリト様に憧れて、ALOを始めたら、キリト様のアバターにそっくりで、二刀流でALOをしていましたが、シリカ達と出会って、アカウントを切り替えてシルフにしたんです。こっちの方がリアルに近いので。」

 

「とりあえず、様はやめてくれ。」

 

「はい。あの、私はSAOサバイバーでは無いですが、私の友達はSAOサバイバーなんです。ちょっと連れてきます。」

 

ルクスが走って行き、リーファ達にルクスについて聞くことにした。

 

「ルクスが二刀流なのは何でなんだ?」

 

「それは、」

 

「キー坊に憧れたからだナ。」

 

「え!?その喋り方はまさか!?」

 

声がした後ろを振り向く、そこにはケットシーの特徴の三角耳と尻尾がついている、おれ達の様なSAOサバイバーなら、皆知らないのはおかしい、凄腕の情報屋の、

 

「《アルゴ》か!?」

 

「オッス、キー坊!!SAO終了寸前以来だナ。」

 

「ALOやってるなら連絡、じゃなくって!!おれに憧れてるって、どういうこと何だ?」

 

「ルクスはSAOにログインした友達を無くして、ふと始めたALOでキー坊そっくりなアバターが手に入れてから、キー坊見たく、真っ黒になって二刀流で始めて、周りからは、黒の剣士って、言われ始めたんダ。キー坊もいつの間にかそう呼ばれたロ。」

 

「通りで。」

 

いつの間にかALOでも、黒の剣士、ブラッキー等言われたのは、ルクスも原因に含まれていたのだ。会話をしている内に、ルクスが戻って来た。

 

「皆ー!!紹介するよ、私の友達の、スプリガンの《フィリア》とレプラコーンの《レイン》だよ。」

 

「ど、どうも。」

 

「は、初めまして。」

 

「フィリアとレインか。よろしくな。」

 

握手をすると、残り時間は2分になってしまった。

 

「じゃあ、皆これから一気にバラつくからな。本選で勝負だ。」

 

全員が頷きあい、一気にバラバラに駆け出し始めた。恐らく、開幕直後、リーファが広範囲魔法と、シノンが弓のソードスキル?を発動するから、全力で壁際まで走った。

 

「5!!4!!3!!2!!1!!0!!」

 

始まった直後に、多数の矢が飛んで来る、だけでは無かった、上空から多数の剣が降り注ぎ、地上では巨人の腕の様な物が、会場のプレイヤーの500人以上が僅か一瞬で消えた。

 

「ヤッホーキリト君!!」

 

「ふん。」

 

「レイン!!と、あのウンディーネは誰だ?」

 

「え、ええ!!予想外の展開により、参加者が残り20人になってしまいました。どうやら彼の名前は《スメラギ》との事です。」

 

「皆残ってるのか?」

 

周りを見ると、アスナ、アルゴ、ユウキ、シノン、シリカ、リーファ、リズ、ルクス、フィリア、ユージーン将軍、ジュン、テッチ、ノリ、タルケンの姿が確認できた。

 

「まだまだ!!」

 

本選に出れるのは、16人、このまま逃げてたら勝てない上に、これは生中継されている、逃げるなんてしたら、恥ずかしすぎる。だが、動き出した時には、

 

「終了ー!!」

 

予選が終了してしまった。残ったのは、ユウキ、ユージーン将軍、アスナ、アルゴ、ジュン、リーファ、ルクス、シノン、リズ、シリカ、レイン、スメラギ、フィリア、エギル、おれ、そして、知らないノームの両手剣使いの女性。

 

「ぜ、前代未聞の10分で予選終了!!で、では30分後に本選を開始します。残った16人は控え室へ。」

 

「エギル?クラインとノリ、テッチ、タルケンは?」

 

「ノリとタルケンとテッチはクラインと勝負して、クラインがなんとか勝ったんだが、あそこの姉ちゃんと勝負すると、すぐにやられちまった。」

 

「誰何だ?彼女?」

 

エギルが知る訳はなく、突然、胸ポケットからユイが出て来た。

 

「ゆ、ユイ!?」

 

「ん?あ!!ユイだー!!」

 

「久し振りですね。《ストレア》。」

 

「スト…レア?」

 

「パパや皆さん達には秘密にしていましたが、実はSAO崩壊寸前、私はパパのナーヴギアに避難されましたが、その時、私の破損したデータを修復した時に、知らないデータが入って居ました。それで、パパ達が知らない所でデータを修復していると、彼女、《MHCP-02》ストレアが入って居ました。」

 

「え!!MHCP-02!?」

 

「うん♪私はストレアだよー♪よろしくー♪」

 

「よ、よろしく。」

 

「じゃあ、本選で当たるの楽しみにしてるねー♪」

 

「ユイ?MHCPって、殆どがストレアみたいなのか?」

 

「いえ、ストレアは相手の警戒を解きほぐすのを特化された私達の中でも、一番明るい子です。」

 

「02って事は、ユイの妹か。」

 

「そう言う事になりますね。」

 

その後歩くと、ドアが立っていた。そこを開き中に入ると、大きいモニターと、対戦表が張ってあった。

 

東ブロック一回戦

 

第一試合ユウキ対リーファ

 

第二試合シリカ対リズ

 

第三試合エギル対ジュン

 

第四試合アスナ対ルクス

 

西ブロック一回戦

 

第五試合シノン対レイン

 

第六試合キリト対ストレア

 

第七試合ユージーン将軍対スメラギ

 

第八試合フィリア対アルゴ

 

「やったぁぁ、いきなりキリトとだ♪」

 

「西ブロックに知ってるヤツあんまり居ない。」

 

「まあまあ、私はレインと本気でやれそうだしね。」

 

シノンに慰められた物の、西ブロックの大半のメンバーの戦闘スタイルが分からないのは、こちらも不利だ。しかもおれはALOでも有名人な為、もはや戦闘スタイルがバレているのは否めない。

 

「アルゴ。」

 

「何ダ?」

 

「他のメンバーの情報をください。」

 

「仕方無いナァ。その代わり高くつくからナ。」

 

多額の料金を払い、他のメンバーの戦闘スタイルの情報を買い取り、全てを聞き逃さないように集中した。




ご都合主義で、本っ当に申し訳ありませんでした!!

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