投稿が遅れてごめんなさい。二人の勝負のネタを考えても、結局短いです。
「では!!第三試合を開始します!!まずは選手紹介です!!ノームの強面だが、実は凄く優しい商人、エギルー!!」
「片やこちらは、同じパワー重視種族のサラマンダー謎の快進撃を続けるギルドスリーピングナイツのメンバー、ジューン!!」
両方とも前に歩き始め、不敵な笑みを浮かべている。両者共パワータイプのプレイヤーの為、ごり押しになる未来しか見えない。
「負けねーぞ。」
「それは僕の台詞だね。」
背中から両手剣と両手斧を抜き、後ろに構えた。重さが主体のスタイルはキリトも同じなのだが、キリトはAGIに振っている所もある為、STRでは二人には勝てない。
「10!!9!!8!!7!!6!!5!!4!!3!!2!!1!!0!!」
最初はエギルが動き、両手斧単発技《ワールウィンド》を発動させ、ジュンに突っ込んだが、ジュンも読んでいたのか、両手剣単発範囲攻撃《サイクロン》で弾いた。
「ソードスキルはやっぱモーション見られるとバレるな。」
「確かに。」
お互い重心を下げ、前にダッシュした。お互いの武器をぶつけ合い火花が飛ぶも、二人には見えていないのか、勢いを緩める所か上げていく。
「うおおおお!!」
「てええい!!」
お互い武器をぶつけているが、体格の大きいエギルが多少有利だった。お互いのHPも余波により、イエローを過ぎようとしている。
武器をぶつけている合間に控え室で見ていた全員がジュンに対し疑問を持っている事が有った。ジュンの鎧の内側に何か見えている、亀裂、ではない、もっと何か、何処かで見たことが有る物だった。
「おらあああ!!」
「負けるかああ!!」
「両者共力技で押しているー!!だが、やはり武器の重さと体格ではエギル選手の方が有利かー!?」
エギルは一切動きを緩める事は無く、勝利を確信したのか、笑みを浮かべている。
止めに斧を大きく振り、仕留めに行った。が、ジュンは両手剣でどうにか弾いた。だが、エギルはそれを見抜いていたかの様に、もう一度、先程より強く振った。
大きく砂ぼこりが立ち、二人が見えなくなった。砂ぼこりが収まると、片方がリメインライトになっていた。立っていたのは、
ジュンだった。
「決まったー!!勝者はジュン選手だー!!」
「おおおおおおおおおお!!」
「イエーイ!!イエーイ!!」
―――――――――――――――――――
「な、何が起きたんだ!?」
「見えなかった、砂ぼこりで二人が見えなかった。」
「どういう事なんだ?」
悩んでいると、控え室が開き、NPCが、
「アスナ様、ルクス様、お次はお二人の試合ですので、準備してください。」
「あ!!はい!!」
「はい。」
二人は少々急ぎ、外に歩いていった。
先程の試合を全員見ていて、疑問に思うものが何人も居たが、その中で、シリカとシノンは僅かながら見えていた。
二人の共通点は、種族のみ。だが、ケットシー特有のモンスターをテイム出来る他にもうひとつ能力があった。それは視力。ケットシーは猫で有る為、目が良い。
(今のって、まさか?)
(へえ、ジュンって、結構凄いわね。)
――――――――――――――――――――
リメインライトを拾い、蘇生させると、ジュンはポーションをエギルに渡した。
「まさか、負けるとはな。今の一瞬、何やったんだ?」
「いくら商人は口が固いからって、教えられないね。」
「でも今回のトーナメントじゃ使うだろ。」
「もちろん。でも、そんな簡単に教えたら面白くないしね。」
「確かにな。」
笑いながらジュンの背中を叩き、ジュンがポーションでむせたが、控え室に二人は歩いていった。
SAOのハーメルンが終わったら、違う作品を考えています。
1、おそ松さん
2、黒バス
3、そのままソードアートオンライン
の3つから決めます。最高で2つが限界です。どれが良いのかの、ご要望もOKです。むしろして貰ったら決めやすくなります。一応、非ログインユーザーでも書けるようにしてます。