艦これ-世界を超えて見えるものは-   作:BLACKRX

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久々の更新です、少し亀更新になります。


新型MS奪還作戦! 2

「…俺たちを巻き込むな、シン」

 

「そうだよ…大体は君のせいじゃないか」

 

「まぁ、気にするなよ…そんな都合を奴等は考えてはくれないぜ」

 

俺、シン・アスカはあの後すぐに模擬戦をすることを決めて、道連れにコウとアセムを選んだ(その際に命の危険を感じる程の殺気を二つほど感じたが)。

 

「それはそうだけどさ…」

 

「やるしか無いんならやってやるさ!」

 

「それじゃ、行くか!」

 

俺とコウはジム・カスタム、アセムはガンダムAGE-1に乗り込んで模擬戦の行われる海域に出たのだった。

 

「……来ましたね」

 

「……」

 

「……」

 

海域にでると空母二隻(加賀と翔鶴)に駆逐艦(不知火)一隻の姿があった。

 

「そんな編成でいいのか?」

 

「あなた方を葬るには十分ですから…」

 

俺と不知火はそうい会話した後に、お互いの得意な武器を装備して模擬戦を開始したのだった。

 

ーーーー☆

 

タッタッタッタッ‼︎

 

私、大鳳は大急ぎで司令官がいる執務室に向かって走っていた。

 

バァァン!

 

「た、大変です!司令官!」

 

私は勢い良く扉を開けて中に入った、そこで見たのは…

 

「なのです」ニタァ…

 

「「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」」

 

「……電、やり過ぎだ」

 

潮と吹雪が電の前で土下座している光景だった、司令官はそれを口頭で注意しながらも編成を考えていた、それを見た私はポカーンとしていたが直ぐに気を取り直してこう言った。

 

「レイ!そんなことよりも大変なことが!」

 

私はそう言った後に、勝手に模擬戦が行われていることを伝えると…

 

「今すぐ向かうぞ!大鳳、電!」

 

「「了解!」なのです」

 

彼は私と電を連れて急いで演習海域へと向かうのだった。

 

ーーーー☆

ダダダダダダ!

 

「くっ…つ、つよい…」

 

ダン!ダン!

 

「ぐ…負けてたまるか!」

 

ビュイン!バシュュュュュュン!

 

「⁉︎」

 

ガキィィィン‼︎

 

俺、シン・アスカは不知火とアセムは加賀とコウは翔鶴と激闘を繰り広げていた。

 

ビシュンビシュン!

 

「ぐ…艦載機の数が多過ぎる!」

 

ダダダダダダ!ガン!

 

「ぐあ⁉︎」

 

「これで貰いました!」

 

アセムは加賀の艦載機を前に苦戦を強いられているものの拮抗しており…

 

「この程度じゃまだ…奴には勝てないんだ!」

 

「何⁉︎この気迫…」

 

コウは打倒ガトーの前に、この程度では負けられないとそう誓っているのか、艦載機を物ともせずに翔鶴に迫り翔鶴は距離を取りつつ躱す為、拮抗が続いていた。

 

「貰ったァァァァ!」

 

ダダダダダダ!

 

「きゃあ⁉︎」

 

始まって暫くして、拮抗が崩れた…コウが翔鶴をペイントだらけにしたからだ。

 

「よし!俺たちも!」

 

「ああ!そうだな!行くぞ!AGE-1‼︎」

 

それを見た俺とアセムはその勢いに乗って二人に肉薄した。

 

「⁉︎、翔鶴さん‼︎」

 

「ちっ…だから、五航戦は使えないのよ」

 

不知火は心配して、加賀は吐き棄てる様に言ったあとにこちらに向き直った。

 

「駆逐艦は俺に任せて、お前らは加賀を‼︎」

 

「おう!」

 

「分かった!」

 

それを見た俺はアセムとコウを加賀に向かうように支持し、俺はそのまま不知火と対峙した。

 

「ぐっ…行きなさい!」

 

ビュッ‼︎ビュッ‼︎

 

それを見た加賀は矢筒にある矢を全て放ってアセムとコウに向かわせる。

 

「コウは艦載機を頼む、俺は加賀をやる!」

 

「分かった!気をつけろよ!アセム!」

 

ダダダダダダ!

 

ビシュンビシュン‼︎

 

ビチャビチャ!

 

それを見た二人はそのまま役割を分割する、アセムが加賀に突っ込み、コウが周りの艦載機を落としていく…

 

「くっ…」

 

「貰ったぁ‼︎」

 

バシュン!バシュン!

 

ビチャビチャ!

 

「なっ⁉︎」

 

そして、アセムが加賀にペイント弾を当てて倒す、そんな中でも俺は…

 

ガキィィィン!

 

「いい加減に落ちろよ!」

 

ダン!

 

「私は落ちる訳にはいかない!」

 

不知火と一進一退の激闘を繰り広げていた。

 

「……どうする?援護するかい」

 

「いや、多分大丈夫だぜ…」

 

二人は俺のことを信頼してくれているのか、援護はせずに見守っていた。

 

「マダダ!ワタシハマダ!マケテナイ!」

 

「「⁉︎」」

 

そんな時だった、突然背後から加賀さんの声がエコーを通して聞こえて来たので俺と不知火は戦闘を止めてその方向を見ると…

 

「深海…」

 

「…棲艦」

 

そこには体を真っ黒に染めた加賀の姿があった、アセムとコウは近くにいた為気づいていたのかコウは翔鶴を抱えてその場を離れ、アセムはドッズライフルを演習モードから実戦モードに切り替えていた。

 

「オチロ!」

 

ブゥゥン!

 

「⁉︎、危ない!」

 

ダダダダダダ!

 

ガガガガガガ!

 

俺は相手の艦載機が不知火を狙っていたので、彼女の前に出てその攻撃をカスタムシールドで防いだ。

 

「チッ…」

 

ビシュン!ビシュン!

 

それを見たアセムは深海棲艦(加賀だった者)にドッズライフルを構えて撃つが…

 

ビシュイン!ビシュイン!

 

「次元断層フィールド⁉︎…こんなに強度を持つのは…マズイ!ヤツの強さは【姫】だ‼︎」

 

「「⁉︎」」

 

「「なっ⁉︎」」

 

それを聞いた俺達は即座に臨戦態勢を整えるが、現状使える遠距離攻撃がアセムが駆るガンダムAGE-1のドッズライフルだけで残りは接近戦しか出来ない…

 

「やるしかないか…コウ、アセム!ヤツの注意を惹きつけられるか?」

 

「シン、何をする気だ?」

 

「まさか…」

 

「そう…そのまさかだ!」

 

「危険すぎる!」

 

「そうだ、それなら別の方法を…」

 

「いや!これしかない!この中で一番接近戦が得意なのは俺だ!だったら俺がやるしかない!いややるんだ!」

 

俺はアセムとコウの意見をねじ伏せてビームサーベルを構える、それを見た二人はドッズライフルとプルバックマシンガンを構えた。

 

「援護!よろしくな二人とも!」

 

「「おう!」」

 

ビシュン!ビシュン!

 

ダダダダダダダダダダダダ!

 

ビュイン!ブォォォォォン!

 

俺は二人にそう言った直後にブースターを吹かして、そのまま加賀に突っ込んだ。

 

「ウォォォォォォォ!」

 

ブゥゥン…ブゥゥン…

 

敵から大量の艦載機が迫る、何機かはブルバックマシンガンやドッズライフルの攻撃を喰らって落ちるがそれでも数が多い…

 

ガン!ガン!ガン!ガン!

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

ビュイン!ブン!

 

俺はそれらの攻撃を喰らいながらも構わずに突っ込む…

 

ガン!ボン!

 

「ぐっ…まだまだぁ!」

 

その途中に装甲の一部が壊れて外れてしまったが、それでも構わずに突っ込む…

 

「うぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

ブン!ザシュ!

 

そして、俺は深海棲艦になった加賀を切り裂くと同時に彼女を抱き抱える…だが、それと同時に先程被弾していた箇所があったのかバックパックにヒビが入り爆発し、その勢いで海に落ちそうになった。

 

ガシ!

 

「え?」

 

そんな時だった、突然誰かに抱き抱えられたと思ってその方向を見ると…

 

「……私は貴方なら信頼してもいいと考えます」

 

そこには嬉しそうな笑顔をした不知火がいた、それを見た俺はフフッと笑った後にこう言った。

 

「笑顔が似合うじゃねぇか…」

 

俺はそう言うと気絶したのだった、それから暫くして…

 

「……今回ばかりは流石に罰は受けてもらう、電」

 

「はいなのです」ニタァ…

 

「「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」」

 

俺達は執務室に呼ばれ、そこで電さんに言葉では表現出来ないほどのいとも容易く行われるえげつない行為をされたのだった。

 

因みに俺達と演習した艦娘たちもまた電を見ると怯える様になっていたらしい…

 

to be continue…




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