次回からは日常編です、カオスな展開になっています。
「大鳳、こちらの被害状況はどうなってる?」
俺はソロモンの悪夢との戦闘後ウラキ少尉と共に鎮守府に向かっている途中に大鳳に被害状況を確認していた。
『施設等は特に工廠やMS用の倉庫がある区域が特に損害を受けています、MS部隊は増援に来たカジマ大隊の協力もあり損害は軽微…とは言えません、戦死者が数十人、負傷者多数でています』
それを聞いた俺は少し間を置いた後にこう言った。
「……そうか、なら怪我の酷いものから順に頼む、それとカジマ大佐にお願いして医療スタッフを幾らか貸してくれと頼んでくれ」
『分かりました、頼んでみます…それともう一つあるのですが』
「?、なんだ?」
大鳳は俺の指示にそう答えた後にあることを言ってきた。
『アセム少尉からの報告です、夕立、扶桑、山城を含む数人の艦娘がティターンズから強奪された新型のMSと謎のMSと共にこの鎮守府から脱走した模様です』
「そうか…彼女らの行方を捜してくれ、確かカジマ大隊の艦娘に水上機母艦と偵察機を積めた軽空母がいたから、少し貸してもらえる様に頼んでくれないか?」
『分かりました』
俺と大鳳はそう通信をとった後に、俺はウラキ少尉と共に鎮守府に戻った。
「また、後でな」
「はい!少佐!」
俺は執務室に、ウラキ少尉は戦場跡となった工廠に向かったのだった。
ーーーー☆
「大丈夫か?アンドレイ…」
「ああ、大丈夫だアセム、これぐらいの怪我なら問題は無い」
「そうか、それは安心したぜ」
ここは鎮守府シェルターの医務室…そこで俺、アセム・アスノは同僚のアンドレイ・スミルノフの見舞いに来ていた。
「にしても、本当に怪我人ばかりだな…見た限りカジマ大佐が連れてきた補充要員や衛生兵も導入も動してるしな」
そう言って俺は周りの景色を見渡してそう言ったわ、
「確かにな、所でキースとシンは?」
アンドレイはそれに肯定すると同じく同僚の二人のことを尋ねていた。
「ああ、あの二人ならバニング大尉の所へ向かったよ…なんでもインパルス以外の三機の新型の所にいたからな、それで足に怪我を負ったらしいぜ、まぁ…あの人のことだから生きてるだろうがな」
ブル…
俺がそう答えた直後だった、突然謎の悪寒が背筋を走ったので後ろを振り向くとそこには…
「い、電さん⁉︎な、何の御用でしょうか…」
無双の狩人の異名を持つ、電さんが銀髪で帽子を被った艦娘と一緒に来ていた。
「アスノ少尉、少し席を外してほしいのですか?」
「アスノ少尉!了解致しました!」
俺は電さんに言われて速攻でその場を離れた、何故かって?死にたく無いからさ…
「なぁなぁ…いいじゃねえかよ」
「ここの鎮守府のルールだって、ティターンズだったら無視出来るしな!」
「ひ…や、やめて…ください…」
俺は自らの命の為にその場を離れた直後だった、頭や腕に包帯をしているティターンズの兵士達が一人の艦娘を囲んでいた。
「仕方ない…懲罰覚悟だ!」
スタスタスタスタ…
それを見た俺は懲罰覚悟でティターンズの兵士に向かっていきそのまま…
「うおリャァ!」
ボカァ!
「ぐはぁ‼︎」
俺はティターンズの兵士を殴り飛ばしていた。
「え?」
それを見た気弱な艦娘は驚いた表情をしていた、それを見た俺はこう言っていた。
「早く逃げて」
「は、はい!」
俺はそう彼女に言うと彼女は一目散に逃げ出した。
「テメェ!よくも邪魔をしてくれたな!お前ら!やっちまえ!」
「……」
それを確認した俺は構えを解いて一方的に殴られる態勢になった、そして…
ボカァ!
「一兵士風情が!俺たちの邪魔をしやがって!」
ボカァ!ドガァ!
「そうだそうだ!このやろう!」
俺は奴らに集団リンチを受けていた、あくまで拳を振るったのはあの艦娘の為だ、これぐらい屁でもない…それから暫く、俺は奴等の集団リンチを浴び続けそして…
「よし、気が済んだぜ…またな!ヒャヒャヒャ!」
奴等は満足したのか、そのまま立ち去って行った…その直後だった、真後ろから感じた異様な殺気を…
ーーーー☆
「じゃ、私は他の艦娘を見てくるね」
「うん、ありがとう…電」
私、響は電に御礼を言った後に私を助けてくれた軍人さんに会っていた。
「君は確かあの時の…」
その軍人さんは私のことを覚えてていてくれていたらしかったので少し嬉しかった、私はその感情を押し殺しつつ…
「覚えててくれたんだ、スパシーバ」
そう答えた、それを聞いた彼は少し驚いた顔をしてこう言った。
「ありがとうを言われる筋合いは無いよ…私は軍人として当たり前のことをしただけだ」
彼は私の言葉にそう答えるとそれを聞いた私は少しだけ笑顔になっていた。
「ねぇ、貴方の名前は何ていうの?」
だから、私はその軍人さんに名前を尋ねた。
「アンドレイ…アンドレイ・スミルノフ少尉だ」
「私は暁型二番艦響…これからよろしくねアンドレイ少尉」
彼が名前を答えたので私もそう答えた、これが彼と私の自己紹介だった。
ーーーー☆
「よかったぁ、時雨!無事だったんだ」
「うん、艦娘だからこれぐらいはへっちゃらだよ」
僕、コウ・ウラキは少佐と別れた後に入渠ドックに立ち寄った後にある崖に来ていた。
「ふふふ、今度は覗いちゃダメだよ」
「ははは…気をつけるよ…」
入渠ドックに入った時、僕は勢い余って時雨が入渠しているのにも関わらず突貫して中に入ってしまった、このせいで時雨と一緒にいた艦娘達に集団リンチにあったけど…
「ウラキ少尉…ここの夕日は綺麗でしょ」
「うん、そうだね…」
時雨にそう言われた後、僕は美しい夕日を見たのだった。
ーーーー☆
(おまけ…)
時は深夜のある鎮守府の一室…そこには私の大切な人を一方的にリンチした
シャ…シャ…シャ…シャ…
「ひぃ…ヒィィィ!だ、誰か‼︎助けてくれぇぇぇ‼︎」
「死にたく無いぃぃぃぃ!頼む!誰かぁぁぁぁぁ‼︎」
「今日は楽しいお料理作り…今日はクズ共を用いたハンバーグ…ふふふ…ははは…」
そこで私は
ジュュュュュ…
「料理するのは久しぶりだから…喜んでくれるかな…と言っても
私はフライパンに油を引いたのを確認する研いだ包丁をしまって押入れから電動ノコギリを取り出していた。
ガサゴソガサゴソ…
「ちゃんと動くかな…」
ウィィィィン!
「よし!動いた!」ニコッ…
私は電動ノコギリで
「あが…あがが…な、何で…俺たちが…こんな目に会わなくちゃならないんだ‼︎」
一人の
「何って…簡単ですよ…あなた方ゴミムシ共が…」
ウィィィィィィィィィィィィィィン‼︎
「アセムさんを集団リンチしたからです」フッ…
ブン!ザシュ!ビチャ!
「ギャァァァァァ‼︎」
その時、私の瞳から光が消えてそのまま電動ノコギリを振り下ろした、その時に具材が悲鳴らしきものを叫んでいたが…私にとっては唯の雑音にしか聞こえなかった。
翌日…
「おっ!吹雪のハンバーグ美味しそうだな!俺にもくれよ」
「ん?ダメですよこれは私のですから…それにこれは失敗作ですから」
「ん?そうなのか…なら仕方ないか…」
私はアセムさんと一緒に昼ごはんを食べました、何時もなら一口上げますけど、今は渡せません…だって、これはゴミを調理したものだからね、次はちゃんとした物を調理して渡しますからね♡…
to be continue…
感想、アドバイス待っています。