世にリリウムのあらん事を   作:木曾のポン酢

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AC4編、終盤近し。
ACfA編に行く前に、一つ大きな事件でも挟もうかなと構想中。
頭の中でACfAキャラの方がよく動くのは、やはりセリフが多いからだろうか。お茶会ってすごい。


チャプター5は突然に

ジャンヌ・オルレアンは、その日もニュースを見ながら朝食を楽しんでいた。なお、今日のメニューは小さなパンにソーセージを挟んだものをオーブンで焼いたお手軽ホットドックである。これが皿にてんこ盛りになっており、片手で掴んでパクパクと食べている。おいちい。

GA系の番組で大々的にクイーンズランス撃沈のニュースをやっているのを見て、あぁもうそんな時期かと一人呟く。多くの者にとっては、驚天動地の大ニュースだが、彼女にとってはただのチャプター4の節目だった。

では、レイレナード系列だとこんなニュースをどの様に報じているのだろう。ジャンヌはNDKNDKと口ずさみながら、チャンネルを変える。

 

ローゼンタールが消滅していた。

 

このニュースには、流石のジャンヌもびっくり仰天だった。詳しく見ていくと、どうやら超特大のコジマ兵器で本社ごと吹き飛ばしたらしい。なるほど、アクアビットか。

 

「しかしまぁ、歴史は変わるなぁ。」

 

オレンジジュースを口にする。流石に、ここまで変わるとは予想していなかった。まぁ、トップリンクスの象徴的装備が他社製品な傀儡企業には当然の結果ともいえる。ローゼンタール製品、デザイン好きなんだけどローゼンタール製品にしか合わないんだよなぁ。特にコアとか。

 

「よし!折角だし、ローゼンタール消滅記念にローゼンタール縛りでACfA回すか!」

 

早速、PS3を起動する。頭の中で破壊天使砲を中心にアセンを組む。あ?破壊天使砲はオーメルだって?だいたいの人間は勘違いしてるからへーきへーき。

 

「そういや、ローゼン消えたらこの戦争はどうなるだろうか」

 

ふっ……と考えて、まぁAC4の史実以上に酷くなりそうだが、どうせGA側が勝つだろうと結論する。軍事インフラが違いすぎる。それに、ローゼンタールが倒れても、本体のファッキン・オーメルは無事だ。結局BFFが倒れた今、傭兵達がレイレナード陣営に肩入れしまくらない限り逆転の目は無いだろう。

……というか、アナトリアの傭兵次第だ。うん、そうだ。そうだな。アナトリアの傭兵がレイレナ陣営に本格的についたらビッグボックスもオーメル本社も無事にすまないだろう。

 

「圧倒的な個で戦略が覆されるってたまらんなぁ」

 

そりゃAFも出来るわ。コントローラーを足で握ったジャンヌは、空いた手でまたホットドックを掴むと、そう呟いた。

 

 

おはこんにちこんばんは、私とアステリズムです。違います、ジャンヌ・オルレアンです。真面目な話、アステリズムのどこに青いイレギュラー要素があるのでしょうか?本当にエンブレムなのでしょうか?私にはわかりません。ですがそれを尋ねる機会は永遠に消えました。さようならローゼンタール、また来てローゼンタール。てかどうなるんだジェラルド・ジェンドリン。おまえはジュリアス・エメリーのなんなんだジェラルド・ジェンドリン。鈍ったものだな、ジェラルド・ジェンドリン。

 

さてさて、適当なことぶっこきまくってないでちょいと気になることがあるので御電話をしようと思います。なお、私がしってる電話番号は一人しかいないです、さびちぃ!だってリリウムたん携帯持ってないもん!!辛い!!

 

まぁ、こんな状況だから忙しくて電話に出ないかもしれないが……

 

「もしもし?ジャンヌちゃんかい、どうした?」

 

でた、シンさんことシンさんだ。

 

「お疲れ様です。いま、街の方はどうなってますか?」

 

そう、気になる事とはそれだ、シンのいる街、自分が生活基盤としているあの街は、BFFの支配地域の筈である。トップが倒れた事が知れれば、混乱により暴動の一つや二つは起こっていてもおかしくない。

 

「あぁ、成る程。いや、心配ない、街はいつも通り平和そのものだ。」

 

あら、マジか。アテが外れた。投げてみたかったのに、火炎瓶。

 

「そうですか、それは良かった」

 

もちろん、そんな内心はおくびにも出さない。

 

「まぁ、街の中は徹底的な情報統制もあるし、別に直接の統治者が倒れた訳ではないしね。まぁ、ちょっとした騒動はあったが……」

 

「あったが……?」

 

「中央から治安維持部隊が送られている、他の街の仲間によると、だいぶ小規模な都市にまで行き渡っているらしい。多少の緊張状態はあるらしいが、どこも平和なものだよ」

 

……治安維持部隊?中央から?沈みましたよね中央。なんでそれなのに混乱せずに落ち着いてるんだお前ら。

 

「確定した情報ではないが、どうも生き残ったBFF軍部の重鎮が指揮権を掌握したとか……まぁ、とりあえず、この辺りは安全そのものだね」

 

BFF軍部の重鎮……?ワシ、そんなもの王小龍しか知らんのじゃけろ?もしかしておぬしがやりおったのか?マ?

 

「そうですか.……。それは良かったです、安心しました。」

 

「心配してくれたのかい?ありがとう。あぁ、それで、実はこっちからもそちらに電話しようとしていた要件があって」

 

要件?なんだ?

 

「はい、何でしょうか?」

 

「すまないが、こんな状態だ。いまは平和だが、今後は何が起こるかわからない。一度、ウォルコット家に張り付いている者達を退かせることになった」

 

あぁ、成る程。まぁしゃーないだろう。ウォルコット家はBFFの重要人物だ、治安維持部隊などがうろついている状況で嗅ぎ回ってるのがわかれば、大変な目にあいかねない。それに、頭が潰れては不安な事も多いだろう。議会中に議事堂潰れたようなもんでしょ?ようやるわBFF。

 

うーん、仕方にゃい。リリウムたんにhshsできない現在。定期報告と言う名のストーキング日誌とそれに伴い送られてくる表情の違う窓辺に佇むリリウムたんの写真は私の数多い楽しみの一つだったのに……まぁ、万物には事情がある。

 

「大丈夫です。こんな状況で、無理にとは言えません」

 

「ありがとうよ。しかし、ウォルコット家の連中もまだ生き残っているらしいし。BFFのネクスト戦力は殆ど健在と聞く。本社が潰れたのに、悪運が強いというか何というか……」

 

「……私にとっても、それはとても運が良いです。」

 

「……そう、だな。まぁ、また仕事を再開する時は電話するよ。それじゃあ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

ピッ、と電話を切る。

ちなみにウォルコット姉弟はそろそろ死にます、とても寒い所で死にます。やったねリリウム!死体は腐らないよ!!

 

さて、どうやら街にはそこまでの混乱は無いらしい。BFF軍部の重鎮……ここでは仮に某さんとしとこう。凄いな某さん。流石、自分の女をカラードなんて魔窟で親会社の粗製を差し置いてランク2に持ってけるだけの政治力だよ某大人。

 

しかし、クイーンズランスが沈んだか。となると、あとはもう終わりが近いだろう。今頃、アナトリアは蹂躙兵器に蹂躙されている頃だろう。ソルディオス含め、ほんとアクアビットの作る兵器はえげうねぇよな。好きだけど。そう考えればあのソルディオス・オービットも、なかなか蹂躙兵器の趣がある。

チャプター5は近い。あそこら辺は、BFF残党共の掃討と、世界最悪の兵器(暫定)ソルディオス軍団の迎撃、んでもってVSレイレナードのネクストという感じか。

 

注目ミッションはブレオンで挑むと屈指の熱さを誇る騎士の庭園だろう。自分も熱さを求めるときは、だいたいあのミッションでオルレアとのダンスを楽しんだものだ。それ以外の時?とっつき。

 

できればこれは見たい、見学したい。となると、あの例の明確な規則性からオルレアの出現位置を見極める必要があるのだが……

 

なんということでしょう。誘い出すもクソも、あいつら元気に奇襲ぶちかましまくってる。

 

あいつら、レイレナード系のニュースを見ればわかるが規則性もへったくれも無く世界中にあらわれ、作戦行動中のリンクスの首級を上げまくってる。

 

そもそも、まず本戦争においてレイレナードは最初っからネクスト戦力を出し惜しみしていない。プロパガンダも多少はあるだろうが、ベルリオーズの戦果や、アンジェと真改の活躍は戦争序盤から華々しく。GA勢力のリンクスはコンスタントに死にまくってる。

 

となると、かち合うのは難しいのでは?と思ってしまう。

 

「やっぱ、一か八かハーゼン工場に行ってみるかぁ」

 

確か、あそこはこの時期には放棄されていた筈だ。なら警備もそこまで厚くはないだろう。アメリカ西海岸はここからだと遠いが……まぁ、頑張ればいけるだろう。これでGA製の核持ちノーマルが溢れてたら笑うけどね!HAHAHAHA!!

 

「まぁ、神聖な決闘を邪魔するような不貞な奴らがいたら皆殺しにすればいいだけか」

 

自分が神聖な決闘の見学をしようとする不貞な奴だということは置いておくとしよう。うんうん、他人は他人、私は私。

 

さて、では、準備をしよう。まず、復習の為に騎士の庭園を10週くらいしようかな。

 

ふふふーたのちみーだー

 

 

「…………」

 

リリウム・ウォルコットは孤独の中にいた。

戦争が始まって、多くの時間が過ぎた。あの別れの後、姉も兄も一度も帰ってきていない。毎週のように部屋にやってきていたジャンヌも、姿を現さない。

 

皆が皆、自分を置いていってしまったような。この世界に一人取り残されてしまっているかのような。そんな気持ちにリリウムは囚われていた。

 

「…………」

 

ウォルコット家のメイドや給仕との会話も最低限しか行わず、リリウムはふさぎこんでいた。

 

内容が頭に入ってこない本から目を離し。ベッドから立ち上がり、窓の外を眺める。

 

そこには、いつもと代わりの無い景色がある。だが、そこにあの不思議な少女の姿は無い。

一度、彼女を探しに行こうかと外に出ようとしたが、戦争を理由に外出は禁止されてしまった。

抜け出そうか、とも思った。しかし、もしもの事があって、姉や兄に迷惑をかけたらと思うと、そのまでの行動はとれなかった。

 

ふと、視線を下げると。BFFのマークの入った高級車が家の前に停まっていることに気づいた。

 

最近、この家にBFFの人間が頻繁に訪れることをリリウムは知っていた。

その全てを、ウォルコット家に永年奉仕している家令が応対している為、どのような理由でこの家にいるかはわからない。

だが、時折聞こえる怒鳴り声を聞いていれば、嫌でもそれが好意的な話し合いでは無いとわかった。

 

リリウムは感じていた。自分の周囲の世界が大きく変わっていくのを。そしてそれに対して、自分が余りにも無力な事を。

 

「姉様……兄様……」

 

何処にいるかもわからぬ肉親へ、リリウムは語りかけた。

 

そして、彼女は視線を下げると、腰に下げた御守りに目を向けた。ジャンヌからもらったそれは。この部屋の中では唯一の彼女の存在の証明だった。

 

「これを強く握れば……ジャンヌ様が……」

 

何度か、ジャンヌを呼ぼうかという衝動に駆られた。しかし、いつになく真面目だった彼女の表情が、リリウムを押しとどめていた。

 

押し潰されそうな程の孤独の中で、リリウムはこの御守りを心の支えにしていた。

願えば、絶対に来てくれる。あの時のジャンヌの顔には、そんな確信を抱かせるだけの真剣さがあった。

 

 

 

 

「ふむ、名家ともなると、番犬までもが強情になるか」

 

「どういたしますか?」

 

「これ以上、お姫様に嫌われてもしょうがない。一度退かせろ」

 

「わかりました。……アレを動かしますか?」

 

「いや、あの姉弟が生きている内は手荒な真似はしない。折角、邪魔者たちと寒い所で頑張ってくれているのに、娘の凶報など伝えたくないからな」

 

「では、それまでは待機と?」

 

「何、すぐに時は来る。GAは近くスフィアに傭兵を送るらしい」

 

「アスピナのですか?」

 

「いや、アナトリアの鴉だ。GAはそちらの方を信用しているらしい」

 

「昨日は大西洋、明日は南極ですか」

 

「あぁいう便利屋がBFFにも欲しい所だ。…………ふむ、そうだな、傭兵に首輪をつけるというのも悪くない……か」

 

「何か思いつかれたので?」

 

「なに、実現するとしても数年は後の事だ。この世界が安定し始めてからの……な」

 

「成る程……。では、私はそろそろ元の仕事に戻ります」

 

「あぁ、そっちの事は頼む。私はもう少し、GAの老人達と遊んでくるよ」

 

「まだ、お帰りには?」

 

「もう少しかかりそうだ。まぁ、戦争が終わる頃には帰るだろう。それまでに、全てを終わらせておいてくれ」

 

「了解しました。それでは」

 

「あぁ」

 

 

 

 

コロニー・アナトリア

男は、格納庫内にある自らの愛機の様子を眺めながら、その修理を行うオペレーターへと声をかけた。

 

「どんな感じだ?フィオナ」

 

「ブースター関係の調整も順調です。ピーキーすぎるかもしれませんが……」

 

そう言いながら、フィオナがパソコンを男に見せる。

 

「いや、それくらいでいい。今の機体では、踏み込みの加速が物足りない時があった」

 

現在、二人はFRSメモリを使用した機体のチューンを行っていた。男はいくつかの数値を確認すると口を開いた。

 

「一度、この状態をシミュレーターで再現してくれ。テストをしてみる」

 

「わかりました」

 

二人のチューン作業は、この繰り返しだった。フィオナが調整を行い。男がその機体にシミュレーターの中で乗り込む。そしてそこから男が感じたことをフィードバックし、フィオナが改善を行う。

 

 

結局、その日の作業は、終了までに10時間程かかってしまった。休憩室に入った男は、疲れを癒す為に、いつもより気持ち多めに砂糖をコーヒーの中に投入し、飲む。

甘さが身体に染み込むのがわかった。シミュレーターとはいえ、精神は相応には磨耗する。

 

「お疲れ様です。すいません、こんな時間まで付き合わせて」

 

後ろを向くと、フィオナが立っていた。どうやら、併設しているトレーニング施設でシャワーを浴びてきたらしい。服装がラフなものに変わっている。

 

「いや、その台詞はコッチの言葉だよ。」

 

既に夜も深い。男が立ち上がって窓から外を眺めれば、そこには半端な形の月が輝いていた。

 

「とりあえず、なんとか今ある分のFRSメモリを満足な形で使えたな。これで、また戦っていけるな」

 

男がそう言うと、フィオナは顔を曇らせた。

 

「……無理、させてるよね」

 

気を使うように、フィオナは言う。彼女は男の隣に並び立つと、同じく窓から外を眺め始めた。

戦争が始まってから、彼女はこんな表情をする事が多くなった。

負い目があるのだろう。金の為に、命の恩人という大きな借りに付け込んで、男を働かせるのだと

 

「…………」

 

男は何も答えない。確かに、精神も、身体も、どんどんと削れるような感覚に襲われる事はある。だが、戦場とは、戦いとは、もともとそのようなものである。だからそんなものは、無理の内に入らない。

 

「……ねぇ」

 

フィオナがこちらの方を向く。その碧眼に決意の色が見えたのを、男は見逃さなかった。

 

「この戦争が終わったら、もう、やめよう」

 

嗚呼、なんて優しい娘なんだろう。この死に損ないを、本当に彼女は心配してくれている。

だからこそ、男は嫌になった。この言葉に即答出来ない自分に、そして、こんな答えを出す自分に。

 

「それは……できない」

 

「……どうして?」

 

男はフィオナの顔を見ることが出来なかった。ただただ、罪悪感だけが広がる。しかし、答えは初めて戦場に出た時から決まっていた。

 

「俺はレイヴンだ。ずっと戦場を求めて世界中を飛び回ってきた。」

 

最初は、ただの金儲けの手段だった。入社した小規模のPMCで、オンボロのノーマルに乗り込んで出た戦場。そこに、男は何かを見つけて、囚われてしまった。

 

「心を……いや、魂をな。もう、戦場に置いてきてしまったんだよ」

 

フィオナに助けられた命を、粗末に扱いたくないとあう気持ちは、確かにある。

だが、男は、それでも自分に嘘はつけなかった。

 

「俺は、戦場を生き、戦場で死にたい。自由に、好き勝手、そしてあっけなく、生きて、死にたい」

 

なんと狂った思考だろう。これでは、あの狂人を笑う事は出来ない。

そんな気狂いと、付き合っていたらロクでもないことになる。常識人ならば、間違いなく、幸福はその手から零れ落ちることとなる。

 

「だからな、フィオナ、俺はお前とは……」

 

「じゃあ」

 

男の声を遮るように、フィオナは声を上げた。突然の奇襲に男は驚き、フィオナの顔を見てしまった。それは泣いているようでいて、どこか、笑っているようでもある不思議な表情だった。

 

「……この戦争がおわっても、一緒にいていい?」

 

「それは……どういう……」

 

「アナトリアから離れて。どこか、遠くにいって。それで、また今みたいに傭兵の仕事をしよう」

 

その言葉に、男はさらに驚いた。

 

「……それでいいのか?」

 

「しょうがないよ。……だって……」

 

フィオナが笑った。だが、その目蓋から、一筋の雫が落ちるのを男は見逃さなかった。

そして、彼女は言った。いつものように、優しい声色で。

「私は、あなたの事が好きなんだから」

 

 

 

 

「CP、CP、こちらエルフ03。緊急の連絡だ、応答願う」

 

「こちらCP。エルフ03、どうかしたのか?」

 

「哨戒任務中にとんでもないものを見つけた、レイレナード製のネクストだ」

 

「なに?どういう事だ」

 

「恐らく鴉殺し共の部隊だ。奴ら、放棄したハーゼン工場を根城にしてやがる。最近の基地襲撃はあいつらの仕業だったんだ」

 

「なんだと?」

 

「すぐにデータと位置情報を……あぁ、クソッ!」

 

「どうしたエルフ03、状況が……」

 

「鴉殺しに見つかった!!待ってろ、何としてもこ………………………………………………………………」

 

「エルフ03?エルフ03!応答を願う!エルフ03!!……クソ!レイレナードの売女が!おい!すぐに閣下に報告を!鴉殺し達はハーゼン工場にいる!!」




ACとISのクロスSSが多い事から、IS原作未読アニメ未視聴知識はハーメルンの二次創作のみな自分がISとACのクロスSSを書くという核地雷クラスの行為を一昨日あたりに行っていたのですが。
・主人公のオリ主が「原作展開のままだとつまらないから一夏かヒロインの誰かを殺そう」と考えるクソサイコ野郎になる
・主人公がコジマ粒子を何の躊躇いもなく散布しながら敵と戦う
・主人公の性格がなんか蜘蛛さんとキャラかぶってる
・数多の原作改変SSの情報の擦り合わせによる原作展開予想の作業が辛い
・アンチ・ヘイトとかいうレベルじゃなく、ただのスプラッター
などのクソ煮込みうどんヴォルケーノが完成する要素プンプンで1時間でお蔵入りになりました。私にも自分の作品を客観的に見る視点があるのかとたいそう驚いた。ちなみにその時の主人公さんの決め台詞は「手を差し伸べてくれた人間を奈落に投げ落とす事ほど愉快な娯楽はない(血塗れで笑ってる)」です。かわいい。

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