世にリリウムのあらん事を   作:木曾のポン酢

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狙撃機を使ったこと無かったので、遠距離浮遊狙撃型ネクスト、アンビエントスナイパーカスタム改三をアセンしたのですが、すぐシエラジオが動かなくなってたのしかった。

でも両手スナイパライフルってなぁんか、こう、なぁんか。ロングバレルは両手で一本が私の信条なので。
少し見た目重視でアセン試してみます。


あぐぬす・でい こーへん

「あれは……GAのオリジナル、プリミティブ・ライトです。」

 

「酷いな、ありゃ。まるで達磨じゃないか」

 

ハイダ工廠から出たレイヴンは、目の前の状況に対して素直な感想を漏らす

 

「いやぁ〜待ってたよ。暇で暇でさぁ〜サンシャイン切り分けることしかやることなくてさぁ〜」

 

クレピュスキュールが話しかけてくる。

 

「なにやってんだ?こんな所で」

 

レイヴンが問いかける。

 

「戦争の始まりを見に来たのよ」

 

ニコニコと少女は返答した。

 

「……なるほど、こっちの仕事は把握しているってわけか」

 

「戦争が始まる……?」

 

フィオナが問いかけた。

 

「GAEは、アクアビットにとって大切な取引相手だった。そんな所を敵対するGAが襲ったんだ。宣戦布告する理由としては充分でしょ」

 

「まぁ、どこも戦争したがってるからな」

 

男が頷く。複雑に絡み合った各企業の各種問題。そろそろどこも解決したい頃のはずだ。

 

「利益の為なら多少の人的資源の損失には目を瞑る。いやぁ、最高に資本主義って感じね」

 

「で、それを見に来たと」

 

「そうそう、それで貴方とお話しようかなぁと思ってたら、おもちゃがノコノコと」

 

「なんでGAのオリジナルがいるんだ?増援の要請はした覚えがないが」

 

「GAEに騙されたみたい。貴方の事を別企業からの攻撃だとでも伝えたんじゃないの?」

 

「あぁ、なるほど」

 

ネクストの残骸。引き剥がされたコックピットには、涙を流しながらワルキューレとクレピュスキュールを見ている女がへたりこんでいた。

 

「で、だ。どうするつもりだ?まさか、帰ろうとしてないよな?」

 

「帰るに決まってるでしょ」

 

何を言っているんだとばかりに少女は言った。

 

「目的は達した。いまここで私がやる事は何も無いわ」

 

「俺にはある」

 

そう言って、レイヴンはブレードを構える

 

「知ってるか?いまお前の首には懸賞金がかかってるんだ」

 

「……アナトリアの傭兵。それは蛮勇ではありませんこと?」

 

えらく丁寧に、イレギュラーは言う。

 

「確かに、貴方には私を倒す可能性はあります。しかし、それは未だ時期尚早」

 

「ほう、高く評価してくれるんだな」

 

「当たり前ですよ、なんたって私は……」

 

なぜだかはわからない。だがこの時、このイレギュラーの少女は、とてもいい笑顔をしているのだろうなと気付いた。

 

 

 

「私は…………貴方なのですから」

 

 

 

少女は、まるでそれが真理であると言わんばかりに、そう告げた

 

「それは……どういう……」

 

鴉が尋ねる。だがその問いはすぐに蹴られる。

 

「貴方は知る必要が無いことです。そして、知らない方がいいことでもあります……ん?」

 

と、何かに気付いたのか言葉を止める

 

「なぁるほど、増援ですか。これが貴方が私を止めた理由。という事は、中にはさぞ名のあるリンクスが……わぁお!」

 

上空に、レイレナードの高速輸送機の姿が見える。そこから、一機のネクストが投下された

 

「伝説のレイヴンと、鴉殺しが、共闘!!なぁにこの萌えて萌えて燃える展開!!こういうの私だぁいこうぶつ!!!」

 

「嬉しそうだなぁ、おい」

 

「あったりまぇじゃぁないですかぁ!!一介のブレード使いにとって彼女は憧れの人ですよぉ!!いやもうほぉんとに会いたくて会いたくてまさかこんなにはやくあえるっ………あーーーーっ!!!」

 

突然叫び出す。もはや、こんな奇妙な行動に驚かなくなった自分がいる。

 

「そっかそっかそりゃそうか当たり前だよ。こんなもん振り回してたらそりゃ興味持たれるわうっわーー!!」

 

そう叫ぶと、クレピュスキュールのブースターがオンになる。

 

「こんなもんって、それはムーンライトの……」

 

「そうなのよねぇーー。絶対聞かれるよねぇーー!ぁぁっし!!まぁいい!!どぉせまた私たちに相応しい戦場が整えられる」

 

「……相応しい戦場?」

 

「そう!剣士達の戦に相応しい決闘場が!血舞う美しき騎士の庭園が!!……それまでは、お預けね」

 

クレピュスキュールが飛行する。離脱する気らしい。

 

「待て、まだ話は……!」

 

「ダスヴィダーニャ!また戦場で会いましょう。」

 

そう言って、クレピュスキュールは上昇していく。

咄嗟にマシンガンを撃つが、距離が離れていたため殆どがPAに阻まれ。すぐに射程外に出て行ってしまった

 

「……ちっ」

 

「……追撃は?」

 

「向こうがやる気なら何とかできるだろう。だが、追撃戦だとこちらに分が悪い」

 

アンジェの声だ、後ろを見るとオルレアがいる。

 

「遅かったな」

 

「すまない。しかし、アレを見るとなかなかの相手のようだな。」

 

アンジェの視線の先には、地に伏せるプリミティブ・ライトの姿。

 

「あぁ。それに、これから状況は更にややこしくなるぞ」

 

「……どういうことだ?」

 

「すぐにわかるさ」

 

そう言って男は息を吐いた。

戦争か、アナトリアにとっては万々歳だろう。仕事の量は、これまでと比べ物にならないほど増えるだろう。

せいぜい、長引いて貰わねば困る。

 

「…………」

 

そう言えば、戦争の一言を聞いてからフィオナの元気がないように見える。

若い彼女にとっては、やはり大きな規模の戦いというのは不安なのだろうか。

 

「どうした、フィオナ」

 

「……いえ、大丈夫です。お疲れ様でした、アナトリアに帰りましょう。」

 

だいぶ参ってるな、これは。

しかし男はその事を口にせず、彼女の言葉に頷いた。

 

 

 

 

 

おっぱいは大きかったです。

 

パイオツカイデーなチャンネーでした。

 

スイカ。

 

という訳でメノ・ルーちゃんは巨乳でした!!しかも美人でした!!!拍手!全人類拍手!!

いやぁ喜ばしいことですね!巨乳のちゃんねーでしたよ皆さん!全国のラストレイヴンたちぃ!聞いてるかぁ!!おっぱぁぁぉぁぁぁぁい!!!!

 

と、いう訳で秘密の通路からこんにちわー!!帰ってきました!!

 

いやしっかし、大変だったんだから。アレだよ、投降を促している癖に武器全パージしても核ぶち込んでくるようなヘルシングの神父かってレベルの異教徒ぶっ殺すマンなクレイジープロテスタントモンスターにどうやって生きていて貰うか。これもう色んな案を吟味したんだから。

 

選ばれたのは結論は武器やら四肢やらもいで動けなくする案でした。

 

もう!こちとらシミュレーターで練習頑張ったんだからね!腕だとか脚だとかミサイルとかピンポイントで斬ったりするの!なによメノちゃん気絶しちゃって!私の練習はなんだったのよ!ばか!あほ!おっぱい!

 

まぁ、でも、とりあえず目的は達した。レイヴンの登場の仕方も良かった。ありゃ間違いなく主人公の登場シーンだ。

なお、あそこでレイヴンが来なかった場合はコックピット周り刻んで時間稼ぎするつもりでした。

 

さてさて、そしてそろそろ起こるのはリンクス戦争である。

いよいよ、本番である。これからは、さらにやりたいようにやれる。右も左も戦争戦争戦争な、素晴らしく糞ったれな状況がこの地球に出現する。動き出すには最適だ。

計画はなんとなく立てた。方針としては高度な柔軟性を維持しつつ臨機応変にガンガンいこうぜ!って感じだ。

 

遠足前夜みたいでなんかわくわくする。

 

ふと、そういえば戦争になればリリウムにあまり会えなくなるなと気付く。

あそこはBFFのリンクスの生家だ。どっかの特殊部隊による攻撃の目標になる可能性も捨てきれない。

警備は強化されるだろう。ならば、今のうちにとりあえずのお別れはしておこうかしら。

うん。好感度に関しては充分な筈だ。大丈夫、大丈夫、大丈夫……

 

 

念のため何かプレゼントでも持って行こっと。

 

 

 

 

「では、お休みなさい。姉様、兄様。」

 

「おやすみ、リリウム。」

 

「おやすみ、また明日ね。」

 

休暇で家にいる二人に挨拶をして、リビングから出る。

既に、目はトロンと重い。いつも離れているため、家族と一緒にいるとどうもはしゃいでしまう。

 

「せっかくのお休みなのに、また姉様たちに迷惑をかけてしまいました……」

 

そんな自分に少しばかりの罪悪感を覚えながら、リリウムは自室に向かう。

ドアに手をかけたとき、部屋の中から何か音が流れていることに気づいた。

 

「あら、ジャンヌ様が来ているのかしら」

 

神出鬼没の不思議な人。隻腕隻眼、しかしそんなハンデを一切感じさせないほど明るく、だけど、時々なにを考えているかわからない人。一週間ほど毎日訪ねてくる時もあれば、半月ほど姿を現さない時もある。来てくれた時はとても嬉しくて、会っていないときはとても、寂しい。

今日は、姉様たちが帰っていると伝えていた筈だが……と不思議に思いながら。リリウムは扉を開けた。

 

ジャンヌは、ベッドに寝転んで携帯端末を眺めている。

リリウムが話しかけようとする。ふと、その瞳が今まで見た事がない程真剣なことに気づいた。

 

携帯端末からは、女性の声が聞こえてきていた。たしか、BFFの運営するテレビ局の花形キャスターのモノだ。

 

「ジャンヌ様……いったいどうしたのですか?」

 

その時だった

 

『番組を中断して臨時ニュースを申し上げます。アクアビット社が先ほどGA社に対して宣戦を布告しました。繰り返します。アクアビット社が先ほどGA社に対して宣戦を布告しました。既に各地ではアクアビット社によるGA社の基地による攻撃が……』

 

「え……?」

 

「始まったか……」

 

せん……そう……?リリウムの頭に大きなクエスチョンマークが幾つも浮かぶ。戦争は知っている、国家解体戦争は、どの歴史の教科書にも一番大きく載っている。姉や兄の事がとてもかっこ良く書かれているので、リリウムは歴史の勉強が好きだった。

でも、戦争がどんなものかは彼女は良く知らない。多くの死者が出るということも、イメージがわかない。

 

すると、ジャンヌはこちらの方をチラリと見て、ゆっくりと起き上がった。

 

「良かった。リリウムが間に合ってくれて、できれば直接手渡したかったんだ」

 

そう言うと、ジャンヌは混乱するリリウムの手に何かを握らせた。大きな、丸い、つるつるとした機械だった。

 

「これはね、御守りだ。もしリリウムに危ない事があったら、これを強く握ってくれ。そしたら何があっても、リリウムを助けに来るから」

 

「それは……どういう……」

 

部屋の外から誰かが走ってくる音が聞こえる。思わずリリウムは振り返ってしまう。

 

「じゃあね、リリウム。また絶対会いに来るから」

 

「あ……」

 

その隙に、ジャンヌは窓から飛び出して行ってしまった。それと同時に、姉たちが部屋に飛び込んでくる。

突然、姉がリリウムに抱きついてきた。それは、今まで経験したこと無いくらい強く、だけど、とても温かい抱擁だった。

 

「姉様……?兄様……?どうしたの……?」

 

「ごめんなさい……リリウム、いまから私とジーンは長い間出かけなくちゃいけないの……」

 

「ごめん、明日のショッピングは中止をしなくちゃいけないんだ……」

 

「…………」

 

リリウムは気づいた。二人とも、目に涙が溜まっている。

 

「良い子で留守番していてね、リリウム……」

 

姉様が、私の頬にキスをしてくれた。

兄様が、私の頭を撫でてくれる。

 

とても温かい。

とても優しい。

 

でも、リリウムの心はどんどんと凍えていった。

姉たちの涙。ジャンヌのあの真剣な眼差し。渡された御守り。そして、戦争という言葉。

 

幼いリリウムの心を、分厚い不安が覆ってゆく。

 

気がつくと、三人のよく似たきょうだいは皆一様に涙を流していた。




V系、スナイパーキャノンを構える見た目本当好き。
さらにNo.3や隊長など濃いキャラが多いしね。良いよね狙撃機。出したいね、狙撃機。



OIGAMIスナイプ

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