もしエルシィが勾留ビンを使えなかったら   作:天星

130 / 343
 本日2本目です。まだ見てない人は1話戻ってください。


 そういうわけでおまけですが、以下の注意があります。

 ・かなりギャグ成分が入ってます。物語の整合性とかは全く考慮してません。
 ・エルシィのポンコツっぷりを誇張して書いてます。
 ・台本形式で地の文はほぼ無いです。

 以上です。本編には関わらないので、読み飛ばしても問題はありません。
 では、スタート




おまけ もしエルシィが悪役を演じてたら

 

 

 

TAKE 1

 

エル『……フフフフフ』

エル『フフフフフ……』

桂馬「…………」

エル『フフフフ…………次のセリフって何でしたっけ?』

桂馬「おいっ!! いきなりか!!」

 

 

 

TAKE 2

 

エル『フフフフ、そこに居る人たち、出てきなさい!』

桂馬「月夜、ここに隠れててくれ」

月夜「あ、はい」

 

桂馬「何か用か? って言うかアンタは誰だ?」

エル『そんな! ヒドいですよ神様! 私はエルシィですよ!!』

桂馬「……」

エル『あ、ちょ、痛いです! 無言で殴らないで!』

 

 

 

TAKE 3

 

桂馬「ゴホン、何か用か? って言うかアンタは誰だ?」

エル『えっとえっと……あ、アナタだけですか!!』

桂馬「……僕1人だが? 何か?」

エル『えっ? つ、月夜さんはどこですか!?』

桂馬「そこに居るよ!! 嘘に決まってんだろ!!

 

 

 

 

 

TAKE 5

 

エル『嘘は良くないですよ! そこにもう1人つき……じゃなくて、女性が居るはずです!!』

桂馬「はぁ、下らない言いがかりは止してくれ。

   何の根拠があってそんな事を言うんだ?」

エル『それは勿論、駆け魂センサーがあるからですよ!

   ほら!!』

 

ドロドロドロドロ……

 

桂馬「……駆け魂センサーとやらで捜して何をどうやったら女性が居る事になるのか懇切丁寧に説明して欲しいんだが?」

エル『え? そ、それはですね、ええっと……』

桂馬「そこで詰まるな! カットだ! やり直し!!」

 

 

 

 

TAKE 8

 

エル『というわけで、駆け魂……じゃなくて『闇の種』がある場所に女性アリというわけです!!』

桂馬「……質問させてくれ。その『闇の種』とやらは人を小さくするような作用でもあるのか?」

エル『え? さぁ……?』

桂馬「いや、そこは嘘でも断言してくれよ!!」

 

 

 

 

 

 

TAKE 13

 

エル『フハハハハ! 勿論当然確実に人を小さくするような効果が絶対にありますとも! 多分!!』

桂馬「……で、それを治すにはどうすればいいんだ?」

エル『それは勿論、恋がイチバンです!!』

桂馬「月夜、帰ろう。お前の症状に関係あるかと思ったが、ただの精神病の患者だったようだ」

月夜「なのですね」

エル『ちょ、神様ぁ!!』

 

 

 

 

 

 

TAKE 21

 

エル『治す方法? 気持ちの問題ですね』

桂馬「要するに、強く戻りたいと願えば戻るのか?」

エル『はいっ、そんな感じです! 多分!!』

桂馬「……そうか。分かった」

エル『分かっていただけたようで何よりです。それじゃあ頑張ってくださいね~』

桂馬「ああ……ってオイ! 応援してどうする!!」

エル『アレ?』

 

 

 

 

 

 

TAKE 34

 

桂馬「最後に一つだけ、その『闇の種』が植え付けられた女子をどうするんだ?」

エル『そんなの決まっています!

   …………アレ? どうするんでしたっけ?』

桂馬「またセリフ忘れかよっ!!」

 

 

 

 

 

TAKE 55

 

桂馬「月夜の体から抉り出すだと!? そんな事はさせない!!」

エル『いやだなぁ、何を言ってるんですか。ただの演技ですよ~』

桂馬「知ってるよ!!」

 

 

 

 

 

TAKE 89

 

エル『えっと、ここで首を締めて……』

桂馬「ちょ、本当に絞まってる! ごふっ」

エル『あれ? 神様? 神様ぁぁあああ!!!』

 

 

 

 

 

 

 

TAKE 144

 

月夜「桂馬を、放しなさい!」

 

ドンッ、カララン……

 

エル「あ、仮面が……」

月夜「え? あなた、桂馬の妹の……」

桂馬「いや、簡単に外れすぎだろ!!

   かのんみたいに体当たりを避けろとまでは言わないが、せめてちゃんと付けとけよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TAKE 233

 

エル『えっと、ここで退場……サラバダー!!』

 

 仮面の人物は跳躍し、屋上のフェンスを超えようとして……

 ……フェンスに足を引っ掛けた。

 

エル『あっ、ちょっ、あわわわわ!!!』

 

ドゴォォォォン…………

 

桂馬「…………」

月夜「…………」

桂馬「……あっ、そう言えば体は元に戻ったんだな」

月夜「89回前に戻っているのですね」

桂馬「……帰るか」

月夜「なのですね」

 

 

 

 







 以上、おまけでした。
 前書きでも述べたようにかなり誇張した上にギャグ成分も混ぜて書いてるので流石にここまでは酷くないでしょうけど、何度練習しても不安が残るとは思います。
 かのんやハクアならほぼ不安は無いんですけどねぇ。


 そろそろ夏休み編に行きたいけど、トランプはジョーカーを出してくれませんでした。
 また1ヵ月以内には出せるかなぁ……努力はします。

 では、次回もお楽しみに!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。