緋弾のoutlaw   作:サバ缶みそ味

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25話 ひと狩りいこうぜ(ゲス顔

 もう間もなく約束の時間だ。人工浮島の南、深夜の無人となっている道路工事現場にて外灯の真下で待ち惚けていた。欲を言えば30分前ぐらいには来てほしいと思ったのだが取引じゃないからいいか。時間ジャストに無線が繋がる。

 

『ノブちゃん、撒き餌がもう間もなくそっちに到着するっス』

「おっけー‥‥」

 

 鳰の連絡を受けて軽く背伸びをする。今はボディーアーマー重ね着してポーチに手榴弾をいくつか入れ、普段使っているLARグリズリーに加えてS&WM500、グレネードランチャーM203を装着したM727、そして愛刀八房と装備は多めにつけた状態だ。ほんとこれからハンティングでもするのかといいたい気分だがこれが冗談ですまされない。

 

『みなさーん、配置はちゃーんとできてるっスかー?今夜の天気は曇り時々雨!雨や風、天候を含めて仕留めるタイムリミットは30分、張り切っていきましょー!』

 

『必ず仕留めます』

『フハハハハ‼任せておけ!吸血鬼と戦えるなんてもうドキがムネムネ!』

『ぬかりはない』

 

 レキ達の返事に全員やる気満々であることを確認する。これなら30分でも十分に仕留めることができるだろう。

 

「おし‥‥()()()()ができしだいかかれよ?」

 

 全員に伝えて無線を切る。深呼吸入れて足音のする方へと視線を向ければキンジとアリア、そして理子がやって来たのが漸く見えてきた。3人とも無言のままじっと俺を睨んでいる。見るからして怒ってるなこれ。

 

「よう、時間通りにちゃんと来てくれたみたいだな。ちなみに持ち主は‥‥聞くまでもねえか」

 

「そんなことはどうでもいい!それをさっさと返しやがれ!」

 

 どうしよう、普段の理子ちゃんなら絶対に言わない口調だ。こっちがイ・ウーでの峰理子か、随分とワイルドなことで。ゆっくり近づく3人に懐からロザリオの入っている小箱を取り出してLARグリズリーの銃口を小箱に当てる。

 

「ちょっとノブツナ!何の真似よ!?」

 

「このままはいどうぞって渡すわけにはいかないんだ。彼女からの報復が怖いんでね、理子はそのまま待ってキンジとアリアが受け取りに来てくれないか?でないとこのロザリオを壊さなきゃならん」

 

 キンジとアリアは理子に伺う。理子はイラッと俺を睨み付けてから頷き、二人が俺の下へと向かって来た。

 

「ノブツナ、どういうつもりなのか後でちゃんと説明しろよ‥‥?」

「その前に一発殴っていいかしら?」

 

「ドードー、そんなに怒るな。俺だってこんな真似したくはない‥‥が、友人の頼みは断れない」

 

 俺は理子めがけて小箱を投げた。一瞬呆気に取られた理子はハッとなってこちらに飛んできた小箱を慌ててキャッチする。理子は小箱を開けて中身を確認した。中身は正真正銘、理子の大事な青い十字架のロザリオだ。

 

「よかった‥‥帰って来た、私の大切な、お母様の大切なロザリオが帰って来た‥‥‼」

 

 理子は嬉しそうにロザリオを胸に抑えるように抱きしめてからロザリオを身に着けた。そして可愛らしい表情が失せ、悪魔の様な表情へと変わる。完全に俺達を殺す気満々という表情だ。

 

「紆余曲折あったがこれで遠山キンジとオルメスを倒せる‥‥それから私のプライドを散々傷つけた邪魔者も殺せる‥‥!」

 

「ようやく本性現したか、でもまあ‥‥けじめつけさせてもらうな」

 

 その直後、理子の背後でバチバチと小さな雷鳴が響いた。小悪魔的な笑みの表情が一変、苦痛な表情を見せた理子は前のめりになって倒れた。俺はジト目で彼女の背後にいる人物を睨んでやっと来たかと苦笑いする。

 

「来るの遅すぎじゃないですかねぇ‥‥小夜鳴先生?」

 

 彼女の背後に立っていた小夜鳴はにこりと笑って手に持っていた大型のスタンガンを捨てて懐からクージル・モデル74を取り出して理子の後頭部に銃口を向けた。どうしてこの場に小夜鳴がいて何故理子に攻撃をしたのか、キンジとアリアは驚いていた。小夜鳴はやれやれと呆れながら理子を見下す。

 

「まさかここまで愚鈍であったとは、つくづく失望させてくれますねぇ、リュパン4世」

 

「うる‥‥さい‥‥!その名で、呼ぶな‥‥!」

 

 苦痛に震えるからだで睨む理子に小夜鳴は容赦なく彼女の頭を踏みにじっていく。あいつの目は完全にサディストな眼差しだ。いたぶるのがお好きなようで

 

「つくづく愚かで無能ですねぇ、凡人に出し抜かれその上私を誘き出す餌として利用されていることすら気付かなかったなんてねえ!」

 

 小夜鳴は理子を嘲笑いながら何度も踏みにじり、横腹を蹴っていく。

 

「4世、人間は遺伝子で決まる。優秀な遺伝子を持たないお前がいくら努力をしようが所詮はこの程度だ!」

 

「や、やめなさい!理子を虐めて何になるのよ!」

 

 耐えに耐えきれずアリアが怒ってガバメントを引き抜いて撃とうとした。威嚇射撃だろうが俺はアリアを止める。

 

「なっ…!?なんのつもり!?もしかしてあんたもグルなの‥‥!?」

「んなわけねえだろ。俺だって早くぶん殴ってやりたいさ‥‥でもまだだ、まだ耐えろ」

 

 今すぐに助けたい気持ちはわかる。でもそれでは意味がない、奴の化けの皮が剝がれのとあいつがちゃんとけじめをつけるまでは動いてはいけない。

 

「いい加減化けの皮を剥がしたらどうだ、ブラド?それとも女の子虐めないと気がすまない小物なのか?」

 

 俺の発言にアリアとキンジが目を丸くして驚き、小夜鳴は理子を蹴るのをやめてこちらをジロリと睨んできた。小夜鳴、いやブラドの野郎も相当俺にキレてるみたいだな。

 

「の、ノブツナ、小夜鳴がブラドってそんなでたらめな話‥‥」

 

「ブラドの野郎は絶滅寸前の吸血鬼だ。吸血する相手の遺伝子を取り組んで生き延びてるようでな、ブラドは人間の血を吸って今は小夜鳴という人間に成りすまして潜んでいた。最初からお前らの泥棒ごっこを一部始終見てたってわけだよ」

 

「ブラド。ルーマニア、吸血‥‥そういう事だったのね。なんですぐに気がつかなかったのかしら、イ・ウーのNo2はドラキュラ伯爵だったなんて」

 

 俺の簡略した説明にキンジは戸惑っていたがアリアは納得してくれた。流石はシャーロックホームズの曾孫娘ってところだ。小夜鳴の方は俺を殺さんと言わんばかりに睨み付けている‥‥心なしか獣の様に鼻息が荒くなってちょっと体格がでかくなってません?

 

「どうして私がブラドだと分かった‥‥?」

 

 落ち着いた口調が一変、野太い声へと変わっている。スヴェンが言っていた本性現す兆候ってやつか、ならもう少し気を逆撫でてやっか。

 

「お前を捕まえたい奴がいてな、協力したまでだ。ところでどんな気分だった?下等と見下していた人間に、目の前でお前の宝がどんどん奪われていく様は。お前も凡愚と見下していた人間に出し抜かれたポンコツじゃねえのか?」

 

 ねえどんな気持ち?ねえどんな気持ち?挑発し続けていくと、先ほどまで理子をいたぶって嘲笑っていた小夜鳴がギシギシと獣の様な牙を見せて歯軋りしてギロリと睨んできた。眼光がもう獣そのもの、それから一段と体格が大きくなっていく。うん、やっぱり気のせいじゃなかった。

 

「だまれ‥‥!」

 

「そんで理子をいたぶるって‥‥お前、それ八つ当たりってやつだぜ?イ・ウーのNO2がこんな小物だとはおかしくてたまらねえや、なあ吸血鬼(笑)」

 

「だ ま れ‼」

 

 小夜鳴が大声で叫んだ。もう小夜鳴の声じゃない、獣が咆哮するかのような化け物の声だ。もう少し挑発してやりたいがアリアが焦って俺を止める。小夜鳴、いやブラドの奴が怒り任せに理子をついやっちゃうしれないからな。

 

「いちいち気に障る野郎だ!そんなにオレに殺されてえのなら、喜んで成ってやるよ‼」

 

 そう叫ぶと小夜鳴が変貌した。洒落たスーツが紙のように破れ、黒く剛毛のついた獣の肉体へと変わり巨躯な化け物へと変貌した。目の前で姿が変わったことに俺達は驚きを隠せなかった。そんな姿を見た小夜鳴…もうブラドか、ブラドは汚い笑い声を飛ばして嘲笑う。

 

「ガハハハ…よう、オレがブラドだ。どうだ?初めて見る吸血鬼に足がすくんだか?」

 

「めっちゃゴリラじゃんお前‼」

 

 はっきり言わせてもらおう、全然吸血鬼じゃない。顔が狼で体格がゴリラって‥‥吸血鬼の風貌は何処へやったんだよ!?俺の発言にブラドは青筋を浮かべ、キンジとアリアはずっこけそうになった。

 

「お前それ言う事か!?」

「いやだってあれゴリラじゃん!筋肉の塊じゃん!吸血鬼っぽくねえし!遺伝子組み換えすぎだバカ野郎このやろう!」

「思ったとしても言わないの!私も吸血鬼がどんなのかと期待したらなんか脳筋だなーってがっかりしたけど!」

「アリア!?」 

 

 まさかアリアまで言うとは思ってなかったようでキンジは慌ててアリアにツッコミを入れた。たぶんキンジも思ってたんだろうなぁ。出鼻をくじかれてブラドさんはかなり機嫌が悪い模様。

 

「お前ら‥‥目の前でトマトを潰したらどうなるか見てみたいのか‥‥?」

 

 ギロリと睨んだブラドは大きな獣の手で理子の頭を鷲掴みにして持ち上げた。あのでかさと筋肉だから間違いなく強く握られれば理子の頭はトマトのように潰される‥‥

 

「4世は知らなかったみてえだな、俺が人間になれるってことを」

「ブ…ラド‥‥!騙した‥‥なぁ…!お、オルメスの末裔を倒せば‥‥解放‥‥してくれるって…約束したのに‥‥!」

 

 怒りと悔しさで睨む理子をブラドはニヤリと嘲笑う。

 

「お前、犬とした約束を守るのか?」

 

 そしてブラドは薄汚さそうな獣の笑い声を放った。ゲババババて、耳障りな笑い方をしやがるな‥‥

 

「無能なお前は所詮優良種を産むための種馬がお似合いだ!お前はオレから一生逃げられない!何処へ行こうとも何処へ逃げようとも、お前の居場所はあの檻の中なんだよぉ‼」

 

 ゲババババとまた獣の声で理子を嘲笑う。振り回される理子は言い返す力さえなく強がることすらできなかった。キンジもアリアもブラドに怒りを燃やしている、今すぐに拳銃を引き抜いて撃ちたくてたまらないようだ‥‥だがまだだ、ブラドの化けの皮は剝がれた。後はアイツのけじめだけだ。

 俺達の視線に理子は泣き顔を見せまいときつく目を閉じるが、それでも彼女の頬には大粒の涙が流れていた。

 

「あ、アリア‥‥キンジ‥‥の、ノブツナ‥‥」

 

 本当はライバルであったであろうアリアとそのパートナーのキンジ、そして今すぐにぶん殴りたかったであろう俺にに向けて声を振り絞る。

 

「‥‥た、す、け、て‥‥」

 

「「言うのが遅い‼」」

 

 理子の本当の声に待っていたかのようにキンジとアリアが拳銃を引き抜く。その間に俺は無線を取り出す。

 

「お許しがでたぞ‥‥遠慮なくやれ」

 

 

 アリアとキンジがブラドに向けて撃つよりも速く、ブラドの背後からスヴェンが飛び掛かり携えている刀を引き抜いて理子を鷲掴みしている方の腕を斬り落とした。

 

「‥‥っ!?」

 

 腕を斬られブラドは苦痛に顔をゆがめる。解放され落ちる理子をスヴェンが抱き留めアリア達の方へと下がる。その間に俺はM727に装着しているグレネードランチャーM203の引き金を引く。放たれた弾はブラドの体へと当たり爆発を起こした。

 

「ちょ、あんた達やりすぎじゃないの!?」

 

 ブラドの腕を斬り、グレネードランチャーをぶつけたことにアリアはギョッとしていた。確かに武偵としてはやりすぎだが問題はない、スヴェンは首を横に振った。

 

「心配すんな、弱点を攻撃しない限り奴は死なん」

「そうだぜアリア、相手は人間じゃない。理子、動けるか?」

 

「‥‥遅すぎだっつうの‥‥バカが‥‥」

 

 キンジに支えられよろよろと立ち上がる理子は俺になんども足蹴してきた。これなら問題はなさそうだな。そんであっちも問題はないようだ、体に大穴を開け片腕を斬り落とされたブラドは苦痛に歪みながらもこちらを睨んでいる。そして体の大穴が赤い煙を立ち上らせながら塞がり、腕は問題がなかったように接合された。

 

「よう、久しぶりだなブラド。随分と落ちぶれたなお前」

 

「そうか、バチカンの協力者は貴様だったのかスヴェン‥‥だから奴がオレの正体に気付いていたわけか。この汚れた血めが、一族の恥さらしめが‼」

 

「汚れた血…?どういう事‥‥?」

「理子、スヴェンは吸血鬼と人間のハーフ、ダンピールだ。ダンピールは吸血鬼の臭いが分かっててな、ブラドが小夜鳴に成りすましてるのをいち早く気づいていた」

 

 そういう事だったのかとアリアと理子は納得してくれたようだ。キンジはまだ分かっててないみたいだが。おらぁ、早くいちゃついいて本気になれよバカ。

 

 一方のスヴェンはブラドの罵詈雑言になんの怒りも感じていないようで、寧ろ呆れていた。

 

「俺の母は人間と共存する道を選んだ。お前達はどうだ?人間を下等と見なしていたお前らは今風前の灯火の存在となっている。生きるために優秀な遺伝子に拘り必死にかき集めているお前の方が随分と無様だと思うがなぁ」

 

「黙れ‼今ここで貴様らを殺せば、オレが正しいとあのクソアマを嘲笑うことができる!」

 

「母は人間に恋をし人間を愛した。俺を嘲笑うのはいいさ、母を侮辱するのなら俺はてめえを許さん‥‥‼」

 

 スヴェンは一気にブラドへと迫り斬りかかっていく。ブラドに向けて振り下ろされた刃はブラドの片手に食い込む。ブラドは片方の拳でスヴェンへと殴りかかろうとした。

 

「させっかよ、ゴリラ野郎が‼」

 

 俺はすかさずM727を掃射していく。ブラドは体に被弾しつつも片腕で防ぎ、剛腕を振るってスヴェンを下げさせる。

 

「そんな豆鉄砲、オレに効くかよ‼」

 

「そんなもん百も承知だ‼だから手始めにてめえをいたぶるんだよ‼ジーク‼」

 

 俺の合図にアリア達の背後の物陰からジークが飛び出してブラドめがけて突っ走る。ブラドが爪で引き裂こうと腕を振り下ろす、その前に俺はホルスターからS&WM500を引き抜いて一発撃った。反動は大きいが放たれた弾丸はブラドの片腕に穴をあける。

 

「デッドリィィィィレイブ‼」

 

 ジークはブラドの体に何度も何度も殴る蹴ると乱舞を撃ち込んでいく。

 

「HAAッ‼」

 

 最後に気合いで撃ちこんだ両手の掌底から気の衝撃波が放たれブラドはぶっ飛ばされた。予定通り、決められたポイントに飛ばされたな。俺は無線機を取り出して無線を繋ぐ。

 

「鳰、ゴリラがポイントについた」

『りょうかーい!では、爆破っ‼』

 

 無線機からカチカチとスイッチが押される音がしたと同時にブラドがぶっ飛ばされた場所で爆発が起きた。鳰曰く、ミョウジョウ学園で爆弾作ってた生徒を真似て作った爆弾だとか。というかどんな爆弾作ってたってどういう学園なんだよ。

 

 見事な爆発にアリア達は唖然としていた。我に返ったアリアと理子が俺に足蹴していく。

 

 

「ちょ、ちょっと!?やりすぎでしょこれ!?」

「そ、そうだよ!?確かにブラドざまぁって思うけどさぁ!?」

 

「大丈夫、死なない程度にしてっから」

「いや絶対あれ死ぬでしょ!?」

 

 あの爆発でも火力は控えて目にしてるんだぞ?ブラドを殺さない程度に痛めつける、これが俺達の目的だ。案の定、立ち上る煙の中でブラドのシルエットが見えた。肉体をぶっ飛ばされても魔蔵を潰さない限り再生をするか‥‥厄介な相手だ。

 

「俺達でブラドを弱らせる。キンジ、アリア、理子、倒して逮捕するのはお前らの役目だ。理子、あいつの倒し方はちゃんとわかってるな?」

 

「え‥‥う、うん‥‥」

 

 戸惑い、自信なさそうに俯く理子にデコピンをしてやる。

 

「心配すんな、今のお前にはキンジとアリアがいる。自由に慣れるチャンスだ‥‥キンジ、後は任せたぜ」

 

 俺は肉体が再生され襲い掛かってくるブラドと対峙しているスヴェンとジークの援護をすべく駆けつけて行った。

 

 

 

「理子、理子は理子なんだ。お前は数字なんかじゃない。過去に怯えちゃダメだ、過去を塗り替えるんだ!」

「キーくん‥‥」

「ノブツナも言ってたろ、俺がいる。理子、俺達であいつを倒すぞ…!」

「キーくん‥‥!」

 

 理子は強くキンジを抱きしめた。その様にアリアはムスッとしたがふんと照れ隠してそっぽを向く。

 

「‥‥今回だけ、今回だけよ!キンジを貸すのはね!さっさとブラドを倒してアンタとの決着をつけるんだから!」





 魔蔵潰さない限り何やっても死なないんだから、遠慮しなくていいよね!(ゲス顔

 弱らせてから仕留める、狩りもこんな感じだもんね(オイ

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