緋弾のoutlaw   作:サバ缶みそ味

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23話 激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム

「それで鳰、首尾はどうだ?」

 

『まずまずってところっスね』

 

「上々じゃねえか」

 

 人工浮島の市街地の喫茶店のオープンテラスでノブツナとスヴェンはコーヒーを啜りながら鳰に電話で状況の確認を行っていた。鳰のウキウキしてそうな声色からして先手は打てただろうと確信をする。

 

『ノブちゃん、人使い荒いっスよー。いつバレるかもうハラハラドキドキしてるッスからね!』

「可愛く文句を言ってもしゃあねえだろ、お前にしかできな仕事だし、最初に作戦提案したのお前だからな?」

『だからと言って遠山キンジ達より先に紅鳴館に潜入しろって無茶苦茶すぎるっスよ‼』

 

 ジャンヌから得た情報で理子はキンジとアリアと協力してブラドの拠点である紅鳴館に執事、メイドとして潜入しその館の宝物庫にあるであろう理子の母親のロザリオを盗むことを知った。

 すると鳰が先に紅鳴館に潜入して彼らよりも先にロザリオを盗んでやろうと言い出したのだ。一応、峰理子には手を出さない方針でブラドをおびき寄せるか考えていたのでブラドの矛先がこちらに向けれるのならそれで良しとした。

 先手を打つべくまず紅鳴館に鳰を潜入させることにした。鳰はハウスキーパーに変装し館の内装やセキュリティ、電子回路、在館にいる人数の確認、各部屋に盗聴器を仕掛けてる等屋敷内に仕掛けを設置していった。

 

「不在の主にその館の管理人、そんでハウスキーパーは2人か‥‥」

『ハウスキーパーの2人は休暇を取るみたいで不在になる代わりに管理人が帰ってくるっス』

「紅鳴館から急募があったみたいだな。来週にキンジとアリアが代理としてくるとジークから聞いた」

 

 ジークが回収してきた情報で来週頃に1週間の間その二人がハウスキーパーの代理としてやってくる。盗むとすればこの間だろう。準備は6日、決行は最終日に違いない。

 

「しかし‥‥横取りはマジでやんのか?」

『ノブちゃん、遠慮しないほうがいいっスよ。というか寧ろどうやって盗み出すのか気になるッス』

 

 なんたって大怪盗の末裔であるリュパン4世が計画するのだから、と鳰はニシシと笑いながら答えた。正直に言うと横取りにはあまり気が乗らない。理子を助けるつもりもないし、あの二人の潜入を邪魔する気もない。

 

『まあノブちゃんはノブちゃんなりになってけばいいじゃないっスか?それはさておき、帰ってくる管理人は誰だと思うっス?』

 

 クスクスと笑う鳰にノブツナはいささかムスッとする。この様子からすると報酬のメロンパンを倍に要求してくるに違いない。

 

「知るかよ。勿体ぶってねえで教えろ」

『はいはい、なんと‥‥武偵校の非常勤講師、小夜鳴徹先生っス!』

 

 ノブツナとスヴェンは顔を見合わせる。ブラドら吸血鬼は吸血し取り組んだ相手の遺伝子を使って変身をする。そしてスヴェンはダンピールの力で吸血鬼の臭いで吸血鬼が誰に変装しているのか暴くことができ、武偵校内にブラドの臭いを探知した。そしてそのブラドの拠点である紅鳴館の管理人が非常勤講師と聞いてノブツナは改めてスヴェンに尋ねた。

 

「スヴェン、お前はどう思う?シロかクロ、どっちだ?」

「恐らくだがその非常勤講師の男がブラドの可能性は高いな‥‥」

 

 小夜鳴はクロ、そいつがブラドの可能性大と決まるとノブツナは大きくため息を漏らした。もし小夜鳴がブラドだとすればキンジ達はただブラドの手のひらの上で踊ることになる。ノブツナと同様にスヴェンも呆れ気味にジト目で見つめてきた。

 

「お前の学校、裏でイ・ウーと絡んでるわけねえよな?」

「知らねえよ‥‥」

 

 理子が元イ・ウーだし脱イ・ウーのジャンヌが転入するし、講師が実はイ・ウーの一員でしたとなるとなんだか疑ってしまう。

 

『それでそれで、うちはどうしとけばいいッス?まだ潜入し続けとくっスか?』

「あー‥‥一旦戻って来てくれ。もう少し作戦を練る」

『リョーカイ!あ、新宿の高級メロンパン4つちゃーんと用意してくださいッスよー』

 

 鳰が電話を切って通話を終えるとノブツナはダメ息をついて脱力した。そんなだらけてだしたノブツナにスヴェンがニヤニヤする。

 

「どうした?そんなに気を詰めるたぁ珍しいな。セロリ食うか?」

「当たり前だろうが。どうやってロザリオを奪うか、どうやってブラドを倒そうか‥‥色々と考えなきゃなんねえっての。あとちゃっかりセロリを食わそうとすんな」

 

 スヴェンが食わせようと手に持ってるセロリを奪ってスヴェンの口へとぶち込み、ノブツナは大きく椅子にもたれかかる。

 

「あ゛ぁ~‥‥癒しを、癒しをくれぇぇ‥‥」

「セロリ」

「いらねえよ!」

 

 ますます気疲れしてきてもう帰って寝ようかとノブツナはやっけになって立ち上がる。その時、遠くから何やら人がざわついている声が聞こえてきた。何事かとチラリと見た瞬間、白銀の毛並みをした大きな体躯の狼が颯爽と道路を駆けて通り過ぎて行った。

 

「狼‥‥?なんでこんな所に?」

 

 何故こんな街中で、しかもあんな綺麗な毛並みをした大きな狼が駆けているのかノブツナは首を傾げた。動物園から逃げ出したのかと思ったが、あれほどの狼は何処の動物園にはいないだろう。

 

 狼が通り過ぎたその数秒後、狼を追いかけるかの如くBMW・K1200R、世界最強のエンジンを搭載したネイキッド・バイクが通り過ぎた。そのバイクに乗ってる人物を見てノブツナは瞬く間に静止した。

 

 バイクに乗っているのはキンジと‥‥何も飾りっ気のない純白の下着姿のレキがドラグノフを背負ってキンジの後ろに乗っていた。

 

「」

 

 ノブツナは呆然としてバイクを目で追って立ち尽くす。そんな突っ立ているノブツナにスヴェンはニヤニヤと嘲笑いながら小突いた。

 

「おいおい、あのバイクに乗ってた下着姿の子お前のバディじゃねえか。取られちまったのかー?」

 

 何も答えないノブツナに更に嘲笑おうとスヴェンは顔を覗かせた。その瞬間、スヴェンはビクリと凍り付いた。今、ノブツナは一度も見た事も無い顔をしていた。目も口も鼻も微動だにしない、怒りも悲しみも妬みも見えない全くの無。こんな顔、初めて見るスヴェンは恐る恐る後退りする。

 

「‥‥」

 

 ノブツナはゆっくりと動き出した。途中で無言で無表情でスヴェンの方へとグルリと顔を振り向かせる。言葉にしなくてもわかる、ノブツナは「ついてこい」と言っていることを一瞬で理解したスヴェンはおどおどしながらノブツナについて行った。

 

 

 キンジは保健室に襲撃してきた狼、コーカサスハクギンオオカミを追いかけている。何故、何処から、何の目的で武偵校に忍び込んで襲い掛かって来たのか色々と疑問に思うが今はそれどころじゃない。早く捕えないと民間人にも被害がおよび大事になる。保健室での理子のいう()()()()()()()()()()()()()絶賛ヒステリアモード中のキンジはBMW・K1200Rのスピードを上げて狼の追跡を続ける。

 

「キンジさん、なるべく早めに終わらせた方がいいです」

 

 ふと後ろに乗っているレキが伝えてきた。彼女の視力のおかげで狼が何処へ逃げるのか教えてもらい引き離されることなく追いかけれている。彼女の言う通り、大事になる前に終わらせなければならない。

 

「勿論、そのつもりでいるよ。あの狼を街へ出させないさ」

 

「それもありますが‥‥」

 

 それも?とキンジはレキの言葉に何か引っかかるような気がしてきた。どういう事か尋ねようとしたが先にレキが話を続けてきた。

 

「キンジさん、後ろを見ないで集中することをおススメします」

 

 後ろ?何故後ろを見てはいけないのか、キンジは不思議に思った。まさかあの狼とは別に追手が追いかけているのか、キンジはレキの忠告に従わず後ろをちらりと見てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロry‼」

 

 

 後ろからアプリリアSR25に乗っているスヴェンとその後ろに立ち乗りして呪詛の如く叫びながら鬼の様な形相でキンジを睨んでいるノブツナが追いかけていた。ノブツナの片手には鉄パイプを持って道路に引きずらせて火花が散らせている。

 

「見るんじゃなかった!見るんじゃなかった‼」

 

 キンジは物凄く後悔した。あのノブツナの形相は間違いなくガチで殺しにかかってきている。何故怒っているのか理由は分からないが捕まったら間違いなく『死』が待っているだろう。キンジは更にスピードを上げて逃げようとした。

 

「فإنه لا يسمح‼Unverzeihlich‼Это не позволяет‼불허‼我永远不会允许你‼」

 

「何て言ってるの!?あれ何て言ってるの!?滅茶苦茶怖いんだけど!?」

「落ち着いてください、あれは全部『許さない』と言ってます。最後の中国語は『お前を絶対に許さない』と言ってますが」

 

「これ絶対に捕まったらダメなやつだ!?」

 

 ノブツナに捕まったら最期、ミンチよりもヒドイことになるだろう。一体何がノブツナの逆鱗に触れてしまったのか、キンジは考えを張り巡らせるが全身に冷や汗が流れて頭が回らなかった。

 

「人工浮島の南端、工事現場です。工事現場の中に足跡が見えました」

「ナイスっ‼」

 

 今は狼に集中したい。キンジは更にスピードを上げてノブツナを引き離して狼を追いかけていった。遠くからノブツナの激昂とこの世のものとは思えない叫びが聞こえたが次は絶対に後ろを振り返らないとキンジは心に決めた。

 

____

 

「―――主を変えなさい。今から、私に」

 

 フェンスが一つない新棟の屋上にて、レキは横に倒れもがいている狼に声をかける。無人の工事現場へと追い込んでからは一瞬の様に流れた。

 物陰に潜んでいた狼が隣の新棟へと跳んで逃げようとしたその刹那、狙いを定めていたレキがドラグノフを発砲、放たれた弾丸は狼の背中を掠めて外して逃げられたかのように見えた。しかし弾丸は脊椎と胸椎の中間、その上部を掠めて瞬間的に圧迫、脊髄神経を麻痺させ、5分と短い時間ではあるが首から下を動けなくさせた。まさに神業、レキの狙撃の腕前にキンジは改めて驚く。

 

 レキの問いに狼はしばらくじっとレキを見つめたまま動かなかった。このまま逃げても2キロ四方はレキの範囲内、次は間違いなく狼を射抜くだろう。

 すると手負い狼はよろよろと立ち上がるとゆっくりとキンジの前を通り過ぎ、レキへと近づいてゆっくりと彼女の脹脛、彼女の柔肌に頬張りした。まるで犬のように恭順しているようだ。

 

「すごいな‥‥猛獣を手懐けるなんてな。だがその狼はどうするんだ?」

 

「手当して、飼います」

 

 即答したレキにキンジは目を丸くする。まさか飼うといいだすとは思いもしなかった。だが武偵寮はペットの飼育は禁止されている。それにこの狼はでかすぎる。

 

「厳禁はされていないが、ペットはダメじゃなかったか?」

「武偵犬として登録すれば問題はありません」

 

 警察犬と同じような武偵犬なら飼育は問題ない。だが狼だという事以前よりも狙撃科が武偵犬を飼うのは聞いたことがない。だがこの狼はすでにレキに服従しているようで素直にお手している。

 

「ま、まあそういうのならいいんじゃないのか?」

 

 この様子なら問題はないだろう。キンジは一件落着とほっと安堵した。

 

「それとキンジさん、今すぐ逃げた方がいいですよ」

 

 レキの一言にキンジは思い出した。わずかに残っているヒステリアモードのおかげで背後からぞっとするような殺気を感じた。

 

「ファッキュウウウウウウウウウッ‼」

 

 振り向けば鬼の様な形相をしているノブツナが鉄パイプを思い切り振り下ろして来た。

 

「あぶねえええっ!?」

 

 キンジはギリギリのところを躱した。それでもノブツナはキンジを殺さんと目をぎらつかせガンガンと鉄パイプを叩き付けながら近づいてくる。

 

「今死ねっ‼すぐ死ね‼骨まで砕けろぉぉぉっ‼」

「待て待て待てぇぇぇ!?」

 

 振り下ろしてきた鉄パイプをキンジは真剣白刃取りで受け止めた。どうにか弁解しないと間違いなく病院送りにされる。

 

「ノブツナさん、落ち着いてください。キンジさんはこの子を街へと出さないようにするために手伝ってもらっただけです」

 

 レキの鶴の一声か、彼女の言葉を聞いたノブツナは怒りがふっと解けたようでゆっくりとレキの方へと顔を向けて歩み寄る。

 

「‥‥本当か?変な事されてないか?チョメチョメされねえか?ポンポン痛くねえか?」

「私は大丈夫です」

 

 静かに頷くレキにノブツナは空気が抜けたように大きく息を吐いてレキを撫で、ジト目でキンジを睨んだ。

 

「あぁー‥‥そっかー。なんだよ、キンジそれならそうと早く言えこの野郎」

「絶対言える状況じゃなかったろ!?」

 

 あの怒り様じゃ絶対に話を聞かないだろう。キンジは必死にツッコミを入れる。しかしノブツナは無視してレキの傍にいる狼の方へと視線を向けていた。

 

「そんでこの狼は?」

「私の武偵犬にする予定です」

「ちょ、俺の部屋で飼うのか!?」

「ダメですか‥‥?」

 

 じっと見つめてくるレキにノブツナはドキリとたじろぐ。今まで他の物ごとに真剣になって尋ねてくることは一度も無かった。ノブツナはしばらく考えて諦めて首を縦に振った。

 

「世話、ちゃんとできるのならいい。しっかり面倒見ろよ?」

「大丈夫です、熟して見せます」

 

 ノブツナは狼を撫でようとした。狼は彼の手を嗅いで、しばらくじっと見つめてきたが。ゆっくりと近づいてプイッとそっぽを向いた。

 

「あっ、てめっ!飯抜きにすんぞ‼」

 

 やっといつものノブツナに戻ったとキンジはほっと安堵した。そこへ漸くスヴェンが追い付いた。

 

「おまえ、着いた途端に俺を踏み台にして走り去るんじゃねえよ‥‥む、その狼は‥‥」

 

 スヴェンはレキの傍に座り込んでいる狼を見てノブツナに耳元でキンジに聞こえないように話した。

 

「ノブツナ、ブラドは手下に狼を従わせている。こいつは多分その一頭だ」

「マジか」

「何があったが知らねえが敵意はない‥‥問題はないがな」

 

 完全にレキに従順しているのでこの狼はもう襲い掛かってくることはないだろう。だが手掛りの一つを手に入れたのは嬉しい成果だ。スヴェンはちらりとレキに視線を向けて尋ねる。

 

「レキ、誰かルーマニア語で喋ってたやつはいなかったか?」

「一人‥‥小夜鳴先生が聞こえないよう呟いていました」

 

 レキの答えにスヴェンは確信したかように深く黙って頷いた。

 

「ところで、なんでお前下着姿なんだ?」

 

「保健室で検査ということでアリアさん達と服を脱いでました。小夜鳴先生はただの血液検査ということで服を脱ぐ必要はないと言ってましたが‥‥そこに獣の気配がしたので狼が窓を突き破って襲い掛かってくる前に()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()を助けて狼を追っていましたので着替える暇がありませんでした」

 

 

 

「ほぉ~‥‥どういう事かなぁキンジくーん?」

 

 

 レキの話を聞いたノブツナは瞬時にこの場から逃げ出そうとしていたキンジに笑顔で尋ねた。口は笑っていたが目は笑っておらず激怒に燃えた目をしていた。命の危険を感じたキンジはノブツナが襲い掛かってくる前に振り返らずに必死になって逃げて行った。

 

 

___

 

「鳰、あいつ等からロザリオを横取りすっぞ。ぜってえに横取りすっぞ」

 

「あー‥‥ノブちゃん?やる気になってくれたのは嬉しいっスけど‥‥ずっとレキレキに抱き着いたまま言っても説得力がないっスよ?」

 

 ノブツナの部屋に集合し、作戦会議となったのだがノブツナはずっとレキを後ろから抱きしめたまま動こうとしなかった。肝心のレキは嫌がることなく、気にすることなくただ静かにカロリーメイトを食べていた。

 

「スヴェンさん‥‥な、なんかあったんスか?」

「まあな。やりたかった事を先にやられて怒り狂ってた。見てて面白かったがすっげえ怖かった」

 

 どこか遠い目で語るスヴェンに鳰は首を傾げる。

 

「ふはははは‼このワンコすごいな!めっちゃ賢いワンコだな‼」

「ジーク、ワンコじゃない。狼だ」

「あと名前はハイマキです」

 

 ジークは離れてレキの武偵犬こと狼のハイマキと戯れていた。ハイマキはジークの頭をガジガジと甘噛みしている。

 

「そんで話を戻すぞ?小夜鳴の正体はブラド、人間の殻にこもった状態というのかスヴェン?」

「間違いねえな。もともとブラドの僕のこいつらはルーマニア語で指示を聞く。完全にクロだ」

 

 だとすれば本当にキンジ達はブラドの手のひらで踊ることになる。何とも皮肉なことかとノブツナはため息をつくがどうでもよかった。今はどうやってキンジ達より先にロザリオを奪うか考えなければならない。

 

「鳰、プランはあるか?」

「任せてくださいっスよ。ちゃーんと考えてるッス」

 

 鳰がギザギザの歯を見せてゲスな笑みを浮かべた。

 

「でも‥‥その前にそろそろレキレキから離れてくれないっすか?なんかもう見ててシュールっス」

「やだ」





 コーカサスハクギンオオカミは絶滅危惧種とキンちゃんは言ってたけど、武偵犬にしてレッドデータとか法律に引っかからなかったのかな‥‥まあ武偵犬なら大丈夫!なのかなー…あと狂犬病の予防接種とか、ブラドさんちゃんとしてるのかな

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