呉鎮守府より   作:流星彗

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祝勝会

 

「では改めて、みんなおつかれさま。無事に帰ってきたことと、勝利を祝し、乾杯!」

『乾杯!』

 

 夜、間宮食堂に全員が集まって祝勝会が行われる事となった。間宮が腕によりをかけて作った料理がテーブルに並び、ジュースや酒も揃えられている。

 他の鎮守府からすれば、たかが泊地棲姫を倒したぐらいで何をいい気になっているのか、と言いそうなものだが、凪達からすればこれは大きな一歩と言える勝利。少ない戦力で良い成果を挙げたのだ。

 そして何より、誰も欠けることなく全員生還。これを喜ばずして何に喜ぶと言うのか。

 お互いの健闘を称えあい、美味い料理と酒に舌鼓を打つ。戦うものにとって最高の喜びである。

 

「それでボクらが小島の影に隠れて息をひそめてー、長門さん達が通った後に、一斉に魚雷発射! その命中っぷりと威力ったらないね! あそこまで綺麗に決まるとスカッとするよ!」

「ぶー、羨ましいっぽーい。あたしだって、そういう事、やりたかったよー!」

 

 駆逐艦らが集まって何やら騒いでいる。どうやら皐月が泊地棲姫撃破の瞬間について語っているらしい。それに対して夕立が心底羨ましそうな表情で頬を膨らませている。

 戦闘好きとしては護衛よりは敵を撃破しに行く方が性に合っているのだろう。それについて初霜が控えめに言葉を発した。

 

「で、でも、護衛も大事な任務ですよ。提督を守る事は、とても誇りある任務だと私は思うわ」

「そうだね。寄って来た敵を撃沈していくのもまた、趣がある。私達だって、撃沈数は稼いだろう?」

「そうだけど……でも、やっぱり大物を狩る時こそ、だと思うっぽい! 小さな駆逐が、大きな戦艦を沈める! この言葉の響き!」

「……狂犬だねえ」

 

 響の言う通り泊地棲姫と交戦中に、当然と言うべきか指揮艦にも深海棲艦は近づいていた。千歳による偵察で先に発見し、すぐさま迎撃に向かった事で被害は全くなかった。

 皐月が苦笑しながら呟いた狂犬とは史実での最期の壮絶な戦いっぷりが関わっている。艦娘としては見た目はお嬢様っぽく、性格や振る舞いからどこか犬っぽい雰囲気を漂わせているが、その中身は戦士である事を窺わせる。単騎突撃から敵へと多大な被害を及ぼす程の狂ったような勇猛果敢っぷりから、艦娘の夕立に対しては狂犬というあだ名が付いたとかなんとか。

 特にこの夕立は戦闘好きが如実に表れている。目を輝かせながら大物喰いをしてみたいと嬉々として語るその様は、本当に将来的にそうなりそうだ。

 手にしている酒が入っているのか、夕立が響と綾波を引き寄せて「あたしが狂犬なら、この三人でユニットを組むのもいいっぽい!」と何かを耳打ちする。

 響はぼうっとしているが、綾波が少し照れたように手を振っている。

 

「ほ、ほんとにやるんですかぁ~?」

「宴会なら、一発芸くらいやると聞いているよ」

「……一発芸、か」

 

 なんだなんだ、と気になった娘達が夕立らへと振り返ると、夕立、響、綾波と並び立つ。しかも大淀に何かを伝えたようで、こそこそと大淀が準備しだした。

 やがて準備が整ったようで、大淀が親指を立てると、響が翼を広げるように両手を上げ、左膝を曲げて右足立ちをしたかと思うと、

 

「……不死鳥」

「狂犬!」

「く、黒豹……!」

『我ら、一水戦駆逐トリオ!!』

 

 夕立と綾波が獣が飛びかかるようなイメージをしたポーズをとって、左右に腰を落としながら広がる。最後にデデン! とどこからか効果音が響き、軽い空砲が三人の後ろで放たれた。

 まるでどこかの戦隊の名乗りの瞬間に、おぉー! と皐月や軽巡、重巡が拍手をしながら沸き立つ。大淀も急ごしらえとはいえ、タイミングばっちりに効果音を出せたのでよかった、とほっとしているようだ。

 

「……駆逐艦は元気だねー……」

「ふふ、今日くらいはいいと思いますよ」

 

 だが同じ第一水雷戦隊の北上はというと、マイペースに料理をつまみながら冷ややかな感想だ。元より自分のペースで何かをする性質のせいか、元気な駆逐とはあまり相容れない。

 隣にいた神通も苦笑を浮かべているが、彼女の脳裏にはああいう事が大好きな妹の姿が思い浮かんでいる事だろう。

 長門達のところでは、特に多くの料理が運ばれており、それを彼女達のペースで食べ進めている。人ならば無理だろう、と思える量が変わらないペースで消化されていく様は少しの驚きでは済まないだろう。

 肉料理やサラダが数人分あるはずなのに、ゆっくりと彼女達の体内へ消えていくのだから。

 

「みなさんイケる口ですか? もう一本いきます?」

「ん。どんどん飲もう」

「あ、私もいただきますね」

「……では、私も」

 

 千歳が空になった日本酒の瓶を持って行き、奥から新しく三本抱えて戻ってくる。それを日向、祥鳳、山城が次々とグラスに注ぎ、乾杯して飲み進めていた。そして自然とちらりともう一人、長門へと視線が向いてしまうのも仕方のない事だろう。

 

「む? なんだ?」

「長門さんは飲まないですか?」

「私は秘書艦だからな。あまり飲まないようにしている」

「今日くらいはいいんじゃないか? なあ、提督」

 

 間宮と料理について話をしていた凪へと日向が振り返ると、ん? と長門達の様子を見て、小さく頷き返した。「気にせずどうぞ」と許しが出ると、空いているグラスへと日本酒を注ぎ、日向が長門へと手渡した。

 

「さあ、共に勝利を喜ぼう。乾杯!」

『乾杯!』

「……まあ、いいか」

 

 許可が出たなら、と長門もグラスを掲げて乾杯した。

 その様子を窺いながら、凪は静かに料理を少量つまんでいく。いつも以上に豪勢な料理、それを噛みしめながら頂いていく。このような料理は初めかもしれない。

 高い料理を食べに行くという発想があまりなかったのでしかたがない。そういえば後日恐らくは高い料理を食べに行くんだったか、と思い出した。

 見回せば、艦娘達が笑顔で過ごしている。

 誰もかれもが楽しそうだ。

 その様子を眺めていた凪は、皿を置き、グラスとジュースの瓶を手に静かに間宮食堂を後にする。

 

 向かったのは脇にある川。桜並木の下でぼうっとほとりに座っていた。ちびちびとグラスを傾け、ただただ無為に時を過ごす。

 どれくらいそうしていただろう。何気なく後ろを振り返ると、桜の木の傍に静かに神通が佇んでいた。音もなく、気配もなくそこに立っていた彼女は月明かりに照らされている。まだ桜が咲いていたら、恐らく舞い落ちる桜の花びらと相まって幻想的な美しさがあったかもしれない。だが、ただ月明かりに照らされ、木の陰と合わせても絵になる美しさがあった。

 また、静かに後ろに立たれ、苦笑を浮かべた凪は「またかい」と思わず呟いてしまう。

 

「いつからそこに?」

「少し前、でしょうか。ご気分がすぐれませんか?」

「いいや、そんな事はないよ。ただ、一人になりたかっただけさ」

「そうですか。それは失礼いたしました。何かありましたら、と静かに控えておりましたが、席を外しましょうか?」

「……いや、いいよ。君なら、特に気にはしない……」

 

 そう言ってグラスを空にし、瓶を手にしようとすると、神通がそっと近づいて瓶を手にしてくれた。静かにグラスへとジュースを注いでくれる。ありがとう、と礼を述べ、少し喉を潤すと、そっとグラスを差し出した。

 

「いいのですか?」

「いいよ。一人で飲むのもいいけど、こういう時は一緒に飲むものじゃないかな、と思ったりする」

「では、いただきます」

 

 ぺこりと頭を下げて、静かにジュースを飲み干していった。

 そんな静かな時間の中、凪はまた川を見つめる。神通もグラスを置くと、一緒になって眺める。人によってはどこか心地のいい静かな時間だろうが、凪は僅かに不安を抱えていた。

 

「……何も訊かないんだね」

「……訊いてもよろしいのですか……?」

 

 どうして間宮食堂から何も言わずに離れたのですか?

 神通からそんな事を訊かれるものと思っていたが、意外に彼女は何も言わず、ただ一緒にいてくれるだけだ。

 呉鎮守府に来てから半月。長門と大淀を除けば、長く一緒にいるのは恐らく神通だろう。しかし彼女は報告や相談以外で凪の近くにいる際は、先程のように静かに後ろに控えるだけ。まるで大和撫子のように、男の後ろを静かについてくる女性だった。時折その振る舞いがまるで忍のようだと感じさせて驚いてしまうが、もう慣れつつあった。

 

「よく俺の後ろで静かに見守ってくれているけど、君から見て俺という人間はどう感じているんだい?」

「……言ってもよろしいのですか?」

「いいよ。遠慮なく、君の思ったままを言ってみるといい」

 

 グラスを手にすると、また静かに注いでくれる。

 ジュースを飲みながら待っていると、神通は凪を見ずに静かにその答えを口にした。

 

「随分とご無理をされている方だ、と思います」

「……へえ? それは何故?」

「提督は仰いましたね。人付き合いが苦手だと。異性を相手にする事も、多数を相手にする事も慣れていない、と仰いました。ですがこの半月、そう感じさせない振る舞いをされてきました。時間を見ては訓練を見学され、どのようなプランを立てていくのかを相談され……私達の相手をしてくださいました。……表面上は」

 

 そこで、神通はそっと凪の顔を見る。凪は相変わらず川をじっと見つめている。

 神通の表情はどこか心配する様なものになっていた。唇を軽く噛み、そして口にする。

 

「あなたは、立場上そう振る舞うしかなかった。私達を指揮する立場である以上、弱い部分を見せてはいけない。そう思って、私達の前では何とか普通であろうとしてくださいました。コミュニケーションを取ろうとしてくださいました。……無理が、たたっているのですね?」

「…………参ったねえ。よく俺の後ろで見守っているなぁとは思っていたけど」

「むしろ、私の視線が、よりあなたに無理をさせたのではないか、と思いつつありますが……もしそうならば、本当に申し訳ありませんでした」

 

 そう、凪は本当に無理をしていた。

 提督としての職務をするために、長門達とよく話をした。山城というとっつきにくい艦娘だろうと、何とか仲良くなろうと近づいていた。

 昔の凪ならば考えられない行動だった。でも仕事上そうするしかない。そうしなければ、彼女達の事を知る事が出来ないし、失う事になるかもしれない。

 だから無理をして、彼女達と接した。

 多人数を相手にした。

 そうして職務を続け、その結果泊地棲姫を今の艦隊で討ち倒す事が出来たのだ。

 その行動が実を結んだのだ。

 

 引き換えに、凪の胃や精神がダメージを静かに受け続けていた。

 

「あんまり喉を通らないんだよね、あんなに美味しいのに。間宮には悪い事をしている」

 

 間宮と話をしていたのは、食事があまり喉を通らない、という事だったのだ。どんな料理が並んでいるのかを聞き、胃に優しそうなものを一品作ってくれないだろうか、と注文していた。

 

「人が苦手ですか?」

「そうだね。人ごみも嫌いなんだよね。……それだけ、親父の一件が尾を引いているんだよ」

 

 凪は静かに父の事件について話し出した。人の悪意を子供の頃に見せられ、人というものがあまり信用できなくなったのだ。表面上は良くしていても、その裏で何を考えているのか、と疑い出す。

 そうすると人付き合いも色々考えてしまい、自然と他人に対して壁を作り出す。そうする事で人と関わらないようにし、自然と一人になり始めた。そうした方が楽だし、気分も落ち着くことを覚えた。

 すると逆に多人数を相手にするのが苦痛になり、それは自然と人付き合いの仕方がわからなくなってくる。

 アカデミーに入学してからもそれは変わらなかったが、しかしそれなりに立ち回らないといけないという事を知り始める。すると、表面上の付き合い方を覚え始める。その結果、必要な時は話し方を変え、気分を害さないように何とか振る舞おうと気を遣いだす。

 それが自分にとってはストレスになるというのに。

 

「その点、東地に関してはまだ救いがあったね……。あいつは裏表がない。無駄に真っ直ぐで、無駄に暑苦しい。それが逆に俺にとってはありがたかった。あのバカがいてくれたから、アカデミーで過ごした時間も悪くはないかな、とは思っているよ」

「東地……トラック泊地の提督でしたね」

「ああ。……たぶん、俺にとっての初めて気の許せる他人かな、あいつは。……あ、これ、仮にあいつに会ったとしても内緒にしてね」

「くす、はい」

 

 提督を退いたのはこういう事も理由の一つではあった。こんな自分が提督をやるより、他の誰かの方がまだ向いている。

 でも今、こうして自分が提督をしている。

 何とか泊地棲姫を倒せるだけの戦力を整え、育成した。結果はきちんと出しているが、果たしてこの先どうなるかは不安がある。強固な艦隊を作ろうとすれば、今以上に艦娘を増やし、育てていかなければいけないのだから。

 今回の事で胃を痛めていたら、この先どうなってしまうだろう。

 

「――やめますか?」

 

 不意に真剣な表情でじっと凪を見据えて神通がそう言った。凪はそっと横目で神通と目を合わせる。そんな凪にもう一度、神通は問う。

 

「呉鎮守府の提督を、やめますか? 海藤凪さん」

「……正直、やめたい気持ちはまだあるよ。最初こそ、本当に気乗りがしなかったからね。命令だから、義務感でここの鎮守府の運営をしている。今も、その気持ちは残っている。命令だから、仕事だから、君達の相手をしているんだってね」

 

 嘘偽りのない、正直な気持ちを凪は口にしている。それは神通にもわかっているのだろう。言葉を挟まず、じっと彼の言葉を聞いていた。

 

「最低だろ? 君達の相手をしていた提督の言葉って、ただの表面上の言葉の羅列なんだぜ。多少の気持ちが入っていても、それは全部じゃない。耳触りのいい事を君達に語っていただけの事さ。……それで結果を出してしまったんだから御笑い種さ。……本当に、最低すぎて、申し訳ないね」

 

 だからあそこにいられなくなった、というのがある。と、凪は言外に語った。

 諸手を挙げて勝利に喜んでいられる資格がない、と逃げ出したのだ。

 そんな凪を、神通は、怒りはしなかった。ただ変わらず、真剣な表情を浮かべたままだった。

 

「……でも、あなたはそんな自分を恥じる心があります。本当に最低な人ならば、懺悔するように私に話をしません。あなたは、私達に申し訳ない、と思っていらっしゃいます。それだけでも、違うと、私は思います」

「…………」

「もう一度、お訊きします。海藤凪さん。……あなたは、呉鎮守府の提督を、やめますか?」

 

 真剣に、でもどこか優しい声色で神通は再度問う。

 しばらく無言だった凪は小さく、「――続けるよ」と呟いて抱えた膝に頭をうずめた。

 

「今更、もう投げ出せないさ。誰かにもう引き継げるような状況でもないしね。それに例え表面上の付き合いだったとしても、どうやら俺は君達に情を感じているらしい。……あの時は本当に、無事に帰って来てくれたこと、本当に喜んでいたからね。それは、本当に嘘偽りはなかった。……だから、続けるよ」

「そう、ですか」

 

 神通がどこかほっとしたような微笑を浮かべた。すると何かに気付いたように間宮食堂へと振り返ると「あら、一品出来たみたいですよ。持ってきますね」と立ち上がって去っていく。

 その姿を振り返ることなく、凪はただじっと膝を抱えたまま、静かに、小さく泣いた。

 最後まで彼女は責めるような事はしなかった。静かに話を聞いただけ。それがありがたく、そして同時にきつかった。逆に怒ってくれた方がマシだと思えるくらいに。

 こんな姿、食堂にいるみんなに見せられるものじゃないな。

 凪はただじっと、神通が戻ってくるのを待ち続けた。

 

 神通は食堂に向かう途中、桜の木の裏で息を潜めていた人物へと振り返らずに声をかける。

 

「……まだ、不安がありますか?」

 

 その人物は何も言わない。どこか具合が悪そうな表情を浮かべたまま木にもたれかかっていた。

 

「少なくとも、あの人は私達を裏切るようなことはしないでしょう。今までずっと、それに近しい事はし続けていたでしょうけども」

「表面上の付き合い、か。だが少なくとも、あの時はあの人の本心が表れていたかもしれないな」

 

 そう言って、自分の手を見下ろす長門。

 指揮艦へと戻って来た長門達を出迎えてくれた凪の様子は、確かに艦娘達の無事を喜んでいただろう。それまでの付き合い方に壁はあっても、それでも自分の意思で戦場へと送り出した仲間達の無事を喜ぶのには、本心が確かにあったと思う。

 そんな時まで壁を作れるほど、彼は器用ではない。彼もまた、それを感じていたようだ。それまでの付き合いで、長門も何となくそう思っていた。

 

「神通はどう思っている?」

「あそこで話をした人は、年相応に人付き合いに悩める人間でした。初めて、あの人は本心を曝け出してくれました。それを信じていいと、私は思います」

「……それが、今までずっと監視を続けていたお前の答えか」

 

 声をかけず時折そっと凪の後ろにいたのは、その行動通り凪を監視していたのだ。本当に信頼出来る人物なのか、神通もまた多少の疑いを持っていた。だが今日、それは氷解した。

 そこにいるのは柔らかな表情を浮かべる少女だった。

 

「ええ。支え甲斐があるかと思いますよ」

 

 一礼して食堂へと去っていく神通を見送る長門は、そっと月夜を仰ぎ見る。少し飲みすぎたか、と外に出てみれば凪と神通が話をしている様子だった。そっと耳を傍立てて聞いてみれば、あの凪が弱い部分を見せているところだった。

 長門からしても意外な場面だ。

 しかし、思えば当然の事だったかもしれない。最初から彼は人付き合いが苦手なのだと言っている。その様子をあまり見せないから嘘かと思っていたのだが……、それに気づかなかったのは彼を信じ切れなかった長門と神通の差だった。

 これからは、海藤凪という人物をより見ていく事にしよう。

 あのような姿は、確かに他の艦娘達には見せられない。この秘密は神通と共に隠していこう。その上で、少しでも彼を支えてみようか。

 長門は少し酔った頭でそう考えるのだった。

 

 

 


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