遊戯王GX+   作:sura

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真二side
真二の部屋
PiPiPiPiPi!!

メールか...校長から!?ってことは決まったのかタッグデュエルの相手

「なっ!?」

真二は対戦相手を見て驚愕し、PDAを落とした。

俺たちと...十代と翔のデュエルの相手は...迷宮兄弟!?

「どうしたの?真二」

「レイちゃん、聞いてくれ...俺たちのタッグデュエルの相手が決まった、相手はあの迷宮兄弟だ」

「えっ!?」

迷宮兄弟とは伝説のデュエリスト、遊戯さんや城之内さんを相手にデュエルしたりするくらいすごいデュエリストだ、それも彼らはタッグデュエルの専門家と言っても過言ではない。

「兎に角俺たちは明日までにデッキを仕上げないとな!」

「うん!」


TURNー12 〜制裁デュエル真二&レイ〜

コンコン

 

誰だ?こんな時に

 

「どなたで...って藍?」

 

真二がドアを開けるとそこには藍が小さな箱を持って立っていた。

 

「やっほ〜!真二〜!遊びにきたよ〜!」

 

「藍ちゃん!」

 

「レイちゃん!差し入れだよ〜!」

 

藍がこんなに気を回す訳ないから多分レイちゃんが頼んだんだろうな

 

「ありがとな、レイちゃん」

 

「なんでレイちゃん!?持ってきたの私だよ〜!」

 

「お前がそんなに気がきく訳ないだろ?」

 

そう言いながら真二は藍の(?)差し入れを受け取った。

 

「それは流石にひどいよ〜」

 

さてと、差し入れの中身はなんだ?

 

真二が箱を開けると、そこにはケーキがワンホール入っていた。

 

ワンホールケーキ...これ3人で食べても余るぞ?...そうだ、十代たちは隣だし、彼奴らを呼ぶか

 

「あれ?真二どこ行くの?」

 

「この量は流石に多いから十代達におすそ分けだよ」

 

「え〜!?私が余った分貰おうと思ったのに〜!」

 

「どんだけ食うつもりだよ!」

 

そう言い真二は部屋を出た

 

コンコン...ガチャ

 

「十代、入るぞ?」

 

「真二、どうしたんだ?」

 

「差し入れだよ、藍からな」

 

そう言い真二は切り分けた3切れのケーキを十代に渡した。

 

「おう、サンキュー!」

 

「そうだ、十代、翔とはどうだ?行けそうか?」

 

「あぁ!」

 

十代はヒーロー、翔はビークロイド...相性良いのか?

 

「そう言う真二はどうなんだ?」

 

「俺か?まぁ、ぼちぼちって感じかな...レイちゃんとのデッキ調整はやってるが、相手が相手だから勝機があるかと言われるとなって感じさ」

 

「なら俺たちとデュエルしようぜ!」

 

十代達とタッグデュエルかデッキ調整のテストとしてはいいな

 

「分かった、用意してくる。」

 

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一方その頃

藍side

さてと、真二は外に行った事だし〜!本題に入るとしますか!

 

「レ〜イ〜ちゃん!」

 

「な、なに?藍ちゃん」

 

「単刀直入に言うけど〜真二のことどう思ってる?」

 

「なっ!?えっ!どうしたの急に!?」

 

「いや〜先週あんなの見せられたら気になって気になって」

 

まさかあの恋に疎い真二がレイちゃんの頭を撫でるなんてね〜これは何か急展開があったに違いないよね!

 

「藍ちゃんのその目...なんか企んでるでしょ?」

 

ふぉえ!?バレてる!?

 

「べ、別に〜」

 

「ほら、目が泳いでるよ...はぁ」

 

レイは呆れたようにため息をついた。

 

う〜ん、私の思い込みだったのかな?レイちゃんてっきり真二に気があると思ったのに〜

 

ガチャ

 

ドアから真二が入って来た。

 

「レイちゃん!デュエルするぞ!」

 

「えっ!?」

 

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レッド寮デュエルフィールド

「準備はいいか?十代と翔!」

 

「あぁ!」「うん!」

 

「「「「デュエル!」」」」

 

真二&レイ [先攻]

十代&翔 [後攻]

 

俺たちが先攻...俺から始めるか...いや、レイちゃんの恋する乙女は先に立てた方が有利に動くか

 

「レイちゃん、先どうぞ!」

 

「うん、ボクのターン!」

 

真二&レイ LP 4000

レイ 手札 5→6枚

 

「ボクは恋する乙女を召喚!」

 

<恋する乙女>

Level 2 魔法使い族 光 (アニメオリカ)

ATK 400/DEF 300

 

「ボクはカードを2枚伏せてターンエンド」

 

真二&レイ LP 4000

レイ 手札 3枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

魔法・罠

伏せ2枚

 

相手はどっちが先だ?

 

「僕のターン!」

 

翔が先か

 

十代&翔 LP 4000

翔 手札 5→6枚

 

「僕はスチームロイドを召喚!」

 

<スチームロイド>

Level 4 機械族 地

ATK 1800/DEF 1800

 

「バトル!スチームロイドで恋する乙女を攻撃!」

 

スチームロイドは攻撃時攻撃力上昇効果を持ってる...まぁ、恋する乙女は破壊できないからダメージだけしか通らないけど

 

「スチームロイドは相手モンスターを攻撃するとき攻撃力が500ポイントアップする!」

 

スチームロイド

ATK 1800→2300

 

なんか、やけに翔が天狗になってる気がする...多分気のせいだと思うが

 

「くっ!」

 

真二&レイ

LP 4000→2100

 

もうライフ半分近く持ってかれたか

 

「恋する乙女は戦闘では破壊されない!」

 

「そして、攻撃したモンスターに乙女カウンターを1つ乗せるよ!」

 

スチームロイド

乙女カウンター 0→1

 

「僕はカードを1枚伏せてターンエンド!」

 

十代&翔 LP 4000

翔 手札 4枚

モンスター

ジャイロイド (ATK 1800) 乙女カウンター 1

魔法・罠

伏せ1枚

 

あの伏せカードはなんだ?機械族だからリミッター解除とかなら厄介だな

 

「俺のターン!ドロー!」

 

真二&レイ LP 2100

真二 手札 5→6枚

 

ジャイロイドは攻撃した時、攻撃力が上昇するが、逆に攻撃された時は減少する、だったな...こいつを使えば余裕で倒せるが伏せカードが怖いな、それにレイちゃんが伏せてるのはディメンション・ウォールとディフェンス・メイデン...もしレイちゃんがキューピッド・キスを持っていたら色々戦術を崩すことになるか

 

「俺はワン・フォー・ワンを発動!」

 

<ワン・フォー・ワン>

通常魔法

 

「手札のモンスターカードを墓地へ送り手札・デッキのレベル1モンスターを特殊召喚する、俺はデッキから破壊剣士の伴竜を特殊召喚!」

 

<破壊剣士の伴竜>

Level 1 ドラゴン族 光 (チューナー)

ATK 400/DEF 300

 

「破壊剣士の伴竜が特殊召喚された時、効果発動!デッキから破壊剣と名のついたカードを手札に加える!俺はデッキから破壊剣ーアームズブレードを手札に加える!」

 

「「「「え!?」」」」

 

ってそうだよな、ここでアームズバスターブレードを手札に加えてもみんな驚くよな

 

「俺はカードを伏せてターンエンド!」

 

真二&レイ LP 2100

真二 手札 4枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

破壊剣士の伴竜 (ATK 400)

魔法・罠

伏せ3枚

 

「俺のターンドロー!」

 

十代&翔 LP 4000

十代 手札 5→6枚

 

「俺はE・HEROフェザーマンを召喚!」

 

<E・HEROフェザーマン>

Level 3 戦士族 風

ATK 1000/DEF 1000

 

「バトル!フェザーマンで破壊剣士の伴竜を攻撃!フェザー・ブレイク!」

 

「レイちゃん!」

 

「うん!」

 

「リバースカードオープン!ディフェンス・メイデン!」

 

<ディフェンス・メイデン>

永続罠 (ゲームオリカ)

 

「このカードが存在する限り、相手は恋する乙女を攻撃しなければならないよ!」

 

「くっ!」

 

真二&レイ

LP 2100→1500

 

「そして、恋する乙女の効果で乙女カウンターを一つ乗せる!」

 

E・HERO フェザーマン

乙女カウンター 0→1

 

「でもこれで終わりだ!スチームロイドで恋する乙女を攻撃!」

 

「させない!リバースカードオープン!ガード・ブロック」

 

<ガード・ブロック>

通常罠

 

「この戦闘でのダメージを0にして俺は1枚ドローする!」

 

真二&レイ

真二 手札 4→5枚

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

十代&翔 LP 4000

十代 手札 3枚

モンスター

スチームロイド (ATK 1800)

E・HEROフェザーマン (ATK 1000)

魔法・罠

伏せ 3枚

 

「ボクのターン!ドロー!」

 

真二&レイ LP 1500

レイ 手札 3→4枚

 

「ボクは恋する乙女にハッピー・マリッジとキューピッド・キスを装備!」

 

恋する乙女はウェデイングブーケを持ち、周りにはキューピッドが飛んでいる

 

なんか、あのキューピッド、前々から思ってたんだがファンネルみたいだよな

 

『ファンネルって何です?』

 

簡単に言うなら遠隔武器みたいなやつってかお前はまだデッキの中だろうが!

 

『まぁ、そうですけど...良いじゃないですか!友達のおっちゃんも出てるんですから!』

 

おっちゃん...恋する乙女のことか...て言うか幽鬼、その呼び方辞めとけな

 

『え?何でですか?』

 

まるで、恋する乙女(あの子)がおっさんみたいになってるからだよ!

 

『???』

 

もう良いや

 

「バトル!恋する乙女で、スチームロイドを攻撃!一途な思い!」

 

ナイスだレイちゃん!スチームロイドは攻撃される時攻撃力が500ポイントダウンし、多少のダメージは軽減できる、更にカウンターが乗っていることによりコントロールを奪える!

 

「それを待ってたんだ!速攻魔法発動!リミッター解除!」

 

<リミッター解除>

速攻魔法

 

「えっ!?「なに!?」」

 

これでスチームロイドの攻撃力は倍になる!

 

スチームロイド

ATK 1800→3600→3100

 

『きゃっ!』

 

真二&レイ

LP 1500→-1200

 

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デュエルが終わると日が落ちかけていた。

 

「えっ!?もう終わり〜?」

 

藍は少々呆れながら言った。

 

「ごめん!真二!ボクが足を引っ張ったから!」

 

そう言いレイは顔をうつむかせた。

 

「う〜ん、あれは仕方ないな...回避しようがないさ」

 

それにしても、何もできなかったって言うのは何て言うか恥ずかしいよな...うん、何してるんだよ俺

 

「十代それに翔、デッキ調整に付き合ってくれてありがとな、にしてもお前ら強いな!きっと勝てるさ、その調子なら」

 

「あぁ!明日はお互い頑張ろうぜ!」

 

そう言い、十代と翔は帰って行った

 

「さてと、俺は課題点を見つけたな」

 

「課題点?」

 

「うん、俺の課題点」

 

レイちゃんのダメージを補うこと、それと恋する乙女はカード効果では破壊されてしまう、だからそれをどう守るか、だな...破壊耐性持ちのスターダストはあるが確実にスターダストを出せるとは限らないし...とりあえずパックでも買いに行くか、DPならたんまりあるし、夜食のパンを買いたいし

 

「俺今から購買に行ってくるが、2人はどうする?って言うか藍は門限危なくないのか?」

 

「あっ!」

 

「それじゃ、レイちゃんも一緒行く?」

 

「うん」

 

レイちゃんさっき負けたのまだ気にしてるのかな?やっぱり全然元気ないよな...ドローパンでも奢るか

 

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購買

「トメさん、あのパック一箱とこれ一箱!後牛乳2つとドローパン4つ頂戴!」

 

「そんなに買って大丈夫なのかい?」

 

「うん!それに、パンに関しては俺だけのものじゃないし!」

 

「そうかい、えっと...それじゃあ6400DPね」

 

6400?それってパック分しかないような気が

 

「トメさん、計算間違ってない?それだったらパック分しか」

 

「良いんだよ、どうせ売れ残りのパンだし、それに明日は大変なんだろ?」

 

「そっか!ありがとう、トメさん!」

 

「気をつけるんだよ〜!」

 

「はーい!」

 

さてと、そこで待ってるレイちゃんを迎えに行くか

 

「レイ、お待たせ!」

 

「うん」

 

やっぱり元気ないな...

 

「さっき負けたのまだ気にしてるの?」

 

「だって、ボクがあのカードに警戒していたら負けなかったから」

 

「確かにな、でも負けは負け、それをグジグジ言ってもしょうがないだろ?」

 

「あれが本番だったら真二は!」

 

そうか...この事がレイちゃんのせいだと思ってレイちゃんはずっと責任を感じてたのか

 

「大丈夫だよ、明日はあんな風にはしない...だからもう良いんだよレイ」

 

そう言い真二はレイの頭を撫でた。

 

「真二...」

 

「仮に負けたとしても、近くに高校あるから編入できるし!またレイちゃんと一緒に登校出来るから俺は全然気にしないしな!」

 

レイが顔を上げると真二は笑顔でそう言った。

 

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一方その頃

藍side

藍は拓磨と合流すると真二たちのいる棚の裏側にいた。

 

「ほら、言ったろ?真二なら大丈夫だって」

 

「そうだね〜!」

 

良かったね!レイちゃん

 

「それじゃ、俺たちも帰るとするか」

 

「ちょっと待ってよ拓磨〜!」

 

「な、何だよ」

 

「もう少し!もう少しだけ監視しよ!」

 

そう言い藍は拓磨の腕を掴んだ

 

「分かったよ、ったく...そこまで気になるか?」

 

「気になるの!だって!」

 

あっ!これ以上は流石に拓磨には言わないほうがいいよね、レイちゃんのプライバシーの為にも

 

「だって?」

 

「ううん!何でもない!」

 

「見つけましたわよ!遊坂 藍!」

 

こ...この声は

 

藍が後ろを振り返るとそこには美咲の姿があった。

 

「しぃーっ!美咲ちゃん!今はちょっと静かにして〜!」

 

「この私に静かにしろと?何故ですの?それに何で拓磨もここに?」

 

「真二が居るから少し黙ってて〜」

 

「黙ってろですって?貴女私に勝ったからっていい気になってるんじゃありませんわよ!」

 

「美咲、少し黙ってろ」

 

「た、拓磨まで味方につけて...卑怯ですわよ!」

 

も〜!何でこうなるのよ〜!

 

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真二side

やけに裏側が騒がしいな...それになんか聞き覚えのある声がするし

 

「ねぇ、真二さっきから藍ちゃんと拓磨さんの声しない?」

 

「やっぱりレイちゃんも聞こえたか...ってなるとあいつら俺を監視してたな?」

 

「監視!?」

 

しかたない、彼奴らを挟み撃ちで捕まえるとするか

 

「レイちゃん........分かった?」

 

「うん!」

 

運良くここの棚は一本道だからな、楽で助かる

 

「お前ら何し...っておまえは!?」

 

おいおい、こいつも居るのかよ

 

「あら?遊闇 真二じゃない、どうしたの?」

 

「どうしたのって」

 

あれ?俺の勘が外したか?

 

「やばっ!藍!逃げるぞ!」

 

「うん!」

 

「そうはさせないよ!」

 

「「レイちゃん!?」」

 

「真二!うまくいったよ!」

 

良い具合にレイちゃんが挟み撃ちしてくれたか

 

「さてとお前ら、覚悟はいいだろうな?」

 

「全く、何を言ってるのか分かりませんわよ?」

 

「ということは美咲は部外者か」

 

「美咲...ですって!?」

 

あれ?こいつの名前美咲じゃなかったか?

 

「悪い、名前間違えたか?」

 

「いいえ?でも貴方、実質初対面のレディに向かって急に名前を呼び捨てだなんて失礼きわまりないと思わないのかしら?」

 

「あぁ、そゆこと...悪かったな美咲ちゃん」

 

「ふん!それでは私、これにて失礼致しますわ」

 

そう言うと美咲はどこかへ歩いて行った

 

「それじゃ、俺たちも帰るか、藍」

 

「うん!そうだね!」

 

「お前らは返すわけないだろ?」

 

「「...はい」」

 

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レイside

レッド寮

真二の部屋

「げっ!煮干しパン...本当にハズレじゃないか...」

 

そう言いながら真二は苦い顔をした。

 

真二、煮干し嫌いだもんね

 

「それにしてもさっきの真二怖かったよ?」

 

「ん?そうか?」

 

「うん」

 

あんな真二見たことなかった...

 

「はい、レイちゃん」

 

「えっ?うわっ!」

 

真二はドローパンをレイに渡した。

 

「急に投げないでよ!って...何でドローパン?」

 

「夜食だよ、それに今日は元気なかったからその、元気付けのためにね!」

 

そんなに元気無かったのかな?...真二が大げさすぎる気もするけど、でも

 

「真二、ありがと!」

 

「どう致しまして!」

 

そう言うと真二はニカッと笑った

 

やっぱり真二の笑顔を見てたら安心する...何でだろう?すごく心の奥からすごくホッとする

 

「あっ!」

 

「ん?どうしたんだ?レイちゃん」

 

出た...黄金の卵!

 

「トメさん...何が残り物のパンだよ、黄金の卵残ってたのか...明日は勝とうぜ!レイちゃん!」

 

「うん!」

 

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真二side

翌日 (放課後)

デュエルフィールド

「えー、それデーワこれより退学を賭けたドロップアウトボーイズのデュエルを始める前のエキシビションマッチを始めるノーネ!」

 

意外とこれ緊張するな

 

『大丈夫ですって!マスターならやれます!きっと!』

 

そのきっとって奴やめてくれよ不安になるだろ?

 

「エキシビションマッチを務める挑戦者ーワ、遊闇真二と早乙女レイのコンビなノーネ!」

 

「真二!レイちゃ...レイ!がんばれ〜!」

 

藍のやつ口滑らしそうになるなよ

 

「対戦相手ーワ、伝説のタッグデュエリスト!迷宮兄弟なノーネ!」

 

クロノス先生が紹介するとデュエルフィールドの電気が消え登場口にスポットライトが当てられた。

 

なんだよ、この演出...

 

登場口から煙が出ると2人の男がアクロバットな動きをしながら登場した

 

「我ら」

 

「流浪の番人」

 

「「迷宮兄弟」」

 

あれが本物の迷宮兄弟...すげぇ!本物だ!

 

「真二!目がキラキラしすぎ!」

 

「あっ、ごめん」

 

「「...」」

 

あっ、パフォーマンスのテンポ崩しちゃったか

 

「よ、よろしくお願いします!」

 

「「「「デュエル!」」」」

 

「なおこのデュエルデーワ全プレイヤーがライフ4000ポイントで始めるノーネ!そしてどちらか一方のライフが残っていた方が勝利やノーネ!」

 

ってことはライフは別々ってことか...そして、仮に俺のライフが尽きたとしてもレイちゃんが生き残っていれば大丈夫ってことだな...

 

「そして全てのプレイヤーが一周した時、即ち2回目の最初のプレイヤーに回ったターンから攻撃ができるノーネ!」

 

真二&レイ [先攻]

 

迷宮兄弟 [後攻]

 

俺たちが先攻...って言うかタッグデュエルの登録名って変更できたのかよ、変えればよかった

 

「レイ、先にどうぞ!」

 

「分かった!ボクのターン!ドロー!」

 

真二&レイ

レイ LP 4000

レイ 手札 5→6枚

 

「ボクは恋する乙女を召喚!」

 

<恋する乙女>

Level 2 魔法使い族 光 (アニメオリカ)

ATK 400/DEF 300

 

「カードを2枚伏せてターンエンド」

 

真二&レイ

真二 LP 4000

真二 手札 5枚

レイ LP 4000

レイ 手札 3枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

魔法・罠

伏せ 2枚

 

「私のターン、ドロー!」

 

迷宮兄弟

宮 LP 4000

宮 手札 5→6枚

 

「私は地雷蜘蛛を召喚!」

 

<地雷蜘蛛>

Level 4 昆虫族 地

ATK 2200/DEF 100

 

攻撃力2200!?

 

「さらに魔法カード、生け贄人形を発動!」

 

<生け贄人形>

通常魔法

 

「このカードは自分フィールドのモンスターを1体生け贄に捧げ、手札から通常召喚可能なレベル7のモンスターを特殊召喚する。」

 

レベル7のモンスター...まさか!

 

「私は地雷蜘蛛を生け贄に捧げ、現れよ!水魔神ースーガ!」

 

<水魔神ースーガ>

Level 7 水族 水

ATK 2500/DEF 2400

 

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拓磨side

デュエルフィールド観客席

「ふぁ〜...眠い」

 

「ほら!拓磨〜!真二達の応援しないと〜!」

 

「大丈夫だっての、あいつなら勝てる」

 

「おやおや、デュエル観戦ついでにデートとはいい気なもんだな拓磨」

 

拓磨が後ろを振り返るとそこには万丈目の姿があった。

 

「そ、そんな///デートだなんて〜」

 

「準...クロノス教諭から聞いたよ、お前危ないんだってな」

 

「ちっ!だからどうした?」

 

なんだ、準の奴...少しも焦ってないのか?いや、こいつ焦りも何もかも捨ててやけになってる...のか

 

「いや、別に...ただ、変な気を起こそうとするなよ?」

 

「分かっている!」

 

そう言うと万丈目はどこかへ行った。

 

「なんか、あの人いつもより殺気立ってたね〜」

 

「あぁ、そうだな」

 

なんか嫌な予感がする...あいつ変なことしなきゃいいが

 

「そう言えばなんで拓磨そんなに眠そうなの?」

 

「真二の所為」

 

「はい?」

 

「真二がな、デッキ調整のために俺とデュエルしてたんだよ」

 

「ふ〜ん、それで?」

 

「昼休み中ずっとだぞ!」

 

「昼休み中ずっと?別にいいじゃん!で、どうなの〜?勝率的に」

 

「そうだな」

 

真二の安定性、そしてレイちゃんのコントロール奪取...そしてあのカードを使った時の恐ろしさ

 

「場合によっては180%」

 

「ひゃ、180!?」

 

「あぁ、だがうまく回っての話だけどな」

 

「な、なんだそう言うことか〜そんじゃ、うまく回らなかったら?」

 

「120だな」

 

「そ、それでも100超えてるのね〜」

 

「だからさっき言ったろ?応援しなくても勝てるってさ」

 

「でも、真二達劣勢だよ?」

 

「...なんだ、ただ水魔神が出てるだけじゃねぇか、あんなの劣勢でもなんでもねぇよ」

 

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真二side

 

真二&レイ LP 4000

真二 手札 5枚

レイ 手札 3枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

魔法・罠

伏せ2枚

 

迷宮兄弟

宮 手札 2枚

迷 手札 5枚

モンスター

水魔神ースーガ (ATK 2500)

魔法・罠

なし

 

一周しないと攻撃ができない...って考えるとガス欠しないようにしないとな

 

「俺のターン!ドロー!」

 

真二&レイ

真二 LP 4000

真二 手札 5→6枚

 

「俺は手札からワン・フォー・ワンを発動!」

 

<ワン・フォー・ワン>

通常魔法

 

「手札のモンスターカードを1枚墓地へ送りデッキからレベル1のモンスターを特殊召喚する!」

 

「レベル1だと?」

 

「現れよ!ミスティック・パイパー」

 

<ミスティック・パイパー>

Level 1 魔法使い族 光

ATK 0/DEF 0

 

「何が来るかと思えば攻撃力0の雑魚モンスターでわないか!」

 

「それはどうかな?俺はミスティック・パイパーのモンスター効果発動!このカードを生け贄にし、デッキから1枚、カードをドローする!」

 

真二

手札 4→5枚

 

「さらにドローしたカードがレベル1のモンスターならもう1枚ドローする、俺がドローしたのは破壊剣士の伴竜、レベルは1だ!もう1枚ドロー!」

 

真二

手札 5→6枚

 

「しかしその程度、フィールドにいなければ守れまい!」

 

「俺はチューナーモンスター、破壊剣士の伴竜を召喚!」

 

<破壊剣士の伴竜>

Level 1 ドラゴン族 光 (チューナー)

ATK 400/DEF 400

 

「そして破壊剣士の伴竜の効果により破壊剣と名のついたカードをデッキから手札に加える!俺は破壊剣ードラゴンバスターブレードを手札に加える」

 

「な、なんだ!そのチューナーとかいうモンスターは!」

 

そうか、シンクロ召喚(これ)のこと学校外の人はほぼ知らなかったんだったな

 

「チューナーモンスターは...まぁ、これから見せましょう」

 

正直、説明するのめんどくなってきた

 

「俺は破壊剣士の伴竜の効果発動!このカードを生け贄にして手札または墓地からバスター・ブレイダーを特殊召喚する!手札から現れよ!バスター・ブレイダー!」

 

<バスター・ブレイダー>

Level 7 戦士族 地

ATK 2600/DEF 2300

 

「バスター・ブレイダーだと!?」

 

「さらに俺はチューナーモンスター、破壊剣ードラゴンバスターブレードをバスター・ブレイダーを装備し、効果発動!このカードを特殊召喚する!」

 

<破壊剣ードラゴンバスターブレード>

Level 1 ドラゴン族 闇 (チューナー)

ATK 400/DEF 400

 

「見せてあげますよ、チューナーモンスターの意味を!」

 

「「チューナーモンスターの意味...だと!?」」

 

「俺はレベル7のバスター・ブレイダーにレベル1の破壊剣ードラゴンバスターブレードをチューニング!」

 

そう言うとドラゴンバスターブレードは一つの光の輪となりバスター・ブレイダーを包み込んだ

 

「集いし願いが、新たに輝く星となる...光差す道となれ!」

 

7 + 1 = 8

 

「シンクロ召喚!飛翔せよ!スターダスト・ドラゴン!」

 

<スターダスト・ドラゴン>

Level 8 ドラゴン族 風

ATK 2500/DEF 2000

 

「な、何だあのモンスターは!?」

 

スーガの攻撃力はスターダストと同じか、これなら次の俺のターンまで耐えれるな。

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンド」

 

真二&レイ

レイ LP 4000

レイ 手札 3枚

真二 LP 4000

手札 2枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

スターダスト・ドラゴン(ATK 2500)

魔法・罠

伏せ4枚

 

「私のターンドロー!」

 

迷宮兄弟

迷 LP 4000

迷 手札 5→6枚

 

「私は死者蘇生を発動」

 

<死者蘇生>

通常魔法

 

「墓地の地雷蜘蛛を特殊召喚し、生け贄人形を発動!」

 

<生け贄人形>

通常魔法

 

兄弟揃って同じカードかよ

 

「現れよ雷魔神ーサンガ」

 

<風魔神ーヒューガ>

Level 7 魔法使い族 風

ATK 2600/DEF 2200

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

迷宮兄弟

宮 LP 4000

宮 手札 2枚

迷 LP 4000

迷手札 1枚

モンスター

水魔神ースーガ (ATK 2500)

風魔神ーヒューガ (ATK 2400)

魔法・罠

伏せ 1枚

 

「ボクのターン!」

 

真二&レイ

レイLP 4000

レイ 手札 3→4枚

 

「バトル!スターダスト・ドラゴンで風魔神ーヒューガを攻撃!」

 

「やはり来たか、リバースカードオープン!ヒーロー見参!」

 

<ヒーロー見参>

通常罠

 

「相手は私の手札を1枚選びそのカードがモンスターだった場合そのカードを特殊召喚する、私の手札は1枚このカードを特殊召喚する」

 

<雷魔神ーサンガ>

Level 7 雷族 光

ATK 2600/DEF 2200

 

「さ、三魔神が揃った!?」

 

「モンスターが増えたことにより巻き戻る、さて、どうする?」

 

「レイ、待っ「攻撃続行!スターダスト・ドラゴンで攻撃!」」

 

遅かったか

 

「それではスーガの効果発動!スターダスト・ドラゴンの攻撃力を0にする!」

 

「えっ!?」

 

もうここで使わないといけないのか!

 

「速攻魔法発動!サイクロン!」

 

<サイクロン>

速攻魔法

 

「サイクロンだと?まさか自分のカードを破壊する気か?」

 

「違う、スターダスト・ドラゴンの効果発動!このモンスターをエンドフェイズまで墓地へ送ることでサイクロンを無効にし破壊する!ゆけ!スターダスト!ヴィクテム・サンクチュアリ!」

 

スターダスト・ドラゴンは粒子になり消えた。

 

「「エンドフェイズまでだと!?」」

 

「ボクはカードを伏せてターンエンド!」

 

「エンドフェイズ時、俺のスターダスト・ドラゴンは帰ってくる!」

 

真二&レイ

レイ LP 4000

レイ 手札 3枚

真二 LP 4000

手札 2枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

スターダスト・ドラゴン(ATK 2500)

魔法・罠

伏せ4枚

 

「私のターン、ドロー!」

 

迷宮兄弟

宮 LP 4000

宮 手札 2→3枚

 

「フッフッフッ、お前たちに見せてやろう、我が兄弟のエースを!」

 

エース...まさか!

 

「「雷水風の三魔神よ! 今こそその力を合体させ、復活のおたけびをあげよ! 出でよ!合体魔神!《ゲート・ガーディアン》!」」

 

<ゲート・ガーディアン>

Level 11 戦士族 闇

ATK 3750/DEF 3400

 

なんでいちいちハモるんだよこの人たち

 

「「バトルだ!ゲート・ガーディアンでスターダスト・ドラゴンを攻撃!魔神衝撃波!」」

 

「レイ!」

 

「うん!リバースカードオープン!ディフェンス・メイデン!」

 

<ディフェンス・メイデン>

永続罠 (ゲームオリカ)

 

「これにより攻撃対象は恋する乙女になる!更に和睦の使者を発動!」

 

<和睦の使者>

通常罠

 

「このターンお互いのモンスターは戦闘では破壊されず、ダメージも0になる!そして恋する乙女を攻撃したことによりゲート・ガーディアンに乙女カウンターを1つ乗せる!」

 

ナイスだレイちゃん!

 

ゲート・ガーディアン

乙女カウンター 0→1

 

「くっ、私はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

迷宮兄弟

宮 LP 4000

宮 手札 1枚

迷 LP 4000

迷手札 1枚

モンスター

ゲート・ガーディアン (ATK3750)

魔法・罠

伏せ 1枚

 

「俺のターン!」

 

真二&レイ

真二 LP 4000

真二 手札 2→3枚

 

さてと、どうする?とりあえずゲート・ガーディアンをどうにかしないとな...次のターンまでなんとか守らないと

 

「チューナーモンスター、ジャンク・シンクロンを召喚!」

 

<ジャンク・シンクロン>

Level 3 戦士族 闇 (チューナー)

ATK 1300/DEF 500

 

「ジャンク・シンクロンの召喚に成功した時墓地のレベル2以下のモンスターを特殊召喚する!来い!スピード・ウォリアー」

 

<スピード・ウォリアー>

Level 2 戦士族 風

ATK 900/DEF 400

 

「俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

拓磨side

...なるほどな、真二のやつシンクロモンスターをレイちゃんに預けてるか

 

「ねぇねぇ!拓磨!なんで真二はシンクロしなかったの!?」

 

「あいつレイちゃんに預けてる、多分だけど」

 

「えぇ!?アレって預けていいものなの!?」

 

「藍、声がでかい」

 

「そうですわよ!遊坂 藍!」

 

美咲、またいたのかよ

 

「み、美咲ちゃん!?いつの間に!?」

 

「今来ましたわ」

 

「そ、そうなんだ」

 

「美咲、ストーキングもほどほどにしとけよ?」

 

「なっ!ストーキングじゃありませんわ!これはその...そう、偵察ってやつですわ!」

 

偵察...ね

 

「まぁ、どうでも良いが」

 

「どうでも良いって酷いよ拓磨〜!」

 

「ちがう!その意味で言ったんじゃ無くて!」

 

----------------------------------------------------------------------------------------

 

レイside

あのモンスター...乙女カウンターが乗っているから次のボクのターンまで恋する乙女が残れば勝てるんだけど...

 

真二&レイ

レイ LP 4000

レイ 手札 3枚

真二 LP 4000

手札 0枚

モンスター

恋する乙女 (ATK 400)

スターダスト・ドラゴン(ATK 2500)

ジャンク・シンクロン (ATK 1300)

スピード・ウォリアー (DEF 400)

魔法・罠

伏せ4枚

 

「私のターン!」

 

迷宮兄弟

迷 LP 4000

迷 手札 1→2枚

 

「リバースカードオープン、サンダー・ブレイク発動!手札を1枚墓地へ送りディフェンス・メイデンを破壊する!」

 

<サンダー・ブレイク>

通常罠

 

「させない!スターダスト・ドラゴンで守る!ヴィクテム・サンクチュアリ!」

 

「掛かったな!これでもうモンスターは守れまい、魔法カード発動、ブラックホール!」

 

<ブラックホール>

通常魔法

 

「これでお前たちのモンスターは全滅だ!」

 

こ、これでボク達の負け...ごめん真二、ボクの所為で退学になっちゃって...

 

「レイ、何諦めてんだよ、俺たちは負けないぜ!だってもう勝利の方程式はできてるんだからさ!」

 

「えっ!」

 

「リバースカードオープン!我が身を盾に!」

 

<我が身を盾に>

速攻魔法

 

「俺のライフを1500ポイントを払いモンスターを破壊する効果を無効にし、破壊する!」

 

真二

LP 4000→2500

 

「そんな事したら真二は!」

 

「俺は、俺たちは絶対に勝つ!これは勝つためのリスクだ!」

 

真二は身を呈してボクの恋する乙女を守ってくれた...でもそんな事したら次の攻撃で真二は

 

「バトル、ゲート・ガーディアンで恋する乙女を攻撃!魔神衝撃波!」

 

「ぐあぁぁぁぁ!」

 

真二

LP 2500→0

 

「私はこれでターンエンド」

 

迷宮兄弟

宮 LP 4000

宮 手札 1枚

迷 LP 4000

迷手札 0枚

モンスター

ゲート・ガーディアン (ATK3750)

魔法・罠

なし

 

「エンドフェイズ時...俺のスターダストは蘇る!」

 

このターンで決めなきゃボク達の負け...

 

「レイ!デッキを信じろ!信じれば応えてくれる!言っただろ!俺は負けても構わない、俺は悔いのないようには戦った!お前も悔いの残らないようにやれ!」

 

真二...うん、ボク信じるよ、ボクのデッキをお願いボクのデッキ

 

「ボクのターン、ドロー!」

 

真二&レイ

レイ LP 4000

レイ 手札 3→4枚

 

来た!

 

「ボクは恋する乙女にキューピッド・キスとハッピー・マリッジを装備!」

 

<キューピッド・キス>

装備魔法

 

<ハッピー・マリッジ>

装備魔法

 

「バトル!恋する乙女でゲート・ガーディアンを攻撃!届いて!一途な想い!」

 

レイ

LP 4000→650

 

「自分でダメージを受けるとは、血迷ったか!」

 

「それは違うぜ!」

 

「真二!?」

 

レイが横を向くと真二が横に立っていた

 

「キューピッド・キスの効果発動!乙女カウンターの乗ったモンスターを装備モンスターが攻撃し、こちらがダメージを受けた時、そのモンスターのコントロールを得る!」

 

「「なんだと!?」」

 

ゲート・ガーディアン

コントローラー 迷宮兄弟→真二&レイ

 

「更にハッピー・マリッジの効果発動!自分フィールドに元々を相手がコントロールしていたモンスターが居る時そのモンスターの攻撃力分攻撃力を得る!」

 

恋する乙女

ATK 400→4150

 

「ゲート・ガーディアンとスターダスト・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁっ!」

 

迷宮兄弟

迷 LP 4000→0

 

「いくぞ、レイちゃん!」

 

「うん!そしてリバースカードオープン!緊急同調!」

 

<緊急同調>

通常罠

 

「バトルフェイズ時、自分フィールドにチューナーとチューナーではないモンスターが居る時、シンクロ召喚ができる!」

 

これが真二の残してくれたカード、ボクにもシンクロができるようにって渡してくれたカード...

 

「「ボク(俺)はレベル2のスピード・ウォリアーにレベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」」

 

レイと真二の掛け声とともにスピード・ウォリアーは光となりジャンク・シンクロンが輪となり光を包んだ。

 

「「集いし星が、新たに輝く力を呼び起こす!光さす道となれ!」」

 

2 + 3 = 5

 

「「シンクロ召喚!いでよ、ジャンク・ウォリアー!」」

 

<ジャンク・ウォリアー>

Level 5 戦士族 闇

ATK 2300/DEF 1300

 

「何かと思えば攻撃力は2300、このターンで決着をつけるには少し足りんぞ!」

 

「それはどうかな?」

 

「なに?」

 

「ジャンク・ウォリアーのシンクロ召喚に成功した時、ボクの場にいるレベル2以下のモンスター全ての攻撃力を加える!ジャンク・ウォリアー!パワー・オブ・フェローズ!」

 

ジャンク・ウォリアー

ATK 2300→6750

 

「「「「「「攻撃力6750!?」」」」」」

 

その攻撃力に拓磨と真二、レイを除く全ての人が驚いた。

 

「「これで決める!ジャンク・ウォリアーでダイレクトアタック!スクラップ・フィスト!」」

 

「な、なんだとぉぉぉぉぉ」

 

迷宮兄弟

宮 LP 0

迷 LP 4000→0




真二side
「しょ、勝者セニョール真二&セニョールレイタッグなノーネ!」

なんとか勝てたか...それにしてもよくあのタイミングでキューピッド・キスを引いたな

ガバッ!

「真二!やったよ!」

レイが泣きながら抱きついて来た。

「ちょ///レイちゃ...じゃなかったレイ///みんなが見てるって!///」

「あっ、ごめん///」

アレ?なんかいつもとリアクションが違う気がする...いつもならいいでしょ、こんな時くらい!って言ったりするんだが、まぁ、状況が状況だしな、こうなるのも当たり前か

「おめでとう!2人とも」

「「校長先生!?」」

あ、そうだった、校長に言わなきゃいけない事があった

「鮫島校長、ラーイエロー保留の件、今解除してもらっても良いですか?」

「それはラーイエローに行かないと言うことかね?」

「いいえ、ラーイエローに昇格させてくださいって事です」

「...なるほど、分かったよ、すぐに手配しよう」

鮫島校長は全てを察したのか頷き返事をした。

----------------------------------------------------------------------------------------

そして数日後
アカデミア港

ラーイエローに昇格して少し経ち、アカデミアに連絡船が来る日が来た、レイの帰省する日である。

「真二くんには本当に迷惑をかけたね」

「いえいえ、俺も楽しかったですから大丈夫ですよ、おじさん」

そういえばレイちゃん家族には許可もらってるあるって言ってたけどよく承認したよな

「さてと、レイ帰ろうか」

「...うん」

「レイちゃん」

「どうしたの藍ちゃん?」

ヒソヒソヒソ

藍はヒソヒソとレイの耳元で何かを言った。

「大丈夫、策はあるよ!」

「策?何のことだ?拓「俺も知らないって言うか俺に効く癖いい加減なくせ」なんだよ!まだ言ってないだろ!」

真二と拓磨の会話を聞き、呆れた顔をする明日香であった。

「それじゃ、みんな...それに亮様も、今日はありがとう!じゃあね!」

「以外と普通だな?」

拓磨はニヤリと笑いながら言った。

「な、なにが?」

普通?それってどう言うことだ?

「いつもなら真二と離れたくない!とか言って駄々こねそうだからな」

「そ、そんなこと...ないよ!」

「レイちゃん!」

「な、なに?真二」

なでなで

「冬休みになったらそっちに帰るから、とりあえずそれまでな」

真二はレイの頭を撫でながらそう言った。

「おじさんいいの〜?あれ」

「真二くんなら安心だよ、レイを任せられるしね」

「ふ〜ん、公認なんだね〜」

「真二くん限定だけどね」

なんか奥で変なセリフが聞こえるんだけど...っていうかおじさん、俺限定って何のこと!?

『間も無くデュエルアカデミア連絡船出発いたします。』

「さてと、行こうか、レイ」

「じゃあねレイちゃん」

「うん!」

レイが返事をすると船の中へと入っていった。

「寂しくなるね〜真二♪」

「何でそんなにニヤついてんだよ、気持ち悪い」

「べ〜つに〜」

「バイバーイ!みんなー!」

船が出航するとレイは手を振りながら叫んでいた。

「真二!ありがとう!大好きだよー!」

「あぁ!俺もだー!」

「「「「「「「えっ!?」」」」」」」

「どうしたんだ?お前ら、それに丸藤先輩も?」

「お、お前今」

「レイちゃんのこと」

「それって〜」

「え?だって大好きだなんていつも言われてるし」

「はぁ!?」

「何だよ翔まで」

「こんなに鈍感な人見たことないわ」

「何だよ!?俺なんか悪いこと言ったか!?」

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