食戟のソーマ 十席番外 第零席に座る者   作:北方守護

9 / 14
久し振りの更新です。

最近のジャンプで寧々と一色さんが幼馴染との設定がありましたので

こちらでも、その様にしたいと思います。


第8話 義兄の考え

寧々が武昭の所に泊まった次の日の朝………

 

「うーん……朝飯は何にしようかなぁ………ってシズ姉?」

武昭が起きると寧々が料理をしていた。

 

「あっ、おはよう、あっ君。朝ご飯は私が作るから先にシャワーでも浴びてきたら?」

 

「うん、分かったよ………」

武昭は寧々の指示に従って浴室に向かった。

 

 

武昭がシャワーを終えて戻ると朝食が出来上がっていて寧々が座っていた。

 

「冷蔵庫にあった奴を使わせてもらったから、早く食べよう」

 

「うん、ありがとうシズ姉、じゃあ………」

 

『いただきます』

そう言うと二人は食事を始めた。

 

 

「やっぱり、シズ姉の料理は美味しいや」

 

「それは、そうだよ、私だって頑張ったんだし十傑の一人なんだから」

 

「そうか、シズ姉は十傑の一人なんだ………いずれ倒す事になるんだ」

食事をしていた武昭は真剣な視線を寧々に向けた。

 

「そう、それに昨夜来た三人も十傑のメンバーだよ……」

 

「ふーん、司さんとはここを教えてもらった時に聞いたけど………

小林先輩と茜ヶ久保先輩もそうだったんだ………

まぁ、誰が相手でも打ち倒せばいいだけだからな」

武昭は握った右手で左の手のひらを強く叩いた。

 

「本来なら敵の私がこんな事を言うのは違うかもしれないけど………

あっ君なら出来るよ……」

 

「うん、ありがとうシズ姉 ご馳走様。洗い物は俺がするからシズ姉は先に出てて」

 

「分かったよ」

武昭が洗い物を流しに持っていく時に寧々は外に出ていた。

 

 

「さてと、洗い物も終わったから学校に行きますか………アレ?シズ姉」

武昭が家から出ると玄関で寧々が立っていた。

 

「シズ姉、先に学校に行ったんじゃなかったの?」

 

「そうしようかなって思ったんだけど、あっ君と行きたかったんだ」

 

「そっか、俺は良いけど………シズ姉は大丈夫なの?」

武昭の質問に寧々は頭を傾げた。

 

「いや、シズ姉って綺麗だから噂になったら困るんじゃないかなぁって……」

 

「き、綺麗って!私なんか綺麗じゃないよ!!」

 

「そう?シズ姉って昔も可愛かったけど今は綺麗になったから彼氏の一人位いるかなって」

 

「そ、そんな……彼氏なんかいないよ………」

 

「ふーん、そうなんだ………じゃあ俺はこっちだから」

 

「あっ、う、うん………また放課後に………」

寧々は武昭と別れたがその顔は軽く赤くなっていた。

 

 

その後、放課後………

十傑用の部屋で竜胆が寧々と話していた。

 

「なぁ、紀ノ国って昨夜はどこに居たんだ?」

 

「はぁ?何処に居たって………自分の部屋に決まってるじゃない」

 

「それは嘘……私と竜胆が行ったらいなかった………

もしかして………昨日知り合った照杜君の所?」

 

「そ、そんな訳ないじゃない!!」

 

「うーん?……だったら、顔が赤くなってるんだぁ〜?」

 

「まさか……一番男性に興味がないと思ってた寧々が最初に大人の階段を登るなんて………」

 

「そ、そんな事してないわよっ!私とあっ君は違う部屋に泊まった……あっ」

 

「まさか、もうアダ名で呼ぶほどの仲だったなんてなぁ〜」

 

「これは……後学の為にも詳しく聞かないと………」

自爆した寧々は竜胆とももに詰め寄られていた。

 

 

一方………

 

「はぁ………紀ノ国はもう書類を終えたから良いけど、竜胆とももはまだなんだよなぁ………」

離れた場所で司が書類を書きながらため息をついていると一緒にしていた一色が話しかけた。

 

「まぁまぁ、今日は僕も手伝うから……けど……彼女達が話してる内容は………」

 

「多分、昨日俺達が出会った編入生の事だよ。照杜武昭君て言う子だけどね」

 

「えっ?………照杜……武昭……君……ですか?」

司から出た名前を聞いた一色は驚いていた。

 

「あぁ……ほら、森の外れに一軒の家があるだろ?あそこに住んでるんだ」

 

「そうですか………(そっか………彼もここに居るのか………)」

一色は何かを考えていた。




久し振りの更新です。

この作品のオリジナル設定。

・武昭は寧々と一色の幼馴染。
・三人の両親は学生時代の同級生。
・寧々は武昭の前では性格が柔らかくなる。

とりあえずはここまでにしたいと思います。

それでは

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。