DRAGONBALL D(沈黙)   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ

二天龍を倒し五十年ほど眠って起きた

そこで悪魔の娘グレイフィアと出会い

旧魔王派の刺客を倒した悟空次の行き先は何処になる?





悟空転生?始まりはいつも赤ん坊

side悟空

 

グレイフィアっちゅう娘と別れてから

 

オラはまた眠りについていた。

 

その中で奇妙な感覚がしたんだ

 

オラはいつも眠りについている時は夢は見ないんだけんど…

 

ただ今回の眠りは少し違う感じがしたんだ

 

眠っていたオラは眩さに目を覚ましたんだ。

 

 

「......んぁ?なんだぁここ?」

 

オラが目を開けるとそこは一面真っ白な空間だった。

 

どこを見てもなんにもねえただ白い空間...

 

 

「辺り一面真っ白だ...他になんもねえ…

まっじぃなぁ...オラ、飯持ってきてねえぞ…」

 

こんななんにもないところにずっといたら

 

(腹減って死んじまうぞ...どうっすかなぁ?)

 

と、そんなことを考えていると

 

遥か遠方に瑠璃色に輝く空間があった。

 

 

「ん?あそこだけ色違うな…よし!行ってみっか!」

 

食い物が無いのは勘弁だしな...

 

そう考えたオラは色の違う空間に向かっていったのだった。

 

 

sideout

 

 

 

side三人称

 

 

ある病室に二人の夫婦がいる

 

女の腕の中には小さな赤ん坊が抱かれておりすやすやと眠っている。

 

 

「ねえ、あなたこの子尾骶骨の辺りに痣みたいなものがあるのよ?」

 

 

「尾骶骨の辺りにか?蒙古斑じゃないのか?」

 

 

「蒙古斑は別の所にあったわ、医師の方も不思議そうにしてたわ」

 

そう、この赤ん坊には尾骶骨に痣のようなものがある

 

 

「そうなのか?何かの病気とかじゃないよな?」

 

 

「私もそう思って調べてもらったんだけれど何ともなかったのよ

きっとすごい子になってくれるわ!」

 

 

「そうだな、この子の名は一誠だ」

 

こうして兵藤一誠という子供がこの世に誕生した。

 

sideout

 

 

side悟空?

 

 

 

眠りについている中でオラは強い違和感を感じて目を覚ました。

 

先程の真っ白な空間は消えており、代わりに

 

ある人の顔がぼんやりと霞んで見えていた。

 

(...ん?ってかなんでこんなぼやけて見えんだ?)

 

確認するために動こうとしてみたが動けねえ…

 

いや、正確には動けてはいる、いるんだけんど歩けねえんだ

 

 

「あぁぶぅ...」

 

・・・・今オラ喋ったんだよな?

 

まさかとは思うけんど...

 

オラは恐る恐る自分の手を見てみるそこには

 

赤ん坊のような小さな手が二つ見えていた。

 

(な...)

「あ…」

 

(なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁぁ‼‼‼)

「あぁぁぁぁぶぶぶぶぅぅぅぅ‼‼‼」

 

その日病院中に謎の乳児の絶叫が響き渡ったという…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オッス!オラ悟空!...じゃなかったオライッセー!

 

なんとかあれから成長したぞ...

 

ん~っと…確か今は五歳くれえだ

 

赤ん坊になっちまって身体能力がかなり落ちちまったから

 

また鍛えなおしてかねえといけねえし...

 

あ、でも気は使えるようになったぞ!

 

前からずっと使ってたから気を習得するのは簡単だった

 

 

「さて、今日も修行すっかな!」

 

今オラは家の近くの空き地に来てるんだ、

 

この辺りは人が通らないから修行するにはもってこいの場所だ‼

 

 

「とりあえず筋トレだな!いっち、にい...」

 

そんな風に毎日ここに来ては筋トレをしてんだ!

 

 

「ねえねえイッセー君またきんとれしてるの?」

 

その声に振り返るとオラと同じくらいの子供が立っていた。

 

こいつは紫藤イリナっちゅうて近所に住んでる幼馴染だ。

 

 

「おぉ!オラ、強くなりてえかんな!」

 

 

「イッセーくんっていつもそれだね、ぼくもつよくなりたいから

いっしょにやる!」

 

こうして一緒になってオラ達は腹筋を始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数年たった頃だ

 

 

「イッセー!これ面白いから読んでみろよ!」

 

学校で友達から一冊のマンガを渡された。

 

 

「ん?なんだこれ?」

 

 

「ドラグ・ソボールってんだけどスゲーおもしれえんだぜ!」

 

 

「そうなんか?分かった後で読んでみっぞあんがとな!」

 

オラはマンガを受け取って家に持ち帰って読んでみた。

 

 

「なっ!これオラじゃねえんか!?」

 

読み始めて一枚目で驚いちまった。

 

なんせオラそっくりの奴が描かれてたんだもんよ

 

その後にクリリンそっくりな奴とかベジータそっくりな奴も出てきて

 

結果的に...読みハマっちまった!

 

 

「すげえぞこのマンガ!

オラ達が戦ってきたことがそっくりに描かれてる...

それにこの空孫悟のドラゴン波って奴カッケエなあ~」

 

そんな風に呟いたオラはある考えを思いついた

 

 

「...オラもドラゴン波撃てねえかな?」

 

かめはめ波は出来っけどなぁ…

 

物は試しだ!やってみっか!

 

 

「母ちゃん!オラちょっとだけ出かけてくっぞ!」

 

 

「もう暗くなるから早めに帰ってくるのよ?」

 

 

「あぁ‼分かってるさ!」

 

そう返事をしてオラはいつもの空き地に向かった。

 

 

「よし!やっか!いくぞ!ドラゴン波‼‼」

 

マンガの通り空へ左手を気を溜めを突き出す

 

<ドッゴォォォォン‼‼‼>

 

オラの左腕から龍の形をしたエネルギー波が飛び出した。

 

 

「で、できたぞ...ん!?」

 

ドラゴン波が打てた喜びに浸っていたところ

 

また左腕に違和感があった。

 

見てみると腕が燃えるような赤い籠手に覆われていたのだ

 

 

「いいっ⁉お、オラの腕が赤い変な奴になっちまったぞ‼」

 

 

『変なのとは失礼な小僧だ...』

 

籠手の出現に驚いていると籠手の宝玉部分が輝きだして

 

そこから声が聞こえて来た

 

 

「ひえっ⁉腕が喋ったぞ!?」

 

『腕じゃないこいつの名前は赤龍帝の籠手と言って

お前の中に宿っている神器だ』

 

 

「へえ~オラん中にこいつが宿ってんのかぁ」

 

『そういうことだ、因みに...いやこれはまた今度でもいいな』

 

 

「なんだ?気になるから教えてくれよ!」

 

『その時が来たら教えてやろう…じゃあな』

 

それきり籠手の点滅は消えてしまった。

 

 

「なんだよ、気になってたのに…ま、いっか!

さてオラもそろそろ帰っかな!」

 

オラは武空術を使い飛んで家まで帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




オッス!オラ悟空!

いやぁ!まさかオラが赤ん坊になっちまうとは思わなかったぞ!

こっからどうなっていくんか楽しみだな!

次回!ドラゴンボールD!
遂に開始か?駒王学園入学です!

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