その代わり フュージョン戦士の名前(失敗例)と龍達の合体後の名前(失敗例)をお知らせするぞ
戦士:橙龍皇帝イーリ【イッセーから『イ』とヴァーリから『ーリ』を取り合わせた時の名前だな】
龍:橙龍ドルビオン【ウェルシュドラゴンドライグから『ド』をバニシングドラゴンアルビオンから『ルビオン』を取り合わせて決まったのがこれなんじゃ】
神器:橙龍皇帝の籠手翼(ウェルシング・ウイング・ギア)【橙色の籠手に翼が付く。
能力は合体前と同じだかな!二つの力を同時に扱うこともできるんだぞ!】
因みに成功時も色は同じだからなぁ
それと、今回ヴァーリの新たな力が見られるぞ!
sideヴァーリ
会談当日…。
俺達は 都内のとある高層高級ホテルの屋上にいた。
フュージョンの練習はどうしたのかって?
もちろん何度もやった…。やる度に死にたくなるほどの屈辱を受けがね……。
どうにも フュージョンという技は使いどころが難しいもののようだ…。
まず大前提に二人の実力がある程度近く……あのポーズをきっちり取らなければ成功はしない……
そして、一度融合すると、大きなエネルギーを使用できるものの、融合状態を三十分以上持続することができない。
また、エネルギー消費の激しい状態を併用するとさらに融合時間が減少する上に、分離した後は再びフュージョンするまで一時間のインターバルが必要だそうだ。
慣れてきさえすれば、ポーズの最後に2人の指を合わせるだけで合体は可能であるらしい……。
上手く行けば、どんな条件でも、多人数でも合体は可能だという。
両者の微妙なバランスを取るのがとても難しく、あまりに違う二人でのフュージョンはとても困難である……とのことだった。
まあ、 そういうわけで何度も失敗して返信を繰り返し、 その度に美猴と黒歌に笑われ何度殺意が芽生えたか分からない……。
リアス・グレモリーやその眷属、冥界最強の
アルビオンやドライグも途中から啜り泣くことすら無く。
ただひたすらに『フュージョンは嫌だフュージョンは嫌だフュージョンは嫌だ』と呟いていて、正直声をかけるのを躊躇ってしまったくらいだ……。兵藤一誠は平然と話しかけていたが……
アルビオン以外に今はもう一匹、俺の中にいるのだが、ソイツも呆れて声すらかけてこない……
終いには兵藤一誠の義弟から励ましの激励をもらうような有り様だった……。
だが!つい先日ようやく念願のフュージョンが成功したのだ……!
あの時の感動は今でも忘れることが出来ない……。
寧ろ俺はこの感動を生涯忘れることはないだろう。
アルビオンとドライグも感極まって血涙を流しそうなほど喜んでいたよ……。
……と、そろそろそんなことを話してる場合でもなさそうだ。
【バチッ!バチチッ!!】
目の前の空間が歪み、 大きな穴が開いていく。
そこから姿を現したのは悪神ロキのローブを纏った魔人ブウだった。
「ニィ♪…… 約束通り邪魔しに来たぞ」
ブウが邪悪な笑みをしながら話す。
さて、本題にはいる前に少し体を動かすとしよう。
「兵藤一誠、 悪いがお先にやらせてもらう」
「あっ!おい、ヴァーリ!」
兵藤一誠の言葉を無視して俺は魔人ブウの前に出る。
「さあ、始めようじゃないか…晴れ舞台だ。準備は出来ているか?『九喇嘛』」
『あぁ、そっちこそ足を引っ張るなよ?ヴァーリ……』
俺の言葉に野太い声が帰ってくる。
それとほぼ同時に俺の体を金色のオーラが包み込んだ。
「さて、伝説の神龍に厄介だと言われる魔神に俺達の力がどこまで通じるのか見せてもらおう!」
俺はそう言って魔人ブウに突っ込んでいくのだった。
sideout
sideイッセー
ヴァーリのやつ…。一人で魔人ブウに突っ込んじまった……。
でも、ヴァーリが使ってるあの力いったいはなんだ?
気……じゃあねえよな?けど、何かとんでもないものを感じる……。
戦況はヴァーリが押しているように見えっけど違う……。
「 ブウのやつヴァーリで遊んでる……」
そう、ヴァーリの攻撃を全て受けているのに、涼しげな顔で余裕そうな顔だ。
ヴァーリのやつも遊ばれてるのが分かってんか攻撃に焦りが見え始めてる……。
マズイぞ…。ブウの奴、また強くなってやがる……。
恐らく今のヴァーリなら前のブウと互角かその少し下辺りのはずだ…だが、今は完全に押されている。
しばらく観察しているとヴァーリがブウの一撃で吹っ飛ばされていくのが見えた。
オラは瞬間移動で咄嗟にヴァーリのもとまで飛ぶと近くの廃家に身を隠す。
「無茶すんじゃねえよ……オラでも勝てなかったんだ。おめえが勝てる相手じゃねえ」
オラの言葉にヴァーリは悔しそうにしながらも頷いた。
「あぁ、悔しいがそうらしい……俺と九喇嘛の力がどこまで通じるのか試してみたかったが……やはり『アレ』をやるしかないか」
ヴァーリの言葉にオラも頷く。
「あぁ、 やるしかねえ! じゃなきゃアイツは倒せねえ」
ヴァーリは金色の鎧?を消しいつもの姿に戻ると言った。
「やるぞ、兵藤一誠!」
「あぁ!いくぞヴァーリ!」
オラ達は距離を空けて横に並ぶとある構えをとる。
「「フュー……ジョン!ハッ!」」
その掛け声と共にオラの指とヴァーリの指が重なり光が溢れ出す。
【カッッッ!!!!】
その光は球体となりブウの目の前へと飛んでいき弾けた。
そこから現れたのはスラッとした体型にメタモル星人の衣装を身に纏ったガンメタル色の髪の少年が立っていた。
『さあ、第二ラウンドを始めようか……魔人ブウ』
少年は不敵に笑って魔人ブウにそう言うのだった。
sideout
sideブウ
なんだコイツは?さっきまでこんな奴はいなかったぞ……
でもこの衣装を見たことはあるそうだあのチビのゴテンクスとかいうのが着ていた服のはずだ。
面白い、強くなったオレに勝てるか見てやる!
それで強かったら吸収してやるぞ!
sideout
side三人称
「なんだ?オマエ」
『俺か?俺は兵藤一誠でもヴァーリ・ルシファーでもない…。俺は貴様を殺すものだ』
少年が不敵に笑いながらそう話す。
「オレを殺す?オマエが殺されるの間違いじゃないのか?」
ブウも負けじとニヤついて返す。
『いーや、お前は俺に手も足も出ないで殺される……これは宿命だ』
「面白い♪なら試してやる…シャアッ!」
ブウが奇声と共に神速にも近い速度で少年に殴りかかる。
しかし少年は不敵に笑ったまま微動だにしない。
【バギィッ!!】
少年の顔に魔人ブウの拳が炸裂する。
「……こんな程度か?」
しかし少年は 魔人ブウを見上げてニヤリと笑う。
その様子に魔人ブウは即座に少年から距離を置いた。
「…………」
「どうした?来ないのか?来ないならこっちから行くぞ!」
少年が魔人ブウを超える速度で魔人ブウに突っ込んでいく。
「でりゃあぁぁぁッッ!」
『DivideBoost!!』
そんな機械音声が流れるとブウの動きに変化があった。
【バキィッ!】
「ガッ……!グゥ……ウギャギャギャオーーッ!」
殴り飛ばされ吹っ飛ぶが、すぐに体勢を立て直し咆哮する。
「叫んでいる暇があるのか?」
その直後、背後に現れた少年がブウを蹴りあげる。
蹴りあげられたブウは空中で迎撃しようと北欧の魔術を放ってくる。
しかしそこにはもう少年の姿はなく、地に攻撃が命中するのみ。
『遅いんだよ、お前なんか『足だけで充分だぜ!』』
いきなり目の前に現れた少年は空中でブウに凄まじい数の蹴撃を加えていく。
『だあぁぁぁぁぁッッ!』
凄まじい乱蹴りの後、体を回転させ両足で思いっきりブウを蹴り落とす。
《ヴァロット…時間が迫ってきている……早めに決着をつけろ》
籠手と翼から二匹のハモったが聞こえてくる。
『もう時間か?アライグ…。仕方ねえな……なら、バランス・ブレイク!』
『
機械音声と共に橙色の鎧がヴァロットと呼ばれた少年に装着される。
『これで貴様を地獄に送ってやるぜ!ウェルシング……!』
両羽でを構えてかめはめ波の構えをとる。
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
籠手の音声と共にヴァロットの手のエネルギーが大きくなっていく。
『かめはめ波ァァァァァァァァァァァッッッッ!!!』
【ドンッ‼】
極大の橙色の閃光がブウに向かって放たれる。
「グッ……!ガッ……!ガアァァァァ……ッ!!」
ブウも負けじとその閃光を押さえるが直ぐ様空に向けて吹っ飛ばされていく。
「ガッ…ア…ア…ァァァァァァァァァァァ…………」
【ギュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥン…………カッッッ!!!】
そして、ブウは閃光と共に地球から離れていき閃光の中に消えていった。
『……終わったな』
ヴァロットがそう呟くと同時に融合が解除され、イッセーとヴァーリの二人に戻る。
「フッ………」
「へへっ!やったな!」
【コツンッ!】
二人は笑顔で拳を合わせるのだった。
オッス!オラ悟空!
ブウとの戦いは終わったぞ!
これでもう大丈夫だな!え?まだ問題が残ってる?
そうなんか?なんだっけ?
次回!DRAGONBALL D!
確執を取り払え!界王様登場!?
ぜってえ見てくれよな!