オラがオーフィスにあってからその翌日の学校での事。
何時ものように授業が終わり、オラが部室に顔を出すと…。
「よぉ、赤龍帝!」
なぜかアザゼルのおっちゃんがいたんだ。
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「それで、どうしてアザゼルがこんなところにいるのかしら?」
そう聞くのはオラの後から来た部長…。
あの後、来た部員達は揃って呆けた顔をしていた。
「なに…セラフォルーの妹に頼んだらこの役職だ。まぁ俺は知的でチョーイケメンだからモテるぜ?ここの女子生徒でも食いながら楽しくやらせてもらうさ」
教師が生徒に手をだすのは犯罪じゃなかったっけか?
「おっちゃん、そんなことしたらオラがぶっ飛ばすかんな」
グッ!と拳を握りながら言うとおっちゃんだけじゃなく他の奴等まで顔を真っ青にしてた…。なんでだ?
side一誠
オッス!オライッセー!
朝、オラは違和感を感じて起床した。
下半身に妙な感触があったんだ。
さっきから何か柔らかくて気持ち悪りいだけど…。
なんだなんだ?
タオルケットの中で動く何かは徐々に胸のところまで上がって来てーーー
「と~ちゃく♪」
長い黒髪の美少女兼オカ研副部長の朱乃が現れたんだ。
オラは首をかしげて質問する。
「なあ、なんで姫乃がここにいるんだ?」
ここミリキャスの部屋だぞ?
しかも朱乃の奴、なんで裸なんだ?
「うふふ♪以前はグレイフィア様に邪魔されてしまいましたからこうして攻めてみたのですわ」
以前?前は…たしか…。
オラか風呂入ってた時の事だよな?
「別にオラに迫るのは構わねえけどさ…ここが何処だか分かってっか?」
「え?」
そう言って辺りを見回す朱乃。
「ここはミリキャスの部屋だ…。アイツに悪影響だから悪りいけどちっとお仕置き受けてもらうぞ!」
【ピシュンッ!】
オラは朱乃を掴むとグレイフィアの部屋まで瞬間移動した。
グレイフィアはいきなり現れたオラ達を見て多少驚いていたがすぐに冷静になっていた。
「朝から悪りいな…ちっと朱乃のお仕置きよろしくな!」
「え…」
「畏まりました…。では、姫島様…。こちらへ…」
朱乃はグレイフィアに連れられてどこかへと転移していった。
遠くで悲鳴が聞こえてきた気がするが気のせいだろ。
これに懲りたらもうやめてくれると良いけどな…。
上(前書き)の回想から数日後の事だ…。
「え?部長、冥界に帰るんか?」
オラ達は直に夏休みに入ろうとしていた。
「ええ、そうなの。毎年、夏には冥界に帰っているのよ。
グレイフィア達も帰るでしょう?」
グレイフィアは頷いて答える。
「はい、一度義母様に挨拶にいかなくてはなりませんから」
そうなんか…。
じゃあ、オラはじっくり修行出来んな!重力室も使えるようになったし、オラもまだまだ強くなりてえしな!
「じゃあゆっくりしてこいよな!オラはその間しっかり修行しとくからよ」
「何言ってるの…。イッセーにもついてきてもらうのよ?というより、冥界に帰るときは眷属の皆にはついてきてもらうことになっているのよ
それに、イッセーはそれ以外にも大事な用があるでしょう?」
大事な用?なんかあったか?
オラは首をかしげて思考する…が何も思い出せない…。
「う~ん…わかんねえ、何かあったか?」
リアスがやれやれといった表情で溜め息を吐く。
「あなたって子は…あなたは私の兵士でもあると同時にお兄様やグレイフィアの息子でもあるのよ?つまりあなたは私の従弟にあたるの…。だから私の御母様や御父様、あなたからするとお婆様やお爺様に挨拶にいかなくちゃいけないでしょ?」
なるほどなぁ。そういやもう一人じっちゃん婆ちゃんが出来たんだった。
すっかり忘れてたぞ!
「そうだったんか、オラすっかり忘れてたぞ!」
「はぁ…とにかく、出発は明日よそれまでに準備はしておいてちょうだい」
「分かった!」
「一誠様、御母様達に失礼のないようにお願いしますね…。」
「分かってっさ!気を付けるって…」
多分、大丈夫だ。
その日の放課後。自室にて…。
「そんでオラも冥界に行くことになっちまって驚れえたぞ!」
オカ研に朝のことを話していた。
「はは、イッセーくんは相変わらずだね…。」
「………相変わらずの戦闘バカですね。」
「でも、それが師匠のいいところだと僕は思いますぅ!」
と、そんなことを話していると…。1人部屋に入ってくる気を感じたんだ。
「俺も冥界に行くぜ!」
その声にオラ以外の全員が驚いている。
「アザゼル!いつの間に来たの?」
「普通に玄関から入ってきたが?気がつかなかったのか?
まあ、そこの赤龍帝は勘づいてたみたいだが…。」
あちゃー…バレてたか…。
タハハ…。とオラは笑う。
「ともかく、俺もおまえらと一緒に冥界に行くからよろしくな」
といった風にアザゼルのおっちゃんの冥界行きが決まったんだ!
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そうして翌日
オラ達は駅のあるエレベーターの前に来ていた。
「ここから下に降りていくのよ」
そういう部長にオラは疑問を覚える。
「部長、このエレベーター上にしかいかねえぞ?どうやって降りんだ?」
すると部長はパチン!とウインクすると言った。
「まあ、見ていてちょうだい」
そう言って部長はエレベーターのボタンのしたの方にある絵をタッチした。
すると、どうだろう…。ポォンッ!という音共にエレベーターのとが開いたんだ!
「さぁ、これで行けるは皆行くわよ」
『『はい!』』
オラ達はエレベーターに乗り込み下へと降りていった。
暫く降りると、エレベーターが停止して扉が開いた。
外にあったのはだだっ広い人工的な空間だったぞ
すっげぇぇ!!
地下の大空洞ってやつなんかな?
この町の地下にこんなのがあったなんて知らなかったぞ!
「それじゃあ、三番ホームまで行くわよ」
部長の案内に従いホームまで歩いて行ったんだけど、視界に映るもの全てが新鮮で驚きだった。
「これよ、さぁ、乗ってちょうだい」
部長に案内されたのは一台の汽車だった。
列車にはグレモリー所有と書いてある…。
オラが驚いているとグレイフィアが教えてくれた。
「この列車はグレモリー家が所有している物です…。グレモリー領は広いですからこうして移動しているのです。」
「ひえっ!?部長とか父ちゃんスッゲえんだな!」
まるでブルマやミスター・サタンみてえだ。
オラ達は列車に乗り込み冥界へと旅立つのだった。
オッス!オラ悟空!
なんだ!?急に列車が止まったと思ったら変な龍が襲ってきやがった!
仲間はやらせねえ!オラがぶっ飛ばしてやる!
次回!ドラゴンボールD!
神龍帝VS悪魔龍タンニーン!
ぜってえみてくれよな!