DRAGONBALL D(沈黙)   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…

木場の為に聖剣使い二人に接触したイッセー

そこで聖剣の破壊を協力したいと申し出る

二人はそれを了承してくれ

イッセーは木場を呼び作戦を開始するのであった


聖剣VS赤龍帝!強いのはどちらだ‼

sideイッセー

 

オッス!オライッセー!

 

オラ達は今、夜の町を歩いているんだ!神父の格好をして…

 

これはイリナの提案らしい

 

なんでも…『フリードは神父を襲ってるんでしょ?

なら、神父に変装すればあっちから姿を現してくれるよ』

 

ってことでオラ達は神父の格好をしているんだ

 

正直、気を探ればそんなことしなくても済むんだけどなぁ…

 

オラがそんなことを思案していると、

 

フリードの気を察知した。

 

 

「来たぞ!みんな!気ぃ付けろ!」

 

オラが皆に声をかけた直後、空からフリードが降ってきた。

 

 

「神父のご一行に加護あれってね!」

 

降ってくるなり聖剣を振り抜いてくるフリード

 

皆はサッとその攻撃を躱わし、左右に散らばる

 

 

「おやおやぁ~?神父ご一行かと思ったら悪魔でしたか~

なんだなんだよなんですかぁ?クソ悪魔がコスプレですかぁ?」

 

相変わらずよく口が回る奴だなぁ~

 

そんじゃ!ちっと挑発してみっか!

 

 

「さあ?どうかな?試してみっか?」

 

 

「あ?悪魔風情が何言っちゃってる訳?

今度こそ首チョンパしてやるよぉぉ!!」

 

そう叫びながらフリードはオラに向けて突っ込んでくる

 

お?あっさり挑発に乗りやがったな!

 

突っ込んでくるフリードを迎え撃つために構えるが…

 

【ガギィィィン!!】

 

 

「君の相手は僕だよ!」

 

木場の奴がオラとフリードの間に和って入ってきた。

 

 

「誰かと思ったら昨日の騎士(ナイト)くんじゃぁ、あーりませんか!キミがボクに叶うと思ってるのかな?」

 

 

「どうかな?試してみるといい!」

 

オラ達はその様子を見守っていた。

 

因みにグレイフィアはもう帰らせて

 

イリナ達には連絡をとってある。

 

ミリキャスをオラの母ちゃん達に任せておくのはちっと心配だったかんな…

 

その間にも戦いは木場の劣勢だ、アイツが造りだした魔剣は

 

フリードの持つ聖剣にことごとく破壊されている

 

アイツ、あのままじゃやられちまうぞ…

 

すると不意に浮遊感があり下を見ると小猫が

 

オラを持ち上げていた。

 

 

「ん?小猫、なんでオラを持ち上げてんだ?」

 

 

「……祐斗先輩をお願いします」

 

小猫は無表情にそれだけ呟くとオラを思いっきりぶん投げやがった!

 

 

「いいっ!?いきなり投げるこたねぇだろ!

ったく…木場ァァ!譲渡すっぞ!!」

 

オラは空中で譲渡の呼び動作にはいる

 

 

「わっ!?イッセー君!?」

 

木場がオラに気づいて驚いているが構わずオラは力を譲渡する

 

 

赤龍帝の贈り物(ブーステット・ギア・ギフト)!!」

 

『transfer!!』

 

籠手からオラの倍加した力が木場に譲渡される

 

 

「貰ってしまったものは仕方ない!ソードバース!!」

 

譲渡された力を使い、木場は神器を解放する。

 

 

「おぉ?なんですかぁ?こんなもの簡単に…って!?なんだよお前!?」

 

 

「へへっ!捕まえたぞ!」

 

オラはフリードの背後に回り込み羽交い締めにして拘束した。

 

 

「チッ…!クソ悪魔が!離れろ!離せってんだよォォォ!」

 

 

「無理だ…!今だ!木場!やれぇぇぇ!!」

 

 

「有難い!喰らえ!」

 

木場がオラ達に向けて剣を振り上げたその時だった!

 

 

「何をしている?フリード」

 

不意に声がしてオラはそちらを見る

 

そこには険悪な面の爺さんが立っていた。

 

 

「バルパーのじいさんか…このクソ悪魔達が邪魔しててよぉ…」

 

 

「そんな奴らにてこずるとは…まあいい、時間だ…戻るぞ」

 

 

「ヘイヘイ…んじゃ、そらよっと!」

 

その刹那、羽交い締めにしていた

 

フリードが何かを思いきり地面に叩きつけた瞬間、

 

眩い閃光が辺りを包み込んだ。

 

 

「なっ!?」

 

あまりの眩ゆさにオラは目を覆う

 

 

『んじゃ、チャラば!クソ悪魔ども!』

 

その声と共にフリードの気は遠くなっていった。

 

 

「グッ…!ちくしょう…逃げちまったか…」

 

光が止むとそこにフリードもバルパーの姿も消えていた。

 

そのすぐ後、連絡をいれていたイリナ達が来て

 

すぐに後を追っていった。そん時に木場の奴も

 

 

『僕も追わせてもらおう!』

 

って行っちまったから残されたのは

 

オラと小猫の二人だけになっちまったんだ…。

 

 

「ったく、なんなんだ?」

 

 

「本当、なんなのかしらね…貴方達のこの行動は…」

 

オラの呟きの直後背後から怒気の籠った言葉が聞こえてきた。

 

その聞き覚えのある声にオラは恐る恐るそちらを見ると…

 

そこには黒い笑みを浮かべた部長のような何かが立っていた。

 

 

「いぃっ!?部長!」

 

 

「イッセー?覚悟はいいわね?」

 

その日駒王の町にオラの絶叫が轟いたのだった…。

 

もうあんな目には遇いたくねえぞ…

 

(チチよりおっかなかったぞ…)

 




オッス!オラ悟空!

オラ達の町に堕天使の幹部が攻めてきたぞ!

戦争を再発させるだって!?

んなことオラ達がさせねえぞ!

次回!ドラゴンボールD!

見せろ龍帝の底力!赤龍帝の本領発揮だ!

ぜってえ見てくれよな!


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