DRAGONBALL D(沈黙)   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…

グレイフィアを賭け一誠に勝負を挑んできたサーゼクス

一誠はそれを受け、あっさりと完勝する

「おめえ達の家族もオラが守ってやる…いい考えだと思わねえか?」

さてさて、これからどうなる?




明かされる木場の過去!仲間を救え!兵藤一誠!

sideイッセー

 

オッス!オラ一誠!

 

あの一件があって以来、オラの周りでまた変化があったぞ

 

それはな…

 

 

「イッセー兄様、リアス姉様の眷属の方々がお着きになられました!」

 

そう言って部屋に入ってくるのはミリキャスだ。

 

 

「お?そうか…サンキュー!ミリキャス」

 

ワシャワシャと頭を撫でてやる

 

 

「えへへ…」

 

その様子を見てオラはミリキャスを肩に担ぐ

 

 

「よっと…」

 

 

「わわっ!イッセー兄様?」

 

 

「ん?どうした?高ぇとこ苦手か?」

 

オラが聞くと、ミリキャスは首を横に振り

 

 

「いえ!そんなことは、ただ急で少し驚いただけです」

 

 

「そっか、んじゃ、行くか!」

 

 

「はい!」

 

何故こんなことになっているのかと言うと、

 

それは少し時間を遡ることになる…

 

 

 

 

 

 

あの戦いの後、サーゼクス達は実家で

 

サーゼクスの父ちゃんや母ちゃん達と

 

家族会議をしたらしいんだ

 

その話合いでの結果…

 

何故かオラがグレモリーの養子になるっちゅう事で

 

話が纏まったらしい…

 

道理で最近のグレイフィアの様子がおかしかった訳だ…

 

難しそうな書類を書かせてきたり…指印を取らされたり…

 

あまりに不自然だったんで気になってはいたんだけんど

 

オラには関係ない事だろうと思って、

 

気にしないようにしてたんだ…それがまさかな…

 

しかも、オラの親にも話を通してあるらしくて

 

 

母ちゃん達が…

 

 

「イッセー、いつでも帰ってきていいんだからね」

 

 

「悪魔側ではグレイフィアさんの息子だが、こっち(人間界)では俺達の息子なんだからな!」

 

って言われて何がなんだかわかんねえ事だらけだったぞ

 

んで、つい先日になってサーゼクスがやって来て

 

ようやく話してくれたんだ、

 

それで、その話を聞いた時はひっくり返るかと思ったぞ

 

ここ今までで一番の驚きだったかもしんねえ…

 

 

 

 

 

 

…ってな事があってオラの家には今、

 

グレイフィアとミリキャスが一緒に住んでんだ

 

グレイフィアが来た当初、部長と会ったときに

 

 

「例え相手が姉様であっても私、負けませんから」

 

 

「ふふふ、私の数百年越しの想いを越えられるかしら?」

 

と、火花を散らしていた…。

 

それをミリキャスが恐がっていたからオラが散歩(武空術での空の散策)に連れていったら、

 

どういう訳かなつかれちまった。

 

それで、事あるごとにオラの部屋に遊びに来るようになったんだ!

ミリキャスを見てっとなんだかガキの頃の悟飯を思い出すな…アイツ、元気にしてっかな?

 

そんな感じでオラはグレイフィアの養子になったんだ

 

ってことで話を戻して…

 

今日の部活はいつもの旧校舎ではなく、

 

オラの家でやるらしい…

 

だから部員がオラの家に集まったて訳だ!

 

…で、部活を始めるはずだったんだが…

 

 

「これが海に行った時の写真よ」

 

 

「あらあら、イッセーくんはこの頃から

ワイルドでしたのね」

 

何故かオラの写真鑑賞会になっちまってんだよな…

 

 

「朱乃先輩、なに言ってんだ?ってか母ちゃん、いつアルバムなんか持ってきたんだよ…」

 

 

「……イッセー先輩の豪快な過去」

 

小猫までなに言ってんだ?ってか何の写真見てんだよみんな

 

おまけに部長とアーシアなんか…

 

 

「小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー小さい頃のイッセー…」

 

 

「部長さんの気持ち凄く分かります!」

 

って、なんだか怖えことになってっし…

 

グレイフィア達なんかは…

 

 

「わあぁ!見てください母様!小さいイッセー兄様です!」

 

 

「えぇ、そうね…ミリキャス」

 

…なんかさも当然のように入って見てる事に関しては

 

気にしない事にするとして、グレイフィア…

おめえ顔は微笑んでっけど目が凄い怖ぇ事になってんぞ…

 

 

「それと木場、おめえオラの写真なんか見て面白ぇか?男の写真見たって別に面白くねえだろ?」

 

 

「そんなことはないよ?イッセーくんの過去は気になっていたからね、これは中々いいものだよ」

 

そんなもんか?変な奴…

 

と、そこで木場のアルバムをめくる手が止まった。

 

 

「ねえ、イッセーくんこの写真は?」

 

ふと木場がそう聞きながら一枚の写真を見せてくる

 

 

「あぁ、この写真か…確かガキの頃近くに住んでた幼馴染みの写真だな」

 

オラがそう答えると木場は首を横に振って答える

 

 

「その子じゃなくてその奥のこれ…これに見覚えはない?」

 

奥の物…これは剣だよな…?こんなの見たことあったか?

 

 

「ん~…ガキの頃すぎて覚えてねえな…悪ぃ…」

 

 

「いいよ、別に…それにしても数奇なものだ…こんなところで見つかるなんてね…」

 

その言葉とともに木場の雰囲気が変わる

 

 

「…これは聖剣だよ」

 

そう話す木場の表情は憎悪に満ち溢れたものだった。

 

 

 

 




オッス!オラ悟空!

最近木場の様子がおかしい…

部長の言うことも聞かねえしいつもなにか考え込んでる…

どうしたってんだ?

次回!ドラゴンボールD!

木場の憎悪、聖剣使いとの会合!

ぜってえ見てくれよ!

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