DRAGONBALL D(沈黙)   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…

リアスの眷属になり着々と仕事をこなしていったイッセー

そんな中一人のシスター、アーシア・アルジェントと出逢う

彼女の癒しの能力に驚きつつもイッセーはアーシアを

教会へと送り届け早々に帰宅するのであった。



暗躍する影、アーシアを救え兵藤一誠!

sideイッセー

 

オッス!オライッセー!

 

今はアーシアの一件から数時間後だ

 

 

「二度と教会に近づいてはダメよ…」

 

オラの目の前で部長が怒ってんだよ…

 

 

「なんでだ?オラ本格的な悪魔じゃねえんだろ?

なら、でぇじょうぶだと思うけどな」

 

 

「例えそうであっても今のあなたからは悪魔の気配も

するの…下手をしたらあそこで光の矢が飛んできても

おかしくなかったのよ?」

 

ひえっ!オラそんな危なかったんか…

 

こりゃ、気を付けねえと

 

いつグッサリ殺られるか分かんねえぞ…

 

 

「…すんません」

 

今回のはオラが悪いしなちゃんと謝っとかねえと

 

 

「分かってくれたのならいいのよ…

良かったわ…あなたが無事で」

 

そう言いながらオラを抱き締める部長

 

へへっ…なんか恥ずかしいな…

 

そんな風に部長にされるがままになってっと

 

部長が急に離れてこう言ったんだ。

 

 

「さて、そろそろあなたも本格的に

契約を取りに行ってみましょうか」

 

ん?それってひょっとして…

 

 

「ってことはよ部長、オラもうチラシ配り

しなくていいんか?」

 

すると部長はニッコリとして

 

 

「えぇ、本来ならチラシ配りは使い魔がやることなの

だけどイッセーは悪魔になりたてだったから

経験を積んでもらうためにチラシ配りをさせていたのよ」

 

オラのやってたことの背景にはそんな理由があったんか

 

でも、と部長は続けた

 

 

「本当はあなたがチラシを配り終えて来るのが早すぎてもう配るチラシが無いの…どんなやり方をしたら五箱分の

チラシを十分ちょっとで配り終えてくるのよ…」

 

あり?なんかちっとやり過ぎたか?

 

良い修行になってたんだけどな

 

 

「まあいいわ、とりあえず今日は小猫に依頼が来ていたんだけど二つ重なっちゃったの、

だから片方はあなたに行ってもらうわ」

 

 

「あぁ!分かった!」

 

 

「……そちらはお願いします。先輩」

 

 

「おぉ!任せとけって」

 

小猫のやつも大変だなぁ二つも一気に重なっちまうなんてよ

 

 

「それじゃあこの魔方陣の上に立ってちょうだい」

 

みると朱乃先輩が魔方陣を出していた。

 

 

「悪いけど、オラこっちで行くからそいつはいいや」

 

そう言ってオラは額に指を添え気を探る

 

 

「ん、見つけた!んじゃな!」

 

【ピシュン!】

 

 

「え?ちょっと!どうやって……」

 

部長の言葉を最後まで聞かずオラは瞬間移動した。

 

 

【ピシュン!】

 

オラは依頼者の所にたどり着いた

 

 

「うおっ!?き、君はいったいなんなんだ!」

 

 

「オラか?オラ、兵藤一誠だリアス・グレモリーさまの

遣いで来たんだ」

 

そういうと依頼者は怪しげな顔をして

 

 

「そんな訳ないじゃないか悪魔は魔方陣から来るんだぞ

お前みたいにいきなり現れたりしない!

それに私は小猫ちゃんを呼んだんだ!君はお呼びじゃないんだよ!ほら、帰った帰った!」

 

困ったな~…でもこのまま帰れねえぞ…

 

 

「それは駄目だって!小猫のやつ外の仕事が入っちまって

来られねえんだからさ」

 

 

「他の仕事か…まあそれなら仕方がない…

折角このコスプレを着て貰おうと思ってたのに…」

 

明らかに落ち込んでんな、

 

 

「まあ元気出せって、そん変わりオラが

他のことしてやっからさ!」

 

 

「仕方ないな…所で君は何が出来るんだ?」

 

ん~何が出来るっけかなぁ?あ、そうだ!

 

 

「オラ、ドラグ・ソボールの技なら撃てっぞ」

 

オラの言葉に依頼者…森沢のおっちゃんが反応した

 

 

「なん…だと!?じゃあドラゴン波も撃てるのか‼」

 

 

「おぉ!撃てっぞ?」

 

なんてったってあの技は最初に覚えた技だしな!

 

 

「…見せてもらえるか?」

 

まだ半信半疑って顔してんな、よし!

 

 

「いいぞ?んじゃ、外に出ようぜ!ここじゃ危ねえしな」

 

 

「分かった」

 

オラ達は外に出て近くの空き地に向かったんだ

 

 

「んじゃ、行くぞ!ドラゴン波!!」

 

オラは空き地の中央に立って空に向けてドラゴン波を放った

 

 

「お…おぉぉ…!これが本場のドラゴン波!」

 

おぉ…すげぇ興奮してる…

 

 

「な?これで分かっただろ?」

 

 

「あぁ!凄いよ君!また見せてくれるかい!」

 

 

「あ、あぁ…構わねえよ?」

 

ちょっとその勢いが怖えぇよ森沢のおっちゃん…

 

その後森沢のおっちゃんは大満足して契約してくれた

 

オラはその代価を貰ったあと部長の気を探って

 

また瞬間移動で部室に戻ったんだ

 

部室に戻ったら早速契約を取って来たことに

 

部長達が驚いてたぞ

 

そんなことがあってからまた別の日だ

 

オラは依頼者の所に向かってたんだ

 

前みたいに瞬間移動で行こうとしたんだけど

 

依頼者の気が見つかんなくて飛んで向かってるんだ

 

 

「よし!着いたぞ!こんばんはー!リアス・グレモリーさまの遣いで来たんだけど…いるか?」

 

声をかけてみたけど返事がない、居ないんかな?

 

と思ってドアに手を掛けてみたら

 

 

「?…ドアが開いてる?」

 

中から異質な気も感じる…

 

オラは怪しげになりながらも家の中に入っていった。

 

 

「もう止めてください!フリード神父!」

 

 

「うるっせえんだよこのクソアマ!犯されたいんですかぁ?ん~?」

 

入ってみると聞き覚えのある声が奥から聞こえてきた

 

オラは急いでその方向に走る

 

声のする部屋に辿り着くとそこには数日前に会ったシスター

 

アーシアを白髪の長髪の男が襲いかかろうとしていた

 

 

「なにやってやがんだ!おめえ!」

 

オラはそう叫び白髪の男を蹴り飛ばした

 

 

「ゲバブッ!!」

 

 

「え?イッセーさん…?どうしてここに?」

 

白髪男は吹っ飛んで壁に激突し

 

アーシアはオラの登場に驚いてみてえだ

 

 

「話は後だ、おめえはちょっと下がってろ」

 

オラは男を睨み付けながらアーシアに伝えた

 

 

「は、はい!」

 

そうしてアーシアが下がるのを確認してオラは構えを取った

 

 

 




オッス!オライッセー!

いやー!この白髪頭中々やるなぁ!オラの攻撃を紙一重で

全部防いできやがる、こりゃ面白くなってきた!

次回!ドラゴンボールD!

対決!イッセー対フリード!

ぜってえ見てくれよな!

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