DRAGONBALL D(沈黙)   作:榛猫(筆休め中)

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前回までのあらすじじゃ…

天野夕麻という堕天使に告白されて

晴れて付き合う事になった一誠、

だが夕麻は一誠を殺すために近づいてきたのだった。

果たして一誠の運命やいかに…


ついに激突!一誠VS堕天使

sideイッセー

 

オッス!オライッセー!

 

オラは今、夕麻…いや、堕天使と向き合っていた

 

互いが様子を見るため膠着状態が続いていた。

 

(…どうくる?このままだとラチがあかねえしな…

ここはオラから仕掛けてみるか…?)

 

頭のなかでそう思案しつつもオラは目の前の堕天使から

 

目を離さない、闘いの最中にそんな隙を見せれば

 

例え一瞬でもそれで決着がつくこともあるのだ

 

オラはまた少し相手の様子を見てから動いた。

 

 

「だりゃあぁぁぁっ…!!」

 

高速で堕天使に近づき気弾を複数撃つ

 

 

「ちっ…こんなもの!」

 

堕天使は放たれた気弾を飛び上がり回避した。

 

(そう簡単に終わらせねえぞ!)

 

 

「だりゃりゃりゃりゃりゃっ!!」

 

オラは追尾するように気弾を撃ちまくる。

 

その影響で辺りに飛び散った気弾が地面や壁に辺り爆煙を

 

発生させ堕天使を包み込んだ。

 

 

「……」

 

オラは気を探り奴の動きを探る、すると!  

 

 

「はあぁぁぁぁ……‼」 

 

光の槍を携えて突進してきやがった…

 

堕天使は突進の勢いを利用して光の槍を、投を投合してきた

 

オラはそれを良く見て避け技を放った

 

 

「喰らってみろ!かめはめ波ブースト!」

 

クルリと堕天使に背を向け後方に思いっきりかめはめ波を

 

放ちその推進力を使って堕天使を殴り飛ばした。

 

 

「かふっ…‼」

 

堕天使は勢いよくふっ飛んでいくのを

 

オラは直ぐさま追撃をかける

 

飛ばされていった堕天使を追いかけ蹴りを入れ

 

再度吹っ飛ばしそれをまた追いかけ今度は殴り

 

それで更に飛んでいった所で待ち伏せし

 

止めとばかりにアームハンマーを叩き込んだ

 

 

「だりゃあぁぁ‼」

 

 

「がはっ…!!」

 

堕天使は抵抗できず勢いよく地面に激突した。

 

こんだけやりゃあ流石に効くだろう

 

オラは地面に降りると堕天使は立ち上がり

 

また槍を構えていた。

 

 

「へえ、あんだけやられてまだ立ち上がれんのか」

 

 

「ガキが!あれくらいで倒れるわけないじゃない…!

私は計画を成功させなきゃならないのよ!」

 

そう捲し立てオラに突っ込んできた。

 

オラもそれに答えるように迎え撃つために

 

堕天使に向かって飛び込んだ。

 

 

「はあぁぁぁ…‼」

 

 

「だりゃあぁぁぁ…‼」

 

ドンッドンッドンッドンッドンッ!!

 

オラ達がぶつかり合う度に辺りに衝撃波が巻き起こる

 

 

(中々しぶてえな…こりゃ気を抜いたらやべえかもな…

そろそろ決めねえとオラの方が疲れっちまう)

 

オラはそう考えながら堕天使の攻撃を捌いていき

 

距離を取った。

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…おめえ、中々やるじゃねえか」

 

 

「はぁ…はぁ…アンタこそ、

ここまでやるなんて思わなかったわ…

人間が堕天使相手にここまで戦えるなんてね…

でもこれで終わらせてあげるわ!」

 

そう言って堕天使は先程より

 

二回り程大きな光の槍を造り出した。

 

 

「オラもそろそろ決着をつけたかったとこだ

おめえがそうするってんならオラも応えてやっか!」

 

オラは両手を突きだし掌を包む様に目の前で合わせ

 

その構えのまま腰辺りまで持っていった。

 

今こそ食らわしてやる!

 

亀仙人のじっちゃん直伝のあの技を!

 

 

「かぁーめぇーはぁーめぇー…」

 

その言葉と共に手に気を集中させていき

 

掌のなかに片手サイズの気の球が生成される

 

堕天使も準備が整ったのか投擲の構えをとっている

 

 

「これで…死ねぇーー!!」

 

 

「波あぁぁぁぁぁぁ…‼」

 

堕天使が巨大な光の槍を投擲するのとほぼ同時に

 

オラの全力のかめはめ波が炸裂した。

 

ぶつかり合った二つの技は最初こそ拮抗していたが

 

徐々にかめはめ波が押し返し始め…最後には

 

槍を呑み込んで堕天使に向かっていった。

 

 

「なっ!?こんな!こんなはずじゃあ…‼

イヤァァァァァッ‼」

 

堕天使はかめはめ波に呑み込まれ

 

何処かに飛ばされていった。

 

それを見届けたオラはようやく気を抜いた

 

 

「ふぃ~終わったぁ…それにしても疲れたぞ…」

 

額の汗を拭い一息をつく

 

 

「でも、ちゃんと修業しといて良かったぞ、じゃなかったらオラが殺られちまってたかもしんねえ…

にしても…あんな奴が要るなんてなぁ…こっちにも強え奴がいるんだな、オラ、ワクワクしてきたぞ!」

 

もっともっと修業して強くなんねえとな!

 

と…まだ見ぬ強敵達に思いを馳せていると

 

 

「これは貴方がやったのかしら?」

 

って聞き覚えのない女の声が聞こえてきたんだ

 

 

「ん?確かにこれをやったのはオラだけど…

おめえ、誰だ?」

 

制服から見たところうちの学校の生徒見たいだけんど…

 

う~ん…とオラが頭を悩ませていると

 

 

「あら、学校では結構知られていると思うのだけど…

聞き覚えはない?リアス・グレモリーって言う名前を」

 

 

「リアス・グレモリー?う~ん…リアス…リアス…リアス…

あぁ!そういや松田達が言ってたぞ!

確か学園の二代お姉さまの一人だってよ!」

 

でも、確かそのリアスっちゅぅ奴は先輩だった筈だ…

 

その先輩がどうしてこんなところにいるんだ?

 

それにコイツから感じるこの気…小猫のやつと同じもんだ

 

 

「そうね、たしかにそんな呼ばれ方をしているわ

それはそうと、これを貴方が一人でやったの?」

 

リアス先輩が聞いてきたそれにに合わせるように

 

(ぐっぐぅぅぅぅ…)

 

盛大に腹が鳴った。

 

 

「…ははは!わりい先輩、オラ腹減っちまったから

この事はまた今度でいいか?」

 

その言葉にリアス先輩は唖然としながら

 

 

「分かったわ…。なら、明日の放課後に使いを出すわ

その時に話して貰えるかしら?」

 

 

「あぁ、それでいいさ!そんじゃな!」

 

 

「えぇ…」

 

こうして、オラはリアス先輩と別れて家に帰ったんだ

 

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

その翌日の放課後…

 

 

オラがリアス先輩の遣いを待ってっと

 

 

「やあ、兵藤一誠くんだよね?」

 

他のクラスの木場祐斗が声をかけて来た

 

 

「ん?確かにそうだけどなんだ?オラちょっと先約入ってるからよ用だったら手短に頼むぞ」

 

そう言うと木場は苦笑して

 

 

「その先約の件で来たんだ」

 

その言葉でオラは理解した。

 

コイツがリアス先輩の遣いなんだってことに

 

 

「そっか、それじゃオラはどうすればいい?」

 

オラの問いに木場は爽やかに笑んで

 

 

「僕に着いてきてくれるかな?」

 

そう言って歩き出した。

 

オラもそれに続いていく

 

 

「きゃぁぁぁ‼兵藤くんと木場くんが一緒に歩いてるわ!」

 

 

「こ、これは…キマシタワー‼」

 

 

「兵藤×木場いやいや!木場×兵藤!どっちなのぉ!」

 

周りが変な事言ってッけどなんのことなんだ?

 

そうしてオラ達は教室を後にしたんだ。

 

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木場に案内されたのは旧校舎の中にあるひとつの教室だった

 

看板にはオカルト研究部って書いてある

 

木場はコンコンと戸を叩き中にいる人物に声をかけた

 

 

「部長、連れてきました。」

 

そう言って中に入っていく

 

 

「ほら、兵藤くんも早く入って」

 

その言葉にオラもその教室にはいる

 

中には昨日会ったリアス先輩のほかに数人の女子がいた

 

一人はリアス先輩と並ぶ美貌を持ち学園の二代お姉さまの

 

一人と呼ばれる姫島朱乃っちゅう先輩と

 

オラがよく話す塔上小猫がいた。

 

オラがキョロキョロまわりを見回していると

 

 

「ようこそ、オカルト研究部へ…兵藤一誠くん」

 

そこには妖艶に微笑むリアス先輩がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




オッス!オラ悟空!

驚れえたぞ!まさかこの世界には

悪魔も堕天使も天使もいるなんてよ!

しかも皆強え奴等ばっかだって言うじゃねえか!

オラもうワクワクが止まんねえぞ!

次回!ドラゴンボールD!
またしても転生!?悪魔になった兵藤一誠

ぜってえ見てくれよな!

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