雪の軌跡・リメイク   作:玻璃

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今話は旧27話~29話半ばまでのリメイクとなります。

別名、巻き込まれるアネラス回。

では、どうぞ。


空賊の棲まう砦へ

「えっ、新人ちゃん、まだ戻ってきてないんですか?」

 ルグランからの言葉を聞いたアネラス・エルフィードは思わず聞き返していた。ほぼ面識のない人間ではあったが、ルグランからその行方不明と思しき新人――アルシェム・ブライトの武勇伝について嫌というほど聞かされたことがあるからである。以前に準遊撃士としてツァイスに赴いた際にもツァイス支部受付キリカ・ロウランや町の人間からも嫌というほど聞かされていた《氷刹》――氷の如く冷たく、刹那のうちに魔獣を仕留めることからそうつけられたらしい――遊撃士協会の元協力員。アルシェムが霧降り峡谷の手配魔獣を狩りに行ったのは早朝で、今は昼過ぎ。彼女のペースならばもう既に戻ってきていてもおかしくないはずである。

「うむ。出来れば見に行って貰えんか? シェラザード達は今少し立て込んでおるからの」

「分かりました」

 アネラスは表情を引き締めて遊撃士協会を出、霧降り峡谷へと向かった。途中の魔獣はその手に持つ刀で一刀両断し、先を急ぐ。この周辺の魔獣はアネラスにとっても敵ではなく、少しばかり進行速度を遅らせるだけの障害物と成り下がっていた。

「う~ん、もうちょっと精進しなくちゃね」

 アネラスはそんな自分のペースを見て不満げに頬を膨らませる。アネラスの先輩、《方術使い》ならばこんな時は魔獣をすれ違いざまに切り捨てたりして急ぐのだろう。アネラスはまだその境地には至っていなかった。

 霧降り峡谷に入ると、アネラスは足跡を調べた。アルシェムと思しき人間が何度か出入りした足跡がある。その足跡はまっすぐ奥に――続いているわけもなく、何故か飛び飛びについていた。しかも、橋には一切足跡をつけずに。

「……え、ええ~……ちょ、ちょっと新人ちゃん……」

 それが何を意味するのか、アネラスは半信半疑ながらも理解した。アルシェムはこの橋を渡るという行為を無視して落下すれば無事で済まない峡谷を跳びまわったのである。踏切も素晴らしく、着地も完璧。無駄に文句のつけようのない所業だった。バカバカしい所業でもあったが。

 後で説教をしないと、とアネラスは思いながら先を急いだ。これでもアネラスは八葉一刀流――ユン・カーファイという名のアネラスの祖父が師範代であり、カシウス・ブライトやクロスベルのA級遊撃士アリオス・マクレインと同じ流派である――の端くれ、気配を読むことには他人よりも長けている。アルシェムの気配を覚えているわけではないが、それでも人間の気配がほぼないということはアルシェムに危険が及んでいる可能性もあるのだ。

 そして、アネラスは霧降り峡谷の最奥まで辿り着いた。途中で迷い出たらしいマスタークリオンに頬ずりをしようとして襲い掛かられたのはご愛嬌である。勿論キッチリと退治してある。そこに落ちていたのは黒塗りの二丁の導力銃だった。それも、何かがくくりつけてある。アネラスはその紙片を導力銃からほどいて中を見た。

「……う、う~ん……え、この上……? 本気で?」

 紙片を読み終えたアネラスは空賊のアジトがあるという頭上を仰ぎ見て唖然とした。アルシェムはここを登っていったのだろうが、流石に無茶である。とっかかりはあるものの、普通登ろうとは思わない崖。それを登っていったのだろう。確かにここで足跡は途切れているし、何かが落下した跡もない。そして、今のアネラスにはがけを登る用意がない。そもそもそんな事態になっていようとは思っても見なかったからである。

 アネラスは導力銃を持つと、その周囲を調べ始めた。他に道がないかを確認するためである。登るための道を探しながら手を着いていたアネラスは、偶然触れた刀の鞘と崖が触れ合う音に違和感を感じた。鈍くない、というよりも小気味いい音が鳴ったのである。

「も、もしかして……」

 一応向こう側に気配がないことを確認したアネラスは、近くに落ちていた石を音源に向けて投げつけた。石は過たずその場所に当たり、そして甲高い音が響いた。つまり、この先は空洞なのだろう。このあたりには確か古代の砦があるらしいという噂もあったので、抜け道となり得るかも知れない。もっとも、『かもしれない』であるために間違いである可能性もあり、ここを使えると思いこんでは危険だろうが。

 そこまでわかれば十分である。恐らくアルシェムは空賊に捕まったのだろう。そして、アジトの位置はこの頭上。それ以外の詳しい情報がアネラスにはないため、このまま乗り込むのは危険だと判断した。くるりと踵を返したアネラスは一目散にボースへと戻った。そのまま遊撃士協会まで駆けこむと、丁度エステル達も遊撃士協会に戻ってきていた。

 アネラスはあずかり知らぬことではあったが、エステル達は南街区での強盗事件の調査を終えて来たのである。アルシェムが行方不明かも知れないというルグランの言葉を聞きつつもアネラスが捜索に出たことを理由にそのまま調査に出かけていたのだ。そして、エステル達も遊撃士協会に戻ってきたという次第である。

「アネラス、どうだった?」

 シェラザードが息せき切ってアネラスに尋ねた。アネラスは真剣な顔でシェラザードに告げる。

「新人ちゃん……っと、アルシェムちゃんですけど、手配魔獣はきちんと退治してました。でも……どうも、空賊のアジトに乗り込んじゃったみたいで」

「待ってアネラス、意味わからない」

 シェラザードは頭を押さえた。何故に手配魔獣を退治しに行って空賊のアジトに乗り込むことになるのか。エステルは不安そうな顔で、ヨシュアは厳しい顔でアネラスの言葉を聞いていた。何故か同行している金髪の男――オリビエ・レンハイムも珍しく眉をひそめている。

「手配魔獣が出てたところの頭上にアジトがあって、手配魔獣がそっちにも出たから退治しに行ったみたいです……崖、どうやって上ったのかわかりませんけど」

 シェラザードはアネラスから差し出されたメモを受け取って流し見た。そこに書かれているのはアジトの可能性と手配魔獣の出現。恐らく、悲鳴なり何なりが聞こえたのだろう。それを救出しに行ったという点では実に遊撃士向きなのだが。空賊と鉢合わせして無力化できなかったということは、かなり手ごわい相手だったのだろう。

「まあ、条件的には一致するんだけど……」

「小形飛空艇しか停泊できなさそうな場所、ですね」

「アルってば……また無茶して……あとでお説教してあげないと」

 三者三様の返事をしたが、オリビエだけが黙ったままだった。オリビエの知る人物がアルシェムと同一人物だとするならば、空賊如き一蹴出来るはずなのである。つまり、この場合は恐らく空賊と対峙して負けたのではなく、空賊を救ったのではないだろうか。悪辣な猟兵団がらみの輩ではなさそうであるが、人質を手配魔獣に殺させる可能性だってあるのだから。それで手配魔獣を倒しきって、集中攻撃等で落とされたのならば幸いだろうが、殺されていた時がマズイ。そもそもオリビエが会いに来た人物はリベールにはいないようなので本来ならば付き合う義理もないのだが、一応相手は元帝国貴族であるために自分が行くことで尻拭いをしたという実績を作らなければならないのである。実にかったるい仕事であるが、未来の有望株を見れただけ良しとしよう、とオリビエは思っていた。

「それと、これは最後まで確認してないっていうか確認しちゃったら多分不味かったんですけど……下から侵入できるかもしれません」

「どういうこと?」

 アネラスはシェラザードに導力銃を拾ったあたりの壁を叩くと空洞があるような音がしたことを報告した。それが空賊のアジトに繋がっているかどうかは分からないことも併せて。シェラザードは黙考した。十中八九空賊のアジトは霧降り峡谷だろう。しかし、そこから侵入するのは至難の業である。

 と、そこでヨシュアが口を挟んだ。

「シェラさん、さっき聞き込みした時に《川蝉亭》方面でジョゼット達らしき男女が目撃されてましたよね?」

「ええ、そうね」

「もしそれがジョゼット達だとして、徒歩ではボース市内を通らないと《川蝉亭》まで行けないと思うんです」

 ヨシュアの言葉に、シェラザードは聞き込みを再開する必要がありそうだと思った。今度はジョゼット達の目撃情報を探す必要があるだろう。と、次はエステルが口を挟んだ。

「ねぇ、歩きじゃなかったらあの飛空艇を使うんじゃないかなあ、シェラ姉」

「エステル、何を考えてるの?」

 シェラザードはエステルの考えが何となくわかったが否定したかった。それは少しばかり危険な賭けになるからである。

「登れないんだったら連れてってもらえば良いかなーって」

 確かに分かる。確かに、その通りではある。しかし、危険すぎるのではないだろうか。万が一空賊に見つかってしまえば切り抜けられない可能性だってあるのだから。それをやるにはいささか戦力不足な感を否めない。相手はアルシェムを捕えた空賊なのだ。

「方法は考えてるんでしょうね?」

「え、いや、そこまでは……でも、アネラスさんが言うみたいに登れない場所にあるんだったら連れてってもらうしかないんじゃない?」

「そ、そうだけど……」

 シェラザードは迷った。それ以外に方法がないわけではないが、それをしてしまうと逃げられる可能性があるのである。軍の中に内通者がいるかもしれないことは捕えられていた時にモルガンから告げられたことであり、そういう意味では頼ることが出来ないのだ。

 しばらく考えた後、シェラザードは条件付きでエステルの言を受け入れた。周囲でジョゼット達の目撃証言が出なければエステルの提案に乗ることにしたのである。シェラザードはそのままエステル達に指示して目撃証言がないかを探った。アネラスも手が空いていたのでそれを手伝い、ジョゼットの目撃証言がないことを確かめた。

 その後、シェラザード達は打ち合わせをした。シェラザード、エステル、ヨシュアが《川蝉亭》付近にあるであろう飛空艇に忍び込み、アネラスが別の出入り口かも知れない場所で待機し、もしもそうだった場合の保険として押さえておくことになった。

 シェラザード達はそのまま《川蝉亭》へと向かった。途中で飛空艇を止められそうな場所を探しつつ向かったのが功を奏したのか、《琥珀の塔》の前に停泊する飛空艇を発見することが出来た。そこでシェラザード達は二手に分かれた。ヴァレリア湖の方へと向かったジョゼット達の会話の内容を把握するためである。ヴァレリア湖方面にはヨシュアが、エステル達は隙をついて先に飛空艇へと潜入していた。――おまけで、何故かオリビエも一緒に。

 ここまできてしまった以上は追い返すことも出来ず、シェラザードはオリビエをつれて行く決断を下した。オリビエも共に貨物庫の中で大人しくしていると、ヨシュアが来ないうちに飛空艇が動き始めてしまった。エステルは慌ててしまうが、声を出してはいけないことを理解しているので何とかこらえる。

 因みにヨシュアはというと――

「まあ、こうなる気はしたけどね……」

 飛空艇の足に捕まって遊覧飛行していた。行先はやはり霧降り峡谷のようで、霧で視界が効かなくなりつつ、湿気で手元が滑りそうになりつつもヨシュアは鋼の精神で耐えた。中にいるエステルを守るためである。まさにエステル命。エステルがいないと生きていけないヤンデレ男の正念場である。途中で見つからないように立ち位置を変えながらもヨシュアはきちんと付いて来ていた。

 そして、飛空艇は止まった。霧降り峡谷にある古代の砦で。ジョゼット達はヨシュアにもエステル達にも気づくことなく飛空艇から去っていった。

「ふあ~あ、さっさと休みたいぜ。この間からこっちずっと動きづめだし……」

「だよなあ。ドルンの兄貴、本当にどうしちまったんだろうな……」

 見張りの注意が飛空艇から逸れた瞬間。ヨシュアはその場から飛び出して双剣を抜き、柄で首筋を強打した。崩れ落ちる見張り。それをヨシュアは近くにあった縄で手早く縛り上げた。

 そして、飛空艇の中に侵入するとエステル達を見つけ出した。

「よ、ヨシュア!?」

「あ、あんた……」

「ちょっと頑張ってみました。見張りは昏倒させましたから早く行きましょう」

 ヨシュアの言葉に何か言いたそうに口を開いたシェラザードは口をつぐみ、頷いた。シェラザードが先頭に立って空賊の住む砦を進む。あたりには魔獣もたくさんおり、エステル達は出来得る限り音をたてないように魔獣を狩って進んでいった。一つ一つの部屋はヨシュアが気配を探り、誰もいないことを確認してエステルが踏み込んで中の調査を行う。その間にシェラザードとオリビエは周囲の警戒を行う、という形で一行は進む。

 そのパターンが通用しなくなったのは、とある部屋の前についてからだった。その部屋からは話し声が聞こえたのだ。中には空賊がいるらしい。エステル達はその場に一気に突入して空賊を無力化し、捕縛した。

「さーて、色々吐いて貰おうかしら」

 シェラザードは自らの得物を手で扱き、おもむろに空賊の顔の横にたたきつけた。飛び上がる空賊。

「ひ、ひいっ……」

 とてもイイ笑顔でシェラザードは攻撃を当てないように空賊を責め立てる。それに怯えて人質の場所を吐く空賊。しかし、彼らは首領たちの居場所を吐くことはなかった。余程忠誠心が高いのだろう。シェラザードはそのまま空賊たちを捕縛して部屋を後にした。

 その先も魔獣がまた湧いていた。この場所で暮らしていると考えると空賊もずぼらというかある意味合理的というか突っ込みどころ満載の奴等である。毎日腕試しの出来る家と考えれば合理的かも知れない。男所帯ってこんなものかしら、とエステルが洩らしてヨシュアとオリビエに全力で否定されていた。

 一つ下の階に降りたエステル達は再び部屋を発見していた。ここまでにも部屋はあったのだが、物騒な物音がしている部屋は他にはなかったのだ。そう、その部屋は――

「アル!」

 既にアルシェム・ブライトに制圧されていた。所々服は破れていて、その隙間からは打撲痕が見て取れる。それでもきちんと両足で立ち、空賊を一人残らず縛り上げていた。

「……あ、エステル」

「あ、エステルじゃないわよ! 心配したんだからね!?」

「ごめんごめん、流石に空賊でも魔獣に喰い殺されるのを見逃すわけにはいかなかったしさ」

 頬を軽く掻きながらそう言うアルシェムは完全にいつもと同じ様子に見えた。そんなアルシェムに突っかかるエステル。

「それにしても、もっとこう……誰か呼ぶとかなかったわけ!?」

「そんな時間的余裕はなかったんだよねー……あのまま放置してたらヒャッハー人質魔獣に突っ込んじゃうぜ祭りとかやりかねなかったし」

 いつでも悲観論で備えているアルシェムにとって、魔獣に人質を食い殺させるだの人質同士で殺し合いをさせるなどという方法を空賊が取らない保証がなかったので乗り込んだのである。もしも人質を取っておく必要がなくなった場合に問題になるのが人質の扱いなのだから。人道的な人間ならば解放するだろうが、アルシェムが接した限りのドルンは恐らく人質を殺してしまうだろうと分かっていた。それが本性であるかどうかは別にして。

「空賊の首領たちは最下層にいるけど、人質の脱出が先かも」

「無理よ。まだ別のところに潜んでるかもしれない空賊に挟み撃ちにされる可能性があるわ」

 シェラザードはそう言って人質の解放を後伸ばしにした。ついでに乗客の顔を見てカシウスがいないことを確認しつつ、解放はもう少し後になることを告げる。そこで、アルシェムはシェラザードに提案した。

「シェラさんの想定が当たってたら人質を無防備に残しておくわけにはいかないですよね?」

「人手が足りなくなるわよ。アンタを捕える実力のある空賊を相手にするにはフルメンバーで当たるしかないわ」

 アルシェムは眉をひそめた。まさかそこまで考えもなく乗り込んでくるとは思っても見なかったのだ。人質の安全確保に動くのは当然であるし、人手が足りないとはいえ誰かいたはずだ。そこで、アルシェムは思い出した。

「そういえば、昼あたりに霧降り峡谷に誰か来ました?」

「アネラスがアンタを探しに来てたわよ、それがどうかしたの?」

 シェラザードは首を傾げながらそう問い返した。確かに昼ごろにアネラスがアルシェムを捜索しに来ていたが、何故そんなことを問うのかわからなかったからだ。

「アネラス先輩、今はどこにいらっしゃいます?」

「え、昼に何か空洞っぽいのがある場所があったから一応その前で張ってもらってるけど……」

「そーですか。シェラさん、アネラス先輩をこっちに呼びましょう。脱出は出来ないにせよ守りは必要です」

「どうやって呼ぶ気なの?」

 シェラザードは眉をひそめてアルシェムに問うた。アルシェムは昼に外から何かを叩く音がしたために外に通じていそうな場所に見当をつけ、武器を取り返してからこの部屋まで静かに駆けて来たのだ。アネラスを呼ぶまでの間はエステルとヨシュア(とついでにオリビエ)にこの部屋の防衛を任せてアネラスを中に引き込むことを提案した。シェラザードは渋い顔をしながらもその提案を呑み、すぐに行動を始めた。

 階下に降りたアルシェムとシェラザードは息を殺して横穴と思しき場所に入った。そこが音の聞こえてきた方向だったからである。アルシェムが壁を押すと、その壁はゆっくりと横に動いて開いた。眼前には唖然とした顔のアネラスが。

「え、あれ、新人ちゃん?」

「えーと、アネラス先輩。人質の安全確保にご協力願えませんか?」

「わ、分かった」

 アネラスは何も聞かずにその場から動いた。あまり抗弁していると空賊に見つかるかも知れないと思ったからだ。アネラスを加えたシェラザード一行は人質のいる部屋まで戻り、エステル達と交代した。

 アネラスと交代してエステル達を加えたシェラザード一行は再び階下へと降りた。逃走防止のためにオリビエを先ほどの動く壁の前に配置したシェラザード一行は、一気にカプア三兄妹のいる部屋になだれ込んだ。すると、そこには言い争いをしていたカプア三兄妹が。

「なっ……」

「ゆ、遊撃士ども!?」

「てかアンタ大丈夫なの!?」

 三人三様の反応である。動揺するカプア三兄妹の隙を突くように、エステル達は攻撃を開始した。




そして始まらない戦闘。

では、また。

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