クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

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今回は少し短めです。
今回は名シーンの再現している時が一番楽しかった!!


第四話 歴史と古代戦士

「見ていて下さい、俺の変身。」

 

青年は吹雪の中で言うと身体が黒い何かに変わり、目の前の敵に向かっていく。

 

一人は笑い、もう一人は苦しむ様に戦っていた。

 

その戦いは、一体いつまで続いたのだろうか。長い時間をかけて、青年が勝利した。

 

青年はみんなの笑顔を守り、また青空の下へと歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間の里 夕方

 

「人里の近くで、大量殺戮!?それは本当か妹紅!」

 

人里で二人の女性が話している。

 

「そうなんだよな、慧音、お前も里が襲われ無いように警備を強化してくれないか?」

 

妹紅が慧音に話しかける。

 

「分かった……そうしよう、それと妹紅、私は人里の外を警備する、お前は里の警備を頼みたいんだか………」

 

「いいぞ、今日は暇だからな。」

 

そう言うと妹紅は人里の中心部の近くに、慧音は人里の外へと進んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ?いつの間にか道に迷ったのかな?」

 

冒険家 五代 雄介は森の中を歩いていた。

 

「まぁいいやもう少し進んでみよう。」

 

雄介が前に進もうとすると、いきなり女性の声が聞こえてきた。

 

「おい、お前は誰だ!?そこで何をしている!」

 

その声の主は一瞬で雄介の前に現れ、雄介に近づいてきたが、雄介はそれほどの事では驚かない。

 

サッとポケットの中から、一枚の紙を取り出し、目の前の女性に渡す。

 

「夢を追う男…五代 雄介… 2000の技を持つ者!?」

 

目の前の女性はその渡された紙の内容を読む。

 

「なるほど、お前は外来人か。」

 

目の前の男に女性は何か分かった様に言う。

 

「外来人……?いや俺北海道出身なんだけど……?」

 

「話しは、一度お前を人里に送ってからだ、今は夜中で危ないからな。それと私の名前は上白沢 慧音だ。」

 

慧音と雄介がそれから歩き始めて、数分後、慧音は上空に、蝙蝠の様な妖怪を見つける

 

しかし、その妖怪からは凄まじい殺気が漏れていた。慧音は危険と判断し、雄介を置いてその場から走り出す。

 

「慧音さん?どうしたんですか?」

 

雄介の声も届かず、雄介の前から慧音が見えなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「遅かったか………」

 

慧音が来た頃にはその場所は死体で埋め尽くされていた。全員の首元には、牙が刺さったかの様な傷が、二箇所出来ていた。

 

慧音はこの時後ろを見ていないのが致命的だった。

 

「!?」

 

後ろを振り返った時にはもう遅く、蝙蝠の妖怪が目と鼻の先まで来ていた。そして慧音に攻撃しようとする。

 

しかし、その攻撃は阻まれた、突如現れた雄介の拳によって。

 

「大丈夫ですか!?慧音さ……!!」

 

蝙蝠の妖怪は多少驚いているが、すぐに雄介に攻撃を仕掛け

た。

 

雄介はその場で倒れ、蝙蝠の妖怪は慧音の方向へ近づく。

 

「……!」

 

慧音は弾幕を繰り出すが全く効いていない。

 

そしてまた雄介が、フラフラの状態で、妖怪の足止めをしようと慧音の前に出る

 

「雄介!もうやめろ!このままだといずれ死んでしまうぞ!!」

 

雄介は慧音の注意も聞かず、また妖怪に向かっていく。そしてまた立ち上がっては倒されていく。

 

「何故なんだ!どうして戦うんだ!」

 

慧音は泣きながら雄介に問いかける。

 

「昔……誓ったんだ……」

 

「え……?」

 

雄介の答えに慧音は驚く。

 

「昔……約束したんだ……こんな奴らのために……これ以上……誰かの涙は見たくないって……皆に笑顔でいてほしいって……俺は……誓ったんだ!!」

 

「慧音さん……見ててください!俺の変身!!」

 

雄介の腰にはベルトが巻かれる、過去の戦いで傷ついたそのベルトには傷は一つも付いておらず、夜の暗闇の中で輝く。そして雄介の顔には、迷いや恐れは無く、固い決意の表情が現れた。

 

雄介はポーズを取り叫ぶ

 

「変身!!」

 

雄介の身体は変わり赤い戦士に変わる。

 

「ジガギ・ズシザバ・クウガ!!」

 

妖怪は謎の言葉を喋るが雄介は気にもしない。

 

妖怪の身体に何発も拳を放ち妖怪を弱らせる。

 

そして妖怪を追い詰めていく。

 

その時夜が開け始め、その妖怪は驚き逃げ出してしまった。

 

「また……取り逃した……」

 

しかし慧音の後ろには蜘蛛のような妖怪が近づいており慧音はそれに気づかなかった。

 

しかし雄介はその存在に気づいており、慧音の後ろの敵に、封印エネルギーを収束し、熱を帯びた右足でマイティキックを繰り出す。

 

「うぉりゃあああああ!!」

 

掛け声と共にキックが当たり、妖怪の身体を伝いゲドルード 内部の魔石ゲブロンに到達、そして爆散する。

 

爆発が終わり、変身を解いた後の雄介の顔は何故か暗かった。

 

慧音はその状況を遠くから見る事しか出来なかった。

 

 

 

 

 




キャラ説明とか作ろうと思います。

次回は紅魔異変だ〜!!

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