クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

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遂に20話まで行きました。これも皆さんのお陰です。

けれど、紅魔館での物語はまだまだ終わらない。





第二十話 鏡面を探せ

紅魔館 大図書館

 

 

「氷……ケホッ……あのバカ妖精の作った氷は何処よ!」

 

「パチュリー様!そんなに叫ばないでください!危ないですよ!………うわぁっ!」

 

パチュリーが急いでチルノが作った氷を探す中、小悪魔が思いっきり転ぶ

 

「うるさいっ…小悪魔も転んでないで早く探して、あの仮面ライダーがいつまで時間を稼いでくれるか分からな……っ!?」

 

パチュリーは先ほど自分を助けてくれたライダーの方を見る、すると見えたのは大量のイモリ型の妖怪に手を焼いている龍騎の姿だった。

 

「何であんなに居るのよ…1匹見つけたら沢山いるとか…ゴキブリじゃないんだから……」

 

「造形も仮面ライダーとは全然違いますね…ミラーモンスターでしたっけ……気持ち悪いです……ってパチュリー様!アレじゃないですか?仮面ライダーが言ってた氷って!」

 

小悪魔が指を指す方向にあったのは、天井の照明に反射してキラキラと、床の方に広がっていた氷の鏡面だった。

 

「私の本は無事かしら?早く溶かすわよ……っ!?」

 

パチュリーは氷の鏡面に近づく……しかし、近づいた瞬間、鏡面に決して見えてはいけない存在がみえてしまった。

 

「パチュリー……様……っ!」

 

小悪魔はその鏡に映る存在に気づき、パチュリーを庇うように前に出る。

 

「………」

 

鏡の中の存在がパチュリー達に気づいた。すると、鏡の中から真っ黒な妖怪が現れる。

 

「不気味な造形ね……手に持ってるその武器もね。」

 

パチュリーは目の前に居るミラーモンスターに向けて話す。若干声が震えている気もする。

 

「……キュイッ……」スッ

 

ミラーモンスターは素早い動作で、パチュリー達に向けて上部にノコギリ状の刃が2本付いた杖を構える。

 

しかし、杖がパチュリー達を貫こうとする瞬間、巨大なレーザー現れる。

 

 

恋符 「マスタースパーク」

 

 

巨大なレーザーは瞬く間にミラーモンスターに向かって行き、ミラーモンスターは光の中に消えていった。

 

「…人間が作る魔法も偶には役にたつじゃない…魔理沙って言ったかしら?とりあえず恩に着るわ」

 

レーザーを打ったのは、先ほど自分達と戦った人間の魔法使いだった。

 

「声も体も震えてた癖に何言ってるんだぜ?それと、ミラーモンスターが出る前に、この氷溶かさないとダメって真司が言ってたからな。」

 

魔理沙はニヤニヤとパチュリーに近づく。どうやらあの龍の仮面ライダーから事情を聞いていた様だ。

 

「さぁ、さっさと溶かそうぜ。」

 

「そうね」

 

 

火符 「アグニシャイン」

 

 

パチュリーのスペルカードが床1面に張られた氷を溶かす。

 

「…とりあえず、これで大丈夫ですかね。」

 

氷が溶けて、小悪魔が安心したのか背伸びをし、視線を上に向ける。

 

「………あっ……」

 

すると見えてしまったのだ、天井部分に張り付き、様子を伺っている存在が

 

 

 

 

 

 

 

 

鏡の世界に帰ったと思われたモンスターの姿が、そこにあった。

 

 

 

 




(OHO)はい、皆大好きゲルニュートさんが満を持して登場致しました。

(OMO)誰? と思う方は是非検索してくれ。

(OHO)何故か挿入歌が特別仕様になってて、龍騎の中じゃ結構有名なミラーモンスターですよね。

(OMO)本編以外にも、ドラゴンナイトや仮面ライダーバトライド・ウォー、ディケイド劇場版にも登場している。

(OHO)それと、もう片方のミラーモンスターはギガゼールさんですね。

(OMO)槍っぽい杖を使う怪人だな。それと、ミラーモンスターは現実世界じゃ生きれない設定は何処へやら。

(OHO)ディケイド版のゲルニュートさんは、10分以上現実世界で粘ってたのでまぁ矛盾はないかと……

(OMO)とりあえず長くなりそうだからここら辺で締めるぞ。

(OHO)読んでくださりありがとうございました!(OMO)

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