クウガとアギトと龍騎と剣(ブレイド)が幻想入り 東方仮面英雄伝 平成仮面ライダー×東方   作:名無しのライダー

2 / 22
( OwO)ウェーイ!!(第二話始まるよ)



第二話 運命と戦い続ける不死身と運命を操る吸血鬼

「えーと…ここ何処だろ…」

 

剣崎 一真は道に迷っていた。 何処を見ても自分知らない景色ばかりで、うんざりしていた。

 

「何でゴミ拾いの仕事帰りに、道に迷うんだよ!!」

 

「……えぇ!?」

 

すると剣崎は突然現れた、真っ赤な館に驚き拍子抜けた声を出した。

 

「なんだ?あの目に悪い色の館は?そうだ、あの館の人に道を教えて貰おう。」

 

そう言うと剣崎は館に向って走りだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、剣崎が向かっている、紅い館 紅魔館 の中では、レミリア スカーレットが一つの運命を察知していた。

 

「………? 何か奇妙な運命を迎えたものが近づいて来るでも、どんな運命か分からない。なんで?」

 

「咲夜」

 

レミリアがそう呼ぶと、一瞬にしてメイド服をきた女性が近くに現れた。

 

「お呼びでしょうか。お嬢様」

 

「美鈴に、客人が来たら、私の部屋に案内するようにと伝えて。」

 

「かしこまりました。その伝えときます。」

 

「ふふ、面白くなって来たわね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「改めて見ても目に悪い色だなぁ。」

 

(門の前に誰か居る。もしかして、この館の関係者かな?)

 

剣崎はそう思うと、門の前に居た人物に話しかけた。

 

「すみません、ちょっと道に迷っちゃって、道を教えてくれませんか?」

 

剣崎がそう言うと返ってきた返事は……

 

「ぐぅ~」 ( ˘ω˘ )。○()

 

「ウェッ?」 Σ(0w0 )

 

一瞬奇妙な会話が繰り返されたが、剣崎の背後から何かが飛んで来た

 

グサ

 

「ハァゥ!?」

 

寝ていた人物の額にナイフのような物が突き刺さった。

 

ナイフが突き刺さった人物は床に倒れた

 

「すみませんでした。無礼なことを門番がしてしまって。」

 

ふと、後ろを向くと、銀髪でメイド服を着た女性がその場所にたっていた。

 

「私はこの館のメイド長をしております十六夜 咲夜と申します。お嬢様から、貴方を紅魔館に案内しろと、ご命令されています。」

 

剣崎は何がなんだか分からず取り敢えず咲夜についていくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……アレ?中は思ってより広いな〜。」

 

「そうかしら?普通にこのくらいの広さだと思うんだけど……」

 

剣崎がそう言うと、咲夜は当たり前のように話す。

 

もしかしたら、俺が安いアパートで生活してからかな?

 

剣崎がそう思うと、咲夜が話しかけてくる。

 

「剣崎さん、お嬢様の部屋につきました。」

 

「わかった。ありがとうございます、咲夜さん」

 

剣崎がドアを開ける、後ろを見ると、咲夜さんは既に消えていた。

 

 

案内された部屋に入ると一人の少女が話しかけて来る

 

「ごきげんよう、剣崎 一真 いや、仮面ライダー剣と言った方がいいのかしら?」

 

突然、目の前にいた少女が自分の過去の名前を言ってきた。

外見は天音ちゃんぐらいの子供なのに、話し方は妙に大人ぶっている。いや、天音ちゃんも大人ぶっている話し方だった気がするけど。

 

「なんでその名前を!?確かに虎太郎の書いた小説が存在するから、仮面ライダーの存在を知ってる人は少なく無いと、思うけど……」

 

剣崎は約8年前に一人の戦士として戦っていた。人間の剣となるために……そして「人間」の友を助ける為に。

 

剣崎がレミリアにそう言うと、レミリアは言い返した。

「私は別にあなたの過去を知りたくは無いの、知りたいのは、その仮面ライダーに隠された、あなたのもう一つの隠された運命よ。」

 

レミリアがそう言うと、剣崎の表情が暗くなる。

 

 

剣崎は何も答えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八年前

 

「剣崎………俺とお前は………戦うことでしか分かり合えない存在だ!」

 

「始……」

 

記憶が蘇る、それは昔、「人間」の友と戦った記憶。

始と呼ばれた男は、カマキリが描かれたカードを取り出す

 

剣崎と呼ばれた男は、カブト虫が描かれたカードを取り出す

 

 

 

「変身………」 ♥ 《CHANGE》

 

「変身!!」 ♠ 《TURN UP》

 

一人は黒い装甲の化物、ジョーカーアンデットに変わる。

 

一人は鋼の鎧を纏った戦士、ブレイドに変わる。

 

 

二人は戦いそれぞれ悩んでいた。

 

剣崎が始に勝てば、人間の平和が訪れる、しかし始は一生カードの中に封印されることになる。

 

始が剣崎に勝ってしまえば、始は人間としてこれからも生きることが出来るが、ジョーカーが勝ってしまったことで、世界の種族が全て消えてしまう。

 

剣崎は悩んだ、人間も始もどちらしか助けることができないことを。

 

すると、剣崎は一つの答えにたどり着く

 

剣崎は変身を解く、剣崎の頬からは血が流れている。緑色の血が…

 

「剣崎……お前!」

 

始も変身を解く。

 

剣崎はジョーカーアンデットになった、始と人間を助ける為に………。

「運命と戦うのは俺だけでいい……始…お前は人間として生きろ。」

 

剣崎は笑顔でそう言うと、その場から消え、その場所にいたのは始だけになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと、何ボーッとしてるのよ。」

 

さっきから、突っ立っている剣崎に向ってレミリアが少し怒りながら言う。

 

「!?」

 

剣崎が驚く

 

「いや、ちょっと、考え事してて……」

 

「人に質問されてるのに、自分は考えこと?自己中ね。」

 

レミリアはそう駄々をこねる。

 

「で?答えは?」

「答え?」

 

「質問の答えよ、あなたの隠された運命についてよ。」

 

「うん………俺は………」

 

剣崎が質問に返事をしようとすると……

 

「お嬢様!お屋敷に化物が!」

 

咲夜が物凄いスピードで飛んできた。

 

「何?咲夜?今大事な話をしてるんだけど……それに妖怪だったらあなたの能力で倒せるでしょ?」

 

「確かに、私の能力で何度も倒しましたよ!でも全然倒れないんですよ!!」

 

咲夜が焦りながらそう答える

 

「どうゆうこと?」

 

「つまり不死身なんですよ!」

 

その言葉を聞いた瞬間、剣崎はその場から、走りだした。

 

「あ、ちょっと剣崎!?どこ行くの?」

 

「ごめん、レミリアさん。俺行かなきゃ」

 

剣崎はそう言うと、紅魔館の入口に走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館 入口

 

「なんで倒れないんですか!?」

 

紅魔館の入口では門番の 紅 美鈴 が未知の化物と交戦していた。

 

しかし化物は全く疲れず、美鈴に向って行く、一方、美鈴はだんだん疲れが見え始めてきた。

 

遂には美鈴に攻撃に追いつけなくなり、化物の攻撃を喰らってしまう瞬間………

 

「アレ?」

 

一人の男が、化物の攻撃を防いでいた。

 

その男は化物に近づいていく。

 

「危ないですよ!しかもその化物、倒しても復活してくるし……」

 

美鈴が注意を呼びかける、しかし男はこう答える。

 

「大丈夫ですよ。こいつは俺の専門だから。」

 

男はそう言うと、ポーズを取る。

 

今までと違うのは、自分が変身する姿である。

 

しかし八年経っても変わらないことがある。彼の誰かを護るという覚悟である。

 

「変身!!」 ♠《CHANGE》

 

剣崎はジョーカーに変身する、美鈴が驚いているが、そんなことは考えずアンデットに向って行く。

 

 

「ウ”ェィ」

 

剣崎がアンデットに攻撃をする何度も何度も攻撃していくうちにアンデットがだんだん弱っていく。

 

「凄い…」

 

美鈴が驚く、当たり前だ自分が格闘術で歯が立たない相手をいとも簡単に翻弄している。

 

「ウ”ェ!!」

 

剣崎が力を溜めアンデットに攻撃すると、アンデットは怯み、その場に倒れる。

 

そして、ジョーカーだけが持っている能力、強制封印でアンデットをカードに封印する。

 

そして剣崎は変身を解く。

 

美鈴が怯え、咲夜がレミリアの前で戦闘態勢に入っている。

 

当たり前だ、人間が見たことも無い化物に変身し、自分達が倒せなかった相手を簡単に倒したのだから。

 

しばらくすると、レミリアは咲夜をどかし、剣崎に近づいていく。

 

「それが、私が見えなかったあなたの運命………」

 

レミリアが剣崎に問う、剣崎は何も言わない。

 

「まぁ、いいわ、あなたが人間でも、化物でも……」

 

レミリアは笑顔でこう言った。

 

「幻想郷は全てを受け入れる。」

 

「え…?」

 

剣崎は不思議そうに言う。

 

「この世界のことあなたは分かってないと思うけど、この世界は様々な種族が暮らしている。私の種族も吸血鬼よ。

だから、あなたの存在はこの世界では罪ではない。」

 

レミリアは剣崎を真っ直ぐ見て、そう伝える。

 

「それに私はまだ、あなたの運命を全て知ってはいないの。」

 

レミリアはそう言うと

 

「あなた、ここに住みなさい。」

 

剣崎は驚く。レミリアは続けて言う。

 

「ここで生活していけば、幻想郷がどんな世界かわかるはずよ。だから、ここに住みなさい。」

 

無茶苦茶だ、剣崎はそう思った。だが、何故か自分の運命をレミリアに話したいと思い、静かに頷く。

 

「そうと決まったら、まずはあの化物について話してもらうわよ。」

 

レミリアがそう言うと、剣崎は後をついて行った。

 

 

 

 

 

運命は変えられない、誰かがそう言った。

しかし彼は変えられない運命を変えた。

そして今も彼は何処かで戦っている、変えた運命と……

 

 




どうも、名無しのライダーです。
最後まで見てくれてありがとうございます!!
次回は龍騎、城戸 真司 という馬鹿が登場します。
戦っても生き残れない!!

後、剣崎がウェィをいうタイミングは変身時とネタだけにしよう。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。